EL初勝利を目指すラツィオ、サッリ監督は「デリケートでタフな試合になる」と警戒

2021.09.30 16:15 Thu
Getty Images
ラツィオマウリツィオ・サッリ監督がロコモティフ・モスクワ戦に向けて意気込みを語った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

ラツィオは16日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループE開幕節でガラタサライと対戦。均衡状態が続いたものの、66分にGKトーマス・ストラコシャがルーズボールをファンブルしてオウンゴールしてしまい、0-1の敗戦を喫した。30日の第2節では今季EL初勝利を目指して、ホームでロコモティフ・モスクワと相まみえる。

試合に先駆けた記者会見に出席したサッリ監督は黒星スタートによって困難な状況下に立たされているとコメント。同時に、ユベントス時代に対戦したチームを警戒している。
「私はチームに対して、明日の試合に集中するように言っている。開幕節で躓いたので、難しい状況だ」

「ユベントスを率いたときにチャンピオンズリーグで2度勝っているが、かなり苦戦した相手だ。デリケートでタフな試合になるだろう」
マルコ・ニコリッチ監督が率いてきたこれまでのチームと同様に、非常に複雑なフォーメーションで挑んでくるはずだ」

また、相手の中盤の要であるロシア代表MFドミトリ・バリノフについて言及。複数の役割をこなせる同選手を称賛した。

「バリノフは、MFとしてもDFとしても様々な役割を果たすことができ、その2つを兼ね備えた良い選手だと思う。彼はレベルの高い選手だと、いつも感じている」

そして、選手起用について結果を残すためにはターンオーバーすることは難しいと語っている。加えて、先のローマ・ダービーで途中交代を命じられ、ベンチに下がる際に不満を露わにしたMFルイス・アルベルトに関してもコメントを残した。

「明日は誰が先発出場するのかわからないし、休息が必要な選手がいるかどうかも不明だ。今日から明日にかけて、もっと明確な考えを持つことができるだろう。時間をかけて結果を出すことを考えると、ターンオーバーは考えにくい」

「もし、ルイス・アルベルトがローマ戦で交代した後に満足していなかったとしたら、良いことだと思う。途中でベンチに下がることに無関心な選手の方が心配だ」

「私は彼の怒った態度が好きなのだ。改善の余地がある素晴らしい選手だよ」

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3選手の連れ戻しをレアルが検討中…レンタル先で活躍のラファ・マリンら

レアル・マドリーが他クラブへ放出した選手の再加入を選択肢に考えているようだ。 現在ラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグ(CL)でも準々決勝進出が見えているマドリー。新戦力ではドルトムントから大金をはたいて獲得したイングランド代表MFジュード・ベリンガムが驚異的な活躍を見せている他、ミランからレンタルバックしたスペイン代表MFブラヒム・ディアスや、ラージョ・バジェカーノから買い戻したスペイン代表DFフラン・ガルシアなども戦力としてチームに貢献している。 周知の通り、マドリーは他クラブへ放出した選手でも手の届く範囲にとどめていることが多く、レアル・ソシエダで活躍する日本代表MF久保建英もその1人。50%の保有権があることから、今夏の買い戻しがにわかに囁かれていたが、最近2029年までの契約延長にサインしたこともあり、可能性はかなり低くなると考えられている。 しかし、スペイン『マルカ』によると、マドリーが今夏の再加入を検討しているのは久保ではなく、カンテラ出身の3選手とのこと。アラベスにレンタル移籍中のU-21スペイン代表DFラファ・マリン(21)、ラツィオのU-21スペイン代表DFマリオ・ヒラ(23)、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレス(22)のようだ。 マリンは191cmのセンターバックで、昨夏アラベスへ武者修行。ここまで主力としてラ・リーガの21試合に出場し、来シーズンの復帰は確実とみられている。 同じくセンターバックのヒラは2022年夏にラツィオへ完全移籍したが、久保と同様にマドリーが保有権を50%残している形。昨年11月下旬あたりからレギュラーの座を勝ち取った今シーズンは、ここまでセリエAで11試合に出場している。 リーグ首位を争うジローナのグティエレスも2022年夏にマドリーから完全移籍。左サイドバックや左ウイングバックとしてチームの躍進を支えており、マドリーは安価での買い戻しが可能と言われている。 また、昨夏買い取りオプション付きのレンタルでミランへと移籍したスペイン人DFアレックス・ヒメネス(18)の動向も注視している模様。他にも多くの選手がマドリーの支配下にあり、さらなる成長が期待されている。 2024.02.18 23:00 Sun
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ラツィオ、ヴェローナの主力MFザッカーニを獲得!

ラツィオがエラス・ヴェローナからイタリア代表MFマッティア・ザッカーニ(26)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得した。保有元のヴェローナが8月31日に発表した。 なお、今回の契約では出場試合数など、一定の条件を満たした場合、買い取り義務が生じる。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えるところによれば、買い取りの金額は700万ユーロ(約9億1000万円)となり、200万~300万ユーロ(約2億6000万~3億9000万円)のボーナスも付くようだ。 ベッラーリアでキャリアをスタートしたザッカーニは2013年にヴェローナへレンタルで加入。その後、完全移籍に切り替わると、2016–17シーズンから主力に定着した。 トップ下を主戦場にセントラルMFや左ウイングでもプレー可能な攻撃的MFは、ボールのオン・オフに関わらず、チームの攻撃にリズムと創造性をもたらせる玄人好みのプレーヤーだ。昨シーズンのセリエAでは36試合に出場し、5ゴール7アシストの数字を残したほか、前指揮官のイヴァン・ユリッチ仕込みのプレー強度にも定評がある。 2021.09.01 04:35 Wed

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