2点先行しながらも追いつかれたサッリ監督「浮き沈みの問題を解決しなければ」

2020.07.16 10:30 Thu
Getty Images
ユベントスマウリツィオ・サッリ監督が、引き分けに終わったセリエA第33節のサッスオーロ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

15日に敵地でサッスオーロと対戦したユベントスは、15分までにDFダニーロとFWゴンサロ・イグアインがゴールを奪い2点先行。しかし、29分にMFフィリップ・ジュリチッチに1点を返されると、後半立ち上がりにFWドメニコ・ベラルディ、FWフランチェスコ・カプートと立て続けにゴールを奪われ逆転を許す。それでも64分にアレックス・サンドロのゴールで同点に追いつき、3-3の引き分けに終わった。

前節のアタランタ戦でも引き分け(2-2)、前々節のミラン戦では2-4で敗れ、これで3試合未勝利となったユベントス。サッリ監督は試合後、過密日程による疲労を嘆き、波が激しいパフォーマンスの改善を求めた。
「監督として、チーム継続性を要求しているが、今はフィジカル的にもメンタル的にも維持するのに苦労している」

「理解するのが難しいほど受け身になる時と、非常に良い時が交互に来ている。アタランタや今夜のサッスオーロが素晴らしいチームだと言わなければいけない。こういった浮き沈みの問題を解決する必要がある。ただ、ほとんど例外なく全てのチームが現在抱えている状況だ。この問題を解決したならば、正しい道を行っていることになる」
「失速を避けるために、試合の中では一定の適応が必要だ。非常に高いポテンシャルを時に見せれば、とても脆弱に見える時もあった。2-0にした後、相手陣内にドリブルで持ち運び、押し上げるべきだった。しかし、欲張れず、スペースを与えてしまった。今は計算せずに1試合ずつ考える必要がある」

また、ハーフタイム明けに交代したDFジョルジョ・キエッリーニについて問われると「彼はここ数日は状態が良かった。今日はふくらはぎが硬くなってしまった。おそらく彼を起用するのが少し早かったのだろう。ただ、ボヌッチが起用できなかったので、彼のキャラクターが必要だった」と述べている。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.8 “リッピ・ハードワークスタイル”プラティニ以来のCL制覇/ユベントス[1995-96]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.8</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1995-96シーズン/ユベントス 〜リッピ・ハードワークスタイル〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1995-96juventus.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:マルチェロ・リッピ(48) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">プラティニ以来のCL制覇</div> ユベントスは、この前シーズンの1994-95シーズン、新たにクラブの指揮官に招聘されたリッピの下で、9シーズンぶりのスクデットを獲得した。そして、その1994-95シーズン、エースロベルト・バッジョのケガにより台頭したのが新進気鋭のデル・ピエロだった。迎えた新シーズンでは、ミランへ去ったロベルト・バッジョの10番を託され、チームの新エースとして輝きを放っていく。 ユベントスは、CLでドルトムントらと同居したグループリーグを首位で突破。決勝トーナメントでレアル・マドリーとナントを破って決勝へと勝ち進んだ。オランダ代表がひしめくアヤックスとの決勝ではPK戦までもつれ込む激闘となったが、GKペルッツィが2人のキックを止める活躍を見せ、1985-84シーズン以来のヨーロッパ王者に輝いた。 当シーズンのセリエAでは2位に終わったが、その後はジダン(1996年)やF・インザーギ(1997年)を獲得してセリエA2連覇を達成。CLでも3年連続で決勝に勝ち進むなど、90年代後半にミランに代わってイタリアの盟主の座に君臨した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">徹底されたプレッシング</div> 基本戦術は守備に重きを置いたスタイル。前線から積極的にプレスをかけてボールを奪うと、前線のタレントを生かした攻撃を敢行した。個々のポジションに世界的なタレントを有していたわけではないが、リッピ監督の戦術を確実に遂行する選手が揃っていた。 ディフェンスラインの4枚はいずれも派手さはないが、堅実な守備を披露し、抜群の安定感を誇る守護神のペルッツィが最後尾に控えた。中盤にもパウロ・ソウザ、デシャン、コンテ、ユーゴビッチ、ディ・リービオという“仕事人”が絶えずボールホルダーにプレッシャーをかけ、相手から自由を奪った。 また、前線には得点感覚に優れるヴィアリが不動のエースストライカーとして君臨。さらに、脇には献身的な守備と勝負強さが光るラヴァネッリと若きエースのデル・ピエロを擁した。彼らの個人スキルを生かした攻撃で相手ディフェンスを圧倒した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWアレッサンドロ・デル・ピエロ(21)</span> 彼のデビューまではロベルト・バッジョの閃きに依存した攻撃を行っていたが、リッピ監督の就任を機にユベントスの将来を担う若者にバトンが渡された。デル・ピエロは類稀なる才能を有すファンタジスタであったが、忠実に守備を行うなどチーム戦術にも呼応。エースとしてタイトル獲得に多大なる貢献をした。また、左45度から繰り出す芸術的なゴールは“デル・ピエロゾーン”と呼ばれた。 2019.04.07 12:00 Sun
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ディバラのスパーズ行きが急浮上! 約83億円でクラブ間合意に

ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(25)がトッテナムに移籍する可能性がここに来て急上昇しているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 昨シーズン、ユベントスでの序列を下げたディバラ。最近までマンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクとのトレード案が、ディバラの合意を残すのみというところまで迫るも、同選手側の高額な給与と代理人への手数料が要求されたことで破談に終わった。 その後も引き続き去就について注目が集まるディバラだが、急展開。今夏、同選手の獲得に興味を示していたトッテナムが移籍金6440万ポンド(約83億2000万円)でクラブ間合意に達したようだ。残すは、トッテナムとディバラによる個人条件の交渉のみだという。 プレミアリーグの移籍市場が閉幕まで残り2日。果たしてトッテナムは、ディバラ獲得を取り付けることができるだろうか。 2019.08.07 08:40 Wed
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ユベントス、リールからFWティモシー・ウェアを完全移籍で獲得!

ユベントスは1日、リールのアメリカ代表FWティモシー・ウェア(23)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までの5年間となる。 “リベリアの怪人”の愛称を持ち現在はリベリアの大統領でもあるジョージ・ウェア氏を父に持つウェアは、2019年7月にリールへ完全移籍。移籍初年度は筋肉系のケガの影響でシーズンを棒に振ったが、2年目以降は本職の左右のウインガー、またはセンターフォワードとして出場機会を増やしたが、昨季は左右のサイドバックにコンバートされ、公式戦32試合に出場して2アシストを記録した。 また、2018年3月に18歳でデビューしたアメリカ代表ではこれまで29試合に出場し4ゴールを記録。CONCACAFネーションズリーグ2022-23ファイナルズでは、準決勝のメキシコ戦、決勝のカナダ戦に出場し、アメリカ代表の優勝に貢献した。 なお、昨季限りで退団したコロンビア代表MFフアン・クアドラードの後継者を確保したユベントスは、基本移籍金1030万ユーロ+最大アドオン210万ユーロ+手数料100万ユーロの総額1340万ユーロ(約21億1200万円)を2年間の分割でリールに支払うことになる。 2023.07.02 01:30 Sun

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