批判強まるユナイテッド…ルーニー氏は選手に苦言 「監督にすべての責任を負わせるのは簡単だが…」

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表FWのウェイン・ルーニー氏が古巣の選手に苦言を呈した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。プレミアリーグ3試合勝利から遠ざかっていたユナイテッドは、先週末に行われた第9節で伝統的なライバルであるリバプールと対戦。タイトルを争う相手との直接対決を制して勢いに乗りたいところだったが、試合では圧倒的な力量差を見せつけられ、0-5の完敗を喫した。これにより、チームはプレミアリーグ4試合未勝利となり順位は7位まで下降。上位争いから脱落しつつあり、不甲斐ないパフォーマンスを続ける選手やオーレ・グンナー・スールシャール監督に対してはファンやOBから激しい批判が浴びせられている。
現役時代にはサー・アレックス・ファーガソン氏の下で数多くのタイトル獲得に貢献し、現在は2部のダービー・カウンティで指揮官を務めるルーニー氏も特に選手を痛烈に批判した。

「選手たちは自分自身に疑問を持ち、見つめ直さなければならない。監督にすべての責任を負わせるのは簡単だが、大金をもらって仕事をしている彼らが十分に仕事をしているとは思えないからね」「選手たちには大きな責任がある。彼らはワールドクラスで国際的な選手たちだが、ユナイテッドのようなクラブではそれ以上が求められるのだ。試合に負ければ、もっと傷つく必要がある」

「あのクラブには高い要求とプレッシャーがある。しかし私が見ている限り、後ろに下がったり守備をしたり、すべてを懸けることができていない選手があまりに多くて受け入れられないね。それが監督のせいなのか、選手のせいなのかはわからない」

また、ルーニー氏はリバプールと比較したうえでユナイテッドの課題を指摘。チームはよりハードワークする必要があると強調した。

「リバプール戦は見るのが簡単ではなかった。リバプールは素晴らしいチームであり、ワールドクラスの選手が揃っているという点ではユナイテッドと似ている。モハメド・サラーという現在世界最高の選手も擁しているしね」

「しかし唯一の違いは、リバプールの選手たちがボールのないところでも仕事していることだ。ダービーで私が指導する選手たちは、一生懸命働かなければプレーできないと知っている。働かないことの言い訳はない。私が就任したとき、選手たちに最初に言ったのがこの言葉だ」

「ユナイテッドがどのような決断をしても、それが正しい決断だと感じるはずだ。私が知っているのは、外部の人間が望むことに屈してはいけないということだね。オーレがいてもいなくても、ユナイテッドはプランを持っていると思う。彼らは適切な時期に決断を下すと確信している」