バレンシアがローマFWクライファートを獲得! かつて父親のパトリックも在籍

2022.09.02 07:31 Fri
Getty Images
バレンシアは1日、ローマからオランダ代表FWジャスティン・クライファート(23)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。

2018年夏にアヤックスからローマに加入したものの、ポテンシャルを発揮できず、RBライプツィヒやニースへのレンタル移籍を繰り返しているクライファート。今夏ローマに復帰したものの、ジョゼ・モウリーニョ監督からは構想外とみなされ、移籍先を探していた。

一時はフルアム移籍でクラブ間、個人間でも合意に至ったが、イギリスの労働許可証を取得できず、これによりロンドン行きは白紙に。
そういった中、急遽新天地候補に浮上したのが、かつて父親であるパトリック・クライファート氏が2005-06シーズンにプレーしたバレンシア。

バレンシアは今夏の移籍市場でトッテナムのスペイン代表FWブライアン・ヒルの再レンタルに動いていたが、トッテナムが代役候補を獲得できなかったことで移籍は破談に。これを受け、完全に浮いていたクライファートにターゲットを変更し、最終的に今回の公式発表に至った。
父パトリックは在籍期間に公式戦16試合2ゴールと思うような活躍を見せられなかったが、左右のウイングを主戦場に突破力を売りとする息子ジャスティンは、父親の無念を晴らす活躍を見せられるか。

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音声データ流出のペレス会長、C・ロナウドとモウリーニョを酷評「2人とも異常者」

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正指揮官不在のバレンシア、久保建英も師事したモレノ氏就任が濃厚?

バレンシアが次期指揮官の選定に苦労しているようだ。スペイン『Relevo』が伝える。 バレンシアは先月30日、成績不振でジェンナーロ・ガットゥーゾ監督を解任。現在はサルバドール・ゴンサレス氏が通算6度目となる暫定指揮を執るも、浮上の兆しはまるで見えず、ついにラ・リーガで降格圏の18位まで転落した。 当初はサウジアラビアのアル・イテハドを率いるヌーノ・エスピリト・サント氏(50)の引き抜きを画策するも、600万ユーロ(約8億5000万円)の違約金に二の足を踏み、他の候補者に目を向けている段階とされる。 新たな候補は日本代表MF久保建英がマジョルカ時代に師事したビセンテ・モレノ氏(48)と、元スペイン代表MFでバレンシアのレジェンドであるルベン・バラハ氏(47)。バラハ氏はすでに就任を了承しているとのことだ。ただし、現段階で後任最有力はモレノ氏とされている。 2023.02.13 18:44 Mon
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“悪名高きオーナー” ピーター・リム氏にとうとう身内から…バレンシア指揮官「投資がない限り、この現実が続く」

バレンシアの悪名高きオーナー、ピーター・リム氏がとうとう身内から噛み付かれた。スペイン『Relevo』や『ムンド・デポルティボ』などが伝えている。 “バルセロナより美しかった”21世紀初頭の栄華から一転、戦績だけでなく、クラブとしての格も落ちていったバレンシア。 今や残留争いも珍しくなく、中国系シンガポール人の実業家、ピーター・リム氏のオーナー就任後はほとんど投資もなし。主軸選手を格安、またはタダ同然で手放すこともあり、今となっては買収した意図がよくわからない悪政家だ。 そんな氏束ねるバレンシアは17日、ラ・リーガ第1節でバルセロナに1-2と惜敗。試合後、クラブの良い時代を知るルベン・バラハ監督が、とうとうピーター・リム氏に噛み付いた。 「投資がない限り、この現実が続く」 「現時点で、バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私からすればゲーム展開を変える選択肢がないのだ」 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 バラハ監督はバルセロナ戦先制点のFWウーゴ・ドゥーロから「僕らのネジを締めてくれる存在」と評されるなど、かなり人望の厚そうなレジェンド指揮官。 ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを今月中に3500万ユーロ(約56.4億円)以上で売り捌くつもりとされるバレンシア。そうなれば、現場と上層部の対立は一層深刻化か。 2024.08.19 20:30 Mon

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