トロントFC加入のインシーニェが入団会見「MLSは正真正銘のフットボール」
2022.06.28 15:23 Tue
7月からトロントFCに加入するイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ(31)が入団会見を実施した。イタリア『スカイ』が伝えている。
ナポリの下部組織で育ったインシーニェは2010年1月のファーストチームデビュー以降、公式戦通算433試合121得点95アシストを記録。クラブの象徴と言える存在だったが、残念ながら契約延長には至らず、今年1月の時点で今シーズン限りでの退団が決定していた。
そんなインシーニェが新天地に選んだのはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のトロントFC。両者は7月1日付けで4年契約を結ぶ予定となっており、トロントFCはインシーニェ以外にも元イタリア代表DFドメニコ・クリシート(35)をジェノアから獲得するなど、積極補強を進めている。
インシーニェはチームへの本格合流に先立って行われたメディア向けのレセプションで、自身初となる国外移籍について率直な想いを述べた。
「まずは僕を重要な選手だと言ってくれたクラブと会長に感謝したい。ここに来られて本当に嬉しいよ。新しい冒険を求めていたんだ。トロントからのオファーは喜んで受け入れたよ」
「ジョビンコ? 彼がここでプレーしていたことが、僕自身の決断に影響することはなかったよ。僕は彼と同じようにゴールを重ね、より重要なトロフィーを掲げることが目標さ。ファンのみんなには僕を愛してもらいたいね」
かつてトロントFCの絶対的エースとして活躍した元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(35)の名を挙げ、先人をも超える活躍を誓ったインシーニェ。一方、ヨーロッパでのキャリア継続に未練はないのかという質問には、後悔していないと強調した。
「僕はまだヨーロッパでプレーすることができたかもしれない。だけど、MLSは正真正銘のフットボールだ。ヨーロッパのトップクラブとトロント、どちらでプレーしたって本質は変わらないよ。僕がトロントを選んだのは、より大きなチャレンジだったからだよ」
「僕をここに連れてくるために多くの人たちが多大な努力をしてくれた。彼らの熱意や愛情に対して、僕はプレーで応えなくてはいけないね」
ナポリの下部組織で育ったインシーニェは2010年1月のファーストチームデビュー以降、公式戦通算433試合121得点95アシストを記録。クラブの象徴と言える存在だったが、残念ながら契約延長には至らず、今年1月の時点で今シーズン限りでの退団が決定していた。
そんなインシーニェが新天地に選んだのはメジャーリーグ・サッカー(MLS)のトロントFC。両者は7月1日付けで4年契約を結ぶ予定となっており、トロントFCはインシーニェ以外にも元イタリア代表DFドメニコ・クリシート(35)をジェノアから獲得するなど、積極補強を進めている。
「まずは僕を重要な選手だと言ってくれたクラブと会長に感謝したい。ここに来られて本当に嬉しいよ。新しい冒険を求めていたんだ。トロントからのオファーは喜んで受け入れたよ」
「僕は多くを語ることを好まない。フットボーラーは誰もがピッチ上で自分の価値を証明する。MLSでも僕の価値を証明しなきゃね」
「ジョビンコ? 彼がここでプレーしていたことが、僕自身の決断に影響することはなかったよ。僕は彼と同じようにゴールを重ね、より重要なトロフィーを掲げることが目標さ。ファンのみんなには僕を愛してもらいたいね」
かつてトロントFCの絶対的エースとして活躍した元イタリア代表FWセバスティアン・ジョビンコ(35)の名を挙げ、先人をも超える活躍を誓ったインシーニェ。一方、ヨーロッパでのキャリア継続に未練はないのかという質問には、後悔していないと強調した。
「僕はまだヨーロッパでプレーすることができたかもしれない。だけど、MLSは正真正銘のフットボールだ。ヨーロッパのトップクラブとトロント、どちらでプレーしたって本質は変わらないよ。僕がトロントを選んだのは、より大きなチャレンジだったからだよ」
「僕をここに連れてくるために多くの人たちが多大な努力をしてくれた。彼らの熱意や愛情に対して、僕はプレーで応えなくてはいけないね」
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