「卑しいネズミ」「ホルモン漬けのチビ」バルセロナ幹部のメッシへの侮辱発言が流出し大騒動…元会長らも関与も真相は?
2023.01.13 13:25 Fri
メッシはバルサ最後の日に涙を流していたが…
バルセロナの幹部による選手たちへの侮辱的発言が流出し大きな騒動となっている。スペイン『El Periodico』が伝えた。問題の発言があったのは、ジョゼップ・マリア・バルトメウ前会長が率いていたバルセロナの首脳陣の間でのこと。クラブの幹部が、重要な選手に対して敵意をあらわにした酷い侮辱的な発言をしていたことがリークされた。
その発言はメッセージアプリの「WhatsApp」内で行われていたが、当時のバルセロナの法務部門の責任者であるロマン・ゴメス・ポンティ氏が主に発していたとのことだ。
この発言のやりとりのいくつかには、バルトメウ前会長やクラブの最高経営責任者(CEO)のオスカル・グラウ氏、クラブ幹部のジョルディ・モワ氏、オリオル・トマス氏、デイビッド・ベルベール氏など数名が参加していたという。
ことの発端は、2021年1月31日にスペイン『エル・ムンド』がバルセロナとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が結んでいた年俸1億3800万ユーロ(約193億3000万円)の巨額契約を公開したことだった。
「バルト(バルトメウ前会長)、本当にこの卑しいネズミの前では良い人間にはなる必要ない。クラブは彼に全てを与え、彼は彼のためだけに契約し、移籍し、更新し、スポンサーなどを独裁することに専念してきた」
「私には絶対に無理だ。彼の契約の数字には、ピントや(ルイス・スアレスの契約更新料、ジョルディ・アルバ、あるいは(アンス・)ファティの更新料を加えなければいけない(ロドリゴ・メッシは代理人だろ?彼は字も読めないし、その上で麻薬の売人をパートナーにしていたんだ)」
「そして何より、クラブとここで働く我々が、バルサに借りがあるあのホルモン漬けのチビから受けた恐喝と無礼の積み重ね…!でも、(パンデミックの)事態が悪化すると、伝説的なWhatsAppのメッセージが届いたんだろう。『会長、他の選手の給与を下げろ。ただ、ルイスと僕には触れるな』と。うまくいけば、彼らは人々に冷たくあしらわれてクラブを去るだろう。それが一番辛いはずだ」
衝撃的な発言に対し、CEOのグラウ氏は「はい」とだけ返信。バルトメウ前会長は「多くのことには同意するが、まずはバルサとこの種のテキストはクラブのイメージを損なう」とコメントしていた。
なお、この流出は当時会長選を控えていたジョアン・ラポルタ会長が仕掛けたものだとされているが、その真偽は定かではない。
その発言はメッセージアプリの「WhatsApp」内で行われていたが、当時のバルセロナの法務部門の責任者であるロマン・ゴメス・ポンティ氏が主に発していたとのことだ。
ことの発端は、2021年1月31日にスペイン『エル・ムンド』がバルセロナとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が結んでいた年俸1億3800万ユーロ(約193億3000万円)の巨額契約を公開したことだった。
このメッセージ流出劇で最も大きく騒がれているのは、ポンティ氏のメッシに対する発言。メッシを最優先するクラブのやり方を糾弾するものだった。
「バルト(バルトメウ前会長)、本当にこの卑しいネズミの前では良い人間にはなる必要ない。クラブは彼に全てを与え、彼は彼のためだけに契約し、移籍し、更新し、スポンサーなどを独裁することに専念してきた」
「私には絶対に無理だ。彼の契約の数字には、ピントや(ルイス・スアレスの契約更新料、ジョルディ・アルバ、あるいは(アンス・)ファティの更新料を加えなければいけない(ロドリゴ・メッシは代理人だろ?彼は字も読めないし、その上で麻薬の売人をパートナーにしていたんだ)」
「そして何より、クラブとここで働く我々が、バルサに借りがあるあのホルモン漬けのチビから受けた恐喝と無礼の積み重ね…!でも、(パンデミックの)事態が悪化すると、伝説的なWhatsAppのメッセージが届いたんだろう。『会長、他の選手の給与を下げろ。ただ、ルイスと僕には触れるな』と。うまくいけば、彼らは人々に冷たくあしらわれてクラブを去るだろう。それが一番辛いはずだ」
衝撃的な発言に対し、CEOのグラウ氏は「はい」とだけ返信。バルトメウ前会長は「多くのことには同意するが、まずはバルサとこの種のテキストはクラブのイメージを損なう」とコメントしていた。
なお、この流出は当時会長選を控えていたジョアン・ラポルタ会長が仕掛けたものだとされているが、その真偽は定かではない。
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バルセロナのハンジ・フリック監督が、チームドクターの突然の訃報から中2日で行われるベンフィカ戦に向けて、チームが戦える状況にあると主張した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が会見コメントを伝えている。 4日にアウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグのベンフィカ戦では、DFパウ・クバルシの前半退場がありながらも、FWハフィーニャのゴールを守り抜いて1-0の先勝を収めたバルセロナ。 しかし、クラブは8日に突然の悲しい報せを受け取ることになった。ラ・リーガ第27節のオサスナとのホームゲームの直前に滞在先のホテルでクラブのメディカルスタッフであるカルレス・ミニャロ・ガルシア医師(享年40)が体調を崩して急逝。 この訃報を受け、選手たちはオサスナ戦でのプレーが不可能だと主張し、試合開始20分前に延期が発表されていた。 その後、クラブでは欧州サッカー連盟(UEFA)に対して、通常は選手1名の出席が義務付けられる前日の公式会見免除を要請し、これが受理された。さらに、11日の午前に行われた同医師の葬儀には選手数名が参列した。 今回の前日会見に一人で出席したフリック監督は、会見の冒頭でミニャロ医師との突然の別れに言及。クラブ全体が悲しみにくれていることを認めながらも、愛する仲間のために勝利を捧げる準備はできていると語った。 「チームはこの状況をうまくコントロールしていると思う。試合に非常に集中している。リスボンでの1stレグの後、これはまだ最初の試合だとすでに言った」 「我々にとって大きな損失だ。彼は素晴らしい人物であり、素晴らしい医師だった。チームとクラブにとって信じられないほどの存在だった。リカルドと作り上げたチームにとって、彼は我々の成功のパズルのピースだった」 「彼がいなくなるのは寂しいが、人生とはそういうものだ。彼のためにプレーしたいし、この状況では彼のために勝つことがとても重要だ。我々はその準備ができている。我々は続けなければならない。それが我々の仕事だ。これはクラブにとって重要な状況であり、我々はうまくやりたい」 「我々としては、まだ2ndレグが残っており、誰も仕事が終わったとは思っていない。明日は正しい姿勢で臨みたいと思うし、それが必要だ」 また、リーグフェーズの対戦では5-4、前回対戦は1-0といずれも勝利を収めながらも、相手のハイプレスや徹底したラインブレイクに苦しめられたバルセロナ。2ndレグに向けてドイツ人指揮官は対戦相手の異なるアプローチの可能性は低いと考え、ポジショナルプレーが勝敗のカギを握ると語った。 「彼らはハイプレスに慣れていて、ほぼすべての試合でそれをやっている。チャンピオンズリーグではアウェイでも非常に良い成績を残している」 「彼らは自分たちのプレーの仕方を明確に理解していると思うし、我々もそれをどうやるかわかっている。サプライズはないと思う」 「すべてはポジショニング次第だ。攻撃でも守備でも、ボールをうまく保持できれば大いに役立つ。ボールを持っていないときのポジショニングも重要だ。我々は毎回それについて話し合っているし、明日はそれをうまくやりたい」 2025.03.11 19:36 Tue4
バルセロナとの決戦に臨むシメオネ監督 「誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じているが…」
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が16日にホームで行われるラ・リーガ第28節バルセロナ戦に向けた前日会見に臨んだ。 1ポイント差のバルセロナとの上位決戦。今季のラ・リーガ優勝の行方を占う大一番を前に、アトレティコは4日前のチャンピオンズリーグではレアル・マドリーとの死闘の末、PK戦の末に敗退に終わっていた。 FWフリアン・アルバレスの二度蹴りという微妙な判定が下されたこともあって敗れた中、シメオネ監督は試合直後にその判定に不満を露わにしていたが、バルセロナ戦に集中している。 「私にできる唯一の力はチームが競争を続けられるように努力することだ。ファンの気持ちを理解しているし、誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じている。しかし前回の試合についてこれ以上はコメントしない。次の試合に集中する必要がある。非常に良いプレーをするチームとの対戦だ。我々は自分たちに集中し、ファンに対して戦い続けられることを示さなければならない。シーズンが進むにつれて順位表と適切な距離を保つことが重要になる。この試合を勝利し、差を縮めることが大事だ。勝てばタイトル獲得に近づくことになる。彼らは非常に完成されたチーム。この1週間をうまく乗り切ってきた」 2025.03.16 14:00 Sun5