執念が生んだ理解不能なアクロバティックゴール! ポルトガル代表FWが倒れながら決めた決勝弾が大反響

2022.03.20 22:04 Sun
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バレンシアポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデスがまたしても貴重なゴールをゲットした。
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直近の公式戦4試合を3勝1分けと好調のバレンシアは19日、ラ・リーガ第29節でエルチェとのアウェイゲームに臨んだ。チームのトップスコアラー、ゴンサロ・ゲデスも先発出場。ゴールレスで迎えた50分には執念のゴールで均衡を破った。
ハーフウェーライン付近のカルロス・ソレールから背後へ浮き球が送られると、大外から回り込んだゴンサロ・ゲデスは相手DFとのスプリント勝負を制して一歩前へ。だが、背後から手を掛けられ、バランスを崩してしまう。

それでも、ボールから目を離さなかったゴンサロ・ゲデスは倒れ込み、地面から足が離れた状態のなか、執念で右足を動かしボールを突いた。これが自身の左足に当たると、処理へと飛び出してきたGKの逆方向へ転がり、そのままゴールへ吸い込まれた。
結局、これが決勝点となり、3ポイントを獲得したバレンシア。2日に行われたコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのアスレティック・ビルバオ戦でも、ゴンサロ・ゲデスは決勝点となる鋭いミドルを突き刺し、チームを3季ぶりの決勝へと導いていた。

カタール・ワールドカップ(W杯)の欧州予選プレーオフに臨むポルトガル代表メンバーにも選出されているストライカー。重要な一戦でも勝負強さを発揮することができるだろうか。


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首位チームの大黒柱。ここまで19試合7ゴール4アシストと、数字面においてはバルセロナやマドリーにより優れた選手がいることも事実だが、首位チームで最も存在感を放ったエースを前半戦のMVPに選出した。 今季も3バック、4バックを併用し、前線に関してはFWアンヘル・コレアを除いて大きく顔ぶれが変わったなか、序盤戦は連携面や新戦力の適応に時間を要したが、傑出した戦術眼と献身性、バランス感覚に長けたエースの存在によってチームは安定。2トップ起用では相棒をうまく活かしながら、MFバリオスやMFデ・パウルとともにゲームメイク、前線と中盤のリンクマンを担いつつ、仕上げの仕事もこなすマルチタスクを見事に完遂した。 さらに、前述のバルセロナ戦とともに首位ターンにおいて重要な一戦となったセビージャ戦では圧巻のドブレーテでチームを4-3の劇的な逆転勝利に導くなど、その勝負強さも傑出していた。 ★最優秀監督 ◆ディエゴ・シメオネ(アトレティコ・マドリー) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 真骨頂発揮で首位に導く。マジョルカを6位に躍進させたハゴバ・アラサテ監督やアスレティックのバルベルデ監督の手腕も素晴らしかったが、首位チームの指揮官を最優秀監督に選出した。 アトレティコ13年目で近年は戦術面、マネジメントの部分で限界説も囁かれながらも、微調整を繰り返しつつ、ブレない戦い方で結果を出し続けるアルゼンチン人指揮官。今季は前述の新戦力に加え、構想外と思われたDFハビ・ガラン、レンタルバックの実子ジュリアーノ・シメオネなど既存戦力の力も引き出し、チームとしての最大値をうまく引き出している印象だ。 序盤戦は[3-4-2-1(3-5-2)]をメインに戦ってきたが、代名詞の[4-4-2]に原点回帰すると、リーグ最少失点の堅守を武器に前線のタレントの個人技や連携を活かしながら攻撃面も改善。ラ・リーガにおいては最も安定感のある戦いぶりを見せている。 【期待以上】 ★チーム ◆マジョルカ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新指揮官の下、ヨーロッパ出場権争いに絡む。昨季は質実剛健なハビエル・アギーレ監督の下、堅守速攻を徹底した戦いで降格圏と7ポイント差の15位フィニッシュとなったマジョルカ。その指揮官の退任を受け、オサスナで長期政権を築いたアラサテ監督を招へいすると、前半戦を9勝3分け7敗の戦績で終えた。ここまで1試合平均1得点の19ゴールと、より攻撃的な[4-3-3]に変更した狙いは出ていないが、21失点の安定した守備と勝負強い戦いで接戦をモノにしてきた。 ライバルの今冬補強が見込まれるなか、限られた財政でヨーロッパ出場権を得る上ではここまで3ゴールにとどまる主砲ムリキに、負傷明けから後半戦の爆発が求められるFW浅野拓磨ら前線のタレントの奮起が必要となる。 ★選手 ◆MFマルク・カサド(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 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