エイバル指揮官、無駄なタッチでオフサイドとなった乾貴士に苦言「ゴール前ではもっと活躍しなければ」

2020.12.01 10:05 Tue
Getty Images
エイバルホセ・ルイス・メンディリバル監督が、レアル・ベティス戦を振り返った。スペイン『マルカ』が伝えた。
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エイバルは11月30日、ラ・リーガ第11節でベティスと対戦。乾貴士武藤嘉紀がともに先発した試合は0-2で勝利した。エイバルは立ち上がりからプレスをかけてベティスのパスワークを封じていくとゴールレスで迎えた49分、CKから武藤が押し込み先制。移籍後初ゴールでチームが勢いづくと、53分に獲得したPKをエステバン・ブルゴスが決めてリードを2点に。そのまま逃げ切り、0-2で勝利を収めた。
試合を振り返ったメンディリバル監督は、自身が欠けていたチームに発破をかけたとコメントした。

「我々は自分たちができることへの信念が欠けていた。試合前に選手たちには自分たちの可能性を確信しろ、信じなければならないと言った。彼らはそれを見せてくれた。試合を通して、我々は彼らのゴールに近づきたいと思っていた」
エイバルは今季これで3勝目。しかし、全てがアウェイゲームでの勝利であり、ホームではまだ勝てていない。次節はホームにバレンシアを迎えるが、そこで勝利することが必要だと語った。

「勝利は安心感を与えてくれるが、月曜日に行われる次の試合、ホームでバレンシアと対戦することはすでに考えなくてはいけない。勝利は他の試合に勝つために役には立たない」

また、この試合では前半34分にクロスをブライアン・ヒルがファーサイドでダイビングヘッド。これをGKが弾くもボールはゴールへ。ゴールライン寸前のところで乾が押し込み、エイバルが先制したかに見えた。

しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。長めのチェックが入った中、乾がオフサイドポジションとなり、ノーゴールの判定となった。

メンディリバル監督はこのシーンについて「試合全体を失った」と語り、触らなくても入ったボールを触って得点を無効にしたことに言及。「彼は守備をよくやっている。ただ、ゴール前ではもっと活躍しなければならない」と、攻撃面でアクセントになりチャンスを迎えながらも今季ノーゴールの乾に苦言を呈した。

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