33年間在籍、アーセナルの育成を支えたU-23のボールド監督が退団

2021.06.23 10:55 Wed
Getty Images
アーセナルは22日、クラブのレジェンドでありU-23チームの監督を務めていたスティーブ・ボールド監督()の退団を発表した。

ボールド氏は、現役時代もアーセナルに11年間在籍。3度のプレミアリーグ優勝やFAカップ、リーグカップ、カップウィナーズカップ優勝を経験。センターバックとしてプレーすると、アーセナルでは公式戦372試合に出場。その後サンダーランドへと移籍し、2000年9月に現役を引退していた。

引退後の2001年7月にアーセナルU-18の監督に就任。2012年6月まで務めると、パット・ライス氏の後任としてファーストチームでアーセン・ヴェンゲル監督のアシスタントコーチに就任。その後、ウナイ・エメリ監督のアシスタントコーチも務めると、2019年7月にU-23の監督に就任した。
アカデミーのマネージャーを務めるペア・メルテザッカー氏は「スティーブは、ピッチ上でもピッチ外でも我々にとって素晴らしい奉仕を見せてくれた。彼の選手としての記録がそれを物語っているし、アカデミーで育った何世代にもわたる若い選手たちにインスピレーションを与えてきた」とコメントした。

また「この決断はとても難しいものだった。スティーブがU-23の選手やクラブ全体への貢献度はとても高く、我々の歴史の中で重要な自分であることに変わりはない」と語り、長きにわたる貢献に感謝を述べた。
クラブのテクニカル・ディレクターを務めるエドゥ氏は「スティーブには本当に感謝している。彼は多くのトッププロ育成に貢献し、その経験と人柄が大きな影響を与えている。彼の貢献に感謝するとともに、彼と彼の家族の今後の活躍を祈ります」とコメントし若手育成への貢献を労った。

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