「恥ずかしい思いをする」モイーズが退場に怒り心頭、主審とVARを痛烈批判「決定がお粗末」

2021.02.07 16:25 Sun
Getty Images
ウェストハムデイビッド・モイーズ監督が怒り心頭だ。イギリス『BBC』が報じた。
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ウェストハムは6日、プレミアリーグ第23節でフルアムと対戦。試合は0-0のゴールレスドローに終わった。この試合では互いに決め手がなく90分が終了したが、試合終了間際に思わぬ事態が起こった。
0-0で迎えた93分、ウェストハムは相手陣内の右サイドでFKを獲得。最後の大きなチャンスとなる中で、ボックス前に選手たちが集まった。

その際、ウェストハムのMFトマシュ・スーチェクのマークにFWアレクサンダル・ミトロビッチがついていた中、予備動作に入ろうとしたスーチェクのヒジがミトロビッチの顔面に当たった。
一度は倒れたミトロビッチだったが、普通に立ち上がりそのままスーチェクのマークを継続。すると、主審のマイク・ディーン氏がVARとコンタクト。オンフィールドレビューとなった。

故意にヒジを顔面に当てたとは見えないシーンだったが、ディーン氏は何度もそのシーンをチェック。顔面にヒジは当たっているものの、故意であるとは見えない中、長時間映像を見たディーン氏の判断はレッドカードの一発退場だった。

判定が下された際にも不満の表情を浮かべていたモイーズ監督は、試合後にコメント。審判の判定を明確に非難し、言いくるめられるだろうとした。

「VARは恥ずかしいだろうし、その後の決定を下すレフェリーだったマイク・ディーンは恥ずかしい思いをするだろう」

「偶然だったことは誰が見ても明らかだった。ディーンはそれを考慮せず、画面を見た。彼が退場を選んだことは本当に恥ずべきことだ」

「我々は彼らに正しい決定を下してもらいたい。ストックリーパーク(VARの拠点)に戻った誰かが、「これは偶然だからこのまま続けよう」と言わないことは本当に困難だ」

「審判の決定がお粗末で、VARの決定がお粗末だったため、我々にはどうすることもできない」

「選手にとっては不公平だ。彼らは退場させる理由を正当化するために十分な言い訳を用意すると確信している」

この件については、相手のスコット・パーカー監督も同情。レッドカードは厳しすぎる判定だと見解を述べた。

「おそらく少し厳しかったし、ゲームはとても不毛なものになりつつある」

「退場だったとは思わないけど、それが試合の進め方なんだろう」

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終盤のオウンゴール献上からファン・ダイク弾で競り勝ったリバプール、スロット監督は選手たちのリバウンドメンタリティを称賛

リバプールのアルネ・スロット監督が13日に行われ、2-1で競り勝ったプレミアリーグ第32節ウェストハム戦を振り返った。 前節フルアムに敗れた首位リバプールは18分にFWモハメド・サラーのアシストからFWルイス・ディアスが先制ゴールをマーク。後半はなかなか追加点が奪えなかった中、終盤の86分にDFヴィルヒル・ファン・ダイクのクリアミスがDFアンドリュー・ロバートソンに当たって不運なオウンゴールに。 それでも3分後、主将ファン・ダイクがミスを取り返す勝ち越し弾を、CKからヘディングシュートで決めて勝利。2位アーセナルとの勝ち点差を13に広げ、残り6試合で2勝すれば5季ぶりの優勝となる。 スロット監督は不運な同点弾からすかさず勝ち越し弾を挙げた選手たちのメンタリティを称賛している。 「これが今季我々がずっとやってきたことだ。PSGに敗れた失望の後、このメンタリティを維持して戦いに臨んでいる。我々は楽に試合に勝てるわけではない。ボールを保持して簡単に追加点を奪うようなことはできない。もし今季、何かを達成できたらそれは選手たちが示してきたメンタリティによるものだ。今日、皆さんが見てくれたものだ。先週の敗戦、オウンゴールでの失点を考えればこれ以上の失望は計り知れない。ヴィルヒルのゴールはこのチームのメンタリティの高さを示している」 2025.04.14 09:30 Mon

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