長期離脱中のレアル・マドリーDFメンディ、代表ウィーク明けに復帰か
2021.09.06 00:00 Mon
レアル・マドリーのフランス代表DFフェルラン・メンディが代表ウィーク明けに復帰できる可能性があるようだ。スペイン『アス』が報じている。
4月に左足のヒラメ筋を痛め、5月に脛骨骨膜炎を患って長期離脱中のメンディ。当初は3~6週間ほどの離脱になる見込みだったようだが、5月5日のチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのチェルシー戦を最後に実戦から離れている状況だ。
約4カ月の離脱となってしまったが、当初は歩くだけでも痛みがあった状態から、ようやく復帰に目途が立ったようだ。
レアル・マドリーは代表ウィーク明け、ラ・リーガではセルタ戦を、チャンピオンズリーグではインテルとの初戦を控えている。
4月に左足のヒラメ筋を痛め、5月に脛骨骨膜炎を患って長期離脱中のメンディ。当初は3~6週間ほどの離脱になる見込みだったようだが、5月5日のチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグのチェルシー戦を最後に実戦から離れている状況だ。
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