【2022年カタールへ期待の選手vol.83】ラスト2戦の4失点を糧にどうA代表守護神の座をつかむ? 期待される「川口能活の後継者候補」の近未来/谷晃生(湘南ベルマーレ/GK)
2021.08.08 12:50 Sun
メダル獲得を大目標に掲げながら、U-24スペイン、U-24メキシコの肝心なところで2連敗し、表彰台を逃すというまさかの結末に終わった東京五輪のU-24日本代表。
吉田麻也(サンプドリア)や酒井宏樹(浦和)は2012年ロンドン五輪と同じ4位に甘んじたわけだが、「これで終わりじゃないし、それでもサッカー人生は続くので」と吉田が強調した通り、ここから先のキャリアをどう築いていくかが、若い世代にとっては最も重要なテーマと言っていい。
吉田とともに全6試合フル出場した守護神・谷晃生(湘南)もその言葉を噛み締めた1人。1次リーグはU-24南アフリカに1-0で好発進し、メキシコには直接FKを決められ1失点を食らったものの、U-24フランスにも4-0と3連勝。通算失点1で決勝トーナメントに勝ち上がった。
その最初の関門だった7月31日の準々決勝・U-24ニュージーランド(NZ)戦は、相手の超守備的戦術に苦しみ、久保建英(レアル・マドリード)と堂安律(PSV)の2枚看板もゴールをこじ開けられず、120分間を戦ってもスコアレスのまま、PK戦へともつれ込んだ。
そこで背番号12をつける20歳の守護神が堂々たる仕事ぶりを披露する。2人目のリベラド・カカーチェ(シントトロイデン)のシュートを確実にセーブ。チームに大きな活力を与える。続く3人目のクレイトン・ルイス(ウェリントン)も枠を外し、日本は4人が全員決めて4強入りを果たした。
大会を通して、出るか出ないかの判断、シュートへの反応、最終ラインのカバーリングの範囲など目に見える成長を遂げた谷。だが、その彼でも、8月3日の準決勝・スペイン、6日の3位決定戦・メキシコは止めきれなかった。
前者の方は延長後半10分に百戦錬磨のマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)に決められたわけだが、板倉滉(フローニンゲン)のマークがやや低いと見るや、背番号7は左足を振り抜いてきた。鋭い弾道のシュートには谷もノーチャンスと言わざるを得ない。
それでも、本人は「世界トップのGKなら触っていた」と感じたかもしれない。ジャンプしたコースがもう少し下だったら、確かに手をかすめていた可能性もゼロではない。そういう緻密な判断と反応を1つ1つ磨いていくことが世界で勝つためには必要だと本人も痛感したはず。この経験は必ず今後に生きてくる。
メキシコ戦の3失点は、1つがPK、2つはリスタートから。PKに関しては、セバスティアン・コルドバ(クラブ・アメリカ)にタイミングを外され逆コースの隅に決められた。FKの1本目はヨハン・バスケス(ナシオナル)の飛び込みに動けず、2本目はケガ人による中断と相手の選手交代直後の左CKからで、ベガに中央からフリーでヘッドを叩き込まれた。この時は谷自身も集中力を欠いていた部分が少なからずあったのではないか。川口コーチが常日頃から口を酸っぱくして言っている「いい準備」の重要性を嫌というほど感じたことだろう。
このように失点には1つ1つ細かい原因がある。それを突き詰め、完封する確率を高めていくことが、谷に課された重要命題と言っていい。思い返せば、川口コーチも96年アトランタ五輪、98年フランス・2006年ドイツ両ワールドカップ(W杯)と挫折と苦しみを味わいながら先へ先とへ進み続けた。そうすることでしか成長はない。谷は恩師の現役時代に思いを馳せつつ、自分自身が何をすべきかを明確にすることができたのは大きい。
湘南に戻って1日1日を大事にしていれば、また大舞台に立てる機会は巡ってくる。9月からスタートする2022年カタールW杯アジア最終予選参戦のチャンスもありそうだ。これまで森保一監督は権田修一(清水)を軸に、ベテランの川島永嗣(ストラスブール)、欧州組のシュミット・ダニエル(シントトロイデン)らが呼ばれてきた。が、やはり日本サッカーの未来を考えれば、20歳そこそこの選手を1人は入れたいところ。谷が今回の最終予選を経験することになれば、GKの若返りが一気に進むこともあり得るだけに、その動向が注目される。
ロンドン五輪で同じ4位に甘んじた権田がA代表で試合に出られるようになったのは、2018年ロシアW杯の後。6年もの時間を経てからだ。谷もそのくらい長期スパンで物事を見極めていく必要があるかもしれないが、とにかく東京五輪の収穫と課題をムダにしてはいけない。
8月9日から再開されるJリーグで彼はどんな違いを見せてくれるのか。まずはそこをしっかりと見極めるところから始めたい。
吉田麻也(サンプドリア)や酒井宏樹(浦和)は2012年ロンドン五輪と同じ4位に甘んじたわけだが、「これで終わりじゃないし、それでもサッカー人生は続くので」と吉田が強調した通り、ここから先のキャリアをどう築いていくかが、若い世代にとっては最も重要なテーマと言っていい。
吉田とともに全6試合フル出場した守護神・谷晃生(湘南)もその言葉を噛み締めた1人。1次リーグはU-24南アフリカに1-0で好発進し、メキシコには直接FKを決められ1失点を食らったものの、U-24フランスにも4-0と3連勝。通算失点1で決勝トーナメントに勝ち上がった。
そこで背番号12をつける20歳の守護神が堂々たる仕事ぶりを披露する。2人目のリベラド・カカーチェ(シントトロイデン)のシュートを確実にセーブ。チームに大きな活力を与える。続く3人目のクレイトン・ルイス(ウェリントン)も枠を外し、日本は4人が全員決めて4強入りを果たした。
「能活さん(川口GKコーチ)が相手キッカーの特徴を紙に書いた情報を見せてくれたけど、覚えきれなかったんで、直感で飛ぼうと。『お前の判断でやれば止められる、ヒーローになってこい』と言われました」と谷は笑顔でコメントしていたが、かつて日本を何度も窮地から救い出した名守護神の教えを胸に刻み、思い切った反応を見せたからこそ、難局を乗り切ることができた。谷が奮闘しなかったら、日本はもっと早い段階で敗れ去っていたかもしれない。ベスト4への道を切り開いた190㎝の長身GKの存在価値を我々は今一度、認識すべきだ。
大会を通して、出るか出ないかの判断、シュートへの反応、最終ラインのカバーリングの範囲など目に見える成長を遂げた谷。だが、その彼でも、8月3日の準決勝・スペイン、6日の3位決定戦・メキシコは止めきれなかった。
前者の方は延長後半10分に百戦錬磨のマルコ・アセンシオ(レアル・マドリード)に決められたわけだが、板倉滉(フローニンゲン)のマークがやや低いと見るや、背番号7は左足を振り抜いてきた。鋭い弾道のシュートには谷もノーチャンスと言わざるを得ない。
それでも、本人は「世界トップのGKなら触っていた」と感じたかもしれない。ジャンプしたコースがもう少し下だったら、確かに手をかすめていた可能性もゼロではない。そういう緻密な判断と反応を1つ1つ磨いていくことが世界で勝つためには必要だと本人も痛感したはず。この経験は必ず今後に生きてくる。
メキシコ戦の3失点は、1つがPK、2つはリスタートから。PKに関しては、セバスティアン・コルドバ(クラブ・アメリカ)にタイミングを外され逆コースの隅に決められた。FKの1本目はヨハン・バスケス(ナシオナル)の飛び込みに動けず、2本目はケガ人による中断と相手の選手交代直後の左CKからで、ベガに中央からフリーでヘッドを叩き込まれた。この時は谷自身も集中力を欠いていた部分が少なからずあったのではないか。川口コーチが常日頃から口を酸っぱくして言っている「いい準備」の重要性を嫌というほど感じたことだろう。
このように失点には1つ1つ細かい原因がある。それを突き詰め、完封する確率を高めていくことが、谷に課された重要命題と言っていい。思い返せば、川口コーチも96年アトランタ五輪、98年フランス・2006年ドイツ両ワールドカップ(W杯)と挫折と苦しみを味わいながら先へ先とへ進み続けた。そうすることでしか成長はない。谷は恩師の現役時代に思いを馳せつつ、自分自身が何をすべきかを明確にすることができたのは大きい。
湘南に戻って1日1日を大事にしていれば、また大舞台に立てる機会は巡ってくる。9月からスタートする2022年カタールW杯アジア最終予選参戦のチャンスもありそうだ。これまで森保一監督は権田修一(清水)を軸に、ベテランの川島永嗣(ストラスブール)、欧州組のシュミット・ダニエル(シントトロイデン)らが呼ばれてきた。が、やはり日本サッカーの未来を考えれば、20歳そこそこの選手を1人は入れたいところ。谷が今回の最終予選を経験することになれば、GKの若返りが一気に進むこともあり得るだけに、その動向が注目される。
ロンドン五輪で同じ4位に甘んじた権田がA代表で試合に出られるようになったのは、2018年ロシアW杯の後。6年もの時間を経てからだ。谷もそのくらい長期スパンで物事を見極めていく必要があるかもしれないが、とにかく東京五輪の収穫と課題をムダにしてはいけない。
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U-23日本代表に勝利したU-23マリ代表の行動が話題を呼んでいる。 22日、国際親善試合で日本とマリが対戦。試合は日本が早々に先制するも、ミスにつけこみマリが逆転。1-3でマリが勝利を収めた。 パリ・オリンピックのアジア最終予選を控える日本としては手痛い敗戦に。一方で、アフリカ予選を突破し、すでにパリ・オリンピック出場を決めているマリの強さを知ることとなった。 試合後には、マリのバダラ・アル・ディアロ監督が「日本がアジア予選を突破して、パリで再会できることを楽しみにしている。日本の健闘を祈る。非常に良いチームだった」とコメント。日本のホスピタリティにも感謝を口にし、紳士的な態度を見せていた。 そんな中、マリのロッカールームではホワイトボードにメッセージが。日本代表の公式X(旧ツイッター/@jfa_samuraiblue)が写真を公開した。 ホワイトボードには以下のメッセージが書かれていた。 ーーーー ARIGATO JAPAN Thanks You Are Good Team Waiting for you in Paris MALI Team U23 ーーーー ディアロ監督が会見で語った通り、パリ・オリンピックで日本を待っているというもの。すでに組み合わせが決定しており、マリはグループDに入っており、アジア予選を突破したランキング1位のチームと同居。日本が予選を突破すれば、本大会で再戦の可能性がある。 ファンはこの行動に「最高なチーム!」、「こういうの好き」、「パリでまた戦おう!」、「良いチームだった」、「素敵だな」、「好感しかない」、「本当に美しい」、「ちゃんとパリに行って感謝しよう」とコメント。マリの行動を称賛する声とともに、パリ五輪出場へ燃えている人も多く現れている。 <span class="paragraph-title">【写真】紳士的すぎる!U23マリ代表が試合後に残したメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">試合後のU-23マリ代表のロッカールームにメッセージが残されていました。<br><br>パリオリンピックの舞台でまた再戦できるように、出場権獲得に向けて頑張ります!<br><br<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A2%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8B%87%E6%B0%97%E3%82%92?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#夢への勇気を</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/U23%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#U23日本代表</a><a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://t.co/Xgm1Kov8Qp">pic.twitter.com/Xgm1Kov8Qp</a></p>— (@jfa_samuraiblue) <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue/status/1771174107394306218?ref_src=twsrc%5Etfw">March 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.23 23:43 Sat3
2度五輪に出場したDF吉田麻也がエール「勝ち上がって大会を楽しんでほしい」
▽サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也が、リオ・デジャネイロ オリンピックに臨むU-23日本代表にエールを送った。 ▽吉田は4日に自身のブログ(http://lineblog.me/mayayoshida)を更新。「Olympics」のタイトルでオリンピックへの想いを綴った。 ▽2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪(オーバーエイジ枠)と2大会連続で出場した吉田は当時を回想し、「僕にとって2つのオリンピックは全く違うものになりました」と、3戦全敗で大会を去った北京と、あと一歩の所でメダルを逃したロンドンの差を感じていたことを明かした。 ▽2つのチームで2度オリンピックに出場したことについては「北京では見えなかったオリンピックというものがロンドンではたくさん見ることができました」としながらも、「最後の最後に感じたのはオリンピックはメダル取るのと取らないとでは全く違うんだなということでもありました」と、メダルを獲得することが重要だとコメントした。 ▽また、北京五輪後にVVVへと移籍し、ロンドン五輪後にサウサンプトンへと移籍したことについては「若い選手にとってこの大会は成長する大きなチャンスでありステップアップするために絶好の機会だということです」とリオ五輪に臨む選手たちへとエールを送り、「僕たちができなかったメダル獲得ももちろん勝ち上がって大会を楽しんでほしいなと思います」と、メダル獲得を期待していることを綴っている。 ▽ロンドン五輪にはオーバーエイジ枠で出場した吉田は、今回のオーバーエイジ枠であるFW興梠慎三、DF塩谷司、DF藤春廣輝にも「オーバーエイジとして参加する慎三くん、シオ、ハルにもまた違ったプレッシャーがかかると思いますが頑張ってほしいです!」とエールと送っている。 2016.08.04 23:00 Thu4
東京五輪に臨むU-24スペイン代表は豪華! GKウナイ・シモンやペドリらユーロ2020のスペイン代表から6名が招集
スペインサッカー連盟(RFEF)は29日、東京オリンピックに臨むU-24スペイン代表メンバーを発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、22名を指名。18名の本大会登録メンバーに加え、予備登録メンバー4名を招集した。 今回のメンバーには、ラ・リーガで主軸としてプレーし、スペイン代表としてユーロ2020に参加しているメンバーも多数選出した。 28日のラウンド16・クロアチア代表戦で痛恨のオウンゴールを喫したGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やマンチェスター・シティからバルセロナへと復帰したDFエリック・ガルシア、CBでコンビを組むDFパウ・トーレス(ビジャレアル)、バルセロナの新星MFペドリやMFダニ・オルモ(RBライプツィヒ)、FWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が招集されている。 また、レアル・マドリーのFWマルコ・アセンシオやアーセナルに2年間レンタルで出ていたMFダニ・セバージョスも招集。U-24日本代表としてプレーするMF久保建英の同僚でもあるMFマルク・ククレジャも招集された。 スペインはグループCに入り、エジプト、アルゼンチン、オーストラリアと対戦する。今回発表されたU-24スペイン代表は以下の通り。 ◆U-24スペイン代表メンバー GK アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ) ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) アレハンドロ・ドミンゲス(ラス・パルマス) DF オスカル・ミンゲサ(バルセロナ) ヘスス・バジェホ・ラサロ(グラナダ) エリック・ガルシア(バルセロナ) パウ・トーレス(ビジャレアル) オスカル・ヒル(エスパニョール) フアン・ミランダ(レアル・ベティス) MF マルク・ククレジャ(ヘタフェ) ホン・モンカジョラ(オサスナ) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ダニ・セバージョス(レアル・マドリー) ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ) カルロス・ソレール(バレンシア) ペドリ(バルセロナ) FW ブライアン・ヒル(セビージャ) マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ラファ・ミル(ウォルバーハンプトン/イングランド) ハビエル・プアド(エスパニョール) <span class="paragraph-title">【動画】U-24スペイン代表メンバー発表ムービー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVdmpoQlZmMyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.06.29 19:45 Tue5
