「受ける印象が違う」FC東京MF松木玖生の退場は妥当? 家本政明氏がVARチェックの映像に言及「違う映像ならイエローにも思える」

2023.06.06 13:20 Tue
©超ワールドサッカー
元国際審判員の家本政明氏が、FC東京vs横浜F・マリノスで起きた事象を解説した。6日、『DAZN』は『Jリーグジャッジリプレイ2023 #15』を配信。ゲストには南葛SCでプレーする元日本代表のDF今野泰幸氏、元日本代表DF関口訓充氏、そして家本氏が迎えられた。

今回の「ジャッジリプレイ」では3つのシーンが取り上げられた中、話題となったのは、FC東京vs横浜FMの67分のシーンだ。
このシーンではFC東京のディエゴ・オリヴェイラが右サイドを仕掛けると、畠中槙之輔が対応。ボールを奪うと、縦につける。マルコス・ジュニオールにパスが入るが、これを松木玖生が奪いに行き、身体を入れて奪い返すことに。ターンする際に右腕がマルコス・ジュニオールの顔面に入った。

主審はファウルを取らずそのままプレーを続行。ただ、ボールが切れた後にVARが介入。主審のオンフィールド・レビューが終わると、ノーファウルだったものが一発退場に変更。アルベル監督も怒りを露わにするなどし、FC東京の選手たちも判定に納得がいかず抗議。ただ、判定は覆らず、1試合の出場停止処分が課された。
このシーンについて今野氏は「僕も何回も見ましたが、レッドカードかなと思いました」とコメント。「松木玖生選手は左手で相手の位置を確認していて、どこにいるかはなんとなく分かっている。押されればファウルだが、松木選手は強いのでぶつかろうとしたのかなと。このプレーは要らなかったし、クリーンヒットしちゃっているので、仕方ないのかな」と語り、「腕を振り上げちゃダメだった」と、要らない行為だったとした。

関口氏は「僕が松木選手だったら、後ろから来られているので、体をぶつけて一回抑えたいかなと思います。そのところにちょうど顔があったのかな。イエローかレッドかなと」とコメント。レッドとはいえないが、イエローカードは出しても良かったのではないかとした。

これに対し家本氏は「映像のアングルによって受ける印象が違うのが正直なところ」と、VARがチェックして主審に見せる映像によって差があるとした。

「レフェリーが映っている全体のアングルでは、レフェリーちゃんと見えているじゃんと思いますが、経験から言うとちゃんと見えていない。副審は体が被っているので見えていないので懲戒罰を現場で決めるのは難しい」

「腕を抑えているような、レッドカードには感じない。ただ、VARからリコメンドされた映像では、強く振っているように見えていて、ヒジが顔に当たっているので、過剰な力が働いているように見える」

「100%レッドカードではないが、80%ぐらい、(レッドカードの)ボーダーラインではあるかな」

家本氏はレッドでもおかしくはないが、しっかりとジャッジするために色々な映像を見たかという点に注目。「中継映像を見る限りは、行ってちょっと見て、意識決定をしている」と、主審のオンフィールド・レビューの行動について語り、「もうちょっと真剣に見てよと思う人もいるかもしれない」とファン心理を理解。「VARが送った映像だけを見ると、過剰な力が働いたように見えやすいのでそういう判断になる。違う映像だとイエローと判断する主審が多くなるのかなと」と、見え方の違う映像を主審が確認していれば、判定も変わった可能性が高いだろうとした。

また、そもそも「イエローカードが出ていれば」という前提で考えた場合、「仮にイエローカードが出ていた場合にVARが介入できるかといえば、VARが入らなかった可能性は強いとも言える」とコメント。ちゃんと見えていない以上難しい場面ではあるが、主審がピッチ上でジャッジを下していれば、違う結末だった可能性があるとした。

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【明治安田J1第13節まとめ】京都がG大阪に敗れ首位陥落…横浜FCに3発快勝の鹿島が首位、名古屋下した柏が2位に浮上

29日に明治安田J1リーグ第13節の8試合が各地で行われた。 <h3>【FC東京vs清水】清水がアウェイで快勝し3連勝</h3> 前節9試合ぶりの勝利を挙げるも16位と苦しむFC東京と、連勝中の7位・清水エスパルスの対戦となった。 試合は立ち上がりから互いに攻め込んでいく展開となる中でゴールが遠い状況。そんな中43分にこぼれ球に反応した乾貴士を遠藤渓太がボックス内で倒しPKを与えると、北川航也がしっかりと右隅に決めて清水が先制して折り返す。 後半に入っても互いが攻め合う展開に。FC東京もゴールに迫っていく中、清水が粘り続けると79分にカウンターから乾がドリブルで仕掛けてシュート。これが相手に当たってコースが変わり追加点となり、清水が3連勝を果たした。 <h3>【名古屋vs柏】柏が上位に食らいつく逆転勝利で2位浮上</h3> 18位の降格圏に位置する名古屋グランパスと4位で首位を窺う柏レイソルの一戦となった。 試合は開始2分に名古屋が先制。キックオフから攻め続けると、左サイドからのクロスのこぼれ球を稲垣祥が左足ミドルで決め切る。 幸先の良いスタートとなった名古屋は、勢いに乗りマテウス・カストロや稲垣がゴールに迫るもポストに嫌われて追加点を奪えない。すると33分、柏はボックス内で激しいデュエルからボールを奪うと、山田雄士が流し込み同点となり、試合を折り返す。 すると50分、柏は三丸拡、木下康介とパスを繋ぐと、ジエゴがボックス内左からクロス。走り込んだ細谷真大がダイレクトで合わせて逆転に成功。名古屋はこの試合4度もポストにシュートが嫌われるなど決定力を欠き、柏が逆転勝利を収め2位に浮上した。 <h3>【湘南vs福岡】両者譲らずにゴールレスドロー</h3> 前節は土壇場の勝利で12位に浮上した湘南ベルマーレと5位のアビスパ福岡の一戦。福岡には秋野央樹、岩崎悠人、名古新太郎、ウェリントンと古巣対決となる選手が先発した。 互いに積極的なプレーは見せるものの、連戦の影響もあるのかあまり多くの決定機は作れず。後半はホームの湘南が押し込み、何度となくゴールに迫るものの得点は生まれず。ゴールレスドローに終わった。 <h3>【G大阪vs京都】</h3> 14位のガンバ大阪と首位の京都サンガF.C.の一戦。首位に立つ京都は3連勝を目指す戦いとなったが、立ち上がりからペースを握ったのはG大阪だった。 10分、G大阪は自陣からカウンター。右サイドでパスを受けたデニス・ヒュメットがドリブルで仕掛けると、低空クロスをボックス内中央で宇佐美貴史がダイレクトボレー。これが決まり、G大阪が幸先良く先制する。 スタンドは大きな盛り上がりを見せる中、追加点もG大阪に宇佐美が左のスペースにパスを出すと、これを受けたデニス・ヒュメットがドリブルスタート。そのままカットインし自ら決め切って追加点を奪う。 ヒュメットの加入後初ゴールを含め、1ゴール1アシストの活躍を見せる。首位を守るためには負けられない京都は34分にゴール。浮き球のパスを松田天馬がボックス内で粘ると、上がってきた須貝英大がボックス内右からグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだ米本拓司がヒールで流し込み1点を返すことに。後半はゴールが生まれず、2-1でG大阪が勝利して京都は首位陥落となった。 なお、首位に浮上したのは鹿島アントラーズ。2位で迎えた中で横浜FCを相手に躍動。前半こそ0-0だったが、チャヴリッチ、鈴木優磨、オウンゴールと3ゴールを奪い首位に浮上した。 <h3>◆明治安田J1リーグ第13節</h3> ▽4/29(火) FC東京 0-2 清水エスパルス 【清水】 北川航也(前45+1) 乾貴士(後34) 横浜FC 0-3 鹿島アントラーズ 【鹿島】 チャヴリッチ(後4) 鈴木優磨(後22) オウンゴール(後32) 名古屋グランパス 1-2 柏レイソル 【名古屋】 稲垣祥(前2) 【柏】 山田雄士(前33) 細谷真大(後5) ファジアーノ岡山 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 綱島悠斗(後21) サンフレッチェ広島 0-1 アルビレックス新潟 【新潟】 ミゲル・シルヴェイラ(後40) 湘南ベルマーレ 0-0 アビスパ福岡 ガンバ大阪 2-1 京都サンガF.C. 【G大阪】 宇佐美貴史(前10) デニス・ヒュメット(前27) 【京都】 米本拓司(前34) セレッソ大阪 1-2 FC町田ゼルビア 【C大阪】 チアゴ・アンドラーデ(後45+6) 【町田】 オ・セフン(後4) ドレシェヴィッチ(後33) <span class="paragraph-title">【動画】柏のエース・細谷真大が勝利へ導く決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917102416970842175?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.29 18:30 Tue
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FC東京のFW山口太陽が約8週間の離脱…U-22Jリーグ選抜の活動中に負傷

FC東京は4日、FW山口太陽の負傷を報告した。 クラブの発表によれば、山口は4月22日に行われた「JFA/Jリーグポストユースマッチ」におけるU-22Jリーグ選抜の活動中に負傷。その後、右足関節前距腓靭帯損傷・踵腓靭帯損傷・三角靭帯損傷と診断された。 全治は受傷日より約8週間を要する見込みだという。 2023年にU-17日本代表にも招集された山口はU-15むさしからFC東京の下部組織に在籍し、今シーズンからトップチームに昇格。ここまでトップチームでの公式戦出場はない。 2025.05.04 15:25 Sun
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FC東京トップチームにFW山口太陽が来季昇格内定 2種登録も完了

FC東京は16日、同クラブU-18からFW山口太陽(17)の来季トップチーム昇格内定を発表した。 2023年にU-17日本代表歴を持つ山口。U-15むさしからFC東京で成長を続け、来季からトップチーム入りを果たす。 さらに、残る今季からトップチームに2種登録される運びとなり、クラブの公式サイトに喜びの思いと決意を綴った。 「2025シーズンからトップチームに昇格することになりました山口太陽です。サッカーを始めた時から夢みてきたプロサッカー選手というキャリアを、東京という素晴らしいクラブでスタートできることを嬉しく思います。今まで自分に関わっていただいたすべての人に感謝して、サッカーで恩返しできるように全力でプレーします。東京の力になれるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」 2024.08.16 15:20 Fri

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