5連覇目指す王者シティが新生チェルシーに完勝で白星発進! ハーランド先制弾にコバチッチの芸術恩返し弾【プレミアリーグ】
2024.08.19 02:32 Mon
2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節、チェルシーvsマンチェスター・シティが18日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのシティが0-2で快勝した。
一方、アーセナルとの熾烈な一騎打ちを制して前人未踏の4連覇を達成したシティ。引き続きグアルディオラ監督と共に5連覇を狙う絶対王者は1週間前に行われた宿敵マンチェスター・ユナイテッドとのコミュニティ・シールドをPK戦の末に制してリーグ戦へ弾みを付ける今季初タイトルを獲得した。
その試合からは先発3人を変更。長期離脱のボブに代えて新戦力サヴィオをデビューさせたほか、オライリー、マカティーの若手2人に代えてベルナルド・シウバ、デ・ブライネを復帰させた。なお、軽傷抱えるロドリはベンチ外もウォーカー、フォーデンらがベンチに入った。
相手の出方を確認した後はルーズボールを回収しての縦に速い攻撃や両ウイングの個人技で攻め手を窺うなか、ドクとサヴィオを逆足に配置換えしてリズムを掴んだアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。
18分、相手陣内左サイドで張ってボールを受けたドクがボックス内へ斜めのパスを差し込むと、ベルナルド・シウバがスライディングの形でわずかにコースを変えたボールがゴール前のハーランドに繋がる。DFククレジャを半身でブロックした背番号9はGKサンチェスの脇を抜く左足チップキックを流し込んだ。
3シーズン連続得点王を狙うハーランドの今季初ゴールでリズムを掴んだシティは、直後にもサヴィオの鋭いカットインからペナルティアーク付近でボールを受けたデ・ブライネが右足を振り抜くが、これはわずかに枠の右へ外れる。
前半半ばを過ぎると、徐々にチェルシーも自分たちの形でボールを前進させて相手陣内でのプレーを増やしていく。ただ、これによってシティの両翼のスピードを活かしたロングカウンターも出始める。
そして、ややオープンな展開でシティは37分にドクのミドルシュート、40分には波状攻撃からボックス左のベルナルド・シウバが際どいシュートを放つが、いずれもGKサンチェスのビッグセーブに遭う。
これに対してチェルシーはパーマーが存在感を示すと、エンソやエンクンクのボックス内でのシュート。44分にはパーマーのミドルシュートをGKエデルソンが前にこぼしたところをジャクソンが冷静に押し込むが、ここはオフサイドでゴールは認められず。
全体的にゲームをコントロールしたシティの1点リードで折り返した試合。そのアウェイチームは前半少し右ヒザを気にしていたサヴィオを下げて真打ちのフォーデンを右サイドに投入した。立ち上がりの51分には左サイドでの細かい繋ぎからボックス内でこぼれを回収したベルナルド・シウバのお膳立てからハーランドに決定機も、ややパワー不足の左足シュートはGKサンチェスにはじき出される。
これに対して前半と同じメンバーで臨んだものの、なかなか決定機まで持ち込めないチェルシー。59分にはエンクンクを下げてペドロ・ネトをデビューさせる。すると、直後の61分にはクロスの流れからラヴィアのヘディングパスにゴール前で反応したジャクソンがアクロバティックなシュートでゴールを狙うが、これは的確に立ち位置を取ったGKエデルソンの好守に遭う。
徐々に押し込む流れのなかでマレスカ監督は67分に2枚替えを敢行。ラヴィアとジャクソンを下げてデューズバリー=ホール、マルク・ギウと2人の新戦力をピッチに送り出した。
後半半ばを過ぎると試合はシティが望むゲームテンポで完全に膠着。チェルシーは前からボールを奪いに行く姿勢を示すが、急造メンバーで連動性を欠くプレスは王者の老獪なボール回しを前に空転してしまう。
危なげなく時計を進めるものの追加点が遠いシティだったが、伏兵の鮮烈な一撃が試合を決めた。84分、自陣中央左で相手のクリアを胸で収めたコバチッチがそのままドリブルを開始。カイセド、エンソを振り切ってボックス手前に持ち込んで右足を一閃。ファーを匂わせてニアを撃ち抜いたシュートは古巣相手の痛烈な恩返しゴールとなった。
これで完全にホームチームの心を折った王者は一矢報いることも許さず、完璧なゲームクローズで試合を締めくくった。そして、プレシーズンツアーの前哨戦に続き新生ブルーズに2点差勝ちのグアルディオラのチームは5連覇へ最高のスタートを切った。
チェルシー 0-2 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・シティ】
アーリング・ハーランド(前18)
マテオ・コバチッチ(後39)
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昨シーズン6位フィニッシュとなったチェルシーはポチェッティーノ前監督と袂を分かち、レスター・シティでチャンピオンシップ優勝と1年でのプレミア復帰に導いたマレスカ新監督を招へい。プレシーズンでは新スタイル移行へ生みの苦しみが印象的だったなか、本拠地での開幕戦ではいきなり王者を迎え撃った。マレスカ監督はサスペンションのリース・ジェームズを含め去就不透明なギャラガー、チルウェル、スターリングら不在の状況でエンソ・フェルナンデスをゲームキャプテンに指名。ペドロ・ネトら新戦力はベンチ入りにとどまり、パーマーやジャクソン、エンクンク、ククレジャら昨季主力をスタメンで起用した。その試合からは先発3人を変更。長期離脱のボブに代えて新戦力サヴィオをデビューさせたほか、オライリー、マカティーの若手2人に代えてベルナルド・シウバ、デ・ブライネを復帰させた。なお、軽傷抱えるロドリはベンチ外もウォーカー、フォーデンらがベンチに入った。
師弟対決の両指揮官に注目集まったプレミア開幕節屈指の好カード。後方からボールを動かす相手チームに対して、キックオフ直後からプレッシャーを強くかけ合うアグレッシブな入りに。
相手の出方を確認した後はルーズボールを回収しての縦に速い攻撃や両ウイングの個人技で攻め手を窺うなか、ドクとサヴィオを逆足に配置換えしてリズムを掴んだアウェイチームが先にゴールをこじ開ける。
18分、相手陣内左サイドで張ってボールを受けたドクがボックス内へ斜めのパスを差し込むと、ベルナルド・シウバがスライディングの形でわずかにコースを変えたボールがゴール前のハーランドに繋がる。DFククレジャを半身でブロックした背番号9はGKサンチェスの脇を抜く左足チップキックを流し込んだ。
3シーズン連続得点王を狙うハーランドの今季初ゴールでリズムを掴んだシティは、直後にもサヴィオの鋭いカットインからペナルティアーク付近でボールを受けたデ・ブライネが右足を振り抜くが、これはわずかに枠の右へ外れる。
前半半ばを過ぎると、徐々にチェルシーも自分たちの形でボールを前進させて相手陣内でのプレーを増やしていく。ただ、これによってシティの両翼のスピードを活かしたロングカウンターも出始める。
そして、ややオープンな展開でシティは37分にドクのミドルシュート、40分には波状攻撃からボックス左のベルナルド・シウバが際どいシュートを放つが、いずれもGKサンチェスのビッグセーブに遭う。
これに対してチェルシーはパーマーが存在感を示すと、エンソやエンクンクのボックス内でのシュート。44分にはパーマーのミドルシュートをGKエデルソンが前にこぼしたところをジャクソンが冷静に押し込むが、ここはオフサイドでゴールは認められず。
全体的にゲームをコントロールしたシティの1点リードで折り返した試合。そのアウェイチームは前半少し右ヒザを気にしていたサヴィオを下げて真打ちのフォーデンを右サイドに投入した。立ち上がりの51分には左サイドでの細かい繋ぎからボックス内でこぼれを回収したベルナルド・シウバのお膳立てからハーランドに決定機も、ややパワー不足の左足シュートはGKサンチェスにはじき出される。
これに対して前半と同じメンバーで臨んだものの、なかなか決定機まで持ち込めないチェルシー。59分にはエンクンクを下げてペドロ・ネトをデビューさせる。すると、直後の61分にはクロスの流れからラヴィアのヘディングパスにゴール前で反応したジャクソンがアクロバティックなシュートでゴールを狙うが、これは的確に立ち位置を取ったGKエデルソンの好守に遭う。
徐々に押し込む流れのなかでマレスカ監督は67分に2枚替えを敢行。ラヴィアとジャクソンを下げてデューズバリー=ホール、マルク・ギウと2人の新戦力をピッチに送り出した。
後半半ばを過ぎると試合はシティが望むゲームテンポで完全に膠着。チェルシーは前からボールを奪いに行く姿勢を示すが、急造メンバーで連動性を欠くプレスは王者の老獪なボール回しを前に空転してしまう。
危なげなく時計を進めるものの追加点が遠いシティだったが、伏兵の鮮烈な一撃が試合を決めた。84分、自陣中央左で相手のクリアを胸で収めたコバチッチがそのままドリブルを開始。カイセド、エンソを振り切ってボックス手前に持ち込んで右足を一閃。ファーを匂わせてニアを撃ち抜いたシュートは古巣相手の痛烈な恩返しゴールとなった。
これで完全にホームチームの心を折った王者は一矢報いることも許さず、完璧なゲームクローズで試合を締めくくった。そして、プレシーズンツアーの前哨戦に続き新生ブルーズに2点差勝ちのグアルディオラのチームは5連覇へ最高のスタートを切った。
チェルシー 0-2 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・シティ】
アーリング・ハーランド(前18)
マテオ・コバチッチ(後39)
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「レアルもシティも誰も知らなかった」レアルがバロンドール授賞式を直前でキャンセル、フランス・フットボール編集長が言及「おそらく私の沈黙が彼らを限界に追いやったのかも」
マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが受賞したバロンドール。式典の直前になり、大所帯でパリへと訪れる予定だったレアル・マドリーがキャンセルしたことが大きな話題となった。 バロンドールは最新のFIFAランキングのトップ100の国のジャーナリスト1名が投票。30名の候補者から10名を選び、1位から「15」、「12」、「10」、「8」、「7」、「5」、「4」、「3」、「2」、「1」 ポイントを付与。合計得点が最も高い選手が受賞することとなる。 受賞者の発表を前にして、マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが受賞するという報道が出る事態となり、大きく報じられた中、発表当日になりマドリーがパリへの渡航をキャンセルしたと報道が出ていた。 チャーター機を用意し50名規模でのパリ入りを計画していたマドリーだったが、これはヴィニシウスの受賞がないことが分かったからだとされていた。そのため、最優秀チームに選ばれたものの、誰も壇上で受賞することがないという異例の事態となってしまった。 授賞式後、バロンドールを主催する『フランス・フットボール』の編集長を務めるヴァンサン・ガルシア氏がフランス『レキップ・デュ・ソワール』のインタビューに登場。ヴィニシウスが受賞できなかった理由を解説した。 「僅差での勝利だったが、大きな結果にはならなかった」 「明らかに、ヴィニシウスはトップ5内に入ったが、ベリンガムとカルバハルの存在に苦しんでいたことは間違いない。なぜなら、数学的に言えば、それが彼からいくつかのポイントを奪ったからだ」 「3、4人の選手がいて、審査員の判断が分かれた。レアル・マドリーのシーズンを総括していると思う。それがロドリにとっては有利に働いた」 また、式典を前には情報は漏れていなかったとし、誰も知らなかったはずだとコメント。今回はそうしたルールで執り行われていたが、マドリーが事前に通達を求めたと明かし、多くのプレッシャーを受けたと告白した。 「レアルでも、シティでも誰も知らなかった。ロドリがステージ上で抱いた感情が最良の答えだ。彼は何も気が付いていなかった」 「我々がどちらかに先に知らせている可能性のあらゆる憶測を否定してくれる」 「今年は、優勝者と受賞者には通知されなかった。全員が受け入れたと思っていたのだが、最後の瞬間、理由はわかりませんが、ルールを変更したいとのことだった。レアルが決断したとき、ブラフの要素がなかったとは思えない」 「私はレアル・マドリードから多くのプレッシャーを受けていたが、他のクラブと同様に、私は常に明確で公正であり、おそらく私の沈黙が彼らを限界に追いやったのかもしれない」 <span class="paragraph-title">【動画】松葉杖でバロンドール授賞式に登場したロドリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/PrB2KNtx6s">pic.twitter.com/PrB2KNtx6s</a></p>— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1851028475928276993?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 11:45 Tue4
ギュンドアンがバロンドール受賞の同僚ロドリへ 「今日からついに“過小評価”されないね」「僕からしたら当然」
マンチェスター・シティから“世界最高のフットボーラー”が誕生し、チームメイトも歓喜だ。 『フランス・フットボール』誌主催のバロンドール授賞式が28日にパリで催され、シティのプレミアリーグ4連覇とスペイン代表のユーロ2024制覇に大きく貢献したMFロドリが初受賞。ヴィニシウス・ジュニオールや、ジュード・ベリンガムらを抑えて、スペイン国籍の選手として1960年のルイス・スアレス以来、実に64年ぶり3人目の栄冠に輝いた。 そんな28歳MFの栄冠にチームメイトの元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンも誇らしげだ。自身の公式Xで祝福のメッセージを送った。 「彼は今日からついに“過小評価”されないね。チームメイトのロドリがバロンドールに輝いたのを祝福するよ! 僕からしたら当然さ! 攻撃的な選手だけじゃなく、守備的なポジションの選手がこのタイトルを掴んだのが特に嬉しい!」 「ロドリは完璧なMFだし、彼以上に彼のポジションをうまくこなせる選手なんていない。ヨーロッパではワールドクラスのホールディングMFを探すクラブがたくさんいるけど、結局のところ、彼だけだ! 近年の成長ぶりは素晴らしいよ!」 <span class="paragraph-title">【動画】ロドリがバロンドールに輝いた瞬間!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Rodri's crowning moment!<a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/fklfcJJLUS">pic.twitter.com/fklfcJJLUS</a></p>— Manchester City (@ManCity) <a href="https://twitter.com/ManCity/status/1851030630168924597?ref_src=twsrc%5Etfw">October 28, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.29 11:55 Tue5