ジェラードがアーセナルに感謝&称賛、スラビア・プラハ撃破に「パフォーマンスを見て、本当に誇りに思った」
2021.04.16 21:40 Fri
レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督が、アーセナルに感謝の言葉を述べた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。アーセナルは、15日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスラビア・プラハとアウェイで対戦。0-4で快勝を収め、2戦合計1-5で準決勝進出を決めた。
高いパフォーマンスを見せたアーセナルだったが、思わぬところから感謝と称賛の言葉を受けることとなった。
ジェラード監督率いるレンジャーズも今季のELに出場。ラウンド16で、アーセナルが下したスラビア・プラハと対戦した。
しかし、その試合でレンジャーズのシエラレオネにルーツを持つレンジャーズのフィンランド代表MFグレン・カマラに対し、スラビア・プラハのチェコ代表DFオンドレイ・クデラが人種差別発言をし、大きな騒動に。すると、欧州サッカー連盟(UEFA)は14日にクデラに対して、UEFA主催試合10試合の出場停止処分を下していた。
試合の快勝、そしてアーセナルの選手たちの行動を見たというジェラード監督は、記者会見でアーセナルに対して感謝と称賛の言葉を贈った。
「私は試合の全てが好きだった。アーセナルのパフォーマンス、そしてそのやり方が大好きだ。試合前、試合中、試合後に彼らが見せたアプローチを称賛したい。グレンも同じ気持ちだろう」
「昨夜のアーセナルのパフォーマンスを見て、本当に誇りに思った。試合の準備の方法、監督の話し方、選手の試合前、試合中、試合後の振る舞い、そしてそれを裏付けるあのレベルのパフォーマンス。私はそこに座って、そのパフォーマンスを心から楽しんだ。センセーショナルだと思った」
アーセナルの選手たちの行動は、クラブや監督が行わせた訳ではなく、選手たちから行いたいとアプローチがあったとミケル・アルテタ監督が明かしており、「彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」とコメントしていた。
スラビア・プラハのクデラに人種差別的な侮辱を受けたカマラだが、実はアーセナルのアカデミー出身で、2017年7月まで所属。その後、ダンディーFCへと移籍し、2019年1月からレンジャーズでプレーしていた。
ラカゼットはちょうど入れ替わりでリヨンからアーセナルにやって来たが、アカデミー出身選手も多いアーセナルの選手たちのカマラへの想いもあっての行動だったのかもしれない。
高いパフォーマンスを見せたアーセナルだったが、思わぬところから感謝と称賛の言葉を受けることとなった。
しかし、その試合でレンジャーズのシエラレオネにルーツを持つレンジャーズのフィンランド代表MFグレン・カマラに対し、スラビア・プラハのチェコ代表DFオンドレイ・クデラが人種差別発言をし、大きな騒動に。すると、欧州サッカー連盟(UEFA)は14日にクデラに対して、UEFA主催試合10試合の出場停止処分を下していた。
この件もあってか、スラビア・プラハの選手たちはキックオフ前に肩を組んで整列したが、アーセナルの選手たちはキャプテンのフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを先頭に、全員がひざまずき、人種差別への反対を示していた。
試合の快勝、そしてアーセナルの選手たちの行動を見たというジェラード監督は、記者会見でアーセナルに対して感謝と称賛の言葉を贈った。
「私は試合の全てが好きだった。アーセナルのパフォーマンス、そしてそのやり方が大好きだ。試合前、試合中、試合後に彼らが見せたアプローチを称賛したい。グレンも同じ気持ちだろう」
「昨夜のアーセナルのパフォーマンスを見て、本当に誇りに思った。試合の準備の方法、監督の話し方、選手の試合前、試合中、試合後の振る舞い、そしてそれを裏付けるあのレベルのパフォーマンス。私はそこに座って、そのパフォーマンスを心から楽しんだ。センセーショナルだと思った」
アーセナルの選手たちの行動は、クラブや監督が行わせた訳ではなく、選手たちから行いたいとアプローチがあったとミケル・アルテタ監督が明かしており、「彼らはそうしたいと思っていた。正当な理由があったので、クラブと私は非常に協力的だった」とコメントしていた。
スラビア・プラハのクデラに人種差別的な侮辱を受けたカマラだが、実はアーセナルのアカデミー出身で、2017年7月まで所属。その後、ダンディーFCへと移籍し、2019年1月からレンジャーズでプレーしていた。
ラカゼットはちょうど入れ替わりでリヨンからアーセナルにやって来たが、アカデミー出身選手も多いアーセナルの選手たちのカマラへの想いもあっての行動だったのかもしれない。
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誰もを魅了した唯一無二の“ミドルシュート”、レッズの“象徴”スティーブン・ジェラード
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▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon4
バレンシア、ビッグクラブが関心の逸材DFガシオロフスキと2027年まで契約延長
バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て2023年10月に行われたマジョルカ戦でトップチームデビュー。 これまでトップチームでは、公式戦34試合に出場しており、今季もラ・リーガ14試合を含む公式戦18試合に出場している。また、U-19スペイン代表の主力としても活躍しており、昨夏に行われたU-19欧州選手権では優勝に大きく貢献した。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのトップチームではセンターバック、左サイドバックの両方でプレーしている。恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭いアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 以前にはアーセナルやトッテナム、ユベントス、インテルといったビッグクラブからの関心が報じられていたガシオロフスキだが、かねてより残留の意向を示しており、自身を育ててくれたクラブとの新契約を決断した。 2025.02.27 12:30 Thu5

