開催国オーストラリアがGS逆転首位突破! 大声援の後押しで五輪金カナダを4発撃破、敗退に追いやる【2023女子W杯】

2023.07.31 21:10 Mon
Getty Images
31日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループB最終節の2試合が同時刻キックオフで行われ、オーストラリア女子代表とナイジェリア女子代表の決勝トーナメント進出が決定した。

最終節前の段階で首位に勝ち点「4」のナイジェリア、2位に同じく「4」のカナダ女子代表、3位に「3」のオーストラリア、4位に「0」のアイルランド女子代表という順位のグループB。最終節はカナダvsオーストラリア、アイルランドvsナイジェリアが行われた。

まずは東京オリンピックで金メダルに輝いた優勝候補の一角・カナダと開催国・オーストラリアによる一戦。カナダは引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まり、敗戦なら他会場の結果次第に。オーストラリアは勝利すれば文句なし、引き分けなら他会場次第、敗戦は許されないという状況だ。
ホームの大声援に後押しされるオーストラリアは立ち上がりから縦への意識が非常に強く、ボール奪取後は多くの選手が前線へ走る。カナダはオーストラリアの心理面を認識してか、様子をうかがうかのように落ち着いてボールを回す。

先制点は気迫でカナダを凌駕したオーストラリア。開始9分、左サイドからのグラウンダークロスを受けたヘーリー・ラソがボックス中央から強烈な右足シュートをゴール左隅へ突き刺す。当初はオフサイドと判定されるも、VARオンリーレビューの末にゴールが認められた。
オーストラリアの気迫は先制後も衰えず。34分にメアリー・ファウラーのゴールがVARオンフィールドレビューで取り消されて間もない39分、左CKからゴール前で混戦が生まれると、最後はラソが強引に詰め込んで追加点に。またしてもVARが介入したが、今度はしっかり認められた。

同時刻キックオフのアイルランドvsナイジェリアが0-0で推移するなか、このまま行けばグループ3位で敗退となるカナダはハーフタイムに4枚替えを敢行する。

それでも、オーストラリアが58分にさらなる追加点。ケイトリン・フォードが左サイドからボックス内まで独走すると、ゴール正面でラストパスを受けたファウラーが左足ヒールで流し込み、リードはとうとう3点となった。

オーストラリアは後半アディショナルタイム3分にもステフ・キャトリーがPKを沈めて4-0に。結局、様子見の意識が強かったカナダを立ち上がりから気迫で凌駕して4-0と勝利。アイルランドvsナイジェリアの結果にかかわらず、順位表でカナダを上回ることが決定し、自力で決勝トーナメント進出を手繰り寄せた。

一方で、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まるナイジェリアは敗退決定済みのアイルランドと0-0のゴールレスドロー。この結果、首位をオーストラリアに譲る形となったが、2位でのグループステージ突破が決定した。

グループB首位通過のオーストラリアはラウンド16でグループDの2位、2位通過のナイジェリアはグループDの1位と対戦することに。グループDは最終節を残して突破チームが決定しておらず、現段階では1位・イングランド女子代表、2位・デンマーク女子代表、3位・中国女子代表、4位・ハイチ女子代表という順位になっている。

五輪女王として今大会に臨んだカナダは、残念ながらグループステージで姿を消すことに。落ち着いたゲームへの入り方が仇となった。

カナダ女子代表 0-4 オーストラリア女子代表
【オーストラリア】
ヘーリー・ラソ(前9、前39)
メアリー・ファウラー(後13)
ステフ・キャトリー(後45+3)

アイルランド女子代表 0-0 ナイジェリア女子代表

◆グループB最終順位
(勝ち点、得失点差)
1.オーストラリア 6pt +4
2.ナイジェリア 5pt +1
ーー決勝トーナメント進出ーー
3.カナダ 4pt -3
4.アイルランド 1pt -2

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豪女子代表主将が米女子代表MFと交際公表! 東京五輪の3位決定戦後には親密な姿

オーストラリア女子代表FWのサム・カー(27)がアメリカ女子代表MFクリスティ・ミューイス(30)と交際していることを明かした。 カーはオーストラリア女子代表の主将を務め、東京オリンピックに参加。ここまで代表通算99試合に出場し48ゴールをマーク。歴代最多得点の記録を保持している。 一方のミューイスは、妹のサム・ミューイスとともにアメリカ女子代表として東京オリンピックにも出場。2014年には3カ月の短期契約ではあったが、なでしこリーグの伊賀FCくノ一三重でプレーした経験もある。 2人は東京オリンピックの3位決定戦で対戦。試合はカーがゴールを挙げたものの、4-3でアメリカが勝利していた。試合後には2人がピッチに寝そべりながらハグを交わす場面もあった。 カーは9日、自身のインスタグラムを更新。ミューイスとキスしている写真とともにハートの絵文字を投稿すると、ミューイスもハートの絵文字で応じ、自身のインスタグラムのストーリーでカーとの2ショットを公開。関係を公にした。 『FOX Sports』によると、2人の交際は東京オリンピックの前から始まっていたとのことだ。 <span class="paragraph-title">【写真】カーとミューイスの2ショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/GettyImages-1332471780.jpg" style="max-width:100%;"></div> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CSVjck4JPD5/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="13" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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故障者続くオーストラリア女子、同国メディアはパリ五輪へ向け危機感「サイレンが回っている」

ケガ人続出のオーストラリア女子代表を危惧する声が、現地『ABC』から挙がっている。 2023女子ワールドカップ(W杯)では"ホーム"の大声援を受け、過去最高成績となる4位に入ったマチルダスことオーストラリア女子代表。パリ・オリンピックアジア最終予選でもウズベキスタン女子代表を圧倒し、3大会連続5度目の本戦出場を決めている。 オリンピックでは前回の東京大会を越えるベスト4入りが期待されるが、ここにきてケガ人が相次いでいる。 絶対的エースのFWサマンサ・カー(チェルシー)はヒザの前十字じん帯損傷のため、先の最終予選にも出場せず、オリンピック本大会も難しい状況だ。 さらに、MFカトリーナ・ゴリー(ウェストハム)は3月FA女子スーパーリーグ(FAWSL)での足首負傷を受けて手術。今季の離脱が発表されている。DFクレア・ハント(パリ・サンジェルマン)も疲労骨折で直近の女子チャンピオンズリーグ(UWCL)を欠場。DFコートニー・ネビン(レスター・シティ)は股関節の違和感でこちらもリーグ戦を欠場し、3選手とも10日のメキシコ女子代表戦へ向けたメンバーには招集されていない。 加えて合流直前にはDFアイビ・ルイク(ヘッケン)もハムストリングの負傷で招集を辞退。2023年6月以来の代表復帰を果たしたFWエミリー・ギールニク(メルボルン・ヴィクトリー)も合宿中にはふくらはぎのケガで離脱を余儀なくされた。 じわじわとチームを蝕む負傷を、『ABC』は「最近の相次ぐ負傷者は赤信号の点滅というよりは、うめき声​​を上げながら回るサイレンのようなもの」と形容。パリ・オリンピック本番へ向けて危機感を募らせる。 そして、「怪我によってこれほど深刻な危機に直面しているのはオーストラリアだけではない」とも警鐘を鳴らす。トップクラスの選手は、強度の高いクラブでの試合と代表戦を休む間もなく繰り返しており、回復が追い付かなくなっていると指摘する。 オリンピックの登録メンバーは通常よりも少ない18人で、日程も詰まっている。トニー・グスタフソン監督が頭を悩ませる事になるだろうが、多くの国にとっても他人事ではないだろう。 2024.04.09 20:45 Tue

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