2人のジョアン「残したい」、キミッヒ&スビメンディ「考えていない」…バルサ会長が今夏の補強プラン明かす

2024.06.05 16:50 Wed
補強についても語ったラポルタ会長
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補強についても語ったラポルタ会長
バルセロナジョアン・ラポルタ会長が今夏のスカッド整理について語った。スペイン『マルカ』が伝えた。
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慢性的な財政難に悩むなか、今夏もさまざまな補強の噂が流れているバルセロナ。特に守備的MFやウイングの獲得が取り沙汰されている。『バルサ・ワン』でバルセロナの今シーズンを振り返ったラポルタ会長は、満足な補強のために必要な財政状況の改善について言及。物事は順調に進んでおり、このままいけば大がかりな選手の売却もないと主張した。
「今、我々が求めている経済的な健全性を取り戻しつつある。フェアプレーの比率を1対1にしたい。これまでは1人の選手と契約するために4人の選手を売らなければならなかった」

「我々は問題なく選手と契約できるよう、1対1の比率に戻すため努力している」
「大規模なセールを行う必要はない。今日、我々は収入を増やし、支出を削減した。さらに、スポーツウェアの契約においても最高の取引の1つを締結しつつある。全てはSpotifyカンプ・ノウを完成させるという考えに基づいたものだ。我々は経済的安定に近づいている」

また、ハンジ・フリック新監督は下部組織出身の選手たちの優秀さを理解しているともコメント。今シーズン台頭したスペイン代表FWラミン・ヤマルやスペイン代表DFパウ・クバルシ、U-19スペイン代表DFエクトル・フォルトらに続く選手が現れることを期待している。

「彼(フリック監督)はラ・マシアに絶対的なコミットメントがあることを理解している。ラミン、ペドリ、ガビ、フォルト、クバルシのような選手たちと出会えることを知っている。私は彼がそれを楽しみにしているのを目にした。彼らは現在と未来のある若者たちだ」

一方、守備的MFの補強にも言及。噂されるバイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)やレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)の獲得には動かないとし、コンバート起用されたデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンや、バルセロナ・アトレティックのスペイン人MFマルク・カサドの名前を挙げている。

「(補強には)すでに取り組んでいる。守備的MFとしてのクリステンセンについては話していないが、彼は素晴らしい仕事をした。しかし、他の選手も間違いなく起用することになるだろう。マルク・カサドのような選手だ」

「このような(キミッヒやスビメンディ)補強は考えていない。バルサ・アトレティックにはファーストチームで躍動する選手がたくさんいる」

さらに、ラポルタ会長は前線の補強にも言及。ウイングの獲得に動いていることは間違いないようだ。

「ハンジはそこ(前線補強)に取り組んでいる。我々はクライフィスタ(クライフ信者)だ。フリックがシステム面で革命を起こすと信じているし、フィジカル面をしっかり整え、ポジショナルプレーを多用した攻撃的なサッカーを展開することになるだろう。ワイドな選手の獲得について話しているのは理解している」

アトレティコ・マドリーとマンチェスター・シティからそれぞれレンタルした、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)、ポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(29)の今後についてもコメント。フリック監督も両選手を評価しているようで、1年のレンタル延長を望んでいる。

「2人のジョアンを残したい。もう1シーズン彼らをキープするというアイディアだ。フリックは彼らを素晴らしいクオリティを持った選手だと考えており、バイエルン時代にはフェリックスとの契約に興味を持っていた」

「ジョアン・フェリックスの今シーズンには満足しているし、もっと目立つべきだったと思う。私は彼にも皆にも満足している」

他にも、チャビ監督が売却を考えていたとされるポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキについては、「やる気のあるストライカーがいるし、彼のことを知り尽くした監督が彼のポテンシャルを最大限に引き出してくれるだろう」とコメント。冬に加入して満足に出番を得られなかったU-23ブラジル代表FWヴィトール・ロッキや、ブライトン&ホーブ・アルビオンでプレーしたスペイン代表FWアンス・ファティらレンタル組にも触れた。

「ロッキはシーズン途中にやってきたが、それは予期していなかったことだ。彼は多くのことを学んだ」

「何人かの選手がレンタル移籍している。彼らをどうするかはこれからだ。アンス・ファティはとてもやる気がある。この仕事はスポーツ・マネージメントとフリックに任せよう」

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リーガ唯一の5連勝もバルセロナ新指揮官に緩みなし 「立ち止まってはダメ」

バルセロナがラ・リーガ唯一の5連勝だ。 バルセロナは15日の第5節でジローナとアウェイで対戦。86分にはフェラン・トーレスの一発退場もあったが、それまでに2発のラミン・ヤマルにダニ・オルモ、ペドリも続いて勝負を決め、4-1で勝利した。 初陣から無傷の連勝で首位の座を固めるハンジ・フリック新監督は「シーズンは始まったばかりだ。これからも非常に良いプレーをし、集中して、集中して、だ」としつつ、ジローナ戦での勝利をこう総括した。 「タフな試合だった。ジローナは非常に良いプレーをしている。だが、我々も非常に良いスタートを切れたし、勝利にふさわしい」 また、全勝の歩みにも「我々は非常にハードなトレーニングを積み、それぞれの試合に向けて良い準備している。一歩ずつ、1試合ずつだが、とにかく勝ちたい思いもある」とし、チーム状態の良好さも口にした。 「今は良い時期だが、この調子を続けていく必要がある。立ち止まってはダメだ。序盤では勝利が自信になるからね。今日に関しては我々がコンパクトなチームであるのを示した。あと1、2点の得点チャンスもあったが、プレーぶりに満足だ」 そして、選手個々に話が及ぶなか、その話題が4点目奪取のペドリについてに。ゴール直後に自身のもとに駆け寄り、ハグを求めた件を笑いも交えながら説明している。 「プレーしたい選手は私と祝わないといけないんだよ(笑) 実は試合前の彼に今日の試合でゴールを決めると言っていたんだ。だから、ゴールを祝うために私のところに来たんだ」 そんなバルセロナはリーガで弾みをつけ、来週からいよいよチャンピオンズリーグ(CL)の戦いに。指揮官はモナコ相手の初戦にも決意を新たにした。 「モナコとの対戦だ。3日おきで試合が続き、簡単ではないが、1試合ずつ進んでいく。この試合を楽しみにしているし、誰もが待ちわびているよ」 <span class="paragraph-title">【動画】バルセロナ好調維持! ジローナ撃破で5連勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="eOkLIXRYLg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.16 13:30 Mon
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「チャンピオンは休まない」頂点目指す17歳ヤマルにバルセロナ指揮官がアドバイス

バルセロナのハンジ・フリック監督がスペイン代表FWラミン・ヤマルに努力の継続を要求している。スペイン『マルカ』が伝えた。 フリック新監督のもと、ラ・リーガ開幕4連勝で代表ウィークを挟んだバルセロナ。15日の第5節では同様にチャンピオンズリーグ(CL)も戦うジローナとのアウェイゲームに臨む。 試合前日の記者会見で苦戦を予想したフリック監督は、自らの選手たちにも言及。欠場が続くスペイン代表FWアンス・ファティが19日に行われるCLのモナコ戦の復帰を目指していると明かしたほか、クラブと代表の両方で活躍を続ける17歳のヤマルにさらなる成長を求めた。 「ラミンは高いレベルにあると思うが、彼の年齢ならまだ向上できるし、向上しなければならない。彼が毎日トレーニングしているのを見るのは素晴らしいことだ。だが、これからも前進し、向上し、ハードワークしなければならない」 「チャンピオンは休まない。これは良いアドバイスだと思う。偉大なチャンピオンになりたいなら、彼はこれからもあまり休んではいけないし、常に前に進み続けなければならない」 昨シーズン、ファーストチームの主力に定着し、今シーズンはここまで1ゴール4アシストの成績を残すヤマル。先日出演したスペインの番組『El Hormiguero』では、「バルサのレジェンドになれることを期待している」とコメントしていた。 2024.09.15 19:09 Sun

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