人種差別発言が疑われたスラビア・プラハが逆襲、レンジャーズのラフプレーや試合後の暴力行為を報告
2021.03.19 20:10 Fri
試合中の選手による人種差別発言が疑われているスラビア・プラハが、完全に否定する声明を発表した。事件が起きたのは、18日に行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグのレンジャーズvsスラビア・プラハの一戦。レンジャーズのMFグレン・カマラが被害を受けたとされている。
試合終盤に口を隠しながらスラビア・プラハのDFオンドレイ・クデラが何かを発言すると、カマラが激昂。他の選手たちも同調し、一触即発状態となっていた。
試合後には、レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督もこの行為に苦言を呈し、許されるべきではないと糾弾していたが、スラビア・プラハはその事実がないことを真っ向から否定。さらに、スラビア・プラハの選手が被害を受けていることを明かした。
「スラビアはチームのキャプテンである、オンドレイ・クデラが人種差別的な行動をとったという非難について、断固として否定します」
「今日、スラビアは対戦相手への敬意と、全ての人々と文化の相互リスペクトに基づいた国際的なクラブです」
また、クデラはその場面で相手選手に「このクソ野郎」と言ったことは認めているが、人種差別的な発言はしていないと否定。むしろ、レンジャーズのラフプレーの数々で選手たちが傷ついていると逆襲に出ている。
「残忍なファウルの後、オンドレイ・クデラはレンジャーズの選手の1人に話しかけています。クデラは、『僕は彼に“このクソ野郎”と言った。感情に任せて言ったが、その言葉に人種差別的なものがあったことは完全に否定する」と語っています」
「スラビアの選手は、かつてないほどの悪質な相手のプレーに直面しました。このようなプレーは、ヨーロッパの大会の近代史において、どの試合でも経験したことはありません」
「多くの残忍なタックルで選手たちは負傷しました。GKのオンドレイ・コラージュは、頭を10針も縫うケガで病院へ運ばれました」
「試合終了後、チームはドレッシングルームに入ることはできませんでした。オンドレイ・クデラは、レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が事件を見たとき、カマラに襲われ、頭を拳で殴られていました。事件現場に居合わせたUEFAの関係者でさえ、この行動にはショックを受けていました」
試合終盤に口を隠しながらスラビア・プラハのDFオンドレイ・クデラが何かを発言すると、カマラが激昂。他の選手たちも同調し、一触即発状態となっていた。
「スラビアはチームのキャプテンである、オンドレイ・クデラが人種差別的な行動をとったという非難について、断固として否定します」
「我々のクラブの創設者は、白い色が『スポーツの理念の純粋さと、ライバルが敵ではなく、リスペクトできる相手である』ということを意味するクラブのクレストを与えてくれました」
「今日、スラビアは対戦相手への敬意と、全ての人々と文化の相互リスペクトに基づいた国際的なクラブです」
また、クデラはその場面で相手選手に「このクソ野郎」と言ったことは認めているが、人種差別的な発言はしていないと否定。むしろ、レンジャーズのラフプレーの数々で選手たちが傷ついていると逆襲に出ている。
「残忍なファウルの後、オンドレイ・クデラはレンジャーズの選手の1人に話しかけています。クデラは、『僕は彼に“このクソ野郎”と言った。感情に任せて言ったが、その言葉に人種差別的なものがあったことは完全に否定する」と語っています」
「スラビアの選手は、かつてないほどの悪質な相手のプレーに直面しました。このようなプレーは、ヨーロッパの大会の近代史において、どの試合でも経験したことはありません」
「多くの残忍なタックルで選手たちは負傷しました。GKのオンドレイ・コラージュは、頭を10針も縫うケガで病院へ運ばれました」
「試合終了後、チームはドレッシングルームに入ることはできませんでした。オンドレイ・クデラは、レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が事件を見たとき、カマラに襲われ、頭を拳で殴られていました。事件現場に居合わせたUEFAの関係者でさえ、この行動にはショックを受けていました」
オンドレイ・クデラの関連記事
レンジャーズの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
記事をさがす
|
レンジャーズの人気記事ランキング
1
紳士協定破りのゴールを決めたレンジャーズが無抵抗で同点ゴールを与える、なぜ最初のゴールを奪ったのか
13日に行われたスコティッシュ・カップ5回戦、レンジャーズvsパーティック・シッスルの一戦で珍しい場面があった。 スコットランド1部の強豪レンジャーズと2部のパーティックの試合は、序盤からパーティックが攻め込むと、34分に相手のハンドからPKを獲得。貴重な先制点を奪う。 負けられないレンジャーズは50分に同点に追い付き、65分にはPKを獲得するがこれを失敗。1-1で迎えた71分に事件が起きた。 相手陣内でボールを受けたマリク・ティルマンが倒され負傷。ピッチ内で倒れたため、レンジャーズはプレーを止めようとボールを外に出す。 再開後、パーティックはボールをレンジャーズサイドに戻すためにスローインからDFケビン・ホルトがロングキックを蹴ろうとしたが、さっきまで倒れていたティルマンが急襲。一気にボールを奪うと、そのまま相手GKもかわしてゴールネットを揺らした。 しかし、このプレーにパーティックの選手たちが激怒。ボールを返そうとしていた中で、そのボールを奪い、そのままゴールを決めたプレーがフェアプレー精神に反していると訴えていた。 レンジャーズのマイケル・ビール監督はパーティックに1点を与えることを選手たちに指示。大ブーイングの中でパーティックのスコット・ティフォニーが無抵抗のレンジャーズゴールに決めて同点。2-2となった試合は、86分にレンジャーズが決勝ゴールをマーク。波乱の一戦でなんとか勝利を収めた。 なお、ビール監督は試合後に事情を説明。ピッチに倒れていたティルマンはスローインになった経緯を知らないままゴールを奪っていたようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えている。 「マリクが怪我をして、私たちはボールを外に出した。マリクはピッチに倒れていてそのことに気が付いていなかった。彼が起き上がるころには相手のスローインになっていて、レフェリーに向かって『どうしてスローインなんだ』というように手をあげながら、教えた通りにプレスをかけにいったんだ」 「彼は何が起こったのか。状況を全く理解していなかった。私はベンチで彼らが見たものがそうだったかを確認するために話しかける必要があった。マリクと話したらそのことを確認してくれた。だから同点にすることは正しいことだったんだ。なぜならマリクは素晴らしい若手選手であり、私は彼に恥じてもらいたくなかったんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】物議醸したゴール、そして同点ゴールを献上するまでの一部始終</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8UBvfGwjMlM";var video_start = 345;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.02.14 19:45 Tue2
レンジャーズ、7つのタイトル獲得に貢献した元オランダ代表DFリックセン氏の死去を発表…
レンジャーズは18日、かつて同クラブで活躍した元オランダ代表DFフェルナンド・リックセン氏が亡くなったことを発表した。43歳だった。 リックセン氏は、現役引退後の2013年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患ったことを発表。闘病生活を送っていたが、レンジャーズによれば18日の朝に息を引き取ったという。 1994年にオランダのフォルトゥナ・シッタートでプロデビューしたリックセン氏は、AZでのプレーを経て、2000年にレンジャーズへ加入。6シーズンを過ごしたレンジャーズでは、2度のリーグ優勝など7つのタイトル獲得に貢献。2004-05シーズンにはリーグ最優秀選手賞も受賞した。 2006年からレンタルで加入したゼニトに翌年完全移籍を果たしたリックセン氏だが、2009年に双方合意の上でゼニトを退団。1年以上の無所属期間を経て、2010年にプロキャリアをスタートさせた古巣のフォルトゥナ・シッタートに復帰し、2013年の現役引退までプレーした。 また、オランダ代表としても2000年から2003年にかけてプレー。オランダ代表としては12試合に出場していた。 2019.09.19 00:01 Thu3
スコットランドリーグが打ち切り検討? 各クラブの財政面考慮し苦渋の決断…
スコティッシュ・プレミアシップが2019-20シーズンの打ち切りを真剣に検討しているようだ。イギリス『デイリー・テレグラフ』が報じている。 現在、世界中で深刻な健康被害をもたらしている新型コロナウイルス(COVID-19)。すでに感染者数は全世界で100万人を超えており、終息の目途は全く立っていない。 スコットランドではイングランドのプレミアリーグなどと足並みを揃える形で、3月13日にスコットランドサッカー協会(SFA)の管理下にある国内のプロおよびアマチュアサッカーに関して、延期することを決定。以降、長期に渡る中断期間に入っている。 その中でスコティッシュ・プレミアシップに所属する多くのクラブは財政面に深刻なダメージを被っており、その問題を少しでも緩和するため、今月2日にシーズン打ち切りを決定したベルギー1部のジュピラー・プロ・リーグに追随する形でシーズンの打ち切りを真剣に検討しているようだ。 『テレグラフ』が伝えるところによれば、スコティッシュ・プレミアシップが完了した場合、最終順位に合わせて収益の分配が速やかに行われるため、多くのクラブが抱える財政的な不安を解消できるという。 逆に、リーグ再開時期が不透明な中、今後も非常時の対応を続けた場合、多くのクラブの資金繰りがより困難となり、来シーズン以降に大きな影響が生じる可能性が高いという。また、無観客開催での日程消化というプランに関しては様々な問題によってほぼ不可能と考えられているようだ。 また、クラブにとって重要な収入源である来シーズンのシーズンチケットの販売に関しても大きな影響が生じるという。 仮に、『テレグラフ』の報道通り、現段階でシーズンが打ち切られた場合、第30節終了時点(レンジャーズとセント・ジョンストンの1試合が未消化)での順位が最終順位として有効となり、2位以下に暫定13ポイントを付けているセルティックの優勝が支持される。 そして、レギュラーシーズンの残り3試合、上位6クラブと下位6クラブに分かれて各グループ1度ずつの総当たりで戦うスプリット方式の5試合が開催されないことになる。 現時点ではヨーロッパのコンペティションへの出場権、昇格・降格の取り扱いに関して話はまとまっていないようだが、打ち切りを決断する可能性は高いようだ。 ただ、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は先日、今季のリーグ戦を消化できずに早期終了させた場合、2020-21シーズンの欧州カップ戦出場を認めない方針を打ち出しており、スコティッシュ・プレミアシップはUEFAとの調整を含めて各所との話し合いが必要となりそうだ。 2020.04.04 17:30 Sat4
昇格1年目で躍進のシェフィールド・ユナイテッド、守護神退団に備えレンジャーズからGKフォダリンガムを獲得
シェフィールド・ユナイテッドは17日、レンジャーズを退団したイングランド人GKウェズ・フォダリンガム(29)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は3年間となる。 フォリンガムは、フルアムやクリスタル・パレスの下部組織で育つもファーストチームへ昇格できず。2011年10月にスウィンドン・タウンに完全移籍すると、2015年7月にレンジャーズへ完全移籍で加入していた。 レンジャーズでは、スコティッシュ・プレミアシップで74試合に出場。その他、リーグ1(イングランド3部)やリーグ2(イングランド4部)でプレー。チームは今シーズン、セルティックと優勝争いをしていたが、フォダリンガムは2試合の出場にとどまっていた。 フォダリンガムはクラブを通じ「シェフィールド・ユナイテッドに加入できて嬉しい」とコメント。「プレミアリーグに復帰した1年目のシーズンで信じられないほど結果を残し、クラブにとってはエキサイティングな瞬間だ。みんなに出会えることを楽しみにしているし、スタートが待ちきれない」とコメントした。 チャンピオンシップ(イングランド2部)から昇格したシェフィールド・ユナイテッドは、昇格1年目ながら現在プレミアリーグで8位に位置。シーズンを通して安定した戦いを見せている。 しかし、守護神を務めているGKディーン・ヘンダーソンはマンチェスター・ユナイテッドからのレンタル移籍中であり、来シーズンは復帰する予定。GKの補強が必須となるだけに、クリス・ワイルダー監督は素早く手を打った形となった。 2020.07.18 13:00 Sat5