【J1クラブ通信簿/横浜F・マリノス】ケガと超過密日程に狂わされた連覇への航海、課題を再確認したシーズンに

2021.01.10 19:00 Sun
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©︎J.LEAGUE
未曾有のシーズンとなった2020年のJリーグ。新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、中断による異例の超過密日程、観戦や応援の制限など、多くの困難を乗り越え、すべての日程を終了した。

その中でも、熱戦が続いた2020シーズンのJリーグ。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブの通信簿(チームMVP、補強成功度、総合評価)をお届けする。

第10弾は9位の横浜F・マリノスを総括!(評価は「S」が最高、「E」が最低)

◆総合評価【D】
14勝5分け15敗 (勝率41.2%)
69得点59失点

連覇を目指し、王者として2020シーズンの明治安田J1に臨んだ横浜F・マリノス。しかし、その航海はとても厳しいものとなってしまった。

その大きな要因は、予想以上のケガ人が出たこと、そして新型コロナウイルスの影響による過密日程が挙げられるだろう。特に、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場したことで、他チーム以上に過密日程を組まざるを得ない結果となり、それはチームのプランを大きく崩すこととなった。

開幕戦でガンバ大阪を相手に敗れてスタートを切ると、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が中断。その間に急遽戦力を補強する一方で、チーム内にはケガ人も続出。戦力が完全に整ったのは、奇しくもACLが再開する11月前となった。

再開後もなかなか成績が上がらなかった横浜FMだが、1つは新戦力がチームのシステムにフィットするのに時間を要したこと。そして、前述の通りケガによる人員不足と言えるだろう。

アンジェ・ポステコグルー監督が打ち出したスタイルでは、選手が数人入れ替わるだけでプレー精度が大きく下がってしまう傾向があり、2020シーズンはそういったことを感じさせるシーンが多く見られた。

1つは守備面のバランスだ。両方のサイドバックが同時に高い位置を取ることもある今の戦い方は、4バックの中央2人に大きく守備の負担がかかる。2019シーズンはDFチアゴ・マルチンスが大車輪の活躍を見せ、広大な範囲をカバーするとともに、DF畠中槙之輔、GK朴一圭との良い補完性を見せていた。

しかし、チアゴ・マルチンス、畠中、朴一圭とそれぞれがケガに見舞われてしまい、なかなかベストメンバーを組めず。DF伊藤槙人が奮闘を見せたが、急遽獲得したDF實藤友紀はすぐにケガに見舞われ戦力として計算するのが難しくなり、シーズン途中にはDF喜田拓也を中央に置いた3バックシステムも採用した。最終ラインの不安定さが失点を「21」も増やしてしまった要因だと言える。

リスク覚悟で守っていたものが崩壊し、過密日程により選手をターンオーバーさせざるを得ない状況になると、現状の横浜FMでは精度に問題が出てしまうところが課題として見つかった。

そして、それは攻撃陣にも言える。2019シーズンの得点王&MVPのFW仲川輝人もシーズンを通してケガに悩まされ、たった2得点に終了。シーズン途中加入のFWジュニオール・サントスが13得点と気を吐き、終盤にはFWエリキも13得点まで伸ばす活躍を見せたが、綺麗にハマった攻撃を見る回数は2019シーズンよりも減っていた。

ケガと過密日程により戦力が整わなかったことでプレークオリティが下がったことが主な要因といえるが、一方でACLも含めて多くのことにトライする良い機会になったともいえる。3バックのシステムを試したり、選手のポジションを変えたりと川崎フロンターレが独走しすぎたことで2021シーズンへ繋がる準備をし始めたようにも見えた。多くの選手が経験を積めたという点では、将来につながるシーズンになったともいえるだろう。

◆チーム内MVP
©Y.F.M.

MF喜田拓也(26)
明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発24試合)/0得点

途中加入で13得点を記録したFWジュニオール・サントスや、終盤にゴールを量産したFWエリキなども候補だが、チーム内MVPはMF喜田拓也に与えたい。

キャプテンとして連覇を目指すシーズンに臨んだ喜田。しかし、前述の通りチームは超がつくほどの過密日程とケガ人続出という緊急事態に陥ってしまい、思うように結果が出なかった。

喜田は本職のボランチのほか、3バックシステム時にはリベロの役割を担うなど、大きな責任を持って戦うシーズンとなった。

リーグ戦だけでなく、ACLでもチームを牽引。敗退決定時には悔しさをにじませ、言葉が出ないほどだったが、それだけの重責を担っていたということでもあるだろう。チーム最多の先発出場数も含め、喜田をMVPに推したい。

◆補強成功度【C】
©︎J.LEAGUE

突出して活躍を見せたのは、シーズン途中加入のFWジュニオール・サントス。後半戦の得点源となり、22試合で13得点を記録したことは大きな戦力となった。

また、ロケレンから加入したDF小池龍太、MF天野純も大きな存在感を発揮。DF松原健が担っていた右サイドの負担を分散できたことは大きく、時には左サイドバックでもプレー。大きな戦力となった。

その他、古巣復帰という形になったMF水沼宏太も25試合に出場し3得点。試合をこなすごとに結果を残し、戦術理解度が高くチームとして戦い方の幅を広げられる要因となった。

GK梶川裕嗣はGK朴一圭の負傷により出番が周り、ACLを含めて一定のパフォーマンスを披露。途中出場がメインだったFWオナイウ阿道も4得点を記録。FW前田大然も要所で持ち味を発揮した印象だ。

ここまで見れば、突出した結果を残していなくとも補強は成功と考えられるが、シーズン当初の補強で考えれば、失敗したと言わざるを得ない。

レノファ山口FCから加入したDF前貴之、ツエーゲン金沢から加入したDF山本義道、京都サンガF.C.から加入したMF仙頭啓矢、徳島ヴォルティスから獲得したMF杉本竜士が居たのを覚えているだろうか。いずれも夏には他クラブへ期限付き移籍すると、シーズン終了後には完全移籍でチームを去った。この補強に関しては、完全な失敗だったと言えるだろう。

2021シーズンに向けても補強を進める横浜FM。戦い方のクオリティを上げられる選手を見つけるのは簡単ではないが、巻き返しに向けてもしっかりと固めていきたいところだ。

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史上最高“究極”のオールラウンダー、フランク・ランパード

サッカーにおいての花形ポジションとされるのは、やはりストライカー。チームを勝利に導くその姿に憧れる子供は少なくなく、幼少期には誰もがゴールを奪いたい気持ちでプレーしたはずだ。 プロの世界になれば、それぞれのポジションにスペシャリストがおり、子供たちの憧れの的になる選手は様々。それでも、やはり目に見える結果が残せるFWの人気は高いだろう。 どの時代においても、わかりやすくスターになれるストライカーたち。しかし、FWでプレーしない選手でも数多くのゴールを決められることを証明した究極の選手がいる。それが、元イングランド代表のフランク・ランパードだ。 <span class="paragraph-title">◆IQ150以上の天才MF</span> ランパードのイメージは、やはりチェルシーだろう。2001年から2014年まで在籍し、中盤に君臨。ほとんどの試合でプレーする姿は、“鉄人”と呼ばれていた。 また、“ランプス”と呼ばれて愛されたランパードは、ロマン・アブラモビッチ氏がクラブを買収し、ジョゼ・モウリーニョ監督を迎えて急激に力をつけたチームにおいて、軸となって支えた1人として記憶に残っていることだろう。ランパード無くして、チェルシーの飛躍はなかったと言っても過言ではない。 しかし、ランパードのルーツは同じロンドンでもウェストハムにある。父は元イングランド代表DFのフランク・ランパード・シニア、伯父には監督として多くのクラブを率いたハリー・レドナップ氏を持ち、サッカー一家で育つ。 家庭は裕福であり、ランパードは運動能力に長けるだけでなく、学力も優れており、IQは150を超える天才。育ちもよく、恵まれた環境で能力も高いという、正にエリート街道を歩む選手だった。 そのランパードがプロ生活を始めたのがウェストハム。頭角を現し、イングランド代表としてもプレーする一方で、伯父が監督、父がコーチを務めていたことで、結果が出なければ非難を浴びることも多々あった。 また、イングランド代表にも早くに選ばれながら、なかなかブレイクせず。その流れもあり、環境変化を求めて移籍したチェルシーで、チームに欠かせない選手に一気に成長。クラブ、そしてイングランド代表にとっての柱となった。 <span class="paragraph-title">◆チェルシーと共に花開く</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI2T0tmR0VNTiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> キャリアを始めたウェストハムでも高い能力が認められていたランパード。世代別のイングランド代表に選ばれると、1999年10月10日にイングランド代表デビューを果たす。 しかし、ランパードの代表でのキャリアは順調にはいかない。デビュー後は、出番どころか招集もされず。2001年に入り再び代表に招集されるようになり、日韓ワールドカップ(W杯)の前にはコンスタントに招集を受けるが、最終的にはW杯出場を逃すことに。その後も、しばらく代表からは外れていった。 ランパードがイングランド代表に定着したのは2003年5月以降。チェルシーに移籍して2シーズン目の終わり頃。チームとしても変革を遂げる少し前にポジションを掴んでいく。 そのランパードは定着を果たすと、ユーロ2004ではレギュラーとしてプレー。大会3ゴールを挙げて、ベスト11に選ばれることに。その後のドイツW杯予選では5ゴールを挙げるなど、イングランド代表のW杯出場に大きく貢献する。 その頃、チェルシーはモウリーニョ監督の下でプレミアリーグ制覇を達成し、ランパードとしても乗っている時期と重なっている。 イングランド代表としては2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯にも出場。その後に引退を表明しているが、106試合で29ゴールを記録。歴代10位のゴール記録であり、攻撃的なポジションではない選手では最もゴールを決めている選手となっている。 <span class="paragraph-title">◆類稀なる得点力を備えたオールラウンダー</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJvM2hRUGZHcyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> そのランパードは、チェルシーでも当然輝きを放つ。2005年にはバロンドール、FIFA最優秀選手ともに全体の2位という栄誉を得る。なお、どちらも元ブラジル代表MFロナウジーニョが1位だった。 またクオリティの高いプレーもさることながら、愛称の“鉄人”が示す通り、プレミアリーグでは164試合連続出場記録を樹立。それまでは元イングランド代表GKデイビッド・ジェームズが保持していた記録であり、フィールドプレーヤーが達成するのは異例だった。 その後もチェルシーの中心選手として君臨し続けたランパード。プレミアリーグで3回、FAカップで4回、EFLカップで2回と国内で9つのタイトルを獲得。さらに、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグを1度ずつ制しており、クラブの黄金期を支えた。 それはタイトルのみならず、個人の成績でも大きく貢献。公式戦通算648試合に出場し211ゴール150アシストという大記録を樹立。出場数は同時期にプレーした生え抜きのDFジョン・テリーに次ぐ2位、ゴール数は名だたる名FWを差し置いてダントツの1位となっており、まさにクラブのレジェンドそのものとなっている。 しかし、成績とは裏腹に、あまり目立たないのがランパードの真骨頂と言えるだろう。同時期に同ポジションを争ったリバプールのMFスティーブン・ジェラードはスター選手として早くから扱われており、リバプールというクラブに出てきた期待の若手というのが大きな要因といえる。 一方で、選手としての能力だけで見れば、ランパードの方が優れているという声も多く、なんでもこなせるハイスペックなオールラウンダーとして評価。得点力、アシスト、さらには中盤でのタイトな守備や泥臭いプレーなど、全てにおいて高い能力を誇り、さらにはケガをほとんどしないことで愛されていた。 <div id="cws_ad"><hr>イングランド代表でも活躍し、チェルシーのレジェンドとして歴代最多ゴール数を誇るランパードが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>盟友のDFジョン・テリーやMFスティーブン・ジェラードと共に現役時代に魅せたゴールが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD?pid=worldsoccer2110&c=worldsoccer2110&is_retargeting=true&af_inactivity_window=3d&af_dp=ryan.app%3A%2F%2F&af_web_dp=http%3A%2F%2Fsakatsuku-rtw.sega.com%2F" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20211013.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.10.13 20:00 Wed
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【ECLグループステージ展望】スパーズ&ローマが大本命! 日本人4選手が参戦!

2021-22シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージが16日に開幕する。今シーズンから創設されたチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐUEFA3番目のコンペティションには日本人4選手やローマやトッテナムという強豪が参戦する。 ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを展望していきたい。 ◆スパーズ&ローマが大本命! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210915_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今大会の優勝候補は通常であれば、CLに参戦するレベルの実力を持つトッテナムとローマの2チームだ。 昨シーズンのプレミアリーグを期待外れの7位でフィニッシュし、今シーズンから創設されるECLに参戦することになったトッテナム。パソス・デ・フェレイラとのプレーオフでは初戦を落とす失態を演じたものの、最終的にホームの2ndレグで逆転し順当に本大会行きを決めた。 ヌーノ新監督の下、プレミアリーグでは開幕3試合連続クリーンシートで3連勝を飾ったものの、直近のクリスタル・パレス戦ではここまでの戦いを通じて浮き彫りとなっていた課題が明確に出る、低調な内容で完敗。あくまでチームのプライオリティはプレミアリーグということもあり、ECLでは控え選手や若手中心のスカッドでの戦いとなる。その中でFWスカーレットやMFディヴァイン、MFナイル・ジョンといった若手の台頭を促しつつ、DFロメロやFWブライアン・ヒルといった新加入組をチームに馴染ませる場として有効に活用したい。 なお、グループGで同居する3チームはスタッド・レンヌ(フランス)、フィテッセ(オランダ)、ムラ(スロベニア)と比較的移動がラクな相手となっている。 昨シーズン途中までそのトッテナムを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督が新指揮官に就任したローマは、難敵トラブゾンスポルとのプレーオフを2連勝で制して本大会行きを決めた。また、セリエAでは開幕3連勝を飾り、新体制移行後公式戦5戦全勝と早くも“スペシャル・ワン”就任の効果が出ている。 トッテナム同様にあくまでセリエAでの成功が最優先となっており、且つグループCはゾリャ(ウクライナ)、CSKAソフィア(ブルガリア)、ボデ/グリムト(ノルウェー)と比較的移動距離が長いため、モウリーニョ監督は割り切ったメンバー構成で今グループステージに臨むはずだ。MFダルボエやMFザレフスキ、MFボーヴェ、DFカラフィオーリというプリマヴェーラ出身の有望株、前線で序列低下のFWマジョラル、DFレイノルズらにとっては格好のアピールの場となるはずだ。 その他ではバーゼル(スイス)、ヘント(ベルギー)、スラビア・プラハ(チェコ)、コペンハーゲン(デンマーク)といった欧州大会の常連が有力な突破候補となっている。 ◆中村と田中が日本人対決! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210915_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今シーズンのECLグループステージでは、4人の日本人選手がプレーすることになる。なお、PAOK(ギリシャ)のMF香川真司とウニオン・ベルリン(ドイツ)のMF遠藤渓太は登録メンバーを外れており、今グループステージではプレーすることができない。 グループAでは共にUEFAコンペティションの本戦初出場となるLASKリンツ(オーストリア)のFW中村敬斗、ヘルシンキ(フィンランド)のMF田中亜土夢の日本人対決が実現。中村はトゥベンテ、シント=トロイデンなどを経て、今夏にオーストリアの強豪LASKへ完全移籍。今季ここまではトップチームで5試合に出場しているが、目立った数字は残せておらず。今グループステージにおいても途中出場をメインにポジション奪取に向けてのアピールが必要だ。 一方、2020年3月に3年ぶりのヘルシンキ復帰を果たした田中は、復帰初年度に国内2冠に貢献。今シーズンも主力を担っているが、現在はヒザのケガによって欠場が続いており、グループステージ開催中の戦列復帰を目指すことになる。 また、AZ(オランダ)のDF菅原由勢はクルージュ(ルーマニア)、ヤブロネツ(チェコ)、ラナース(デンマーク)と同じグループDに入った。AZ加入3年目の菅原は右サイドバックのレギュラーに定着。クラブが国内リーグと、ECLのどちらにプライオリティを置くかによって起用法が変わってくれるが、ホームゲームを中心に勝負どころの試合では間違いなく出番が訪れるはずだ。 ウニオンのMF原口元気は、ヘルタ・ベルリン時代の2017-18シーズンのEL以来のグループステージ参戦に。ブンデスリーガ2部のハノーファーでの活躍によって、ウニオンにステップアップを果たした原口はブンデスリーガ開幕から全試合でスタメン起用されるなど、新天地で早くも信頼を勝ち得ている。クラブ史上初のUEFA本戦となるが、グループEはスラビア・プラハ(チェコ)、フェイエノールト(オランダ)、マッカビ・ハイファ(イスラエル)と、欧州での経験豊富な難敵揃いの難しいグループだ。菅原同様にチームの優先順位は微妙なところだが、チームを決勝トーナメントに導く決定的な仕事を期待したいところだ。 【グループA】 LASKリンツ(オーストリア)※中村敬斗 マッカビ・テルアビブ(イスラエル) アラシュケルト(アルメニア) ヘルシンキ(フィンランド)※田中亜土夢 【グループB】 ヘント(ベルギー) パルチザン・ベオグラード(セルビア) フローラ(エストニア) アノルトシス(キプロス) 【グループC】 ローマ(イタリア) ゾリャ(ウクライナ) CSKAソフィア(ブルガリア) ボデ/グリムト(ノルウェー) 【グループD】 AZ(オランダ)※菅原由勢 クルージュ(ルーマニア) ヤブロネツ(チェコ) ラナース(デンマーク) 【グループE】 スラビア・プラハ(チェコ) フェイエノールト(オランダ) ウニオン・ベルリン(ドイツ)※原口元気、遠藤渓太 マッカビ・ハイファ(イスラエル) 【グループF】 コペンハーゲン(デンマーク) PAOK(ギリシャ)※香川真司 スロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア) リンカーン(ジブラルタル) 【グループG】 トッテナム(イングランド) スタッド・レンヌ(フランス) フィテッセ(オランダ) ムラ(スロベニア) 【グループH】 バーゼル(スイス) カラバフ(アゼルバイジャン) カイラト(カザフスタン) オモニア(キプロス) 2021.09.16 19:00 Thu
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【ELグループステージ展望】メガクラブ不在も強豪が参戦! 日本人7選手が参戦

2021-22シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージが16日に開幕する。昨シーズンと同様、優勝チームに翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられるELに、今シーズンは7人の日本人選手がグループステージから参加。また、ナポリやラツィオ、レスター・シティといった強豪も出場する。 ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを展望していきたい。 ◆メガクラブ不在も強豪が参戦 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210915_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)の創設によって、前シーズンの48チーム制から32チーム制に変更となった、今季のグループステージ。メガクラブは不在も、コンペティション自体のレベルは上がった印象だ。 そういった中、現時点での優勝候補はナポリ、ラツィオのイタリア勢、レスター・シティ、ウェストハムのイングランド勢、レバークーゼン、リヨン、マルセイユといった5大リーグ所属クラブ。 今季からスパレッティ、サッリと国内屈指の戦術家を新指揮官に据えたナポリとラツィオは、今夏のメルカートでも適材適所の補強を行っており、チーム状態は良好。ナポリはユベントスを破るなど、セリエA開幕3連勝を飾り、ラツィオも直近の試合でミランに敗れたものの、サッリ監督の志向する支配的なスタイルとエースFWインモービレら現有戦力のストロングを組み合わせた魅力的なアタッキングフットボールの一端を早くも披露している。共にグループステージではタフな相手との対戦が続くが、現時点では有力な優勝候補と言える。 そのナポリと同じグループCに入ったレスターも有力な優勝候補だ。昨季のプレミアリーグでは終盤の失速によってCL出場権獲得を逃したが、チェルシー、マンチェスター・シティを破ってFAカップ、コミュニティ・シールドのタイトルを獲得するなど、メガクラブに比肩する実力を持つ。昨季は選手層に不安を抱えていたが、今夏の移籍市場ではDFヴェステルゴーアやDFバートランド、MFスマレ、FWダカと各ポジションに的確補強を敢行している。 同じプレミア勢のウェストハムもモイーズ監督の下で攻守にプレー強度が高いアグレッシブなフットボールで、今季は更なる躍進の気配を漂わす。今や絶対的なエースとなったFWアントニオのバックアップ不在は気がかりも、二足の草鞋を履いてもブレないスカッドを構築している。 その他では攻撃に特長を持つレバークーゼンとマルセイユに、攻守のバランスの良さと新戦力のフィット次第で大きな伸びしろを持つリヨンといったクラブにも注目したい。 ◆2つのグループで日本人対決実現! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210915_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今シーズンのELグループステージでは、7人の日本人選手がプレーすることになる。 グループDではMF長谷部誠、MF鎌田大地を擁するフランクフルト(ドイツ)と、MF三好康児を擁するアントワープ(ベルギー)が、オリンピアコス(ギリシャ)とフェネルバフチェ(トルコ)という強豪2クラブと同居することに。 グラスナー新体制で公式戦2敗3分けの未勝利と厳しい船出となったフランクフルト。その中で副将を務める長谷部はドルトムントとのリーグ開幕戦でゲームキャプテンを務めたが、直近は2試合連続で出場機会なしに終わるなど、序列が低下。一方、今夏のステップアップが噂されながらも最終的に残留となった鎌田はここまでリーグ戦3試合に先発しているものの、昨シーズンの本調子からは程遠い状況。チームとしての優先度はブンデスリーガの方が高いが、激戦区を勝ち抜く上では長谷部の豊富な経験と鎌田の創造性が重要だ。まずはホームで戦うフェネルバフチェとの初戦で新体制初白星を挙げて今後の巻き返しのキッカケとしたい。 アントワープで3年目を迎える三好は今回のEL予選プレーオフで2試合連続ゴールに、本大会行きを懸けたPK戦でも4人目のキッカーとしてきっちり成功し、突破の立役者となった。さらに、リーグ戦でも主力として起用されており、今グループステージでの活躍に大きな期待が懸かる。昨シーズンはトッテナムやレンジャーズという強豪との対戦を経験しており、難敵相手にも臆せず戦えるはずだ。 また、グループHではFW伊東純也を擁するヘンク(ベルギー)と、FW北川航也を擁するラピド・ウィーン(オーストリア)が、ウェストハム(イングランド)、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)と同居する激戦区に入った。 昨季の公式戦42試合で12ゴール16アシストと圧巻の数字を残し、今やヘンクの攻撃をけん引する伊東は、今季ここまでも主力として活躍。スペインやイングランドへの移籍を希望していると伝えられる中、プレミアリーグの強豪ウェストハムとの一戦は自身にとって大きなアピールの場となるはずだ。 ラピド・ウィーン在籍3年目も未だに前線のバックアッパーの域を出ない正念場の北川。今季も公式戦6試合に出場しているものの、先発出場はゼロ。今グループステージでもプレータイムは限られるが、少ないチャンスを確実にモノにしたい。 今夏のセルティック(スコットランド)加入後、センセーショナルな活躍で一躍イギリス国内で知名度を上げるFW古橋亨梧は、レバークーゼン(ドイツ)、ベティス(スペイン)フェレンツヴァローシュ(ハンガリー)と強豪揃いのグループGに入った。今月のインターナショナルマッチウィークの負傷により、グループステージ序盤数試合を欠場する見込みだが、戦列復帰後は再びゴールラッシュをみせ、チームを決勝トーナメントに導く活躍が期待される。 最後に、今夏の退団が有力視されながらも最終的にPSV(オランダ)に残留することになったMF堂安律は、モナコ(フランス)、レアル・ソシエダ(スペイン)、シュトゥルム・グラーツ(オーストリア)と同じグループBに入った。今季初出場となった直近のAZ戦ではボックス外から見事な左足のミドルシュートを突き刺すゴラッソでポジション奪取に向けた最高のアピールを見せており、出場機会増が期待されるところだ。 【グループA】 リヨン(フランス) レンジャーズ(スコットランド) スパルタ・プラハ(チェコ) ブレンビー(デンマーク) 【グループB】 モナコ(フランス) PSV(オランダ)※堂安律 レアル・ソシエダ(スペイン) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア) 【グループC】 ナポリ(イタリア) レスター・シティ(イングランド) スパルタク・モスクワ(ロシア) レギア・ワルシャワ(ポーランド) 【グループD】 オリンピアコス(ギリシャ) フランクフルト(ドイツ)※長谷部誠、鎌田大地 フェネルバフチェ(トルコ) アントワープ(ベルギー)※三好康児 【グループE】 ラツィオ(イタリア) ロコモティフ・モスクワ(ロシア) マルセイユ(フランス) ガラタサライ(トルコ) 【グループF】 ブラガ(ポルトガル) ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア) ルドゴレツ(ブルガリア) ミッティラン(デンマーク) 【グループG】 レバークーゼン(ドイツ) セルティック(スコットランド)※古橋亨梧 ベティス(スペイン) フェレンツヴァローシュ(ハンガリー) 【グループH】 ディナモ・ザグレブ(クロアチア) ヘンク(ベルギー)※伊東純也 ウェストハム(イングランド) ラピド・ウィーン(オーストリア)※北川航也 2021.09.16 18:00 Thu
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【CLグループB展望】アトレティコ&リバプール優位も弱者不在の“死の組”!

2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月14日に開幕する。グループBはミランが8シーズンぶりに欧州最高の舞台に戻ってきたことで、弱者不在という今グループステージ屈指の“死の組”が出来上がった。 ◆編集部予想 ◎本命:アトレティコ・マドリー ○対抗:リバプール △連下:ミラン ☆大穴:ポルト ◆ピンポイント補強で攻守に隙なし~アトレティコ・マドリー~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今グループステージ屈指の“死の組”の本命は昨シーズンのスペイン王者。昨季のCLでは優勝したチェルシーに完膚なきまでに叩きのめされてベスト16敗退となったが、チームとしての完成度は今大会出場チームで屈指だ。 今夏の移籍市場においては中盤のユーティリティープレーヤーのMFサウールがチェルシーに旅立ったものの、それ以外の主力の残留に成功。さらに、手薄な攻撃陣には東京五輪で金メダル獲得のブラジルの主力FWマテウス・クーニャに、元エースFWグリーズマンがバルセロナから電撃復帰。中盤に創造性とダイナミズムをもたらす指揮官意中のMFデ・パウルが加入した。 連覇を狙うラ・リーガではここまで3勝1分けの無敗をキープ。FWスアレスや新加入組のコンディションが上がり切らない前線に関しては大いに改善の余地があるものの、持ち味の堅守に加えて勝負強さは健在。闘将仕込みのハードワークと、強烈な個性を持つ多士済々のタレントの持ち味をうまく融合できれば、悲願のビッグイヤー獲得も十分に可能なはずだ。 ◆守備安定で浮沈のカギは自慢のアタッカー陣~リバプール~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リバプールはアトレティコと実力伯仲の対抗馬だ。昨シーズンはプレミアリーグ連覇を逃すと共に、CLでも準々決勝でレアル・マドリー相手に敗退。ただ、ディフェンスリーダーのDFファン・ダイクを始め、最終ラインに多数の離脱者が出たという、ハッキリした理由があり、改善は容易だ。今夏の移籍市場では純粋な補強が逸材DFコナテのみと継続路線を選択したが、負傷者の復帰がすでに大きな補強となっている。 今季のプレミアリーグでは難敵チェルシー戦との1-1のドローを除き、3試合で複数得点とクリーンシートと一昨季の安定感を取り戻している。後方の安定によって、よりリスクを冒して攻撃に出られるようになったことが得点力の向上に繋がっているが、エースFWサラーを除きFWマネやFWフィルミノ、FWジョタのパフォーマンスは今一つ。 チェルシー戦同様に実力伯仲のアトレティコやミランを撃破し、グループステージ突破を決めるためには自慢のアタッカー陣の更なる奮起が求められるところ。また、今大会唯一日本人選手として参戦しているFW南野拓実には何とか爪痕を残してほしいところだ。 ◆8季ぶりの大舞台で躍進なるか~ミラン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のセリエAを2位で終えて8シーズンぶりに夢の舞台に戻ってきたイタリア屈指の名門は“死の組”突破を目指す。堅実な指揮官ピオリの下、経験豊富なベテランと次代を担う若手タレントの力をうまく融合させ、ナポリやローマ勢を抑えてCL出場権獲得に成功したロッソネリ。今夏の移籍市場では守護神ドンナルンマ、司令塔チャルハノールという昨季の躍進の立役者2人をフリーで失ったが、FWジルーやMFフロレンツィ、MFバカヨコといった経験豊富な実力者に、FWペッレグリ、新守護神メニャンらを積極補強。セリエAとCLの二足の草鞋に耐え得るだけのスカッドを構築した。 セリエAでは難敵ラツィオに完勝するなど、開幕3連勝と最高の滑り出しを見せており、ドンナルンマとチャルハノールの後継を担うメニャンやMFブラヒム・ディアスも抜群の存在感を発揮。さらに、FWイブラヒモビッチの戦列復帰によって、ジルーと共にけん引する攻撃陣も爆発の予感を漂わせている。 とはいえ、前述の本命2チームとは経験、スカッドの質で見劣りは否めなく、まずはリバプールとの初戦で現在の立ち位置を図ることになる。その初戦をモノにして欧州の舞台で躍動するアタランタとなるか、あるいは欧州の舞台で苦戦するお隣インテルのようにCLの厳しさを味わうことになるか…。 ◆堅守速攻を武器に昨季再現狙う~ポルト~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のベスト8チームだが、現時点での評価はグループ4番手だ。昨季は組み合わせに恵まれたグループステージをマンチェスター・シティに次ぐ2位で通過。ラウンド16では優勝候補の一角に挙がっていたユベントスを延長戦の末に撃破する番狂わせを起こし、準々決勝でも王者チェルシーを追い詰めた。 ただ、今季に向けてはFWルイス・ディアスやMFセルジオ・オリベイラといった主力の残留に成功した一方、新戦力補強は停滞。加えて、コンセイソン監督の堅守速攻スタイルへの分析も進んでおり、格上3チームとの対戦では苦戦必至だ。DFペペを中心に失点を最小限に凌ぎつつ、少ないチャンスをFWタレミやルイス・ディアスらがいかに決め切れるか。また、自慢のアカデミーから新たなスター候補の誕生にも期待したい。 2021.09.15 17:01 Wed
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【CLグループA展望】銀河系PSGと盤石シティが大本命! ライプツィヒが2強に挑む

2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月14日に開幕する。グループAはパリ・サンジェルマン(PSG)とマンチェスター・シティの2強に加え、RBライプツィヒによる三つ巴の争いが予想される。 ◆編集部予想 ◎本命:パリ・サンジェルマン ○対抗:マンチェスター・シティ △連下:RBライプツィヒ ☆大穴:クラブ・ブルージュ ◆メッシら加入で新銀河系軍団が誕生~パリ・サンジェルマン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のベスト4敗退、リーグタイトル逸という屈辱を受け、今夏に超大型補強を敢行した新銀河系軍団が突破の大本命だ。 昨季、途中に解任した前指揮官トゥヘルが途中就任したチェルシーに悲願のビッグイヤーを獲得される屈辱を味わったPSGの首脳陣は今夏、バルセロナを電撃退団したFWメッシ、同じくレアル・マドリーを去ったDFセルヒオ・ラモスというスペイン2強の象徴を獲得したほか、新守護神にドンナルンマ、補強ポイントだった両サイドバックにDFハキム、DFヌーノ・メンデスという若き逸材、百戦錬磨のMFワイナルドゥムを補強。さらに、レアル・マドリーの引き抜きにあっていたFWムバッペの残留にも成功し、世界屈指のスカッドを完成させた。 また、多くの主力不在の中でスタートしたリーグ戦ではここまで5連勝の好スタートを切っており、ポチェッティーノ体制2年目で戦術面の浸透も順調だ。諸刃の剣となりかねないメッシの取り扱いを含め、超強力スカッドの適切な組み合わせ、戦い方を探るためにある程度の時間を要するが、リーグ戦を試行錯誤の場として使いながらグループステージを通して新銀河系軍団の完成を目指すことになる。 ◆ストライカーに不安も盤石のスカッド構築~マンチェスター・シティ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季の準優勝チームがPSGの対抗だ。今夏の移籍市場においてはMFグリーリッシュ、FWケインの2人を最重要ターゲットに定め、前者をイングランド史上最高額の1億ポンドで獲得した一方、トッテナムの徹底抗戦に遭い、FWアグエロに代わる新エースストライカー候補だったケインの獲得に失敗。それでも、ケイン獲得のために売却候補に挙がっていたMFベルナルド・シウバ、DFラポルテらが好パフォーマンスを見せており、彼ら残留組が重要な役割を果たしそうだ。 ここまではFWフェラン・トーレスを最前線、FWガブリエウ・ジェズスを右ウイングに固定して起用し、リーグ戦では好結果を手にしているが、難敵が揃うヨーロッパの舞台でその形が引き続き機能するかは微妙なところだ。ただ、開幕時点ではMFデ・ブライネ、MFフォーデンの両司令塔が不在だったこともあり、彼らの復帰によってグリーリッシュを含めた新たな化学変化も期待されるところだ。 PSGに比べて熾烈なプレミアリーグの負担を考慮し次点の扱いだが、チームの成熟度、昨季の準決勝の対戦で勝利している点を考えれば、首位通過の可能性は十二分にあるはずだ。 ◆苦しい船出も爆発力に期待~RBライプツィヒ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 一昨シーズンのベスト4、昨シーズンのベスト16とヨーロッパの舞台でも安定した成績を残しているライプツィヒがグループ3番手だ。智将ナーゲルスマンのバイエルン行きを受け、レッドブル・ザルツブルクからマーシュ新監督を招へいした昨季ブンデスリーガ2位チームだが、今季ここまでのリーグ戦で4戦3敗と苦しい船出となっている。 今夏の移籍市場では指揮官と共にDFウパメカノ、MFザビッツァーをバイエルンに引き抜かれ、リバプールに旅立ったDFコナテを含め主力3選手を失うことに。一方で、補強はエースストライカー候補のFWアンドレ・シウバを即戦力として獲得したものの、DFシマカン、MFイライクス、FWブロビーという若手有望株3人は将来性は確かだが、その実力は未知数だ。 そのため、優勝候補2チームを抑えて3年連続の決勝トーナメント進出を果たすためには加入2年目のMFショボスライを含め、新たなスター候補の台頭が必須。また、精神的支柱だったザビッツァーに替わってMFダニ・オルモやMFエンクンク、DFムキエレら若き主力のリーダーとしての振る舞いが求められるところだ。 ◆目標は勝ち点奪取~クラブ・ブルージュ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/get20210910_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のベルギー王者の目標は勝ち点奪取だ。優勝候補2チームに加え、ライプツィヒとの実力差は歴然。今夏の移籍市場では元エースFWウェズレイをレンタルで獲得したほか、PSGのアカデミー出身のDFエンソキ、ローマやウォルバーハンプトンの若手有望株であるFWプロヴィデンス、MFオタソウィを獲得。また、国際舞台で実績十分のMFヴァナケン、GKミニョレ、FWドストというベテランも健在だが、如何せん相手が悪すぎる。ホームゲームを軸に何とか粘り強く戦い、まずは勝ち点1、続いて1勝を目標に戦っていきたい。 2021.09.15 17:00 Wed
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