ローマで構想外のペドロが宿敵ラツィオに移籍! フリーで2年契約にサインへ

2021.08.19 08:00 Thu
Getty Images
ラツィオローマの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス(34)の獲得を決定的なものとしたようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が報じている。

スキラ氏が伝えるところによれば、ローマと2023年まで契約を残すペドロだが、フリートランスファーでの加入となり、2023年までの2年契約にサインする見込み。19日にもメディカルチェックを受診し、正式にラツィオの選手となるようだ。

バルセロナのラ・マシア出身であるペドロは、これまでバルセロナやチェルシーで主軸の座を掴み、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。2020年夏にチェルシーからローマへ加入すると、開幕からの7試合で3ゴール3アシストの成績を残すなど活躍。その後は負傷もあり序列は低下したが、それでも公式戦40試合出場6ゴール7アシストの成績を残した。
しかし、今シーズンからチームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、チームの世代交代を意識する中、ペドロを構想外とみなして元アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレらと共に今夏のプレシーズントレーニングから除外していた。

そういった中、ラツィオはマウリツィオ・サッリ監督の戦術に適応できる選手を探しており、チェルシー時代の教え子であるペドロへの関心を強めていた。
ローマとラツィオはイタリア屈指のローカルライバルとして知られており、直近では過去にラツィオに在籍したセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフ(現インテル)がマンチェスター・シティを挟んでローマに加入したものの、ここ数十年に渡って主力クラスで直接移籍した選手はいない。

それだけに禁断の移籍と言えるが、コロナ禍においてペドロの高額年俸を節約したいローマが譲歩する形で今回の異例の移籍が実現したようだ。

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