シェフチェンコが新天地ジェノアで所信表明 「監督キャリアにおいて、とても重要な瞬間」
2021.11.11 06:30 Thu
ジェノアの新指揮官に就任したアンドリー・シェフチェンコ監督が新天地で所信表明を行った。『フットボール・イタリア』が伝えている。
今シーズンここまで1勝6分け5敗の17位に低迷するジェノアは6日、ダビデ・バッラルディーニ前監督を解任。その後任に指名されたのは、元ウクライナ代表指揮官のシェフチェンコ監督だ。
2016年7月から指揮を執った母国代表では、2018年のロシア・ワールドカップの出場を逃したが、今夏のユーロ2020ではベスト8進出に導く手腕を発揮していた。
その後、ウクライナ代表との契約を更新することなく新たな挑戦を選んだ中、セリエAとチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げたミラン時代にプレーしたイタリアの地へ12年半ぶりの帰還を果たすことになった。
7日にジェノアとの2024年までの契約にサインしたシェフチェンコ監督は10日、自身のお披露目会見に出席。クラブチームの指揮官初挑戦を思い出の地でスタートできることに特別な思いを感じている。
「個人的には、(新オーナーの)ジョシュ・ワンダ氏とジェノアのプロジェクトが、私を特別な絆のあるイタリアに戻してくれたと思いたい」
「ジェノアは重要なクラブであり、このプロジェクトは私にとって大切なものだ。そして、今の我々にとっての一番の目標は、来シーズンもセリエAでプレーすることだ。このクラブはイタリアで最も古いクラブであり、それはとても意味のあることだと思う。そして、長くここに留まりたいと思っているよ」
「私は、このプロジェクトに心から納得している。そして、ジェノアが将来的に素晴らしいことができると信じている。(クラブが居を置く)マラッシでは、ファンがとても情熱的で、まるで相手が12人でプレーしているようだったことを覚えているよ。我々には彼らのサポートが必要であり、あの雰囲気を再び提供してくれることを願っている」
また、ウクライナの矢は現スカッドのポテンシャルの高さを評価しながらも、ここからの巻き返しに向けては今冬の補強の必要性を説いている。
「1月にチームを強化する必要がある。歴史的に見ても、このチームは常に非常にアグレッシブなスタイルを持っているが、同時に正しいメンタリティが必要だと考えている。プレーヤーたちと話していると、彼らも心から状況を改善したいと思っているように感じた」
「現時点でこのチームは、[3-5-2]か[4-3-3]のいずれかのフォーメーションに適した特徴を持っていると考えている」
さらに、ミラン時代にカルロ・アンチェロッティ、アルベルト・ザッケローニ、チェーザレ・マルディーニという名将の薫陶を受けたシェフチェンコ監督は、セリエA初挑戦にあたってアドバンテージになると考えている。
「イタリアの(戦術的な)学校は非常に重要だ。その中でカルロ・アンチェロッティ、アルベルト・ザッケローニ、チェーザレ・マルディーニのような監督と一緒に仕事できたことは素晴らしい経験だった」
「イタリアのクラブで監督になるということは、最高の戦術家に挑戦できることを意味し、それは私にとってエキサイティングな挑戦だよ」
なお、インターナショナルマッチウィーク明けの21日に行われるホームでの初陣は、チェルシー時代に選手と監督という関係にあったジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマだ。
チェルシー時代には自身のパフォーマンスの問題もあり、冷遇された過去があったが、「私はモウリーニョをとても尊敬している。彼が来たことで、イタリアのサッカー界に大きなものがもたらされた」と、リスペクトの姿勢を示している。
今シーズンここまで1勝6分け5敗の17位に低迷するジェノアは6日、ダビデ・バッラルディーニ前監督を解任。その後任に指名されたのは、元ウクライナ代表指揮官のシェフチェンコ監督だ。
2016年7月から指揮を執った母国代表では、2018年のロシア・ワールドカップの出場を逃したが、今夏のユーロ2020ではベスト8進出に導く手腕を発揮していた。
7日にジェノアとの2024年までの契約にサインしたシェフチェンコ監督は10日、自身のお披露目会見に出席。クラブチームの指揮官初挑戦を思い出の地でスタートできることに特別な思いを感じている。
「今回の挑戦は私の監督キャリアにおいて、とても重要な瞬間だ」
「個人的には、(新オーナーの)ジョシュ・ワンダ氏とジェノアのプロジェクトが、私を特別な絆のあるイタリアに戻してくれたと思いたい」
「ジェノアは重要なクラブであり、このプロジェクトは私にとって大切なものだ。そして、今の我々にとっての一番の目標は、来シーズンもセリエAでプレーすることだ。このクラブはイタリアで最も古いクラブであり、それはとても意味のあることだと思う。そして、長くここに留まりたいと思っているよ」
「私は、このプロジェクトに心から納得している。そして、ジェノアが将来的に素晴らしいことができると信じている。(クラブが居を置く)マラッシでは、ファンがとても情熱的で、まるで相手が12人でプレーしているようだったことを覚えているよ。我々には彼らのサポートが必要であり、あの雰囲気を再び提供してくれることを願っている」
また、ウクライナの矢は現スカッドのポテンシャルの高さを評価しながらも、ここからの巻き返しに向けては今冬の補強の必要性を説いている。
「1月にチームを強化する必要がある。歴史的に見ても、このチームは常に非常にアグレッシブなスタイルを持っているが、同時に正しいメンタリティが必要だと考えている。プレーヤーたちと話していると、彼らも心から状況を改善したいと思っているように感じた」
「現時点でこのチームは、[3-5-2]か[4-3-3]のいずれかのフォーメーションに適した特徴を持っていると考えている」
さらに、ミラン時代にカルロ・アンチェロッティ、アルベルト・ザッケローニ、チェーザレ・マルディーニという名将の薫陶を受けたシェフチェンコ監督は、セリエA初挑戦にあたってアドバンテージになると考えている。
「イタリアの(戦術的な)学校は非常に重要だ。その中でカルロ・アンチェロッティ、アルベルト・ザッケローニ、チェーザレ・マルディーニのような監督と一緒に仕事できたことは素晴らしい経験だった」
「イタリアのクラブで監督になるということは、最高の戦術家に挑戦できることを意味し、それは私にとってエキサイティングな挑戦だよ」
なお、インターナショナルマッチウィーク明けの21日に行われるホームでの初陣は、チェルシー時代に選手と監督という関係にあったジョゼ・モウリーニョ監督が率いるローマだ。
チェルシー時代には自身のパフォーマンスの問題もあり、冷遇された過去があったが、「私はモウリーニョをとても尊敬している。彼が来たことで、イタリアのサッカー界に大きなものがもたらされた」と、リスペクトの姿勢を示している。
アンドリー・シェフチェンコの関連記事
ジェノアの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
|
アンドリー・シェフチェンコの人気記事ランキング
1
シェフチェンコ、ミランを牽引するイブラヒモビッチを絶賛「これからピークを迎えるみたい」
ウクライナ代表監督のアンドリー・シェフチェンコ氏が、好調のミランを牽引するFWズラタン・イブラヒモビッチを手放しで称賛している。 今季のセリエAでここまで5勝1分け無敗で首位に立つミランを背中で引っ張る王様・イブラヒモビッチ。昨年末に約7年半ぶりに凱旋し、半シーズンで10ゴールを挙げるさすがの活躍っぷりを見せると、今季もすでに7ゴールを記録し、好調ミランの攻撃を牽引している。 かつてミランでセリエAやチャンピオンズリーグ優勝に導き、黄金時代を築き上げたシェフチェンコ氏は、現ミランについて「素晴らしい瞬間を迎えている、独自のアイデンティティがある」と印象を語るとともに、イブラヒモビッチの功績を絶賛している。 「あの年齢にもかかわらず、彼は信じられないようなことをしているね。頭が良く、10年前と同じプレーができないと悟ると、スタイルを変えた。見ていて楽しいよ」 「彼はチーム力を底上げし、若手たちと対話し、良質なプレッシャーを与えている。熱意、体格、精神力を兼ね備えた彼とともに、ミランは成長している。彼から学んでいるんだ」 「ミランがイブラヒモビッチに依存しているかはわからない。でも、彼らが良いバランスを保てていることはわかる」 「すべてのチームには、他者よりも影響力のあるリーダーが存在する。(ミランが)特別というわけではない。だが、彼らはズラタンがいなくても勝てる。メカニズムが機能し、メンタリティが正しいことを示しているよ」 「私がいつも言っているように、熱意があればプレーを続けられる。彼はまだ辞めるつもりはないだろう。まるでこれからピークを迎えるかのようだね」 「彼の存在はユニークで、クリスティアーノ・ロナウドとともに、セリエAにいい影響を与えているよ」 2020.11.04 18:51 Wed2
“英雄”が見せた圧巻のドリブル!シェフチェンコが相手陣を1人で蹂躙して決めた衝撃のソロゴール/1999-2000【インクレディブル・ゴールズ】
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ氏がミラン時代に決めたゴールだ。 <div id="cws_ad">◆シェフチェンコが相手陣を独走!<br/> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJSb1YxZHhGTCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> </div> 1994年にウクライナの名門ディナモ・キエフでプロデビューし、大活躍を果たしたシェフチェンコ氏は、スーパースターたちが顔を揃えるミランに1999年加入。ここでも存在感を発揮し、世界屈指の名手に名を連ねる程の評価を受けた。 スピードを活かした突破と高い技術を持った点取り屋としてゴールを量産したシェフチェンコ氏だが、2000年2月6日に行われたセリエA第20節のバーリ戦では、圧巻のゴールを決めている。 3-1とミランリードの89分、カウンターから自陣でボールを持ったシェフチェンコがドリブルを開始。グングンスピードに乗ると、マークに来た相手DFとの競り合いを制して独走態勢に入る。ブロックに入る相手に対して細かい上体フェイントで近寄らせずに、そのままボックス内に侵入すると、ゴール右下のコースをついたシュートを沈め、止めを刺す4点目を決めてみせた。 圧巻のゴールでリードを広げたミランが、4-1と快勝している。 <span data-sg-movie-id="1013" data-sg-movie-title="【“英雄”が見せた圧巻のドリブル】シェフチェンコが相手陣を1人で蹂躙して決めた衝撃のソロゴール"></span> 2021.03.27 20:00 Sat3
シェフチェンコ息子の16歳クリスチャン、ワトフォードとプロ契約締結
チャンピオンシップ(イングランド2部)のワトフォードは3日、ウクライナ人FWクリスチャン・シェフチェンコ(16)とプロ契約を締結したことを発表した。 ミランで輝かしいキャリアを築いたアンドリー・シェフチェンコを父に持つクリスチャンは、ロンドン生まれで父が在籍したチェルシーの下部組織出身。 父と同じくポジションはストライカーとのこと。偉大なDNAを継承するサラブレッドがプロキャリアを歩むことになった。 2023.07.03 23:30 Mon4
加藤純一氏のムラッシュFCはラストチャンスで敗退…2-0でトルコのLimon FCに敗れラウンド16ならず
2日(日本時間3日)、キングス・ワールドカップ ラストチャンスで、日本のムラッシュFCはLimon FC(トルコ)と対戦した。 初戦は延期となった中、南米王者のRaniza FC(ウルグアイ)相手に敗戦。敗者復活戦に回ると、元ウクライナ代表選手が揃いアンドリー・シェフチェンコ氏がオーナーを務めるUA Steel(ウクライナ)と対戦し、1-9と大勝を収めた。 世界的に人気のゲーム実況者としても知られる加藤純一氏がオーナーのムラッシュFCは、勝ち上がりをかけてラストチャンスに進出。元トルコ代表MFアルダ・トゥランがオーナーのLimon FCと対戦した。 試合は拮抗した展開で進んでいく中、6分にFKを直接決められてしまい、先制を許すこととなる。 ムラッシュFCはなかなか攻撃に転じられず、そのまま試合は推移。この試合でも元サガン鳥栖のGK深谷圭佑の素晴らしいセーブが光り、追加点を許さない。 18分になりサイコロが振られると、5vs5の戦いに。すると19分、深谷が高い位置を取りミドルシュート。これはGKにキャッチされると、そのままアルプ・アルダにパントキックでゴールを奪われ、2-0とされる。 後半に入ると、Limon FCは22分に「Spotifyシークレットカード」を使用。ゴールが2倍になる「スタープレーヤー」を発動させるが、ムラッシュFCは粘りの守備を見せて得点を許さない。 防戦が続く中、28分にはムラッシュFCが「ダブルゴール」のカードを切り、4分間2倍の得点になる状態としたが、30分に迎えた決定機は金武航二朗のシュートがクロスバーに嫌われゴールを奪い切ることができない。 この試合では加藤潤一氏のプレジデント・ペナルティはなく、そのまま試合終了。2-0で敗れラウンド16に進めず、キングス・ワールドカップからの敗退が決定した。 2024.06.03 12:47 Monジェノアの人気記事ランキング
1
「我々のアイドル」「日本人の誇り」ジェノアがキング・カズの訪問を伝え話題! 1994年に在籍し、30年経つ今なお現役
ジェノアは24日、レジェンドの来訪を伝えて話題となっている。 今シーズンのセリエAではここまで17試合を戦い、勝ち点19の13位に位置するジェノア。29日には年内最終戦でインテルと対戦する。 そのジェノアは24日にクラブのX(旧ツイッター)を更新。投稿された写真に写っていたのはかつてジェノアでもプレーしたキング・カズことオリヴェイレンセのFW三浦知良だった。 三浦はヴェルディ川崎時代の1994年夏にジェノアへ期限付き移籍。アジア人として初となるセリエAプレーヤーとなった。 セリエAデビュー戦のミラン戦では、フランコ・バレージと激突し鼻骨骨折という重傷をいきなり追うなどしたが、1年でV川崎に復帰していた。 クリスマスツリーの前でジェノアのユニフォームを手にする三浦の写真を投稿。「今日ジェノアを訪れたカズ・ミウラ。サッカー界のレジェンドのロッソブルーの思い出をめぐる旅」と紹介している。 ファンは「さりげないジェノアカラーのコーディネート」、「日本人の誇りだ」、「94-95シーズンにいた人が現役ってイカれてる」、「世界のカズ」、「キングだ」、「我々のアイドル」とコメントが寄せられている。 <span class="paragraph-title">【写真】古巣・ジェノアを訪れたキング・カズ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr"> <a href="https://t.co/esXvIeCZdB">pic.twitter.com/esXvIeCZdB</a></p>— Genoa CFC (@GenoaCFC) <a href="https://twitter.com/GenoaCFC/status/1738588547572019255?ref_src=twsrc%5Etfw">December 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.25 11:45 Mon2
アーセナルDFノートン=カフィーがジェノアに完全移籍
ジェノアは14日、アーセナルのU-21イングランド代表DFブルック・ノートン=カフィー(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月までの5年間で、移籍金は200万ユーロ(約3億2000万円)、アドオン200万ユーロとのことだ。 12歳でチェルシーからアーセナルの下部組織に移った右サイドバックを主戦場とするノートン=カフィーは、これまでリンカーン・シティ、ロザラム・ユナイテッド、コヴェントリー・シティ、そして昨季ミルウォールと下部リーグにレンタルに出されていた。 アーセナルではファーストチームデビューが叶わなかった中、昨季はチャンピオンシップ(イングランド2部)のミルウォールでリーグ戦40試合出場2ゴール4アシストと主力としてプレーしていた。 2024.08.15 07:00 Thu3
「2桁ゴールなし」イタリア代表のストライカー陣が軒並み低調? 伊紙がユーロ2024へ向けて問題提起
イタリア代表のストライカー陣が所属クラブで数字を伸ばせていない。イタリア『カルチョメルカート』が問題提起している。 今夏ユーロ2024を控えるイタリア代表。いくら過去2回のワールドカップ(W杯)に出場できていないと言っても、そこは欧州王者。通算3度目の優勝、同国史上初の連覇に期待が懸かる。 ここで、ルチアーノ・スパレッティ監督就任後の全3回の代表活動(昨年9月・10月・11月)に1度でも招集され、センターフォワードとして1分でもプレーした選手を並べてみよう。(指揮官は全6試合とも[4-3-3]を採用) チーロ・インモービレ(ラツィオ) 今季リーグ戦:22試合6得点 国際Aマッチ通算:57試合17得点 ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ) 今季リーグ戦:25試合3得点 国際Aマッチ通算:24試合6得点 ジャンルカ・スカマッカ(アタランタ) 今季リーグ戦:19試合6得点 国際Aマッチ通算:15試合1得点 マテオ・レテギ(ジェノア) 今季リーグ戦:19試合6得点 国際Aマッチ通算:4試合2得点 『カルチョメルカート』は「危機に瀕する攻撃陣。2月末の段階で、ストライカーは誰一人2ケタゴールまで到達せず。スパレッティは誰をユーロへ連れていき、誰を振り落とすのか」と問題提起。 そう、4者ともそれぞれクラブでの立ち回り・役割の影響であったり、ケガの影響であったりと、あまりゴール数を伸ばせていないのだ。 ゴール数以外にも懸念点があり、34歳インモービレは最近隠せなくなった「衰え」、ラスパドーリは「ナポリで控え」、スカマッカは「代表での存在感に乏しい」などなど… 選手の“枠”を考慮すれば、少なくとも1人はユーロ行きを逃すことになりそうだが、カルチョファンのあなたがスパレッティ監督の立場なら、誰をチョイスするだろうか。 今冬フィオレンティーナへレンタル移籍したアンドレア・ベロッティ、イタリア人ストライカーでセリエA得点ランキングトップ(9得点)のアンドレア・ピナモンティ etc...スパレッティ体制で声がかかっていない選手も数多くいる。 2024.02.28 16:45 Wed4
名ストライカーから名指揮官へ…中堅ジェノアを立て直したジラルディーノ監督が契約更新か
ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督(41)との契約更新に接近しているという。 セリエA通算188得点を誇る名ストライカー、アルベルト・ジラルディーノ。パルマ、ミラン、フィオレンティーナなどに在籍、“強いイタリア代表”の一員としてW杯優勝も経験した男は、昨季途中にセリエBのジェノアで指揮を託された。 チームがセリエAに返り咲いた今季、ここまで8勝9分け11敗の12位という順位だが、財政規模の小さいプロヴィンチャ、また昇格組であることを考慮すれば立派な位置。残り10試合…トップハーフでのフィニッシュも視野に入る。 イタリア『カルチョメルカート』によると、ジラルディーノ監督の現行契約は今季まで。ここ数日で指揮官の代理人とクラブによる協議が一気に進展したようで、そう遠くないうちに契約更新がまとまる可能性もあるとのことだ。 地元ジェノヴァのメディア『TeleNord』いわく、両者は2026年6月までの契約更新で大筋合意済み。これまでの手腕を称える形でボーナスが用意されているほか、契約更新後は、選手1人の売却につき移籍金収益1%が指揮官の給与に追加されることになるとみられている。 名ストライカーから名指揮官へ…ジラルディーノも、インテルを率いて自国No.1指揮官との評価を確立したシモーネ・インザーギ(47)のように進みたい。 2024.03.11 20:00 Mon5
