ラツィオが後半ATのPK弾で競り勝ち暫定4位浮上、10人ミランは一時追いつく意地見せるも3連敗【セリエA】

2025.03.03 06:51 Mon
Getty Images
セリエA第27節、ミランvsラツィオが2日に行われ、1-2でラツィオが競り勝った。

3日前のボローニャとの延期試合を逆転負けして連敗となった8位ミラン(勝ち点41)は、ボローニャ戦のスタメンからフェリックスとチャウに代えてプリシックとガッビアを起用した。

一方、前節ヴェネツィア戦がゴールレスドローに終わった5位ラツィオ(勝ち点47)は、4日前のコッパ・イタリアではインテルの前に敗れて敗退となった。4日後にはヨーロッパリーグ(EL)のビクトリア・プルゼニ戦を控える中、インテル戦のスタメンから5選手を変更。バックラインを主力に戻した。
開始3分、ラツィオに先制の絶好機。スルーパスに抜け出したディアがGKと一対一となったが、メニャンの好守に阻まれた。

その後もフラットな[4-4-2]で構えつつ、鋭い攻守の切り替えを見せるラツィオがペースを握ると、12分にイサクセンが際どいミドルで牽制。
ボールこそ持つもののリズムが出ずにいたミランは19分、ラインデルスがGK強襲のシュートで応戦すると、1分後にはアレックス・ヒメネスのカットインシュートでゴールに迫った。

ようやくギアが上がり始めたミランだったが、28分にラツィオが先制する。ボックス右に抜け出したマルシッシのシュートがGKメニャンを強襲すると、ルーズボールをザッカーニが押し込んだ。

先制後もミランにボールを持たせて試合を進めるラツィオに対し、追う展開となったミランは37分、ムサに代えてフェリックスを投入。

前半追加タイムにはザッカーニがボレーで追加点に迫った中、ラツィオが1点のリードでハーフタイムに入った。

迎えた後半、ウォーカーを投入したミランが前がかる中、52分にプリシックのパスを受けたボックス中央のフェリックスが際どいシュートを浴びせるも、ラツィオも54分、ザッカーニがカットインシュートで応戦。

その後もミランが攻勢をかける展開となったが、67分に退場者を出してしまう。独走しかけたイサクセンに対し、パブロビッチが後方からのスライディングタックルで削り、一発退場となった。

苦しいミランだったが、83分にガッビアに代えてヨビッチを投入し捨て身の姿勢を見せると85分に追いつく。左サイドからのレオンのインスウィングクロスをファーサイドのチュクウェゼがヘッドで叩き込んだ。

意地を見せたミランが試合を振り出しに戻してその後も攻め立てる展開としたが、終了間際の追加タイム4分にラツィオがPKを獲得。ボックス右に抜け出したイサクセンがGKメニャンに倒されると、VARの末PK判定となった。

これをペドロが決めてラツィオが劇的勝利。3試合ぶりの白星として暫定4位に浮上している。一方、敗れたミランはCL出場権がさらに遠のく3連敗となった。

ミラン 1-2 ラツィオ
【ミラン】
サムエル・チュクウェゼ(後40)
【ラツィオ】
マッティア・ザッカーニ(前28)
ペドロ・ロドリゲス(後53)【PK】

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【ELラウンド16 2ndレグプレビュー】久保&毎熊の8強入りなるか? ベスト8懸けた運命の第2戦

ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグが13日に開催される。日本人選手所属クラブと強豪クラブを中心に、ベスト8進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 ◆ラウンド16 2ndレグ ▽3/13(木) 《26:45》 オリンピアコス vs(AGG:0-3) ボデ/グリムト フランクフルト vs(AGG:2-1) アヤックス ラツィオ vs(AGG:2-1) ビクトリア・プルゼニ アスレティック・ビルバオ vs(AGG:1-2) ローマ 《29:00》 レンジャーズ vs(AGG:3-1) フェネルバフチェ リヨン vs(AGG:3-1) FCSB トッテナム vs(AGG:0-1) AZ マンチェスター・ユナイテッド vs(AGG:1-1) レアル・ソシエダ ◆久保は勝利、毎熊は逃げ切り。ともに敵地で突破狙う 今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢が参戦している。 久保は先週にホームで行われた1stレグで先発出場したなか、マンチェスター・ユナイテッドと1-1で引き分けた。後半にFWザークツィー、FWオヤルサバルと1ゴールずつを奪い合ったが、ともにボール保持した際に攻めあぐねる状況を強いられ、終始堅い展開での痛み分けに終わった。 ホームで先勝を逃したラ・レアルは、先週末にホームでセビージャと対戦し0-1の敗戦。久保ら多くの主力を温存して後半勝負の形となったが、0-0で折り返したその立ち上がりの失点を最後まで撥ね返せずに敗戦。主力のプレータイムはコントロールできたが、攻撃面の停滞感を抱える状況でオールド・トラッフォードに乗り込む。1stレグではやや消化不良の内容となった久保としては躍動感を取り戻し、チームの勝利に貢献したい。また、初戦を体調不良で欠場したMFスビメンディの復帰は大きな追い風だ。 対戦相手のユナイテッドはソシエダ同様にパフォーマンスは振るわずも、最低限のドローで敵地での初戦を終えた。ただ、先週末のリーグ戦では劣勢必至と思われたアーセナルとのホームゲームで1-1のドロー。相手守護神ラヤの再三好守に阻まれて勝利を逃したが、ポジティブな内容だった。対戦相手に比べてコンディション面は厳しくDFヨロが新たに戦列を離れたが、MFウガルテやMFマウントらの復帰は朗報だ。アーセナル戦では相手を引き込む形でうまく試合を進めたが、能動的にゴールを目指す展開での停滞感打破が勝敗のカギを握る。 AZはホームで行われたトッテナムとの1stレグを1-0で先勝。唯一のゴールはオウンゴールとなったが、試合を通して強豪を圧倒。攻撃では相手守護神ヴィカーリオの再三の好守に阻まれたが、コレクティブなショートカウンターやセットプレーでより多くの決定機を創出。さらに、守備では相手に決定機はおろか枠内シュートを1本も打たせない傑出したパフォーマンスを見せた。 そのなかでフル出場の毎熊は守備でFWソン・フンミン、FWオドベールらにほぼ完璧な対応を見せつつ、攻撃ではオーバーラップ、アンダーラップを効果的に使い分けつつ、ビルドアップの出口としても機能。勝利の立役者の一人となった。なお、チームは先週末のリーグ戦がリーグの配慮によって延期となっており、十分な休養と準備期間を得て敵地へ乗り込む。 対するスパーズは試合後に指揮官ポステコグルー、多くの主力選手が低調なパフォーマンスを反省する弁を述べており、ホームで逆転を目指す2ndレグに向けてはしっかりとした姿勢で臨むことになるはずだ。ただ、先週末はホームでボーンマス相手に2-2のドロー。公式戦連敗こそストップしたが、弾みを付ける勝利とはならなかった。DFダンソが負傷、MFベンタンクールが累積警告で出場停止となり、前回対戦から若干のメンバー変更も見込まれるなか、スタメン復帰が見込まれるDFロメロ、DFファン・デ・フェンのセンターバックコンビやMFマディソン、ソン・フンミンといったリーダーグループの奮起が求められるところだ。 ◆アスレティックvsローマに、初戦大敗組のバウンスバックなるか 前述の2カード以外ではローマ、ラツィオのセリエA勢の戦いに注目が集まる。 今ラウンド屈指の好カードとなったローマvsアスレティック・ビルバオの初戦は、ホーム開催のローマが2-1で先勝。後半序盤にFWニコ・ウィリアムズのゴールでアウェイチームが先制も、ホームチームはDFアンヘリーニョのゴールですぐさま追いつくと、後半終盤にDFジェライが2枚目のイエローカードで退場となったアスレティック相手に猛攻を仕掛け、後半ラストプレーでFWショムロドフが劇的なゴールを奪って勝ち切った。 アドバンテージを手にして敵地へ乗り込むジャッロロッシは、大幅なターンオーバーを敢行した先週末のエンポリ戦もFWスーレの電光石火弾を最後まで守り抜いて敵地でウノセロ勝利。DFチェリクの負傷は痛手もFWディバラが予定通りに復帰できる見込みで、良い状態で敵地へ乗り込む。 対するアスレティックはジェライのサスペンションに1stレグで負傷したDFビビアンが欠場と、レギュラーセンターバックコンビ不在での難しい戦いを強いられる。先週末のマジョルカ戦も1-1のドローに終わり、攻撃がやや停滞している点も気がかりだが、ウィリアムズ兄弟やFWサンナディ、FWグルセタの強力攻撃陣が本来の力を発揮できれば、サン・マメスの熱狂的な空気とともに逆転突破は十分に可能だ。 リーグフェーズを首位通過したラツィオはビクトリア・プルゼニとのリターンマッチに臨む。敵地での1stレグでは1-1で迎えた後半にMFロベッラ、DFジゴが相次いで退場となるアクシデントに見舞われたが、後半ラストプレーでFWイサクソンが決めた劇的ゴールによって望外の2-1の先勝。ただ、直近のウディネーゼ戦は1-1のドローに終わり、チャンピオンズリーグ(CL)では同じくリーグフェーズ首位で敵地での初戦を勝利したリバプールが敗退を強いられており、気を引き締めて戦いたい。 ともに大会優勝経験があるフランクフルトvsアヤックスの第2ラウンドも激戦必至だ。アヤックスホームの1stレグはホームチームが先制点に加えて主導権を握ったが、セットプレー流れとカウンターによってしたたかにゴールを重ねたフランクフルトが2-1の逆転勝利を収めていた。先週末のリーグ戦ではアヤックスが勝利、フランクフルトが敗戦と明暗分かれる形となっており、その結果も踏まえて今回も拮抗した戦いとなりそうだ。 その他ではレンジャーズとのホーム開催の初戦で1-3の敗戦を喫したモウリーニョ率いるフェネルバフチェ、ボデ/グリムトとのアウェイゲームで0-3の大敗を喫したメンディリバル率いる昨季カンファレンスリーグ王者のオリンピアコスという、崖っぷちの強豪2チームによるバウンスバックにも注目だ。 2025.03.13 18:00 Thu
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ラツィオがセカンドGKマンダスと新契約締結! 今季はカップ戦中心に10試合に出場

ラツィオは11日、ギリシャ代表GKフリストス・マンダス(23)との契約を2029年6月30日まで延長したことを発表した。 母国のアトロミトスFCの下部組織出身のマンダスは、2022年1月にOFIクレタに完全移籍。加入2年目に守護神としてリーグ戦26試合に出場した。 その後、2023年9月にラツィオへステップアップを果たすと、イタリア代表GKイバン・プロベデルのバックアップを担いながら、ここまでの在籍期間に公式戦22試合に出場。 今シーズンはセリエAは1試合の出場も、ヨーロッパリーグでは7試合、コッパ・イタリアでは2試合に出場。コッパのナポリ戦では3-1の勝利に貢献していた。 2025.03.11 22:30 Tue
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ミラニスタが15分間沈黙、抗議活動を受けてコンセイソン監督「私のキャリアで初めての経験」

ミランのセルジオ・コンセイソン監督が2日にホームで行われ、1-2で競り負けたセリエA第27節ラツィオ戦を振り返った。 2連敗で迎えたラツィオ戦。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のためには負けられない一戦となったが、攻守の切り替えで上回るラツィオに28分、FWマッティア・ザッカーニのゴールを許して先制される。 前半の段階でFWジョアン・フェリックスを投入して反撃を狙ったミランだったが、67分にDFストラヒニャ・パブロビッチが一発退場となって数的不利となってしまう。 それでも諦めず攻め立てたミランは85分にFWサムエル・チュクウェゼが同点弾を奪取。しかし試合終了間際の追加タイム4分にPKを献上し、これを決められて痛い敗戦に終わり3連敗となった。 コンセイソン監督は10人になりながらも追いついたメンタリティを評価しつつ、不運を嘆いた。 「素晴らしい精神力と逆転への意欲を見せてくれた。10人になっても追いつき、終盤にPKを与えるまで勝つチャンスすらあった。不運について話すのは好きではないが、我々にとってマイナスな出来事、相手にとって決定的な出来事が次々に起きている気がする」 また、試合開始から15分間、ミラニスタが声援を送らない抗議をしていたことを受けて以下のように話した。 「これは私のキャリアで初めての経験。選手の経験もあるからわかるが、このような状況は靴が焼けるような痛みを感じる。ドリブルやパスがうまく行かなかった場合、ボールを後ろに戻した際にはもっと痛みを感じる。簡単な状況ではないのはわかっている。選手たちはクラブを取り巻く状況を感じ取っている。前進する道はただ一つで努力し、チームに誇りを持ち、状況を変えるために毎日全力を尽くすことだ」 3連敗となったミランは9位に後退、来季のCL出場権を得られる暫定4位のラツィオとは9ポイント差となった。 2025.03.03 10:30 Mon

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