バイエルン、サネ&ウパメカノがコロナ陽性…休暇明けの検査で通算8選手の感染確認
2022.01.04 23:26 Tue
バイエルンは4日、ドイツ代表MFレロイ・サネとフランス代表DFダヨ・ウパメカノの新型コロナウイルス陽性を報告した。
なお、両選手はいずれも無症状ですでに自宅での隔離措置を講じている。
ウィンターブレイク明けのバイエルンは今月のトレーニング再会に向け、ここまでトップチームの選手とスタッフを対象に複数回のPCR検査を実施。
まずは1日にドイツ代表GKマヌエル・ノイアー、フランス代表FWキングスレー・コマン、同MFコランタン・トリソ、イングランド人DFオマー・リチャーズの陽性が発覚。さらに、3日にはフランス代表DFリュカ・エルナンデスと、フランス人DFタンギ・ニアンズの2名の感染も確認されていた。
今月7日にはブンデスリーガ後半戦のボルシアMG戦を控えているが、多くの主力を欠いての厳しい戦いとなりそうだ。
なお、両選手はいずれも無症状ですでに自宅での隔離措置を講じている。
ウィンターブレイク明けのバイエルンは今月のトレーニング再会に向け、ここまでトップチームの選手とスタッフを対象に複数回のPCR検査を実施。
今月7日にはブンデスリーガ後半戦のボルシアMG戦を控えているが、多くの主力を欠いての厳しい戦いとなりそうだ。
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首位バイエルンがサネのドッペルパックで3戦ぶり白星も、途中出場の伊藤洋輝が終盤に負傷…【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第27節、バイエルンvsザンクト・パウリが29日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが3-2で勝利した。なお、バイエルンのDF伊藤洋輝は58分から途中出場した。 直近のリーグ2戦未勝利によって前日に先に今節を戦った2位のレバークーゼンに暫定3ポイント差に迫られた首位のバイエルン。インターナショナルマッチウィーク明けとなった今節は15位のザンクト・パウリをホームで迎え撃った。 コンパニ監督は3戦ぶりの白星を目指した一戦で先発4人を変更。負傷のウパメカノ、アルフォンソ・デイビスに代えてキム・ミンジェ、ラファエル・ゲレイロ、スタニシッチとニャブリに代えてライマー、サネを起用。日本代表帰りの伊藤はベンチスタートとなった。 試合は開始直後にバイエルンに決定機。開始1分、右サイドでオリーズが入れたクロスをニアに飛び込んだゴレツカが頭で合わせるが、これはGKの好守に阻まれる。 良い入りを見せたものの、徐々にアウェイチームのカウンターに晒されるバイエルン。14分には相手のセットプレーでアーバインとゴール前で競ったキミッヒの頭に当たったボールがゴール方向に向かうが、ここはクロスバーに救われた。 冷や汗をかいたホームチームだったが、直後の17分にはムシアラの高い位置でのボール奪取からショートカウンターを発動。ボックス右でこぼれを引き取ったオリーズが丁寧に折り返すと、ゴール前のケインが右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。 エースのリーグ6戦ぶりの今季22点目で先手を奪うと、ここから畳みかける攻めで2点目に迫るが、仕留め切れない。すると27分、右サイドのスペースに抜け出したサリアカスの見事な右足グラウンダークロスにゴール前で反応したサードにワンタッチで押し込まれ、3試合連続でリードを守り切れず。 何とか前半のうちに勝ち越したいホームチームはよりリスクを冒して前に出ていく。35分にはボックス内でのムシアラの見事な仕掛けからゴール前のサネに決定機も、このシュートは相手DFの体を張ったゴールカバーに遭う。さらに、セットプレーからも相手ゴールに迫っていくが、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。 迎えた後半、ゴレツカを下げてパリーニャを投入し、中盤のリスク管理の部分でテコ入れを図ったホームチーム。すると、立ち上がりの53分にはオリーズが背後へ浮き球で入れたパスに抜け出したサネがボックス左に持ち込み、最後は冷静にGKとの駆け引きを制して左足シュートをゴール右隅に突き刺した。 良い時間帯に勝ち越したチームは58分、ゲレイロを下げて伊藤を左サイドバックに投入。攻守のバランスを整えつつ、ここから冷静にゲームをコントロール。さらに、71分にはオリーズとのパス交換で完璧にディフェンスラインの背後へ抜け出したケインが左を並走するサネにプレゼントパスを供給。これをサネがきっちりゴール右隅へ流し込み、ドッペルパックを達成した。 これで勝利を確信したコンパニ監督はムシアラ、ケインらをベンチに下げてゲームクローズに向かうが、ここで痛恨のアクシデントが発生。守備対応の際に右足を痛めた伊藤がプレー続行不可能となり、すでに交代枠を使い切ったなかで残り5分余りを10人で戦うことになった。 その後、後半アディショナルタイムにはリツカにミドルシュートを決められて1点差に詰め寄られたものの3-2で勝ち切ったバイエルンだったが、リーグ3戦ぶりの勝利の裏で伊藤の状態が大きな懸念材料となった。 バイエルン 3-2 ザンクト・パウリ 【バイエルン】 ハリー・ケイン(前17) レロイ・サネ(後8、後26) 【ザンクト・パウリ】 エリアス・サード(前27) ラース・リツカ(後48) 2025.03.30 01:32 Sun2
バイエルンは今夏に主力数選手が退団?MFヴィルツ獲得に向け準備進めるか
バイエルンは今夏の移籍市場で複数選手に退団の可能性があるようだ。 今シーズン、新たに就任したヴァンサン・コンパニ監督の下で順調な歩みを見せているバイエルン。ブンデスリーガは2位レバークーゼンに8ポイント差をつけての首位に立ち、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16も1stレグはレバークーゼン相手に3-0の完勝を収めている。 このまま順当に行けばブンデスリーガの王座奪還も果たせそうなバイエルンだが、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、夏には主力数人が退団する見込みとのこと。クラブはレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)獲得を目指しており、そのためのスカッド整理を計画しているようだ。 今夏で契約満了となるドイツ代表FWレロイ・サネ(29)とイングランド代表DFエリック・ダイアー(31)については退団が濃厚に。同じく契約が切れるドイツ代表FWトーマス・ミュラー(35)については基本的にチームに留まる予定だが、現役引退を決断する可能性もあり去就は不透明だ。 フランス代表FWキングスレイ・コマン(28)にはサウジアラビアからの関心があり、クラブは3000万~4000万ユーロ(約48億~64億円)のオファーがあれば、受け入れる方針。加入以降負傷を繰り返しているフランス人DFサシャ・ブイ(24)についても売却に向けて動いているようだ。 また、ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリ(29)、ドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(30)についても、それぞれ契約は2026年夏まで。クラブは非売品とは見なさず、オファー次第で動きがある可能性もある。 一方で、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(29)については、今夏に売却される可能性は低い模様。いずれにしても、バイエルンは今夏に大きく動く可能性は高いようだ。 2025.03.11 18:40 Tue3
主力との契約延長発表が続くバイエルン、現在はFWサネとの交渉を計画中か
バイエルンとドイツ代表FWレロイ・サネ(29)の契約交渉はまだ継続中のようだ。 サネは2020年7月にマンチェスター・シティからバイエルンへ加入すると、攻撃陣を牽引する一人として活躍。これまで公式戦通算209試合56ゴール50アシストを記録しており、数々のタイトル獲得にも貢献している。 一方で、今シーズンは公式戦34試合8ゴール4アシストを記録するも、先発の機会は減少しており、ブンデスリーガでは12試合、チャンピオンズリーグ(CL)では4試合に。昨夏に就任したヴァンサン・コンパニー監督の下では、今までと比べて出場時間が減少している。 こうした中で、注目されていたのが2025年夏までとなる契約だ。これまで幾度となく延長に向けた交渉が行われていると報じられていたが、現在に至るまで新契約は締結されていない。 とはいえ、ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとまだクラブとサネの契約交渉は続いている模様。選手にはアーセナルからの関心もあるが、本人はバイエルン残留を望み、減俸にも応じる姿勢を示しているという。ただし、まだ交渉がどのような結末となるかは不透明なようだ。 両者は今月のインターナショナルマッチウィーク中にも、話し合いの場を設ける模様。バイエルンは最近になってMFジャマル・ムシアラ、MFジョシュア・キミッヒ、DFアルフォンソ・デイビス、GKマヌエル・ノイアーらとの契約延長を次々に発表しており、サネがそこへ続くかどうかが注目される。 2025.03.15 11:40 Sat4
【2024-25ブンデス前半戦ベストイレブン】バイエルンから最多6選手、佐野海舟を選出
2024-25シーズンのブンデスリーガ前半戦が15日に終了しました。本稿では今季のブンデスリーガ前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKニコラ・ヴァシリ(29歳/ザンクト・パウリ) 出場試合数:17(先発回数:21)/失点数:21/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昇格組のザンクト・パウリがバイエルンに次ぐ失点の少なさで前半戦を終えた。12ゴールはリーグ最低で現在14位と残留争いに巻き込まれること必須だろうが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の守護神が奮闘。仮にチームが降格したとしてもこの活躍であれば、来季もヴァシリはブンデスに残留できそうだ。 DFダヨ・ウパメカノ(26歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:2/出場時間:1313分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季後半はパフォーマンスを大きく落としてしまったが、今季は再び復活。同タイプのキム・ミンジェとの相性は良くないかに思われたが、ハイラインを敷くコンパニ監督のサッカーにおいて欠かせない存在となった。 DFキム・ミンジェ(28歳/バイエルン) 出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:1/出場時間:1380分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季落とした評価を取り戻す今季ここまでのパフォーマンス。1試合を除いてスタメン出場を続け、ナポリ時代の輝きを放った。 DFアレハンドロ・グリマルド(29歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:2/出場時間:1507分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レバークーゼン不動の左ウイングバックとして今季も健在。戦術理解度、左足のキック精度は世界屈指でマインツ戦では直接FKを叩き込んだ。 MFジョシュア・キミッヒ(29歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:1/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トゥヘル監督の下では右サイドバックに回ることが多かったが、コンパニ監督の下では本職のボランチで固定され、高水準のパフォーマンスを続けた。大半の試合で主導権を握れるのはキミッヒのゲームコントロールのおかげ。 MFフロリアン・ヴィルツ(21歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:14)/得点数:7/出場時間:1318分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レアル・マドリーやバイエルンといったメガクラブからの関心がありながらも残留した今季、7ゴール7アシストと流石のスタッツを記録。シャビ・アロンソ監督の下、レバークーゼンで確実に成長を続けている。 MF佐野海舟(24歳/マインツ) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:0/出場時間:1515分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マインツの躍進を語る上で欠かせない戦力。語学が成功の鍵とされる中、言葉の壁を背中で語る献身的なパフォーマンスで難なく乗り越えてしまった。 MFジャマル・ムシアラ(21歳/バイエルン) 出場試合数:14(先発回数:12)/得点数:9/出場時間:1020分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 足元の卓越した技術が注目されがちだが、ヘディングでのゴールも多く多彩な得点パターンを擁していることを披露。ここまで早くも9ゴールを挙げ、一昨季のキャリアハイである12ゴールを目前としている。 MFマイケル・オリーズ(23歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:13)/得点数:5/出場時間:1065分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユース時代、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティと、エリート街道を歩んだオリーズ。クリスタル・パレスから加入し、プロキャリアでは初のメガクラブ挑戦となった中、物怖じせず躍動した。FWレロイ・サネから完全にレギュラーを奪取し、5ゴール8アシストを記録。前半戦のバイエルンを牽引した。 FWハリー・ケイン(31歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:16/出場時間:1204分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> PKでの得点が7と多いものの、それでも前半戦を終えて16ゴールと今季もエースとして十分な働きを見せた。今季こそブンデスリーガ優勝で無冠の帝王の名を返上したい。 FWオマル・マーモウシュ(25歳/フランクフルト) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:15/出場時間:1455分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 15ゴール10アシストと圧巻のスタッツを記録。今季のブンデスリーガ前半戦で最も躍動していた。 2025.01.16 18:01 Thu5
「最高の形は見られなかった…」、敵地でドローも苦戦認めるアンチェロッティ監督…殊勲の2選手を称賛
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティが、ドローに終わったバイエルン戦を振り返った。クラブ公式サイトがイタリア人指揮官の会見コメントを伝えている。 マドリーは、4月30日にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグを2-2のドローで終えた。 守勢の前半序盤を凌いだアウェイチームは、前半半ばの24分にMFトニ・クロースの圧巻のラストパスに抜け出したFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制に成功。以降は主導権を奪い返して危なげなく1点リードで試合を折り返した。 しかし、後半は立ち上がりにFWレロイ・サネに同点ゴールを決められると、直後に与えたPKをFWハリー・ケインに決められて逆転を許す。それでも、後半終盤に押し返すと、83分にFWロドリゴ・ゴエスが獲得したPKをヴィニシウスが決めて、敵地での初戦を2-2のドローで終えた。 アンチェロッティ監督は、内容面では難しい戦いを強いられながらも、敵地でのドローという結果に一定の満足感を示した。 「特に終盤同点にするためとても大きな努力をした。バイエルンはその最高の姿を披露し、我々は試合の一部でそれを見せた。我々の最も良い時間帯に失点した。我々はボールをうまく保持していたが、相手がバランスを崩すように仕掛けて2ゴールを挙げた。これは良い結果で、2ndレグに向けて自信になる。バイエルンは非常に高いレベルのプレーヤーたちがいるのを示したのだから、勝ち抜けの可能性は開かれている」 「勝ち抜けの状況は昨日と同じ。バイエルンがしたことは驚きではない。なぜならとても高いレベルのプレーヤーがいて相手にダメージを与えることができるからだ。残念なのは我々の最も良い時間帯に失点したこと。そのあと努力と途中から入ったプレーヤーの貢献から我々は引き分けることができた」 また、この一戦ではドブレーテを記録したエース、前半に完璧なアシストとゲームメイクを見せた百戦錬磨の司令塔の活躍が光った。 イタリア人指揮官はエースの仕事を果たしたヴィニシウスについて「「オフ・ザ・ボールで良い動きをし、背後を攻撃する術を学んでおり、そこでフォワードとしてプレーできる。彼はゴール前で非常に冷静だ。ただ、論理的に考えて先制点でそのボールを送るMFがいなければならなかったが…」と、ストライカーとしての成長を称賛。 その先制点をお膳立てしたクロースに対しては、「彼が最高の解決策を有する中の1人だというのはごく当たり前のことだ。彼はこういった特徴を持った最高のMFの1人。我々はより良く状況をコントロールすることを望んだ。なぜなら相手はボールを取り返すのに苦労していて、彼は誰にもできないようなボール扱いをするからだ」と、その活躍を絶賛した。 一方で、守備面で苦戦を強いられたDFルーカス・バスケスと共に、低調なパフォーマンスに終わったMFジュード・ベリンガムについては「彼の最高の形を取り戻すだろう。ケガを負い大きな影響があった。最高の形ではなかったが、間も無く戻るだろうし(来週の)水曜へ向けて100%の状態になるだろう」と、この日のパフォーマンスが低調だったことを認めつつ、2ndレグでのリベンジを期待した。 「今日我々はブロックを下げて戦うのを望んでいなかったが、最初にブロックが下がった」とこの試合での受け身の入りに不満を示した指揮官は、8日にサンティアゴ・ベルナベウで控える2ndレグに向けては、最高のレアル・マドリーを見せることを期待していると選手たちの奮起を促した。 「我々はシーズンのこのポイントで改めて決勝でプレーするファンタスティックなチャンスがある。ボールを持っている時には良い攻撃を、ボールが無い時にはしっかり守らなければならない。常にボールを持つことはできないのだからそうするつもりだ」 「今日レアル・マドリーの最高の形は見られなかったが、2ndレグでそれが見られるよう期待している。対戦するのは偉大なチームで勝ち抜けは力が拮抗しており、難しいものになるだろうが、2ndレグでファンが我々を後押ししてくれるのは間違いない」 2024.05.01 08:24 Wedバイエルンの人気記事ランキング
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皇帝の逝去から一年。スーパーカップの冠名に決定/六川亨の日本サッカー見聞録
早いもので、西ドイツが生んだ偉大なフットボーラーであるフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなってから一年が経とうとしている(24年1月8日に逝去。78歳)。現役時代は「皇帝」のニックネームで尊敬を集め、守備だけでなく攻撃にも自由に参加する「リベロ」という概念を確立した。 W杯は66年イングランド大会で準優勝、70年メキシコ大会は3位、そして自国開催となった74年西ドイツ大会では母国に2度目となるトロフィーをもたらした。監督(肩書きはチームシェフ)として86年メキシコ大会こそディエゴ・マラドーナ率いるアルゼンチンに敗れて準優勝に甘んじたが、90年イタリア大会ではアルゼンチンに雪辱を果たし、選手と監督でW杯を制した2人目という偉業を達成した。 同じく選手と監督でW杯に優勝したブラジルの名将マリオ・ザガロ氏も24年1月5日にこの世を去り(享年92歳)、選手・監督でW杯に優勝したのはディディエ・デシャン1人になった。 さらに昨年10月6日には、西ドイツW杯決勝でベッケンバウアー氏と好勝負を演じたオランダのヨハン・ニースケン氏も逝去した(73歳)。西ドイツとの決勝戦での先制点、ゴール中央に強シュートを突き刺した衝撃は今でも忘れられない。彼のシュートは、それまで左右のスミを狙うのが常識だったPKに、新たな発想をもたらしたのではなだろうか(パネンカのチップキックによるPKも伝説だ)。 すでに2016年3月24日には、もう一人の“ヨハン”であるクライフ氏も亡くなっている。「トータルフットボール」の具現者として世界に衝撃を与えただけでなく、指導者としてバルセロナでは超攻撃的なスタイルを確立。現在のバルサの礎を築いたと言っても過言ではないだろう。彼の出現で背番号「14」は特別な番号になったはずだ。 そんなレジェンドの1人である「皇帝」の功績を称え、昨年12月20日、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は25~26シーズンからDFLスーパーカップの名称にフランツ・ベッケンバウアー氏の名前を冠することを発表した。 すでにバイエルン・ミュンヘンはベッケンバウアー氏の現役時代の背番号「5」を永久欠番にすると発表していた。それに続き、シーズン開幕前にブンデスリーガ優勝クラブとDFBポカール優勝クラブが激突する大会の名称が「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」に変更されることになった。 かつてW杯のトロフィーは、ブラジルが70年メキシコ大会で3度目の優勝を果たし、永久保持するまでは、W杯の提唱者であるフランス人の「ジュール・リメ杯」と呼ばれていた(74年以降は特別な名称はない)。同じくEUROのトロフィーも提唱者であるフランス人の名前をとって「アンリ・ドロネー杯」と呼ばれていた。 しかし公式戦の名前に選手個人の名前が冠されるのは今回が初めてではないだろうか。近年の大会名にはネーミングライツ権を売ることで、企業の名前が冠されることが一般的になりつつある。そんななかで、今回のDFLの英断に拍手を送ると同時に、今年8月16日の大会では古巣バイエルンの復活にも期待したい。 文・六川亨 2025.01.04 11:00 Sat5