「長い時間がかかる」ギアクマキスの移籍に元所属クラブの幹部が言及、浦和の様子もリンセンから仕入れる「真剣に検討されている」

2023.02.01 22:53 Wed
Getty Images
去就が二転三転しているセルティックのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)。かつての所属先であるVVVフェンロは、多くの移籍金が得られる移籍を望んでいるようだ。

2021年夏にVVVフェンロからセルティックへと加入したギアクマキス。2021-22シーズンは公式戦29試合で17ゴールを記録し、FW古橋亨梧と共にチームを牽引。しかし、今シーズンは公式戦28試合で9ゴール1アシストを記録と控えに回ることが多かった。

今冬の移籍市場では、浦和レッズが獲得に動き、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドも応戦。2クラブの間で激しい争奪戦が繰り広げられた。
浦和行きが報じられた中、家族の理由で日本行きを断るも、アトランタのオファーはレンタル移籍でセルティックが拒否。その後、浦和のメディカルチェックに合格したという話が出たが、アトランタが完全移籍のオファーを出して、アメリカ行きに傾いているとされている。

そんな中、VVVはギアクマキスの移籍に際し、移籍金の15%を手にできる条項を盛り込んでいたとのこと。430万ポンド(約6億9000万円)とされる移籍金からおよそ1億円を手にすることになる。
VVVのゼネラルマネージャー(GM)を務めるマルコ・ブーガーズ氏がイギリス『デイリー・レコード』でギアクマキスの移籍に言及。昨季加入したブライアン・リンセンから浦和の話を聞いたとし、本気で狙っていたもののアメリカに行くことになるとコメント。選手の移籍で資金を手にできることは嬉しいと語った。

「ハッキリするまでには長い時間がかかるだろう。今月はたくさんのクラブの名前が挙がったが、それでも確かなことは何も分からない。全てはゴシップに過ぎない。彼が我々の元を去った時、彼への関心が飛び交っているという噂はたくさんあった。歴史は繰り返す」

「ギオルゴスは物静かな思想家だ。彼は慎重に選択をするはずだ。年齢を考えれば、経済的な側面が重要な役割を担うだろうと私は予想している」

「もし、彼が浦和レッズに行けば、我々の元選手、ブライアン・リンセンとチームメイトになるだろう。ブライアンと連絡を取り合っており、ギオルゴスは真剣に検討されているようだった。ただ、彼は別の選択をしたようだ」

「我々は常に、彼がセルティックから素晴らしい移籍をするだろうと確信していた。だからこそ、移籍時に得られるパーセンテージを重要視していた」

「我々は彼がプレミアリーグにステップアップすることを願っていた。その伝統がセルティックの選手にはある。最近もセルティックのストライカーだったオドソンヌ・エドゥアールが1700万ポンドでクリスタル・パレスへと移籍した。プレミアリーグではこのような金額が簡単に支払われる」

「ギアクマキスも大きな移籍を期待していただろう。イングランドのクラブがまだオファーしていないのが不思議だ。彼は素晴らしいスタッツを残している。彼がプレーするとき、ゴールを決める。それをフェンロで、そしてグラスゴーで証明した。また、ギリシャ代表やチャンピオンズリーグでもだ」

「彼が移籍を完了させた時、我々はまだ彼の元所属先のAEKアテネと彼の代理人にお金を一部借りている。しかし、これは我々が今シーズンの予算に組んでいないお金であり、考慮に入れていないもの。VVVのようなクラブにとて、このような臨時収入は常に嬉しいものだ」


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旗手怜央がCL初ゴール! 前田&古橋も奮闘のセルティックがライプツィヒ撃破! 南野拓実が途中出場のモナコはCL3勝目【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節、セルティックvsRBライプツィヒが5日にセルティック・パークで行われ、ホームのセルティックが3-1で逆転勝利した。 ここまで1勝1分け1敗のセルティックは、ブンデスリーガの強豪ライプツィヒをホームで迎え撃った一戦で開幕節以来の2勝目を狙った。この試合では直近のアバディーン戦でハットトリックを達成したFW前田大然、同じくゴールのFW古橋亨梧、MF旗手怜央の3選手がスタメンを飾った。 試合は開始直後に左サイドを突破した前田の折り返しをエンゲルスがシュートに持ち込むなど、ホームのセルティックが良い入りを見せる。以降はボールの主導権を握りつつ、日本人快足アタッカーのハイプレスからショートカウンターも狙っていく。 ただ、時間の経過とともにライプツィヒに押し返されると、23分にはカンプルの左CKの場面でニアでDFカーター=ヴィッカーズが頭で触ってゴール前に流れたところをバウムガルトナーにダイビングヘッドで押し込まれ、先制点を奪われた。 失点後は勢いを増したライプツィヒの圧力に呑まれて再三のカウンターに晒されるなど守勢を強いられたフープス。だが、35分には右サイドでの連携からエンゲルスのパスを受けたキューンがカットインから得意の左足シュートを狙うと、左ポストの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれる。 ライプツィヒ下部組織育ちのドイツ人アタッカーのゴラッソで流れを変えると、38分にはそのキューンのスルーパスに抜け出した前田、45分には鮮やかなドリブルで中央突破した古橋がボックス付近で決定的なシュートを放つ。これはシュートミスと相手DFのブロックに阻まれる。 それでも、イケイケとなったセルティックは前半アディショナルタイムにカウンタープレスからボックス左角でボールを持った旗手が縦への仕掛けから冷静にポケットに入り込んだテイラーを使うと、ワンタッチでの折り返しを再びキューンが古巣のゴールへ流し込み、逆転して試合を折り返した。 後半は押し込まれる入りとなったが、旗手の鋭いミドルシュートなどできっちり押し返すシーンも作り出すセルティック。すると、徐々に相手陣内でボールを動かす時間も作りながら冷静にゲームをコントロールした。 すると、後半に入ってギアを上げていた日本人MFが決定的な仕事を果たす。72分、右サイドでの崩しでポケットを取ったジョンストンの折り返しをGKがファンブルすると、これに詰めた旗手がすかさず右足シュートを蹴り込んだ。 旗手待望のCL初ゴールで大きな3点目を手にしたホームチームは、81分に古橋を下げるなどここから逃げ切り態勢に入った。その後も積極的に攻撃へ絡んだ旗手、前田の4点目はならずも、このまま2点差を維持してタイムアップを迎えた。 この結果、ライプツィヒに逆転勝利のセルティックは開幕節以来となる今季CL2勝目を手にした。 また、同日行われたボローニャvsモナコは、アウェイのモナコが0-1で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は71分から途中出場した。 CLでは2勝1分けの好スタートを切ったが、リーグ・アンでは今シーズン初黒星からの連敗で3戦未勝利と調子を落とすモナコ。流れを変えたいヒュッター監督はこの試合で南野をベンチスタートにするなど、若干メンバーを入れ替えた。 立ち上がりから一進一退の展開が続いた試合はゴールレスのまま後半に突入。その後半も中盤での潰し合いが目立って膠着。その中でモナコは71分、ベン・セギルに代えて南野を右ウイングに投入した。 その南野はなかなか効果的にチャンスに絡めなかったが、チームは87分にゴロビンの左CKを中央のエンボロがフリックすると、ファーに詰めていたケーラーがダイレクトでゴールへ蹴り込み土壇場で先制点を挙げた。 その後、ホームチームの反撃を凌ぎ切ったモナコがリーグ連敗を払しょくする勝利を挙げ、CL3勝目を手にした。 セルティック 3-1 RBライプツィヒ 【セルティック】 キューン(前35、前46) 旗手怜央(後27) 【ライプツィヒ】 バウムガルトナー(前23) ボローニャ 0-1 モナコ 【モナコ】 ティロ・ケーラー(後42) 2024.11.06 07:36 Wed

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