【Jリーグ出場停止情報】残留争う讃岐MF仲間隼斗が2試合停止で今季終了…
2017.11.06 18:14 Mon
▽Jリーグは6日、明治安田生命J1リーグ第32節、明治安田生命J2リーグ第41節、第42節、明治安田生命J3リーグ第31節の出場停止選手を発表した。
▽今週末、鹿島アントラーズvs浦和レッズ以外に試合が行われなかったJ1は、前節セレッソ大阪戦で一発退場となった大宮アルディージャのMFマテウスのみが出場停止。マテウスがマテイ・ヨニッチに対してヒジを打ちつけたとして「乱暴な行為」に該当。1試合の出場停止処分が下された。
▽J2では、J1自動昇格、J1昇格プレーオフを争う上位チームに出場停止者はいないものの、ボトムハームのチームに数名の出場停止者が出ている。とりわけ、第40節終了時点で降格圏の21位レノファ山口と勝ち点4差の19位に位置するカマタマーレ讃岐は、主力MF仲間隼斗が警告の累積による2試合停止によってV・ファーレン長崎、名古屋グランパスとの残り2試合の欠場が確定した。
▽J3では熾烈なJ2昇格争いに身を置く首位栃木SCのDF菅和範が警告の累積による1試合停止で次節のFC琉球戦を欠場する。今回発表されたJ1、J2、J3の出場停止者は以下のとおり。
【明治安田生命J1リーグ】
MFマテウス(大宮アルディージャ)
明治安田生命J1リーグ 第32節
vsベガルタ仙台(11/18)
今回の停止:今回の停止:1試合停止
MF松下裕樹(ザスパクサツ群馬)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs愛媛FC(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
MF奥山政幸(FC町田ゼルビア)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vsレノファ山口(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MFシシーニョ(FC岐阜)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs湘南ベルマーレ(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
DF阿部正紀(FC岐阜)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs湘南ベルマーレ(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MF仲間隼斗(カマタマーレ讃岐)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vsV・ファーレン長崎(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(1/2)
明治安田生命J2リーグ 第42節
vs名古屋グランパス(11/19)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
【明治安田生命J3リーグ】
DF中西規真(Y.S.C.C.横浜)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsガンバ大阪U-23(11/11)
今回の停止:1試合停止
FW田中智大(ブラウブリッツ秋田)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsセレッソ大阪U-23(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
DF菅和範(栃木SC)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsFC琉球(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MF永畑祐樹(鹿児島ユナイテッドFC)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vs福島ユナイテッドFC(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
DF岡崎慎(FC東京U-23)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vs藤枝MYFC(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
▽今週末、鹿島アントラーズvs浦和レッズ以外に試合が行われなかったJ1は、前節セレッソ大阪戦で一発退場となった大宮アルディージャのMFマテウスのみが出場停止。マテウスがマテイ・ヨニッチに対してヒジを打ちつけたとして「乱暴な行為」に該当。1試合の出場停止処分が下された。
▽J2では、J1自動昇格、J1昇格プレーオフを争う上位チームに出場停止者はいないものの、ボトムハームのチームに数名の出場停止者が出ている。とりわけ、第40節終了時点で降格圏の21位レノファ山口と勝ち点4差の19位に位置するカマタマーレ讃岐は、主力MF仲間隼斗が警告の累積による2試合停止によってV・ファーレン長崎、名古屋グランパスとの残り2試合の欠場が確定した。
【明治安田生命J1リーグ】
MFマテウス(大宮アルディージャ)
明治安田生命J1リーグ 第32節
vsベガルタ仙台(11/18)
今回の停止:今回の停止:1試合停止
【明治安田生命J2リーグ】
MF松下裕樹(ザスパクサツ群馬)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs愛媛FC(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
MF奥山政幸(FC町田ゼルビア)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vsレノファ山口(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MFシシーニョ(FC岐阜)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs湘南ベルマーレ(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
DF阿部正紀(FC岐阜)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vs湘南ベルマーレ(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MF仲間隼斗(カマタマーレ讃岐)
明治安田生命J2リーグ 第41節
vsV・ファーレン長崎(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(1/2)
明治安田生命J2リーグ 第42節
vs名古屋グランパス(11/19)
今回の停止:警告の累積による1試合停止(2/2)
【明治安田生命J3リーグ】
DF中西規真(Y.S.C.C.横浜)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsガンバ大阪U-23(11/11)
今回の停止:1試合停止
FW田中智大(ブラウブリッツ秋田)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsセレッソ大阪U-23(11/12)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
DF菅和範(栃木SC)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vsFC琉球(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
MF永畑祐樹(鹿児島ユナイテッドFC)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vs福島ユナイテッドFC(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
DF岡崎慎(FC東京U-23)
明治安田生命J3リーグ 第31節
vs藤枝MYFC(11/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止
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「なんか大人になったなと…」新加入ながら日本人最年長の30歳GK馬渡洋樹が東京Vで新たな挑戦「今年は試合に関わり続ける」
湘南ベルマーレから東京ヴェルディへ完全移籍で加入したGK馬渡洋樹が新天地での意気込みを語った。 福岡県出身の馬渡は、東福岡高校、鹿屋体育大学を経て2017年に愛媛FCでプロキャリアをスタートした。その後、川崎フロンターレ、ファジアーノ岡山、湘南でプレーし、今シーズンから東京Vへ加入した。 7日の新体制発表会見では「新たな地で、出場機会をつかもうと強い意思で決断しました」と昨シーズンの天皇杯で対戦し、1-0の完封勝利を収めた対戦相手への加入の決め手について語っていた30歳GKは、練習2日目を終えたなか、改めて新天地の印象について言及。 「チーム全体が若くて走れて、相手側でやっていてすごく嫌だったので、そういうチームに加われたことはすごくポジティブですし、自分の持っている力をここでまた発揮できたらと考えています」 これまで3度の移籍を経験し、関東圏では川崎F、湘南に続く3クラブ目となるが、「これで5チームですけど、新たな環境への適応に苦労はしないですけど、最初はやっぱり少し慣れないですね」と正直な感想も。 新体制発表会見でも言及していたように、J1でダントツの最年少スカッドにおいて、馬渡は同じ1994年生まれのDF千田海人と並んで日本人選手としては最年長。年下、年上の双方に対してコミュニケーションの問題はないものの、「なんか大人になったな」と少なからず衝撃を受けているという。 「湘南も若手は多いですけど、年齢が上の選手はある程度いるので、日本人で最年長というのは少し変な感じというか、これまではちょっと上という感覚でいたので、なんか『大人になったな』という感じです」 「ただ、下は下で結構なめられることが多いので、たぶんうまく接してきました。上の選手は上の選手で可愛がってくれていたので、どっちも大丈夫だと思います」 新天地では静岡学園在学時に湘南へ練習参加していたGK中村圭佑と面識があるものの、多くの選手は初めて絡む選手も多いというが、湘南で指導を受けた油原丈著GKコーチに加え、チームメイトだったGK上福元直人からクラブの情報を得ていたという。 さらに、近年の東京Vで中心選手を担っていたレジェンドの一人で、現在はクリアソン新宿でプレーするMF小池純輝とはプロデビューした愛媛時代から現在も親交があることを明かした。 「カミくん(上福元)もヴェルディにいましたし、前の所属も被ってはいないですけど川崎だったので、何度かご飯とかも食べたこともありました。こっちで関わっている選手も周りに多かったので、愛媛でもエーコさん(小池純輝)が被っていました。湘南で去年にクリアソンと練習試合をした後にご飯とかも一緒に行きましたし、お世話になっていました」 昨季の湘南では明治安田J1リーグで4試合、天皇杯で1試合に出場したが、新天地では直近の2シーズンでリーグ戦フルタイム出場中の守護神マテウスに、長沢祐弥、中村との厳しいポジション争いが待ち受ける。 「ハイラインで裏へのボールとかもキーパーが処理してとか、キーパーが攻撃に関わっていくとか、たぶんやることは変わらないと思う」と前所属の湘南と近いプレースタイルに、自身が特長と語る足元に技術はポジション奪取へプラスに働くが、馬渡は「まずケガしないことが大事」とプレシーズンから地道にアピールしていきたいと自身の考えを語っている。 「まずケガしないことが大事で、ケガするとそこから外れてしまうので、体のコンディション上げつつ、ゲームとかでいいプレーとかしたらやっぱり見てくれていると思うので、そこはうまくやっていきたいです」 「今まで年間を通して試合にずっと関わっていくことは少なかったので、今年は試合に関わり続ける。スタメンをすぐに奪っていきたい気持ちももちろんありますが、マテウス選手は今のヴェルディで絶対的な存在でもあるので、まずはカップ戦とかそういうところで試合に出て結果を残せれば、また自分のチャンスも来ると思うので、そういうところからしっかりとアピールしていきたいと思います」 一昨季のJ1昇格に、昨季の6位躍進に貢献したブラジル出身の守護神の壁は高いが、「超野心的な目標」を掲げるチームは昨季早期敗退となったカップ戦での躍進を強く意識しており、カップ戦での成功に向けては馬渡らの活躍が非常に重要なものとなるはずだ。 2025.01.10 20:31 Fri4
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