40歳バースデーフォトに川島永嗣が多数!? 参加者が本人のお面被って祝福

2023.03.23 20:45 Thu
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40歳を迎えたストラスブールの元日本代表GK川島永嗣が、周囲への感謝を綴った。川島は2001年に大宮アルディージャへ加入し、名古屋グランパス、川崎フロンターレを経て2010年にベルギーのリールセに完全移籍。ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。

その後は、スタンダール・リエージュ、ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)、メス(フランス)に所属。2018年からストラスブールでプレーしている。
日本代表としても2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)での抜擢から、2014年のブラジルW杯、2018年のロシアW杯でもゴールを守り、カタールW杯でもメンバー入り。出番はなかったが、精神的な支柱としてチームを支えていた。代表通算95試合に出場した大ベテランは、大会終了後の2022年末に日本代表からの引退を発表していた。

20日に40代へと突入した川島は、22日に自身のインスタグラムを更新。誕生日パーティーでは、参加者が川島のお面を被って祝福した。

「自分一人では人生は完結しないように、日々沢山の人に支えられて自分がいるのだと再認識。これからも一日一日を精一杯生きていきたいと思います」

「皆さんいつもありがとうございます。そしてこれからも宜しくお願いします」

フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー(FRO)を務める中村憲剛氏からも「おめでとう、四十路へようこそ」との祝辞が届けば、川崎F組からは谷口博之氏や井川祐輔氏といった面々からもメッセージが。さらに、日本代表で共闘した長友佑都(FC東京)が「ゴリ兄貴おめでとう」とフランクな言葉を残せば、ともに切磋琢磨した西川周作(浦和レッズ)など、選手・ファンらから多数の声が寄せられた。

現在は肩の手術からの復帰が待たれる守護神。40歳という新たな景色を迎えた川島の、さらなる活躍が期待される。

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「こういうの素敵」日本代表に選ばれた京都のMF川﨑颯太を甲府も祝福!幼少期の写真に一緒に写る大ベテランの姿も話題に

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日本が抱える育成の課題に森保一監督が言及、世界に追いつくために必要な10代の突き上げ「もうひとサイクル早く」

25日、6月に行われるキリンチャレンジカップ2023の日本代表メンバーが発表された。 森保一監督が2期目の指揮を務めている日本代表。3月には所属クラブで出番が少ない選手、すでに実力を把握しているベテラン選手は招集されなかった中、新顔が招集されていた。 そして迎えた6月の代表活動にも3名の初招集が発表され、さらにクラブで結果を残し、招集から遠ざかっていた選手もメンバー入りを果たしていた。 今回の招集メンバーの最年少は、初招集の京都サンガF.C.のMF川﨑颯太の21歳。W杯にも出場したレアル・ソシエダMF久保建英も21歳だが、10代の選手は招集されていない。 現在アルゼンチンではU-20W杯が開催されており、U-20日本代表が戦っている中、A代表を経験している選手はゼロ。ただ、他国に目を向ければ、A代表ですでに結果を残している選手もいる状況だ。 この点について、森保監督は「日本が世界で勝って行くために変わっていかなければいけないところと、変えていかなければいけないところが出ていると思います」とコメント。日本がまだまだ世界に対して足りていない部分だとコメント。これまでの4年間を振り返り、より進めて行かなければいけないことだと語った。 カタールW杯では東京オリンピックに出場した選手が13名出場。森保監督が2カテゴリーを指揮した結果が表れたこととなった。 「カタールW杯では東京オリンピック世代の選手がスライドしてW杯に行った(13名)。直近のオリンピックからW杯に行ったのは日本過去最多の人数で、1チーム2カテゴリーの強化の結果が表れたと思います」 「次のW杯に向けても心身ともに充実した年代の選手を継続してチームとしても選手としても見ていけるかなというところでは、田嶋(幸三)会長、構想を練っていた西野(朗)元技術委員長の構想の下、強化がうまく行ったと思っています」 一定の手応えを感じていた森保監督だが、まだまだ足りないとも感じており、より若手の成長を促したいとした。 「ただ、私自身はもうひとサイクル若い世代で世界の舞台でアンダー世代の大会ではなく、W杯の舞台で戦ってくれる選手たちにサイクルを変えていかなければいけないと思っています」 「そのためには色々なところ、育成のところから。日本のサッカーが急速に発展している中、素晴らしいことですが、世界で勝って行くためにはまだまだやらなければいけないことがある。日本の変革が必要だという部分は、今日のコロンビア戦、日本代表戦ということで、世界との強化の仕方の差が出ていると思います」 まだまだ世界基準の育成にはなりきれていない日本。カタールW杯時にももっと若手が目につくようになってもらいたいと語った。 「カタールW杯でラージグループを作っているときに、U-20以下の選手があまり入ってこなかった。もちろんスカウティングは広範囲にしていますが、もっともっと自然に候補に入ってきた方が良いのかなということは感じていました」 「結論を出せることはないですが、日本が世界に勝って行くために、もうひとサイクル早くということ、若手の育成と世界のトップトップの経験値を上げるということはやっていかなければいけないと思います」 2023.05.25 22:40 Thu
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初招集3名に期待することは? 森保一監督が3人それぞれの招集の理由を語る「実際にこの目で見させてもらう」

6月のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表のメンバーが25日に発表。Jリーグから3名の初招集選手が誕生した。 カタール・ワールドカップ(W杯)をベスト16で終え、2026年の北中米W杯に向けてチーム作りをしていく日本代表。史上初となる2期目の指揮となる森保一監督は、ベスト8以上を目指せるチームを作っていく。 3月の活動では、これまで招集されていたベテラン組や、所属クラブで結果を残していない選手たちは選外に。新たな選手を招集していた中、この6月も3名の新顔が呼ばれることに。さらに、クラブで結果を残している復帰組も6名いるなど、顔ぶれに変化があった。 森保監督は、初招集3名について、今回招集に至った理由を語った。 「スカウティングしている中でパフォーマンスが良かったということ。他にもパフォーマンスが良かった選手がいる中で、チーム作りをしていく過程で、呼ばせていただいた中で、実際にこの目でどういう調子でいるのか、どういう成長があったのか、どういう力をつけているのかということを見極めさせていただくとともに、チームの戦力として個の力ももちろんですが、他の選手との融合具合であったり、戦術理解度等々も見させてもらうということで招集させていただいています」 目についた選手の中でも手元に置いて、チームに入れて見てみたいというのが招集の理由だと語った森保監督。それぞれ3名に期待するポイントについても語った。 まず名古屋グランパスのDF森下龍矢については「グランパスでチームもJリーグでトップグループを走っている中で、両サイドでどちらでもハードワークしながら、チームの勝利に貢献しているということ。かなり上下動もできますし、攻撃の部分でもチャンスに絡んでいるというところ。守備の部分でもしっかりと戻ってチームの守備に貢献しているというのを見させていただいています」と、両ウイングバックとしてプレーし、攻守にわたりチームを支えているところを評価したという。 また、「カタールW杯までの1チーム2カテゴリーで活動してきた中、すでにオリンピックチームでは私が監督をしているときに招集させてもらっています。毎日見ているわけではないですが、試合でのパフォーマンスを見て、しっかりとした成長が見受けられるということで招集させていただいています」と語り、東京五輪世代の時に招集したこともあり、パフォーマンスやその能力を知っている点も今回の招集に繋がったようだ。 続いて、古巣でもあるサンフレッチェ広島のMF川村拓夢。自身が指揮を執っていた際には下部組織の選手として広島でプレーしていたよく知る選手の1人でもある。 川村については「チームも非常に攻守ともにアグレッシブに戦いながら、Jリーグのトップグループの中で戦っていて、チームのダイナモとして攻守共に幅広くプレーに関わりながら存在感を発揮していると思います」とプレーの印象について語った。 また「特に守備から攻撃に移った時のダイナミックな動きから、自らもペナルティボックスに入ってシュートを打てる、ミドルシュートも打てる、周りも生かせるという部分は非常にアグレッシブなプレーがJリーグの戦いの中でも違いを見せているところかなと思っています」と語り、攻守両面で力になれること、今の日本代表のスタイルにもマッチしそうなプレースタイルが招集の理由となったようだ。 そして京都サンガF.C.のMF川﨑颯太。パリ・オリンピック世代の選手であり、大岩剛監督率いるU-22日本代表でも主軸としてプレーしている。 川﨑については「チームで継続的にレギュラーとして試合に出ているという部分。なかなかチームの順位としては厳しい戦いを強いられている中でも、常にメンタル的にも安定してハードワークできているという部分」と、招集のポイントをコメントした。 さらに「オリンピックチームではレギュラークラスとしてプレーしている中で、A代表の戦力としても可能性がある選手だと思いますし、今回この経験を活かして、日本の戦力となるように。A代表、オリンピックチーム、所属チームに経験したことを還元してもらいたいですし、本人の成長にも繋がるA代表の経験をしてもらえればと思います」と、若くしてクラブでキャプテンを務め、多くの経験を積んでいる川﨑に高いレベルのサッカーを知ってもらいたいという狙いもあるようだ。 2023.05.25 21:40 Thu
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日本代表メンバー発表で問われる古橋の覚悟/六川亨の日本サッカー見聞録

6月15日のエルサルバドル戦(豊田スタジアム)と、20日のペルー戦(パナソニックスタジアム吹田)のキリンチャレンジカップ2023に臨む日本代表26名が5月25日に発表された。3月の2試合で招集されたメンバーから注目される変更点は、今シーズンはG大阪に移籍したものの現在は最下位に苦しんでいるチームの守護神・谷晃生が外れ、代わりに中村航輔(ポルティモネンセ)が21年6月以来の復帰を果たしたこと。そして3月の代表発表でも注目されながら招集が見送られた古橋亨梧(セルティック)が帰還を果たしたことだろう。 これまでヨーロッパのリーグ戦で日本代表選手のプレーを視察し、コミュニケーションを取りながらも、スコットランドのグラスゴーには足を運ばなかった森保一監督だった。しかし、スコットランド・リーグで25得点と得点王をほぼ確実にし、今シーズンのセルティックのMVPまで獲得したストライカーを無視することはできなかったようだ。これはこれで、正しい判断だと思う。今が呼び時だからだ。 劣勢の予想される昨年末のカタールW杯では、古橋のような味方のアシストが必要なストライカーは“使いどころ”が難しい。98年フランスW杯で岡田武史監督がカズ(三浦知良)を最後の最後でメンバーから外した理由と同じだ。どこで使うかイメージできなかったのだろう。格上のドイツやスペイン相手に対し、前線から労を惜しまずプレスを掛けて味方を助ける浅野拓磨や前田大然のようなFWの方が効果的である。俊足だけに、カウンターからのゴールも期待できる。 しかしセルティックで堂々の結果を残したのだから、今回のようなフレンドリーマッチではテストしてみる価値は十分にある。古橋自身が自らの手で代表復帰を果たしただけに、あとは久しぶりの代表で結果を残すだけだ。森保監督も「継続してチームの勝利に貢献する活躍と結果を残している。ゴールを狙える、そしてゴールチャンスを作るという場面に多く絡んでもらいたい」と、古橋に期待することはシンプルだ。 森保ジャパンがスタートした前回19年1月のアジアカップで、日本の攻撃陣の主力はオールラウンダーのCF大迫勇也、トップ下のテクニシャン南野拓実、そしてボランチからゲームメイクする柴崎岳の3人だった。しかし4年が経ち、日本の攻撃陣はサイドアタッカーの人材が豊富だ。右なら伊東純也、堂安律、久保建英に浅野拓磨。左は三笘薫、相馬勇紀に加え前田大然もいる。これだけサイドアタッカーがいれば、古橋に効果的なラストパスを供給できるに違いない。 古橋が初戦のエルサルバドル戦で起用されるかどうかは、チームに合流してコンディションや練習メニューの消化具合を見てからになるだろう。そのエルサルバドルは82年スペインW杯以来、W杯本大会とは遠ざかっている北中米カリブ海のセカンドグループのチーム。日本との“実績の差”を考えれば、実力差のあるセルティックと他チームとの対戦であるスコットランド・リーグと似たようなシチュエーションになる可能性が高い。 日本は劣勢を強いられることはないと想定するならば(もちろん前線からの守備は必要だが)、ここは実績のある浅野や前田ではなく古橋か、セルクル・ブルージュではゴールを重ねながらいまだ代表ではノーゴールの上田綺世を起用してほしい。もちろん2人には、起用されたら結果を残さないと次の招集はないという覚悟で試合に臨まなければならないことは言うまでもない。それだけ期待している選手でもある。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2023.05.25 21:30 Thu
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