「どこかに足を着地しなければならない」冨安の顔面が踏みつけられたシーンに元審判が見解も、解説者からは反対意見が殺到

2021.12.08 19:15 Wed
Getty Images
アーセナルの日本代表DF冨安健洋エバートンのイングランド代表DFベン・ゴッドフリーに顔面を踏みつけられたシーンについて、元審判員が見解を示した。イギリス『talkSPORT』が伝えている。アーセナルは6日、プレミアリーグ第15節でエバートンとアウェイで対戦。冨安は右サイドバックとしてフル出場した。

この試合で大きな波紋呼んだのが28分のシーン。自陣右サイドでアーセナルがボールを奪うと、冨安がルーズボールを相手MFアランと競り合い、タッチライン上で倒れる。直後、寄せてきたDFベン・ゴッドフリーが右足で冨安の顔面を踏みつける格好となり、冨安はアゴから出血していた。
このシーンについてはVARチェックが入ったものの、ゴッドフリーにカードが提示されることはなく終わったが、元プレミアリーグ審判員のダーモット・ギャラガー氏が自身の見解を語った。

「彼(ゴッドフリー)は目を逸らしている。どこかに足を着地しなければならない。映像の見栄えは良くない」
「だが、私が言いたいのは、もし誰かが誰かを踏みつけたというならば、私は絶対的な確信を持ちたいし、このようなケースでは本当のことを知っているのは選手本人だけだ」

「何度も何度も繰り返し見たが、正直なところ彼が何をしているのか分からないし、かといってレフェリーを擁護するつもりもない」

「私は常に、誰かが誰かを踏みつけたと絶対的に確信しない限り、彼が何を考えているのかは彼にしかわからないという考えを持っている」

「目を逸らしていると言っても、下を向いていればイメージは大きく変わる。だからこそ、私は少し慎重になっている。もし私に彼は踏みつけたと言うなら、それはかなり大きな罪であり、私は100%の確信を持ちたい」

ただ、他の解説者からは反対意見も殺到。『talkSPORT』で解説を務める元チェルシーDFのジェイソン・カンディ氏は、「彼は冨安を踏みつけ、自分が何をしているのかを正確に知っている。しかし、彼は決定的な瞬間に目を逸らしているので、どういうわけか彼は退場のピンチを乗り越えたと思う」と述べた。

さらに、主にレンジャーズで活躍したアリー・マッコイスト氏も「彼は自分がやったことを理解しているといった」ほか、トッテナムなどで活躍したダレン・ベント氏も、ゴッドフリーは分かっていたとの見解を示す一方で、レッドカードが出ないのも理解すると語ったギャリー・ネビル氏の意見を参考にしながら、自身の意見を述べた。

「昨夜、ギャリー・ネビルはこの件を完璧に要約したと思う。彼は、『プロとして、そこに足を置いたときに何をしているのかを彼は正確に理解している』と言った」

「あれを見ると、『彼はわざとやったのか?』と思うだろうが、彼は明らかにわざとやったんだ」

「私にとってあのプレーはレッドカードだった。明らかにそれはレッドだった」

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ユナイテッド奮闘の赤の名門対決は白熱ドロー…守護神ラヤ躍動のアーセナルは敗戦回避も逆転優勝絶望的に【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第28節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが9日にオールド・トラッフォードで行われ、1-1のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 現在、14位のユナイテッドはリーグ前節でイプスウィッチ・タウンに3-2の劇的勝利。だが、FAカップ5回戦ではフルアムにPK戦の末に敗れて連覇の可能性が消滅し、続くヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦ではレアル・ソシエダとのアウェイゲームを1-1のドローで終えた。週明けにホームでのリターンレグを控えるなか、公式戦3戦ぶりの白星を目指した名門対決ではソシエダ戦から先発2人を変更。サスペンションのドルグ、ホイルンドに代えてリンデロフ、エリクセンを起用した。 対する2位のアーセナルは前節、ノッティンガム・フォレストとの上位対決で痛恨のゴールレスドロー。首位との暫定勝ち点差が13ポイントに広がり、逆転優勝は非常に厳しい状況となった。それでも、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16初戦ではPSVとのアウェイゲームで歴史的な7-1の圧勝。ホームでの2ndレグを前にベスト8進出を決定的なモノにした。今節先に試合を行ったリバプールの勝利によって勝ち点3必須のアウェイゲームでは先発1人を変更。ルイス=スケリーに代えてカラフィオーリを起用した。 注目の名門対決は戦前の予想通り、ホームのユナイテッドがボールの主導権を譲ってローブロックで構え、引き込んでカウンターを狙う形でスタート。リーグ直近2試合の反省を活かしたいアーセナルは、ボールを動かしながらアタッキングサードでアクションを見せていく。 そして、10分のメリーノの左足シュートを皮切りにボックス付近でウーデゴールやトーマス、トロサールと足を振っていく。だが、中央を固める相手を揺さぶり切れず、得意のセットプレーも撥ね返され、攻撃が停滞していく。 これに対して守備は狙い通りも、攻撃はガルナチョの突破力を活かしたロングカウンター一辺倒のユナイテッド。幾度か相手を引っくり返そうなシチュエーションはあったものの、攻撃をフィニッシュで終わることができない。 予想以上に堅い展開が続きゴールレスでのハーフタイム突入が濃厚かに思われたが、ユナイテッドがホームチームの意地を見せる。前半アディショナルタイム、ロングボールを起点にガルナチョの仕掛けで得たペナルティアーク付近でのFK。キッカーのブルーノ・フェルナンデスが壁の上をギリギリ越える絶妙なシュートをゴール右に突き刺した。 主将ブルーノの見事な直接FKによるゴールでホームチームの1点リードで折り返した後半。アモリム監督は前半幾度も足を気にしていたヨロを諦め、古巣対戦のDFヘヴンをプレミアリーグデビューさせる。 後半も集中した入りを見せると、右サイド深くに侵攻したガルナチョのグラウンダークロスから続けて良い形も作り出した。さらに、54分には前線のザークツィーの体を張ったキープから左サイドのダロトが左サイドを駆け上がって正確なクロスを供給。これをボックス右にフリーで走り込んだマズラウィが右足ダイレクトでゴール左へ蹴り込むが、これはGKラヤの右足を使った圧巻のセーブに阻まれ、2点目のチャンスを逃した。 一方、ビハインドを追うアーセナルは58分、ヌワネリとカラフィオーリを下げて負傷明けのマルティネッリとルイス=スケリーを同時投入。ここからよりリスクを冒して前に出ていく。 すると、74分には相手陣内右サイドでタメを作ったウーデゴールのスルーパスに抜け出したティンバーがドリブルでボックス内に侵入。マズラウィ、ブルーノを引き付けてボックス中央のライスに繋ぐと、イングランド代表MFの狙いすました右足シュートがゴール左隅に決まった。 これで1-1の振り出しに戻ったなか、追いついたアーセナルはトーマスを下げてティアニーを投入。トロサールを最前線、ティアニーを左ウイング、メリーノをインサイドハーフに配置換えした。一方、追いつかれたユナイテッドはエリクセンとザークツィーに代えてコリアー、ホイルンドを同時投入した。 追いついた勢いと地力ではアウェイチームが上回るが、ホームチームもロングカウンターだけでなく要所で前から奪いに行く姿勢を打ちだし、名門対決に相応しい見応え十分の攻防が試合終盤に繰り広げられる。 押し込むアーセナルがトロサール、ウーデゴールのボックス付近でのシュートでゴールに迫れば、ユナイテッドもショートカウンターからホイルンドがゴールに迫った。 さらに、後半アディショナルタイムにはユナイテッドの主将に勝ち越しのチャンスが訪れる。ボックス中央でマズラウィの右からの折り返しに反応したブルーノが枠の左へダイレクトシュートを蹴り込んだが、ここはGKラヤが圧巻のセーブ。さらに、浮き球の形でゴール方向に向かったボールも驚異的なリカバリーでかき出した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、注目の名門対決は1-1のドロー決着。アーセナルは敵地で敗戦こそ回避もこれでリーグ3戦未勝利となり、首位リバプールとの暫定勝ち点差が15ポイントに広がった。 マンチェスター・ユナイテッド 1-1 アーセナル 【マンチェスター・U】 ブルーノ・フェルナンデス(前47) 【アーセナル】 デクラン・ライス(後29) 2025.03.10 03:46 Mon
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「問題はフィニッシュではない」リーグ3戦未勝利のアーセナル…課題は決定力ではなく創造性に?「彼らはセットプレーに頼りすぎた」

アーセナルが現在抱えている問題について、決定力とは別の部分にあると指摘する声も存在する。 プレミアリーグでは2シーズン続けて2位となり、今シーズンにかかる期待は大きかったアーセナル。2003-04シーズン以来となるリーグタイトル獲得を目指し、多数のケガ人が出ながらもシーズン序盤から上位争いに加わっていたが、ここに来て失速し始めている。 先週末に行われたプレミアリーグ第28節のマンチェスター・ユナイテッド戦は、1-1のドロー。これでリーグ戦3試合未勝利となっており、首位リバプールとの差は「15」にまで広がってしまった。 リーグタイトルは絶望的となる中で、現在は来シーズンに向け攻撃陣の強化も叫ばれる状況。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』でジェイミー・キャラガー氏はその意見に異を唱えている。 キャラガー氏は、アーセナルが過去2シーズンでゴール期待値より20ゴールも多くの得点を生んでいると紹介。これはプレミアリーグ最高の数字となっており、少ないチャンスをしっかり得点に結びつけている証明となっている。 こうした点を踏まえ、キャラガー氏はアーセナルに欠けているのが決定力ではなく、そもそものチャンスを作り出す力だと指摘。夏の補強では9番より、まずその部分の強化を意識する必要があると語った。 「彼らが抱えている問題はフィニッシュについてではない。チャンスを作れていないことだ。それこそ、今彼らが抱えている最大の問題だと思う」 「9番が必要だと言っている人たちがいる。もしアーセナルに9番がいたら…例えば、アーリング・ハーランドがアーセナルでプレーしていたとしよう。彼らはもっとゴールを決めていただろうか?」 「もちろん、彼はトップクラスのストライカー、素晴らしいフィニッシャーであり、今よりは得点していただろう。しかし、この3試合で彼らが得たチャンスを基準にするなら、ハーランドがいても何の違いも生めない」 「セットプレーについて、シーズンの初めに見たこのチームは素晴らしく、驚異的だった。私はこれまでこのようなものは見たことがなかった。しかし、すべてのセットプレーで脅威を与えるのは無理だ」 「彼らはセットプレーに頼りすぎた。セットプレーがそれほど成功しなくなったら、ゴールを決めて相手の守備を崩すのに十分な力があるだろうか?」 「9番の選手を連れてくるのはいったん忘れるべきだ。彼らが最初にしなければならないことは、よりクリエイティブな選手との契約だろう。彼らは夏にマルティン・スビメンディを獲得する計画で、おそらくトーマス・パーティとの入れ替わりになる。つまり異なるプロフィールの選手を獲得することになるだろう」 「来シーズン、チームがよりクリエイティブになるための第一歩となる。そしてそれは、プレミアリーグでもう少し競争力を高めるのに役立つはずだ」 また、同じく『スカイ・スポーツ』にて今季途中までサウサンプトンを指揮したラッセル・マーティン氏もこの意見に同調。アーセナルは守備と完全なコントロールを意識するあまり、創造性が失われたことを指摘している。 「ミケル・アルテタがアーセナルにもたらしたものは素晴らしいよ。メンタリティの面では、ピッチのいたるところでマンツーマンで戦えており、パワーを獲得した。彼らは実利主義となり、守備面で最高のチームになれたんだ。それは予測失点数の数字でも裏付けられている」 「もちろん、一方で何かを失うことにもなると思う。『これを基本にしよう』と決めれば、創造性が少し失われる。選手を募る時でも、創造性にはあまり頼らなくなるかもしれない」 「だから今度は何かを犠牲にして、逆方向に向かい、プレーを組み立て、相手を少しオープンにしようとする必要がある。なぜなら、彼らは本当に打ち負かすのが難しくなったが、創造性は少し失われた可能性があるからだ」 2025.03.11 16:10 Tue
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「そんなことは言いたくない」 リバプールと15pt差で逆転優勝絶望もアルテタ監督 「我々は全ての試合に勝つ義務がある」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が9日にアウェイで行われ、1-1で引き分けたプレミアリーグ第28節マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 前節ノッティンガム・フォレスト戦を引き分けた2位アーセナルが、14位ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードに乗り込んだ一戦。 立ち上がりから攻勢に出たアーセナルが攻め立てる展開となるもゴールをこじ開けられずにいると、前半追加タイムにMFブルーノ・フェルナンデスの直接FK弾で先制される。 後半にはリードを広げられそうなピンチがありながらも守護神ダビド・ラヤが凌ぐと、74分にMFデクラン・ライスが同点弾を挙げた。終盤にかけてはオープンな展開となった中、逆転弾は奪えず1-1のドローに終わった。 この結果、リバプールとは15ポイント差を付けられ、ほぼ逆転優勝の望みがない状況となっているが、アルテタ監督は優勝の可能性が閉ざされたかと聞かれ、以下のように返した。 「そんなことは言いたくない。今日は試合に勝てなかったことが悔しい。切迫感は理解しているし、優勝のチャンスを得たいなら我々は全ての試合に勝つ義務がある。いずれにせよ、今はそのことについて話すのに適切な時期ではないと思う」 一方で直近のPSV戦でこそ7ゴールを挙げたものの、1点に終わった攻撃面については課題を口にした。 「最後の20mでの効率が十分ではなかった。オールド・トラフォードに来て良いプレーはできていたが、チャンスを生かせなかった。そしてビハインドを負い、それを覆すのがここではいかに難しいかわかるだろう」 なお、ユナイテッド戦がアルテタ監督にとって節目のプレミアリーグ200試合目の指揮となり、これまで118勝38分け44敗の戦績となっている。 2025.03.10 08:45 Mon
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初のメンバー選考を行ったトゥヘル監督、注目されたホワイトは「復帰を望んでいる」としながらも招集外に「ケガの深刻さを考えれば少し早すぎる」

イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督が初めての招集メンバーを発表した。 1月1日にイングランド代表の監督に就任したトゥヘル監督。チェルシーでの指揮経験があり、イングランドの選手のことも把握している。 外国人監督を迎え、復権を目指すイングランド。トゥヘル監督は、アーセナルで存在感を見せている19歳のDFマイルズ・ルイス=スケリーを初招集。また、ニューカッスル・ユナイテッドの32歳のベテランDFダン・バーンも初招集した。 主軸も順当に選出した中で、気になるスターティングメンバーの考えについて言及。様々な組み合わせを考えるためにメンバーを選んだとし、複数のポジションでプレーできる選手の存在も重要だとした。 「我々はあらゆる選択肢を持っている。選択肢を持たせるために9人のディフェンダーを招集した。彼らがどう適応するかを見ることになるだろう」 「我々が4バックでプレーするのか、5バックでプレーするのか、現時点では明かしたくない。アルバニアとラトビアに対する我々へのリスペクトも考え、この情報は我々の中に留めておきたい」 「我々には多くの選択肢があると思う。我々は複数のポジションでプレーできる選手を何人か選んだ。課題はこれらすべての異なるアイデアを1つのアイデアにまとめることであり、おそらくこれまで以上に、少ない方がより良いということが重要なのかもしれない」 「初戦までの4日間で新しいサッカーを発明するつもりはない。ビデオやピッチ上で多くのことが起こり、その後、全員に合う、全員がすぐに理解できる構造とアイデンティティを見つけ、全員が自分を表現し、才能を発揮する自由を与える必要がある」 重要な北中米ワールドカップ(W杯)予選がスタートする中で、まずは新たなことを一気に取り入れるつもりはないというトゥヘル監督。予選を戦いながら、戦力を見極める必要もある状況だ。 そんな中、復帰の可能性があったアーセナルのDFベン・ホワイトは招集されず。2022年のカタールW杯中にチームを離れ、それ以降招集されていなかった中、トゥヘル監督はケガの状態を見極めていたと説明した。 「彼は絶対に断ることはないだろう」 「負傷の深刻さを考えると、少し早すぎると思う。彼が復帰し、トレーニングに復帰したことを嬉しく思う。我々は経過を注視していたし、FAのメディカル部門とパフォーマンス部門には大いに賛辞を送りたい」 「そして、我々が注意深く監視することを許可してくれたアーセナルのみんなに感謝したい」 また、ホワイトとも話をしたと明かし、所属クラブでの完全復帰を待ちたいとした。 「ベンには、ベンチに戻ってきたことを嬉しく思っていると伝えた。彼はチャンピオンズリーグの2ndレグに出場しており、今は出場時間を増やし、リズムを掴むことが問題だ」 「そうすれば復帰のチャンスは十分にある。彼は復帰を望んでいるし、復帰できたことを喜んでいる」 2025.03.14 21:35 Fri

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