バルセロナが『ナイキ』と新たに年228億円の10年契約か 244億円の契約ボーナスで喫緊の財政改善

2024.10.05 16:18 Sat
バルセロナ会長のラポルタ氏
Getty Images
バルセロナ会長のラポルタ氏
バルセロナが世界的スポーツブランド『ナイキ』と新契約を結ぶ見通しのようだ。スペイン『マルカ』が報じた。

1998年から『ナイキ』とサプライヤー契約を結ぶバルセロナ。2028年まで残る現行契約の内容にジョアン・ラポルタ会長が不満を抱き、『プーマ』への乗り換え案や
自社ブランドを新たなサプライヤーとする案が浮かぶ状況だったが、『ナイキ』とこの1年にわたって交渉を続け、大筋合意したという。

大まかな部分は合意に至り、この10月中にも完全決着。今後の10年間にもおよぶ契約になり、1シーズンあたり1億4000万ユーロ(約228億5000万円)が支払われるようだ。また、契約ボーナスとしてまず1億5000万ユーロ(約244億8000万円)を受け取る模様だ。
その後は不確定の部分とされるが、1億2500万ユーロ(約204億円)が入りうるといい、昨季も『Barca Vision』の一部売却による未払いで9100万ユーロの赤字を計上したバルセロナにとって、財務状況の改善にひと役買うとみられる。

また、『ナイキ』との新たな契約は選手の獲得費と売却費の差額を均等に保つ、いわゆる「1:1ルール」を取り戻せる運びとなり、いまだに何選手かを登録できていない状況の解消や、来夏の補強にもつながるそうだ。
なお、発表時期は現時点ではっきりしていないものの、19日に開催が予定されるクラブの代表者会議前に発表される可能性があるとのことだ。

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「誰も先発できる保証はない」フリック監督が先発の確約はないと明言、先発要求報道のシュチェスニーに「彼とは話した」

バルセロナのハンジ・フリック監督が、加入が噂される元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)について言及した。 今シーズンはラ・リーガで開幕7連勝と最高のスタートを切ったバルセロナ。フリック監督就任直後から結果を残していたが、チームにとって大きなアクシデントが発生した。 9月22日に行われたラ・リーガ第6節のビジャレアル戦で、正守護神のドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがヒザを負傷。右ヒザ膝蓋腱の完全断裂と診断されて手術を受けたが、今シーズン中の復帰は無くなった。 守護神を失ったバルセロナは、フリーの選手の獲得に動くことに。その中で候補にあがったのがシュチェスニーだった。 アーセナルやローマ、ユベントスなどでプレーしたシュチェスニーは、ポーランド代表としてもユーロ2024に出場。しかし、1年前倒しでユベントスとの契約を解除すると、そのまま現役を引退していた。 フリーのため、バルセロナは獲得が可能に。9月30日にはバルセロナにやってきてメディカルチェックを受けていると報じられているが、今のところ公式に契約は発表されていない。 一方で、シュチェスニーがバルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキと電話をした際に、「先発できないなら行かない」と、ベンチに座る気がない旨を話したと報道。これを受け、チャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦に向けた記者会見に出席したフリック監督が言及した。 「私は通常、チームに所属していない選手について話すことはないが、バルサのどの選手も先発で出場できる保証はないと言える」 シュチェスニーとは言わなかったものの、誰1人出場は約束されていないと語ったフリック監督。バルセロナを訪れたシュチェスニーとは会話をしたことを認めたが、それ以上は話さないとした。 「彼とは話したが、それ以上は何も言わない。今後数日で彼がバルセロナと契約することになれば、次の記者会見で詳しくお話しできるだろう」 フリック監督と何を話したのかは不明だが、バルセロナに来ていることは間違いないシュチェスニー。無事にチームの力となるのか、注目が集まる。 2024.10.01 10:40 Tue

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