【超WS選定ロシアW杯ベストイレブン/最終節】首位通過スウェーデンとブラジルから最多2選手! ドイツ撃破の立役者も

2018.06.29 19:15 Fri
©超ワールドサッカー
▽ロシア・ワールドカップの各グループ最終節が終了。超WS編集部が今節の各試合で印象に残った選手の中からベストイレブンを紹介する。

◆寸評
GKチョ・ヒョヌ(韓国)
▽前大会王者を敗退に追い込んだ立役者。今大会正GKに抜擢された26歳はチームこそ連敗を喫したものの自身は安定したパフォーマンスを披露。そして、ドイツとの対戦となった今節はゴレツカの決定的なヘディングを阻止するなど圧巻のビッグセーブとハイボール処理をみせ、ジャイアントキリング達成に貢献。今夏の移籍市場でステップアップか。

DFマルコス・ロホ(アルゼンチン)
▽アルゼンチンを逆転突破に導く。グループリーグ敗退危機に見舞われた中、ナイジェリアの攻撃を持ち味の機動力を生かして最少失点で凌ぐと、86分には右センターバックのメルカドのクロスを左センターバックながら絶妙なゴール前のポジション取りから利き足と逆の右足ボレーで流し込み、2大会連続でナイジェリア相手に決勝点を記録。
DFチアゴ・シウバ(ブラジル)
▽攻守両面で気迫をみせ、セレソンの首位通過に貢献。前節のコスタリカ戦ではフェアプレーを行った結果、エースFWネイマールに侮辱される悲運を味わったものの、今回の試合ではセットプレーから貴重な追加点を挙げると、守備の局面でも総合力高いディフェンスでセルビア攻撃陣を見事に封殺した。

DFアンドレアス・グランクビスト(スウェーデン)
▽頼れる主将が首位突破に貢献。初戦に続きプレッシャーがかかるPKを見事に決め切ると、守備では持ち味の強さと読みを利かせた守備で多彩なメキシコの攻撃に対応。また、攻撃時のセットプレーでは圧巻の高さを武器に相手の脅威となり続けた。
DFルドヴィグ・アウグスティンション(スウェーデン)
▽チームを勢いに乗せる先制点を奪取。豊富な運動量と身体能力を武器に左サイドで積極的な攻撃参加を繰り返し、チームの重要な攻め手となった。また、守備でもソリッドな対応でサイドを制圧。

MFミラン・バデリ(クロアチア)
▽クロアチアの3連勝に貢献。今大会初先発で中盤のバランサーの役目を担った中、求められた安定した守備に加え、積極的な攻撃参加をみせ、攻守両面で絶大な存在感を発揮。先制点の場面では難度の高いボレーシュートも決めた。

MFカゼミロ(ブラジル)
▽持ち味を遺憾なく発揮し中盤の守備を締めた。マティッチやミリンコビッチ=サビッチと屈強な選手が揃うセルビアの中盤を相手に、持ち味の危機察知能力と機動力、強さを武器に互角以上の戦いを披露。地味ながらチームの勝利に大きく貢献した。

MFイスコ(スペイン)
▽不調の優勝候補を救う好パフォーマンス。モロッコ戦ではチーム全体が低調だった中、貴重な同点ゴールを挙げるなど獅子奮迅の活躍を見せた。ボールのオン・オフ両面で質の高いパフォーマンスを披露し、1人で攻撃を牽引した。

FWリオネル・メッシ(アルゼンチン)
▽今節のMVP。ここまでの2試合ではPK失敗など難しい戦いを強いられていたが、チームが崖っぷちの状態で迎えたナイジェリア戦で世界最高のフットボーラーがようやくお目覚め。異次元のスキルを発揮した今大会初ゴールに続き、流れの中でも鋭い仕掛けやスルーパスで攻撃を牽引。さらに終盤は不得手とする守備でも気迫を見せた。

FWパオロ・ゲレーロ(ペルー)
▽ペルーの英雄が有終の美を飾る。ドーピング問題で紆余曲折を経て本大会に臨んだゲレーロは直近の2試合では一定の存在感を見せたものの、チームを勝利に導くエースの仕事は果たせず。それでも、今大会初勝利を懸けたオーストラリア戦では効果的なプレーで攻撃をけん引し1ゴール1アシストの活躍をみせ、ペルーに40年ぶりとなるW杯勝利をもたらした。

FWリカルド・クアレスマ(ポルトガル)
▽得意の形から圧巻ゴールを記録。今大会初出場ながらも経験を武器にチームの攻撃の起点となる質の高いプレーを見せた。また、得意の右足アウトサイドから放たれた美しいシュートは圧巻の一言。

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