ユナイテッドが10万人収容の新スタジアム構想を発表! 現スタジアムの隣に建設…ファーガソン元監督も想い「新たな歴史を作れる新しいホームを」

2025.03.11 22:12 Tue
オールド・トラッフォードが生まれ変わる
Getty Images
オールド・トラッフォードが生まれ変わる
マンチェスター・ユナイテッドは11日、新スタジアム建設構想を発表した。ユナイテッドは、オールド・トラッフォード地区の再開発の中心として新スタジアムを建設する構想を発表。10万人収容を考えているという。

このスタジアムの再開発プロジェクトは、イギリスの経済に年間73億ポンド()の追加利益をもたらす可能性があり、コミュニティと地域全体に大規模な社会的、経済的利益をもたらすという。
新たに9万2000人の雇用と、1万7000の新築住宅の創出。年間180万人の新たな訪問者の誘致が期待されている。

この地区の設計を任された建築グループはフォスター+パートナーズ。イメージを発表し、これがより詳細な実現可能性、協議、設計、計画作業のためのマスタープランとなるという。
ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏は今回のプランについて説明している。

「今日は、再生されたオールド・トラッフォードの中心に、世界最高のサッカースタジアムを建設するという、信じられないほどエキサイティングな旅の始まりだ」

「現在のスタジアムは過去115年間素晴らしい働きをしてきましたが、世界のスポーツ界の最高のアリーナには遅れをとっている。既存の敷地の隣に建設することで、オールド・トラッフォードの本質を保ちながら、歴史あるホームからほんの数歩のところに、ファンの体験を一変させる真に最先端のスタジアムを建設することができる」

「また、新しいスタジアムがオールド・トラッフォード地区の社会的、経済的再生の触媒となり、建設段階だけでなく、スタジアム地区が完成した後も永続的に雇用と投資を生み出す機会となることも重要だ」

「政府は、特にイングランド北部でのインフラ投資を戦略的優先事項と位置付けており、我々は国と地域にとって重要なこのプロジェクトでその使命を支援できることを誇りに思う」

ユナイテッドの黄金期を支え、現在のオールド・トラッフォードで数々のタイトルを獲得。イングランドサッカー史上最も成功した監督としても知られるサー・アレックス・ファーガソン氏も今回の構想にコメントしている。

「マンチェスター・ユナイテッドは、ピッチ内外で行うこと全てにおいて常に最高を目指すべきだ。それは我々がプレーするスタジアムも含む。オールド・トラッフォードには個人的にたくさんの特別な思い出があるが、我々は勇気を出してこの機会を捉え、未来にふさわしい、新たな歴史を作れる新しいホームを建設しなければならない」

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ロナウド崇拝ガルナチョはアルゼンチン代表で浮いている? 先輩パレデスが証言

マンチェスター・ユナイテッドのFWアレハンドロ・ガルナチョは、クラブの偉大なる先輩を崇拝するあまり、アルゼンチン代表で少し浮いてしまっているようだ。 現在、ガルナチョはアルゼンチン人の母親の母国であるアルゼンチンのA代表でプレー。ただ、自身はマドリードで生まれ育ち、2020年からイングランドでプレーしており、その他の選手に比べてアルゼンチン人としての意識はやや希薄だ。 通常、ガルナチョの年代のアルゼンチン人選手はリオネル・メッシを崇拝するものだが、同選手のアイドルはそのメッシの最大のライバルであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。 スペイン時代はヘタフェ、アトレティコ・マドリーのカンテラに在籍していたが、その当時にレアル・マドリーで全盛期を過ごしたロナウドの印象は鮮烈で、同選手が自身の所属するユナイテッドに帰還を果たした際には誰よりも興奮した選手の一人だった。 さらに、先日のエバートン戦で圧巻のバイシクルシュートでのゴールを決めた際にガルナチョは、崇拝するロナウドの代名詞であるゴールセレブレーションを披露していた。 そういった振る舞いは所属クラブでは好意的に受け止められるものの、メッシが崇拝されるアルビセレステスにおいては異質と見られ、少し意地悪な先輩たちからはイジりの対象となっている。 ローマに所属する同国代MFレアンドロ・パレデスは、アルゼンチン『DSports』でガルナチョと周囲の選手たちのやり取りを明かしている。 「僕らは彼にそのこと(ロナウド崇拝)について冗談を言ったよ。彼はとてもシャイで、返事をしない。ちょっとかわいそうな奴で、僕らが彼を狂わせてしまったみたいだね」 「また、僕らは彼にグループが何なのかについても話したよ。何とかして彼らにグループの一員であると感じてもらい、快適に感じてもらえるよう努めている。ただ、今回の場合、彼はとても緊張していてうまく話すことができなかった」 「でも、彼が言ったように、僕は彼がロナウドを自分のアイドルだと思っていて、いつも彼を追いかけていて、プレーもかなり似ている。それはある意味で普通のことでもあり、それによって何かが起こるわけではない」 「もちろん、彼が代表チームに来るときは、僕らのチームというものがあり、彼も少し変わらなければならないね」 アルゼンチン代表においてロナウド崇拝は決してタブーというわけではないが、代表でのプレーやコミュニケーションを円滑に進める上でガルナチョはその愛をやや抑えつつ、周囲とより良好な関係を築いていきたいところだ。 2023.12.14 23:33 Thu

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