同勝ち点で並ぶ頂上決戦はバルセロナ優勢もアトレティコがセルロートのラストプレー弾で劇的逆転勝利【ラ・リーガ】

2024.12.22 07:00 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第18節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが21日に行われ、1-2でアトレティコが逆転勝利した。

前節レガネスにウノセロで敗れてリーグ戦ここ6試合で1勝と停滞する首位バルセロナ(勝ち点38)は、足首を再負傷したヤマルが欠場。フェルミンが[4-3-3]の左ウイングに入り、ハフィーニャが右に回った。

一方、前節ヘタフェにウノセロ勝利で1試合消化が少ないながらリーグ戦6連勝とし、バルセロナに勝ち点で並んだ2位アトレティコ(勝ち点38)は、ヘタフェ戦のスタメンからリーノに代えてギャラガーのみを変更した。
フラットな[4-4-2]で構えるアトレティコに対し、バルセロナが押し込む立ち上がりとなった中、21分にはハフィーニャのクロスがシメオネのヒジにボールが当たるもPKとはならず。

さらに22分、CKの流れからイニゴ・マルティネスがGK強襲のシュートを浴びせたバルセロナは、25分に好機。CKの流れからハフィーニャのクロスをガビがヘッド。しかしシュートを枠に飛ばせなかった。
それでも30分に押し切る。ペドリがガビにクサビのパスを入れると、ヒールで落とされたボールをペドリが拾ってボックス左へ、シュートを流し込んだ。

先制したバルセロナはハーフタイムにかけて試合をコントロール。1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、開始3分にバルセロナに追加点の決定機。ペドリのラストパスをボックス左で受けたフェルミンがシュート。しかしGKオブラクのセーブに阻まれた。

さらに57分、ペドリの絶妙な浮き球スルーパスに抜け出したハフィーニャに絶好機もループシュートはバーに直撃してしまう。

すると60分、ワンチャンスでアトレティコが同点弾。アルバレスが左サイドを持ち上がってクロス。これはペドリにクリアされるもルーズボールをボックス手前のデ・パウルがコントロールシュートを流し込んだ。

追いつかれたバルセロナはダニ・オルモフェラン・トーレスを投入。しかし攻めあぐねるとアトレティコに逆転のチャンス。81分、アルバレスのスルーパスでボックス左に抜け出したバリオスがシュートに持ち込んだが、GKペーニャのセーブに阻止された。

凌いだバルセロナは80分、ダニ・オルモがボックス左からコントロールシュートで狙ったがわずかに枠外。さらに86分、ペドリの超絶スルーパスに抜け出したハフィーニャがボックス右まで持ち上がってシュートしたが、GKオブラクのセーブに阻まれてしまう。

最終盤にかけてもバルセロナが勝ち越しゴールに迫る展開が続くも、アトレティコがラストプレーで劇的逆転弾。追加タイム6分、前節ヘタフェ戦同様、モリーナの右クロスからセルロートが押し込んだ。途中出場コンビの2試合連続での大仕事で頂上決戦を劇的に制したアトレティコが7連勝とし、年内を首位で終えることになった。

バルセロナ 1-2 アトレティコ
【バルセロナ】
ペドリ(前30)
【アトレティコ】
ロドリゴ・デ・パウル(後15)
アレクサンダー・セルロート(後51)

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バルセロナに規定違反の可能性…オサスナ戦で先発のイニゴ・マルティネスが問題に?

バルセロナに新たな問題が生じる可能性が出てきている。 27日、ラ・リーガ第27節の延期分でバルセロナはオサスナと対戦した。 インターナショナル・マッチウィークが明けた直後の試合。バルセロナのチームドクターが急逝したことを受け、急遽中止となっていた試合の代替日程だが、代表戦明け直後にねじ込まれたことで、大きな物議を醸していた。 試合は3-0でバルセロナが快勝したが、オサスナが異議申し立てをする可能性があるという。 スペイン『アス』によると、問題視されているのは先発出場したバルセロナのDFイニゴ・マルティネスだ。 イニゴ・マルティネスは3月のUEFAネーションズリーグ(UNL)に向けたスペイン代表に招集。しかし、合流直前のアトレティコ・マドリー戦で負傷しており、不参加となっていた。 国際サッカー連盟(FIFA)の規定では、代表チームでプレーした際に負傷した選手は、最後の試合から5日間はプレーに復帰できないというものがあり、イニゴ・マルティネスがこれに抵触しているのではないかと疑問視されている。 オサスナは異議申し立ての前に、スペインサッカー連盟(RFEF)に対して不参加の理由を尋ねるとのこと。代表活動前の負傷のためにお咎めなしの可能性もあるが、招集を辞退したことも事実のため、どういった結末を迎えるだろうか。 2025.03.28 18:15 Fri
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「天才だ」圧巻ドリブル突破&決勝点アシストのヤマルをフリック監督絶賛、首位レアルの敗戦には「3ポイントが非常に重要だった」

バルセロナのハンジ・フリック監督がアラベス戦の勝利を振り返った。スペイン『マルカ』が伝えた。 先日行われたチャンピオンズリーグ(CL)のアタランタ戦はドローで終えるも、ラウンド16へストレートインとなったバルセロナ。続く2日のラ・リーガ第22節では、アラベスをホームに迎えた。 序盤からスペイン代表MFガビが脳震とうでベンチに下がるアクシデントもあったバルセロナは、こじ開けられずゴールレスで前半終了。それでも61分、スペイン代表FWラミン・ヤマルのボレーでの折り返しにポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが合わせ、そのまま1-0で逃げ切った。 リーグ戦2連勝を掴んだものの、「難しい試合だった。ハードワークが求められた」と振り返るフリック監督。そんな一戦を制し、今節敗れた首位レアル・マドリーや2位アトレティコ・マドリーにプレッシャーをかけられたことを喜んだ。 「昨日のマドリーの結果を考えると、3ポイントを獲得することが非常に重要だった」 「攻撃すべきスペース、ポジションの保ち方、良い連携やショートパスの見つけ方を彼らに示すことができた。後半はずっと良くなった」 また、アラベスのアルゼンチン人MF トマス・コネクニーとの接触がありピッチを去ったガビにも言及。「ドクターの判断であり、ガビや私の判断ではない。プレーを続けることはできなかったし、その判断を尊重しなければならない」と述べつつ、「彼は大丈夫だ。それが良いニュースだ」と話している。 さらに、次々に相手DFを抜き去る圧巻のドリブルを見せ、決勝点もアシストしたヤマルにも触れた指揮官。その能力の高さを手放しに称賛した。 「これが彼の実力だ。今日は非常に良い姿が見られたし、チームにいてくれるのは素晴らしいことだ」 「(リオネル・メッシやディエゴ・マラドーナとの比較は)あまり好きではない。ラミンは素晴らしい選手で天才だ。いくつかのプレーでやったことは信じられないほどのものだった。彼がバルセロナでプレーしていることをとても嬉しく思う」 「17歳にしてどの試合でとてもよくやっている。対戦相手も簡単ではない。私はこの子が大好きだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ヤマルが驚異的ドリブル披露! バルセロナvsアラベス ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="EkYmtp2QGwc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.03 18:55 Mon
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オサスナがバルセロナのFIFA規則違反を訴え、イニゴ・マルティネスは出場資格なしか?

オサスナは28日、バルセロナ戦のメンバーに関する異議申し立てを行ったことを発表した。 27日、オサスナはラ・リーガ第27節の延期分でバルセロナと対戦。インターナショナル・マッチウィークが明けた直後の試合となった理由は、バルセロナのチームドクターが急逝したことを受けた代替日程だが、代表戦明け直後にねじ込まれたことで、大きな物議を醸していた。 試合は3-0でバルセロナが快勝したが、この試合にフル出場したスペイン代表DFイニゴ・マルティネスが問題視されている。 イニゴ・マルティネスは3月のUEFAネーションズリーグ(UNL)に向けたスペイン代表に招集。しかし、合流直前のアトレティコ・マドリー戦で負傷しており、不参加となっていた。 国際サッカー連盟(FIFA)の規定では、代表チームでプレーした際に負傷した選手や健康上の理由で代表参加を辞退した選手は、最後の試合から5日間はプレーに復帰できないというものがあり、イニゴ・マルティネスがこれに抵触する可能性があるとして、オサスナはスペインサッカー連盟(RFEF)に異議申し立てを行っている。 オサスナは「3月17日、スペインサッカー連盟はイニゴ・マルティネスが医療上の理由、具体的には「FCバルセロナの報告によると、右膝の内側半月板炎」のため代表チームから外されたと発表した」としており、「病気休暇が撤退の正当な理由であるため、クラブ・アトレティコ・オサスナは、このケースが FIFA 規則を適用できない例外的な状況とはみなされないことを理解している」とした。 RFEFが正式に負傷が理由であると発表しており、バルセロナからの通知によるものとなれば、バルセロナも理解していたとのこと。急遽組まれた日程とはいえ、スペイン代表の試合は23日に行われており、27日の試合には出られないはず。果たしてどういった結末を迎えるだろうか。 2025.03.29 00:00 Sat
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負傷交代のダニ・オルモは2週間の離脱か、フリック監督は「この試合をプレーするには最高の日ではなかった」と悔やむ

バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモが約2週間離脱するようだ。ハンジ・フリック監督が明かしている。 ダニ・オルモは27日にホームで行われ、3-0で快勝したラ・リーガ第27節延期分オサスナ戦に先発。PKで追加点を挙げる活躍を見せたが、股関節を負傷した様子でピッチに座り込み、28分に交代となっていた。 フリック監督はシーズン佳境の過密日程を迎える中での初戦でダニ・オルモを失ったことを悔やんでいる。 「オルモが負傷した。このスケジュールで2週間離脱となると欠場する試合は多い。我々にとって悪いニュースだ。ベストを尽くしたが、この試合をプレーするには最高の日ではなかったし、オルモが負傷して大きな代償を支払った」 そして改めて過密日程に苦言を呈した。 「選手たちと監督の意見に耳を傾ける必要がある。この夏にはクラブ・ワールドカップとネーションズリーグが行われる。大金は稼げるが、選手たちにとって厳しいものになるだろう。選手たちのためにもそれは止めなければならない」 バルセロナは3日後にジローナ戦を戦い、4月2日にコパ・デル・レイ準決勝2ndレグのアトレティコ・マドリー戦、5日にベティス戦を戦った後、9日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのドルトムント戦を控えるが、ダニ・オルモを欠くことになりそうだ。 2025.03.28 10:00 Fri

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