チェルシー、次の監督は慎重に選ぶ? ナーゲルスマンやポチェッティーノの他にも日本人指導の2人が候補に
2023.04.04 11:55 Tue
電撃的にグレアム・ポッター監督を解任したチェルシー。後任監督の候補は多数いるようだが、夏まで待つつもりのようだ。
コーチを務めていたブルーノ・サルトール氏を暫定指揮官に就任させたが、このままシーズン終了まで指揮を執り続ける可能性も十分にある状況だ。
そのチェルシーだが、バイエルンを去ったユリアン・ナーゲルスマン氏や、昨シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)を去り、フリーになっているマウリシオ・ポチェッティーノ氏、スペイン代表監督を退任したルイス・エンリケ氏などが浮上する中、新たに2人がリストに加わったという。
アモリム監督は、ヨーロッパでも将来が有望視されている青年監督。カーザ・ピアで監督キャリアをスタートし、ブラガの指揮を執った後、2020年3月からスポルティングを率いている。
今シーズンはヨーロッパリーグ(EL)でベスト8に残っている状況。プリメイラ・リーガでも4位に位置しており、日本代表MF守田英正を指導している。
一方のグラスナー監督は、LASリンツ、ヴォルフスブルクで監督を務め、2021年7月からフランクフルトを指揮。2021-22シーズンはELで見事に優勝。日本代表MF鎌田大地、MF長谷部誠と共に仕事をしている。
アモリム監督は2026年夏まで、グラスナー監督は2024年夏まで契約を残しているが、高く評価されているという。
多くの選手を抱え、財政的にも厳しい中で夏には戦力のスリム化を図ることになるチェルシー。果たして、指揮官は誰になるのか注目が集まる。
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イギリス『ガーディアン』によればスポルティングCPのルベン・アモリム監督(38)とフランクフルトのオリバー・グラスナー監督(48)が候補とのこと。共に日本人選手を指導している2人の招へいを目論んでいるという。
アモリム監督は、ヨーロッパでも将来が有望視されている青年監督。カーザ・ピアで監督キャリアをスタートし、ブラガの指揮を執った後、2020年3月からスポルティングを率いている。
今シーズンはヨーロッパリーグ(EL)でベスト8に残っている状況。プリメイラ・リーガでも4位に位置しており、日本代表MF守田英正を指導している。
一方のグラスナー監督は、LASリンツ、ヴォルフスブルクで監督を務め、2021年7月からフランクフルトを指揮。2021-22シーズンはELで見事に優勝。日本代表MF鎌田大地、MF長谷部誠と共に仕事をしている。
アモリム監督は2026年夏まで、グラスナー監督は2024年夏まで契約を残しているが、高く評価されているという。
多くの選手を抱え、財政的にも厳しい中で夏には戦力のスリム化を図ることになるチェルシー。果たして、指揮官は誰になるのか注目が集まる。
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