リバプール、新守護神候補は内にあり? クロップがウォードを新守護神に指名か

2018.07.14 00:10 Sat
Getty Images
▽今夏の移籍市場で新守護神獲得を目指しているといわれるリバプールだが、その解決策はすでにクラブ内にあるのかもしれない。イギリス『ミラー』はユルゲン・クロップ監督がウェールズ代表GKダニー・ウォード(25)の正GK昇格を構想していると伝えている。

▽昨シーズン、ドイツ人GKロリス・カリウスとベルギー代表GKシモン・ミニョレの2選手を競わせた末、最終的にカリウスを正GKに指名したリバプール。だが、そのカリウスは昨季チャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリー戦で失点に絡む2つのミスを犯し、多くの非難を浴びる結果となった。

▽そのミスを引きずるカリウスは心機一転で臨んだ今季のプレシーズンマッチでもCL決勝の後遺症を窺わせる不用意なミスを犯しており、今後のパフォーマンスが懸念されるところだ。
▽この状況を受けて、クラブはローマのブラジル代表GKアリソン・ベッカーを始め、レアル・マドリーのコスタリカ代表GKケイロル・ナバス、バルセロナのオランダ代表GKイェスパー・シレッセン、ストーク・シティのイングランド代表GKジャック・バトランドなど、複数の獲得候補をリストアップ。だが、現時点で具体的な動きを見せていない。

▽そして、『ミラー』が伝えるところによれば、クロップ監督は新守護神を巡る今夏のマネーゲーム参戦を嫌い、プレシーズントレーニングで印象的なパフォーマンスを見せている第3GKのウォードにチャンスを与える決断をしたようだ。
▽レクサムでトップチーム昇格を果たしたウォードは2012年にリバプールに加入。同クラブでは2015-16シーズンにリーグ戦2試合に出場したものの、思うように出場機会を得られず、同シーズンはスコットランドのアバディーン、2016-17シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)のハダースフィールドに武者修行に出されていた。

▽しかし、そのハダースフィールドでは守護神として安定したパフォーマンスを披露し、同クラブのプレミアリーグ昇格の原動力となった。その際にクロップ監督は親友のデイビッド・ワーグナー監督からウォードの潜在能力の高さを聞かされていたようだ。

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