財政難に苦しむインテル…昨夏に続き今夏も最低1人は主力売却か

2022.05.25 18:00 Wed
Getty Images
インテルは今夏も主力選手を放出する必要があるようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
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昨シーズン、11年ぶりにスクデットを獲得したインテルだったが、オーナーである蘇寧グループが財政難に陥ったことから昨夏にはFWロメル・ルカクやDFアクラフ・ハキミら主力選手を放出。これにより、方向性の違いからアントニオ・コンテ前監督も退任することとなった。今シーズンはシモーネ・インザーギ監督の下で最後までスクデット争いを繰り広げたものの、セリエA首位に立つミランに2ポイント及ばず2位でシーズン終了。王座奪還に向けて今夏には戦力強化は欠かせないが、実際には苦しい現実が待っているようだ。
『カルチョメルカート』によると、依然として財政難に苦しむチームは今夏も最低1人は主力選手を売却する必要があり、すでにジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)からS・インザーギ監督にその意向が伝えられたようだ。

アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(24)、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(27)、イタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニ(23)らには各国の強豪クラブが関心を示しており、特にバストーニに対してはマンチェスター・シティが獲得に動くと伝えられていることから、インテルの満足できるオファーが届けば移籍が実現する可能性は高い。
マロッタCEOは現在ユベントスを契約満了で退団するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(28)の獲得に動いているが、こちらはローマとの争奪戦が予想されており、財政難のクラブは厳しい夏を迎えるかもしれない。

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