「完璧なパフォーマンス」チェルシー粉砕のリーズ、指揮官は選手を称える「特別なグループ」
2022.08.22 09:02 Mon
リーズ・ユナイテッドのジェシー・マーシュ監督が、チェルシー戦の快勝劇を振り返った。
21日、プレミアリーグ第3節でチェルシーをホームに迎えたリーズ。ここまで1勝1分けという中での一戦となった。
チェルシーも1勝1分けという中での戦いだったが、立ち上がりはチェルシーが主導権を握りゴールに迫るシーンも作ったが、チャンスを生かすことができない。
すると迎えた33分、チェルシーがバックパスをすると、GKエドゥアール・メンディがトラップ。しかし、そこに対してブレンデン・アーロンソンが猛然とプレスをかけると、躊躇したメンディはコントロールを誤りプレスの餌食に。リーズが思わぬ形で先制する。
守護神の不得手な部分でのミスで失点したチェルシーだったが、このミスの代償は大きく、徐々にチグハグに。すると37分にはFKからロドリゴがヘディングで合わせ、リーズが2点をリードする。
試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』でマーシュ監督がコメント。チームのパフォーマンスを「完璧」と称え、プランを遂行できたと喜んだ。
「完璧なパフォーマンスだった。我々は彼らがどんなプレーをするかによって、いくつかの異なるプランを持っていた。選手たちは我々が必要とするものに対し、戦術的にうまく調整してくれた」
「自信とアグレッシブさを持ちながら、コントロールされた状態でプレーしたかった。そして、その目標は達成できたと思う」
「その後、選手たちにも言ったが、私が来た初日から、このチームは特別なチームであり、特別なグループであると感じている」
「現時点の検証は重要だが、これからも向上していくためのハングリー精神を意味するはずだろう」
21日、プレミアリーグ第3節でチェルシーをホームに迎えたリーズ。ここまで1勝1分けという中での一戦となった。
チェルシーも1勝1分けという中での戦いだったが、立ち上がりはチェルシーが主導権を握りゴールに迫るシーンも作ったが、チャンスを生かすことができない。
守護神の不得手な部分でのミスで失点したチェルシーだったが、このミスの代償は大きく、徐々にチグハグに。すると37分にはFKからロドリゴがヘディングで合わせ、リーズが2点をリードする。
迎えた後半、チェルシーは焦りから単調なプレーが続き、GKイラン・メリエの好守もあってネットを揺らせず。逆に69分にはジャック・ハリソンがゴールを決め、3-0でリーズが快勝した。
試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』でマーシュ監督がコメント。チームのパフォーマンスを「完璧」と称え、プランを遂行できたと喜んだ。
「完璧なパフォーマンスだった。我々は彼らがどんなプレーをするかによって、いくつかの異なるプランを持っていた。選手たちは我々が必要とするものに対し、戦術的にうまく調整してくれた」
「自信とアグレッシブさを持ちながら、コントロールされた状態でプレーしたかった。そして、その目標は達成できたと思う」
「その後、選手たちにも言ったが、私が来た初日から、このチームは特別なチームであり、特別なグループであると感じている」
「現時点の検証は重要だが、これからも向上していくためのハングリー精神を意味するはずだろう」
ロドリゴの関連記事
リーズ・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
ロドリゴの人気記事ランキング
1
25年続くラウールの記録 CLでの最年少ハットトリック
昨シーズンのスペイン代表FWアンス・ファティ(バルセロナ)、そして今シーズンのU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココ(ドルトムント)など、次々と逸材が現れる欧州サッカー界。 チャンピオンズリーグ(CL)でもその傾向は強く、最年少出場やゴールの記録が次々と更新されている。 <div id="cws_ad">◆若きラウールの偉業<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJvTkJBZ3ZPQyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> そんな中、25年間破られていない一つの記録がある。元スペイン代表FWラウール・ゴンサレス氏による、最年少ハットトリックの記録だ。 レアル・マドリーの下部組織出身のラウール氏は、1994年に、当時の監督ホルヘ・バルダーノ氏の抜擢を受け、わずか17歳4カ月でロス・ブランコスのファーストチームデビューを飾る。 デビューシーズンにリーグ戦28試合9ゴールと結果を残し、クラブのリーグ制覇に貢献すると、そのまま主力へと定着していった。 そんなラウール氏のCL初ゴールと初ハットトリックは、1995年10月18日に行われたグループステージ、ハンガリーのフェレンツヴァーロシュ戦。 まずは23分、左CKの流れからラウールがダイビングヘッドで詰め、幸先よく先制点を奪う。さらに直後の24分にはFWイバン・サモラーノのパスを受けたラウールが左足で流し込み、すぐさま追加点を奪取する。 その後、両チームが得点を奪い合い、5-1で迎えた84分にはマドリーの華麗なパスワークから最後はラウールが沈め、ハットトリックを達成した。 当時のラウールは18歳と113日という若さ。CLの舞台で10代の選手がハットトリックを達成するのは史上初の出来事だった。 ちなみに、ラウール氏に次ぐ若さでハットトリックを達成したのは、現レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴ。2019-20シーズンのグループステージ、ガラタサライ戦で、18歳301日で達成している。 <div style="text-align:left;" id="cws_ad">◆CL最年少ハットトリック(当時の所属クラブ)<br/>18歳113日:ラウール・ゴンサレス(レアル・マドリー)<br/>1995年10月18日 vsフェレンツヴァーロシュ<br/><br/>18歳301日:ロドリゴ(レアル・マドリー)<br/>2019年11月7日 vsガラタサライ<br/><br/>18歳339日: ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)<br/>2004年9月28日 vsフェネルバフチェ<br/><br/>19歳58日: アーリング・ハーランド(ザルツブルク)<br/>2019年9月17日 vsヘンク<br/><br/>19歳306日: ヤクブ・アイエグベニ(マッカビ・ハイファ)<br/>2002年9月24日 vsオリンピアコス 2020.12.08 16:30 Tue2
バレンシア指揮官、軽率PK献上のディアカビに苦言 「受け入れ難い」
バレンシアを率いるアルベルト・セラーデス監督がレバンテ戦で痛恨のPKを献上したDFムクタル・ディアカビに苦言を呈した。スペイン『ElDesmarque Valencia』が伝えている。 バレンシアは12日、本拠地メスタージャで行われたラ・リーガ第28節、レバンテとのバレンシア・ダービーを1-1のドローで終えた。 逆転でのトップ4フィニッシュを目指す7位のバレンシアは、約3カ月ぶりの再開となった今回の一戦で13位のレバンテ相手に勝ち点3を目指した。 試合は互いに決め手を欠きゴールレスの状況が続く。それでも、後半終盤に相手の退場で数的優位を手にしたバレンシアが攻勢に転じ、89分にはDFホセ・ルイス・ガヤの絶妙なグラウンダークロスをエースFWロドリゴ・モレノが押し込んでホームチームが先制に成功。 これで勝負ありかに思われたが、後半アディショナルタイムにレバンテのFKの場面で相手DFヴェソの対応にあたったディアカビが不用意な形で押し倒してしまい、痛恨のPK献上。これをキッカーのMFゴンサロ・メレロに決められ、1人少ない相手に対して勝ち点2を取りこぼす結果となった。 同試合後、セラーデス監督は、直近の公式戦となったチャンピオンズリーグ(CL)のアタランタ戦で2度のPKを献上し、今回のレバンテ戦でも勝ち点逸の原因を作ってしまったディアカビに苦言を呈している。 「中断前と今日のようなミスを受け入れることは困難だ。ミスが起きるときはいつでもそういう気持ちになる」 「それにより我々は勝ち点を失い、順位表においてもチャンピオンズリーグ出場を遠のかせた。こういったことが今後起きないように努力する必要がある。それが起きないことを願っている」 また、今回のドローによって4位のレアル・ソシエダとの勝ち点差が「6」に開く可能性が出てきているが、同監督は必要以上にトップ4フィニッシュを意識することなく、目の前の戦いに集中すべきだと主張している。 「チャンピオンズリーグ出場という目標を語っているプレーヤーもいるが、私の目標は今日勝って次の試合に備えることだった」 「私は一日一日を重要なものと考えている。だから、長期的な話をしたくない。したがって、木曜日の試合(レアル・マドリー戦)に向けてしっかりとした準備をしたいと思う」 2020.06.13 18:52 Sat3
谷口所属のアル・ラーヤン、降格のリーズからスペイン代表FWロドリゴを獲得!
カタールのアル・ラーヤンは13日、リーズ・ユナイテッドのスペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)をフリートランスファーで獲得した。 ロドリゴはセルタやレアル・マドリーの下部組織で育つと、その後ベンフィカ、ボルトンでプレー。バレンシアで名をあげ、スペイン代表にも選出されるまでに成長した。 バレンシアでは公式戦220試合に出場し59ゴールを記録。2020年8月にリーズへと完全移籍すると、公式戦97試合で28ゴールを記録。しかし、2022-23シーズンはチームはプレミアリーグで19位に終わり、チャンピオンシップ(イングランド2部)に降格していた。 昨季9位でカタール・スターズリーグを終えたアル・ラーヤンには、日本代表DF谷口彰悟やモロッコ代表MFソフィアン・ブファルが在籍。また、今夏の移籍市場では新監督にレオナルド・ジャルディム氏を招へいし、リヨンからブラジル人MFチアゴ・メンデスを獲得している。 2023.07.14 07:00 Fri4
ソシエダ戦で負傷交代のブラヒム・ディアス、右足長内転筋の損傷で長期離脱か
レアル・マドリーは15日、モロッコ代表FWブラヒム・ディアスが負傷したことを発表した。 ブラヒム・ディアスは14日に行われたラ・リーガ第5節のレアル・ソシエダ戦に先発出場したが、プレー中に内転筋を痛めると、24分にロドリゴとの交代を余儀なくされた。 クラブの発表によれば、15日に検査を受けたブラヒム・ディアスは右足長内転筋の損傷と診断されたとのこと。今後は経過を見守ることになるという。 なお、離脱期間については明かされていないが、スペイン『アス』は約3カ月の離脱になると伝えている。 2024.09.16 07:30 Mon5
ラメラが2016年9月以来の代表復帰! アルゼンチンがメキシコとのダブルヘッダーに向けたメンバーを発表《国際親善試合》
▽アルゼンチンサッカー協会(AFA)は1日、今月行われるメキシコ代表との国際親善試合に向けたアルゼンチン代表メンバー30名を発表した。 ▽リオネル・スカローニ暫定指揮官が続くアルゼンチンは、今回の代表ウィークに向けてもエースでキャプテンのFWリオネル・メッシ(バルセロナ)やFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスタ・シティ)、FWゴンサロ・イグアイン(ミラン)、MFアンヘル・ディ・マリア(パリ・サンジェルマン)などが招集外となった。その一方、FWエリク・ラメラ(トッテナム)が2016年9月以来の代表復帰となった。 ▽なお、アルゼンチンは16日にアウェイで、20日ホームでメキシコとダブルヘッダーの親善試合を行う。 <span style="font-weight:700;">◆アルゼンチン代表候補メンバー30名</span> <span style="font-weight:700;">GK</span> <span style="font-weight:700;">セルヒオ・ロメロ</span>(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) <span style="font-weight:700;">ヘロニモ・ルジ</span>(ソシエダ/スペイン) <span style="font-weight:700;">アグティスン・マルチェシン</span>(クラブ・アメリカ/メキシコ) <span style="font-weight:700;">DF</span> <span style="font-weight:700;">レンソ・サラビア</span>(ラシン・クラブ) <span style="font-weight:700;">ワルテル・カンネマン</span>(グレミオ/ブラジル) <span style="font-weight:700;">エマヌエル・マンマナ</span>(ゼニト/ロシア) <span style="font-weight:700;">ニコラス・タグリアフィコ</span>(アヤックス/オランダ) <span style="font-weight:700;">ヘルマン・ペッゼッラ</span>(フィオレンティーナ/イタリア) <span style="font-weight:700;">フアン・フォイス</span>(トッテナム/イングランド) <span style="font-weight:700;">ニコラス・オタメンディ</span>(マンチェスタ・シティ/イングランド) <span style="font-weight:700;">ラミロ・フネス・モリ</span>(ビジャレアル/スペイン) <span style="font-weight:700;">ガブリエル・メルカド</span>(セビージャ/スペイン) <span style="font-weight:700;">MF</span> <span style="font-weight:700;">マティアス・サラチョ</span>(ラシン・クラブ) <span style="font-weight:700;">マクシミリアーノ・メサ</span>(インディペンディエンテ) <span style="font-weight:700;">レアンドロ・パレデス</span>(ゼニト/ロシア) <span style="font-weight:700;">ロドリゴ・バッタリア</span>(スポルティング/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">マルコス・アクーニャ</span>(スポルティング/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">エドゥアルド・サルビオ</span>(ベンフィカ/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">フランコ・セルビ</span>(ベンフィカ/ポルトガル) <span style="font-weight:700;">ロベルト・ペレイラ</span>(ワトフォード/イングランド) <span style="font-weight:700;">サンティアゴ・アスカシバル</span>(シュツットガルト/ドイツ) <span style="font-weight:700;">フランコ・バスケス</span>(セビージャ/スペイン) <span style="font-weight:700;">ジオバニ・ロ・セルソ</span>(ベティス/スペイン) <span style="font-weight:700;">ロドリゴ・デ・パウル</span>(ウディネーゼ/イタリア) <span style="font-weight:700;">FW</span> <span style="font-weight:700;">パウロ・ディバラ</span>(ユベントス/イタリア) <span style="font-weight:700;">マウロ・イカルディ</span>(インテル/イタリア) <span style="font-weight:700;">ラウタロ・マルティネス</span>(インテル/イタリア) <span style="font-weight:700;">ジオバンニ・シメオネ</span>(フィオレンティーナ/イタリア) <span style="font-weight:700;">アンヘル・コレア</span>(アトレティコ・マドリー/スペイン) <span style="font-weight:700;">エリク・ラメラ</span> (トッテナム/イングランド) 2018.11.02 02:15 Friリーズ・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.19“ヤング・リーズ”リーズの集大成/リーズ・ユナイテッド[2000-2001]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.19</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/リーズ・ユナイテッド 〜ヤング・リーズ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01leeds.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:デイビッド・オレアリー(43) タイトル実績:プレミア4位、CLベスト4 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヤング・リーズの集大成</div> 1998年にデイビッド・オレアリー監督が就任したリーズは、若い選手たちが躍動する魅力的なサッカーでプレミアリーグに旋風を巻き起こした。プレミア制覇こそならなかったものの、幾度も優勝争いに絡み、1999-2000シーズンは3位という好成績を残す。 そのリーズの集大成が2000-01シーズン。CLに初参戦したチームは、この大舞台で躍進する。ミランやバルセロナと同居したグループステージ1次リーグを2位で通過。2次リーグでは前年のCL覇者であるレアル・マドリーやイタリア王者のラツィオと同組に入ったが、再び2位で決勝トーナメント進出を決めた。 決勝トーナメント準々決勝では、リーガ王者の“スーペル・デポル”ことデポルティボと対戦し、2戦合計スコア3-2で準決勝に勝ち進む。準決勝ではバレンシアの前に屈して決勝進出を果たせなかったが、大会を大きく盛り上げる活躍を見せ、多くのフットボールファンを虜にした。 しかし、このシーズン以降は財政難に陥り、DFリオ・ファーディナンドなどの主力選手を手放さざるを得なくなる。そして、2003-04シーズンにはチャンピオンシップに降格し、現在までプレミアリーグの舞台に舞い戻れていない状況だ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">若さ溢れる勢い</div> 主に20代前半から半ばまでの選手で構成されたチームは、攻守においてダイナミックなパフォーマンスを披露した。その若さを存分に生かしたスタイルは、躍進を遂げる大きな原動力だった。 最後尾に構えたベテランのGKナイジェル・マーティンは安定したゴールキーピングに加えてコーチング能力が高く、若いチームの中で重要な存在だった。最終ラインは、若かりしころのファーディナンドが中心。時折ミスはあったものの、スピードとビルドアップ能力に長けたセンターバックとして将来が嘱望されていた。さらに、精度の高い左足のキックを装備する左サイドバックのDFイアン・ハートは、オーバーラップから好クロスを供給し、直接FKでゴールを陥れた。 中盤はMFオリビエ・ダクールらが地味な働きながらも献身的なプレーでチームを助けた。右サイドのMFリー・ボウヤーは精力的な動きで攻守に大きく貢献。左サイドのMFハリー・キューウェルは切れ味鋭いドリブル突破からチャンスに絡んだ。 前線は、弱冠20歳のFWアラン・スミスが豊富な運動量を見せてチャンスメイクに奔走。大型FWマーク・ビドゥカとともに抜群の補完性を見せ、2人でゴールを量産した。その他、スミスと同じく20歳のFWロビー・キーンも少ない時間の中でしっかりと結果を残した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFハリー・キューウェル(22)</span> リーズ・ユース出身のキューウェルは、躍進する若いチームの象徴としてヨーロッパで暴れまわった。全盛期のギグスを彷彿とさせるドリブル突破や正確な左足でチャンスを演出するなど攻撃の中心を担い、プレミアリーグを代表するウインガーとして地位を確立した。また、同じオーストラリア出身のビドゥカとの連係も見事だった。 2019.04.12 22:00 Fri2
【レジェンドチーム回顧】プレミアを席巻したオレアリー率いる“ヤング・リーズ”〜2000-2001〜
▽4日、ガンバ大阪の日本代表MF井手口陽介(21)がチャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ・ユナイテッドへと完全移籍した。 ▽リーズといえば、1990年代に黄金期を迎え、1990年代後半から2000年代前半までは「ヤング・リーズ」として一躍その名を知らしめた。2003-04シーズンにプレミアリーグから降格すると、その後は昇格することなく、チームは財政難で勝ち点剥奪、リーグ1(3部リーグ)への降格と暗黒期に入った。 ▽しかし、その後はイタリアのカリアリを保有するマッシモ・チェリーノが買収しチームは復活。現在はプレミアリーグ昇格を目指し、チャンピオンシップを戦っている。本稿では、井手口陽介が移籍加入するリーズについて、黄金期のチームをピックアップして紹介。2000-2001シーズンの“ヤング・リーズ”を紹介する。 <span style="font-weight:700;">【2000-2001シーズン】〜ヤング・リーズ〜</span> <div style="text-align:center;"><span style="font-weight:700;">◆基本布陣◆ [4-4-2]</span></div><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180104leeds_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:ナイジェル・マーティン DF:ダニー・ミルズ、リオ・ファーディナンド、ドミニク・マッテオ、イアン・ハート MF:リー・ボウヤー、オリビエ・ダクール、デイビッド・バッティ、ハリー・キューウェル FW:アラン・スミス、マーク・ヴィドゥカ 監督:デイビッド・オレアリー(43)<hr>・タイトル実績:プレミア4位、CLベスト4 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆<hr><span style="font-weight:700;">【シーズン実績】</span> <span style="font-weight:700;">◆ヤング・リーズの集大成</span><div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180104leeds_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;">Getty Images<hr></div>▽1998年にデイビッド・オレアリー監督が就任したリーズは、若い選手たちが躍動する魅力的なサッカーでプレミアリーグに旋風を巻き起こした。プレミア制覇こそならなかったものの、幾度も優勝争いに絡み、1999-2000シーズンは3位という好成績を残す。 ▽そのリーズの集大成が2000-01シーズン。CLに初参戦したチームは、この大舞台で躍進する。ミランやバルセロナと同居したグループステージ1次リーグを2位で通過。2次リーグでは前年のCL覇者であるレアル・マドリーやイタリア王者のラツィオと同組に入ったが、再び2位で決勝トーナメント進出を決めた。 ▽決勝トーナメント準々決勝では、リーガ王者の“スーペル・デポル”ことデポルティボ・ラ・コルーニャと対戦し、2戦合計スコア3-2で準決勝に勝ち進む。準決勝ではバレンシアの前に屈して決勝進出を果たせなかったが、大会を大きく盛り上げる活躍を見せ、多くのフットボールファンを虜にした。 ▽しかし、このシーズン以降は財政難に陥り、DFリオ・ファーディナンドなどの主力選手を手放さざるを得なくなる。そして、2003-04シーズンにはチャンピオンシップに降格し、現在までプレミアリーグの舞台に舞い戻れていない状況だ。 <span style="font-weight:700;">【チーム紹介】</span> <span style="font-weight:700;">◆若さ溢れる勢い</span> ▽主に20代前半から半ばまでの選手で構成されたチームは、攻守においてダイナミックなパフォーマンスを披露した。その若さを存分に生かしたスタイルは、躍進を遂げる大きな原動力だった。 ▽最後尾に構えたベテランのGKナイジェル・マーティンは安定したゴールキーピングに加えてコーチング能力が高く、若いチームの中で重要な存在だった。最終ラインは、若かりしころのファーディナンドが中心。時折ミスはあったものの、スピードとビルドアップ能力に長けたセンターバックとして将来が嘱望されていた。さらに、精度の高い左足のキックを装備する左サイドバックのDFイアン・ハートは、オーバーラップから好クロスを供給し、直接FKでゴールを陥れた。 ▽中盤はMFオリビエ・ダクールらが地味な働きながらも献身的なプレーでチームを助けた。右サイドのMFリー・ボウヤーは精力的な動きで攻守に大きく貢献。左サイドのMFハリー・キューウェルは切れ味鋭いドリブル突破からチャンスに絡んだ。 ▽前線は、弱冠20歳のFWアラン・スミスが豊富な運動量を見せてチャンスメイクに奔走。大型FWマーク・ビドゥカとともに抜群の補完性を見せ、2人でゴールを量産した。その他、スミスと同じく20歳のFWロビー・キーンも少ない時間の中でしっかりと結果を残した。 <span style="font-weight:700;">【ピックアップ・プレイヤー】</span> <span style="font-weight:700;">◆ハリー・キューウェル</span>(22)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20180104leeds_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;">Getty Images<hr></div>▽リーズ・ユース出身のキューウェルは、躍進する若いチームの象徴としてヨーロッパで暴れまわった。全盛期のギグスを彷彿とさせるドリブル突破や正確な左足でチャンスを演出するなど攻撃の中心を担い、プレミアリーグを代表するウインガーとして地位を確立した。また、同じオーストラリア出身のビドゥカとの連係も見事だった。 2018.01.04 20:30 Thu3
リーズやバーリで活躍した元南アフリカ代表FWマシンガ氏が49歳で急逝
かつてリーズやバーリで活躍した元南アフリカ代表FWフィル・マシンガ氏(享年49)が逝去した。南アフリカ共和国サッカー協会(SAFA)が13日にレジェンドの訃報を伝えた。 現役時代に190cmを超える大型ストライカーとして活躍したマシンガ氏は、母国マメロディ・サンダウンズでの活躍を経てリーズやザンクト・ガレン、サレルニターナ、バーリ、アル・ワフダといった国外のクラブでプレー。 南アフリカ代表としては1992年から2001年までプレーし、通算58試合の出場で18ゴールを記録していた。 13日にSAFAのダニー・ジョーダン会長は、「南アフリカサッカー界にとって今日は悲しい一日となりました。マシンガ氏はピッチ内外でゲームに真摯に向き合う素晴らしい人物でした」と、マシンガ氏の訃報を伝えた。 なお、現時点でマシンガ氏の死因などに関する詳細は明かされていない。 2019.01.13 23:45 Sun4
エリオットに重傷を負わせたストライクのファウル…「レッドカードではなかった」クラッテンバーグ氏主張
リバプールMFハーヴェイ・エリオットの足首に重傷を負わせたリーズMFパスカル・ストライクのタックルに関して、元国際審判のマーク・クラッテンバーグ氏が見解を示した。 12日に行われたプレミアリーグ第4節のリーズ・ユナイテッドvsリバプールで大きな事故が起こった。それは58分、カウンターの場面で右サイドを持ち上がったエリオットに対して、ストライクが後方からスライディングタックルを仕掛けた際の事。この時に左足首を巻き込まれる形となったエリオットは足首があらぬ方向に曲がってしまい、すぐに担架でピッチから離され、病院へ運ばれた。 このプレーでストライクにはレッドカードが提示されたのだが、かつて2004年から2017年にかけてプレミアリーグで数々の試合で主審を務め、2016年にはチャンピオンズリーグとユーロ決勝で笛を吹いたクラッテンバーグ氏は、イギリス『デイリー・メール』に寄稿しているコラムで、一発退場に値するプレーではなかったと主張した。 「主審のクレイグ・ポーソンは、(最初は)ファウルを取ることすらしなかった。彼が見た限りでは、ストライクは公平にボールを奪っていた。しかし、VARのダレン・イングランドがこのプレーを評価し、負傷があまりにもひどかったため、審判はストライクにレッドカードを与えるに至った」 「難しい問題だ。数年前、私がUEFAにいたとき、ルーク・ショーの両足タックルについて社内で話し合ったことがあった。選手を守るための最善の方法を議論した結果、一つの方法として、重傷につながるタックルにはそれなりの結果を示すことにした」 「ソン・フンミンがアンドレ・ゴメスにファウルを犯し、退場処分を受けたことを覚えているだろうか。スパーズはこのレッドカードに異議を唱え、勝利した。リーズも同様に控訴することになっている」 「エリオットのケガの程度が大きかったので、すべてのリプレイを見たわけではない。しかし、我々がリアルタイムで見たアングルでは、ストライクのチャレンジは悪いものではなかった」 <span class="paragraph-title">【写真】足首があらぬ方向に曲がるエリオットと必死に医療班を呼ぶサラー</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/elliot.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2021.09.13 18:00 Mon5
