16年間の長期政権が終焉、MLSのスポルティング・カンザスシティが成績不振で監督解任…昨年9月から13戦勝利なし

2025.04.01 23:50 Tue
スポルティング・カンザスシティを16年間指揮したベルメシュ監督
Getty Images
スポルティング・カンザスシティを16年間指揮したベルメシュ監督
近年はどんな名将も10年と続かない政権ばかりだが、約16年間続いた長期政権が終焉を迎えることとなった。

メジャーリーグ・サッカー(MLS)のスポルティング・カンザスシティは3月31日、ピーター・ベルメシュ監督(58)の解任を発表した。

ベルメシュ監督は2006年11月にスポルティング・カンザスシティのテクニカル・ディレクター(TD)に就任。暫定監督の期間を経て、2009年11月に正式に監督に就任した。
16年以上指揮を執ったベルメシュ監督は、MLS史上最長期間指揮を執った監督となり、2013年にMLSでクラブ史上2度目となる優勝を経験。また、USオープンカップでは、2012年、2014年、2017年と3度優勝を経験している。

2011年から2018年までは8年連続でプレーオフに進出し、レギュラーシーズンでは東地区で2度、西地区に移ってからも2度優勝を経験。現役時代もスポルティング・カンザスシティでプレーしており、選手と監督と両方でタイトルを獲得した唯一の人物だった。
レギュラーシーズン203勝を記録したベルメシュ監督はMLSの歴代3位の記録を保持。2013年にはアメリカサッカー殿堂入りも果たしていたクラブのレジェンド的存在だった。

しかし、2024年9月以降の13試合で12敗を喫しており、今シーズンは開幕から6試合未勝利(1分け5敗)という状況。CONCACAFチャンピオンズカップでもインテル・マイアミに連敗してお離、解任という結末に至った。

プロサッカー界では最も長く監督を務めた人物の1人であり、現在は2007年9月からハイデンハイムを指揮するフランク・シュミット監督、2011年12月からアトレティコ・マドリーを指揮するディエゴ・シメオネ監督などがいる。

過去には、マンチェスター・ユナイテッドと27年間指揮したサー・アレックス・ファーガソン氏やアーセナルを22年間指揮したアーセン・ヴェンゲル氏などがいたが、現在の名将たちは長くても1つのクラブで10年間は指揮を執っていない状況となっている。

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