川崎Fで12シーズンを過ごしたDF井川祐輔が現役引退を発表…今後は香港3部で監督に
2019.11.11 20:23 Mon
かつて川崎フロンターレなどでプレーし、現在はフリーの元日本代表DF井川祐輔(37)が現役引退を発表した。自身の公式ブログで報告している。
J1リーグでは通算259試合出場3ゴール2アシスト、J2リーグでは15試合出場し1ゴールを記録。リーグカップは36試合出場1ゴール、天皇杯は18試合出場1ゴールを記録。香港プレミアリーグでは15試合に出場し1ゴールを記録していた。また、AFCチャンピオンズリーグでは20試合に出場している。
井川は自身のブログで、「私、井川祐輔は2019年で現役を引退し第二の人生を歩むことに致しました」と発表。「2019年1月24日に当時所属していた東方龍獅足球隊との契約解除以降、現役を続けるのか引退をするのかを悩み続けていました」と1年間引退か現役続行かを悩んでいたことを明かした。
なお、今後については「香港プレミアリーグ3部のチーム、Lansburyから監督の要請をいただき指揮を執ることになりました」と指導者になることを報告。「そこから自分のマインドの重きが、選手から指導者へと移行していることを感じ始めていました。18年間経験してきた事を、香港サッカーに還元したい。この想いが、現役生活への足枷を解き放つ要因となりました」と引退を決断した理由になったことも明かした。
井川は、自身が所属したクラブや関係者へのコメントも寄せている。
【ガンバ大阪・ガンバ大阪のサポーターの皆様へ】
「ガンバ大阪ジュニアユースから2003年の夏までの9年半大変お世話になりました」
「ガンバ大阪に育てていただき本当に感謝しております。プロになってからは全く活躍出来なかったのが心残りですが、ガンバ大阪に出会っていなければ今の僕は存在しません。今後はどの様な形になるかわかりませんが、恩返しが出来るよう頑張ります」
【サンフレッチェ広島・サンフレッチェ広島のサポーターの皆様へ】
「2003年のシーズン途中からの一年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました」
「僕にとっては一生忘れる事の出来ない、内容の濃い一年間でした。サッカー選手としての転換期を過ごしたと言っても過言ではありません。J2シーズンを共に戦いJ1昇格を果たせたあの達成感は感慨深いものがあります。広島での経験が、僕のサッカー人生に厚みをもたらせてくれました」
【名古屋グランパス・名古屋グランパスのサポーターの皆様へ】
「2004年シーズンの途中から一年半、大変お世話になりました。そして、全く活躍が出来ず期待に応えられず申し訳ございませんでした。当時在籍していた偉大な名古屋グランパスの選手達に囲まれサッカーが出来たこと、そこで苦しんだ事がその後の僕のサッカー人生に大きな影響を与えてくれました。そして、一人の人間として成長させていただきました。本当にありがとうございました」
【川崎フロンターレ・川崎フロンターレのサポーターの皆様へ】
「12年間大変お世話になりました。まさか12年間もお世話になるとは、入団当時は考えてもいませんでした。今振り返ると23歳という年齢で川崎フロンターレに携われた事で、川崎フロンターレイズムをすんなりと受け入れる事が出来たんだと思います」
「2006年に入団し、川崎フロンターレと共にサッカー選手として、一人の人間として成長させていただいたことは、かけがえのない人生の宝物です。僕の身体の中にはいつまでも川崎の血が流れています。川崎フロンターレの為に、微力ですが私に出来ることは全力で協力をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します」
【最愛なる家族へ】
「貴方達がいたから、ここまで頑張ってこれました。カッコ良い父親の後ろ姿を・旦那の姿を見せれていたのかは甚だ疑問ですが、貴方達の存在がなければ18年間走り続けることは不可能でした」
「サッカー選手としての人生は終わりを迎えましたが、これからも子供達の憧れでいる存在になれるよう・いつまでも素敵な魅力ある旦那でいられるよう頑張ります」
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井川は、ガンバ大阪の下部組織出身で、2001年にトップチームへ昇格。しかし、出場機会を得られないでいると、サンフレッチェ広島や名古屋グランパス、川崎フロンターレへレンタル移籍。2008年に川崎Fへ完全移籍した。川崎Fではセンターバックの主軸として活躍すると、公式戦291試合に出場し4ゴール2アシストを記録。しかし、若手の台頭などもあり、2017年シーズンで退団。2018年から香港プレミアリーグの東方龍獅足球隊(イースタンSC)でプレーしていた。井川は自身のブログで、「私、井川祐輔は2019年で現役を引退し第二の人生を歩むことに致しました」と発表。「2019年1月24日に当時所属していた東方龍獅足球隊との契約解除以降、現役を続けるのか引退をするのかを悩み続けていました」と1年間引退か現役続行かを悩んでいたことを明かした。
また現役引退を決断できなかった理由には、「まだまだ現役としてプレーが出来るという自信」、「シーズン途中での突然の出来事でもあり不完全燃焼感が心を占めている」、「家族にサッカー選手でいる父親の姿を、もっと見せたい」、「プロ生活20年の目標を達成したい」を挙げていたものの、「海外でプレーをしているということ」、「香港プレミアリーグのアジア枠は、1枠しかないということ」、「年齢」が難しくしていると感じていることも明かした。
なお、今後については「香港プレミアリーグ3部のチーム、Lansburyから監督の要請をいただき指揮を執ることになりました」と指導者になることを報告。「そこから自分のマインドの重きが、選手から指導者へと移行していることを感じ始めていました。18年間経験してきた事を、香港サッカーに還元したい。この想いが、現役生活への足枷を解き放つ要因となりました」と引退を決断した理由になったことも明かした。
井川は、自身が所属したクラブや関係者へのコメントも寄せている。
【ガンバ大阪・ガンバ大阪のサポーターの皆様へ】
「ガンバ大阪ジュニアユースから2003年の夏までの9年半大変お世話になりました」
「ガンバ大阪に育てていただき本当に感謝しております。プロになってからは全く活躍出来なかったのが心残りですが、ガンバ大阪に出会っていなければ今の僕は存在しません。今後はどの様な形になるかわかりませんが、恩返しが出来るよう頑張ります」
【サンフレッチェ広島・サンフレッチェ広島のサポーターの皆様へ】
「2003年のシーズン途中からの一年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました」
「僕にとっては一生忘れる事の出来ない、内容の濃い一年間でした。サッカー選手としての転換期を過ごしたと言っても過言ではありません。J2シーズンを共に戦いJ1昇格を果たせたあの達成感は感慨深いものがあります。広島での経験が、僕のサッカー人生に厚みをもたらせてくれました」
【名古屋グランパス・名古屋グランパスのサポーターの皆様へ】
「2004年シーズンの途中から一年半、大変お世話になりました。そして、全く活躍が出来ず期待に応えられず申し訳ございませんでした。当時在籍していた偉大な名古屋グランパスの選手達に囲まれサッカーが出来たこと、そこで苦しんだ事がその後の僕のサッカー人生に大きな影響を与えてくれました。そして、一人の人間として成長させていただきました。本当にありがとうございました」
【川崎フロンターレ・川崎フロンターレのサポーターの皆様へ】
「12年間大変お世話になりました。まさか12年間もお世話になるとは、入団当時は考えてもいませんでした。今振り返ると23歳という年齢で川崎フロンターレに携われた事で、川崎フロンターレイズムをすんなりと受け入れる事が出来たんだと思います」
「2006年に入団し、川崎フロンターレと共にサッカー選手として、一人の人間として成長させていただいたことは、かけがえのない人生の宝物です。僕の身体の中にはいつまでも川崎の血が流れています。川崎フロンターレの為に、微力ですが私に出来ることは全力で協力をしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します」
【最愛なる家族へ】
「貴方達がいたから、ここまで頑張ってこれました。カッコ良い父親の後ろ姿を・旦那の姿を見せれていたのかは甚だ疑問ですが、貴方達の存在がなければ18年間走り続けることは不可能でした」
「サッカー選手としての人生は終わりを迎えましたが、これからも子供達の憧れでいる存在になれるよう・いつまでも素敵な魅力ある旦那でいられるよう頑張ります」
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