ラツィオのロティート会長、ついにミリンコビッチ=サビッチ流出を覚悟? 後釜の本命は…
2023.05.18 18:14 Thu
ラツィオがセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(28)の流出に備えているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ここ数年、ビッグクラブ行きの噂が絶えないミリンコビッチ=サビッチ。移籍が実現してこなかったのはラツィオのクラウディオ・ロティート会長による強硬な姿勢の影響が強く、獲得を目指すクラブに対し、膨大な移籍金を要求してきた事実がある。
ミリンコビッチ=サビッチも今年で28歳となり、この年齢からビッグクラブへの移籍が難しいことは想像に難くない。しかし、セリエA最高峰のMFであるというのもまた事実で、契約は2024年6月まで。これを延長しない限り、ラツィオが高額な売却益を見込めるのは今夏が最後となる。
そのためか、流出に備えて後釜を選定中。セリエA王者のナポリで主軸として活躍するポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキ(28)、チェルシーでうだつが上がらない日々を過ごす元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)らをリストアップしているとのことだ。
また、ロティート会長は移籍市場において浪費をしない“倹約家”として知られる人物だが、チームが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した場合は、多少なりとも財布の紐を緩める方針。2000万〜3000万ユーロ(約30億〜44億7000万円)で後釜を連れてくる算段のようだ。
ここ数年、ビッグクラブ行きの噂が絶えないミリンコビッチ=サビッチ。移籍が実現してこなかったのはラツィオのクラウディオ・ロティート会長による強硬な姿勢の影響が強く、獲得を目指すクラブに対し、膨大な移籍金を要求してきた事実がある。
ミリンコビッチ=サビッチも今年で28歳となり、この年齢からビッグクラブへの移籍が難しいことは想像に難くない。しかし、セリエA最高峰のMFであるというのもまた事実で、契約は2024年6月まで。これを延長しない限り、ラツィオが高額な売却益を見込めるのは今夏が最後となる。
また、ロティート会長は移籍市場において浪費をしない“倹約家”として知られる人物だが、チームが来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保した場合は、多少なりとも財布の紐を緩める方針。2000万〜3000万ユーロ(約30億〜44億7000万円)で後釜を連れてくる算段のようだ。
なお、マウリツィオ・サッリ監督はサッスオーロからイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(24)の獲得を要望しているものの、3000万ユーロ以上の移籍金が必要とされ、ロティート会長を説得できないと考えられている。ミリンコビッチ=サビッチの後釜となる可能性が最も高いのは、サッリ監督がかつてエンポリ、ナポリで共闘したジエリンスキとのことだ。
セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ
クラウディオ・ロティート
ピオトル・ジエリンスキ
ルベン・ロフタス=チーク
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「我々の実力を物語っている」7人で7発の圧勝、アジアの頂点目指すアル・ヒラル指揮官が光州を称える「彼らは良い模範を示した」
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ラツィオ名物の“鷲”を10年以上操った鷹匠の男性が突如解雇…SNSで出回った動画が原因
ラツィオの名物である鷲。その鷲を扱う「鷹匠」であり、トレーナーとして2010年からチームで働いていたスペイン人のフアン・ベルナベ氏が、停職処分に追いやられてしまった。 ラツィオは20日、この件に関して声明を発表。「あらゆる種類の差別的な行為や行動の絶対的な禁止に対し、常に注意が払われている」とし、「フアン・ベルナベ氏(ラツィオの外部企業の従業員)が、クラブ、ファン、そしてコミュニティを侮辱するような態度をとっているビデオの存在を知り、即時停職および既存契約の解除の措置がとられた」と、解雇通知を行っていた。 10年以上チームに仕えてきた鷹匠のベルナベ氏が解雇された理由は、SNS上に出回ってしまった1本の動画。その中での行為が、大きく問題視されることとなった。 この動画が撮影されたのは、16日に行われたセリエA第8節のインテル戦のこと。スタジアムでいつものように腕に鷲を乗せて操っていたベルナベさんが、とあるサポーターの前で立ち止まり、ナチス式の敬礼をしながら「ドゥーチェ、ドゥーチェ(「指導者」という意味のイタリア語)」と声を出していた。 これはイタリアの独裁者だったベニート・ムッソリーニがよく使っていた言葉だが、死後はファシストを想起させる用語として知られている。 後々問題になることは予想できそうな行動だが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで語った。 「なぜこの混乱が起こったのかはわからない。それはラツィオとは何の関係もない。そして、申し訳ないと思っている」 「私にとっては軍の敬礼だ。私は軍隊に生まれ、右翼の文化を持っており、多くのサッカー界の友人と同じようにVox(スペインの政党)の出身だ。それを誇りに思っている」 「腕を胸の高さで心臓に曲げて行うものだ。イタリアでこんなことになるとは、知らなかった」 スペイン出身のベルナベ氏は、自身がこれまで信じてきたものをただやっただけであり、大ごとになるとは考えていなかったとのこと。また、「ドゥーチェ」と叫んだことについても言及した。 「私は叫んだ。それは本当だ。ムッソリーニを尊敬しており、それは否定しない」 「彼はイタリアとスペインのフランコのために、たくさんの素晴らしいことをした。私は両者のファンであり、誇りに思っている」 インタビューを受けた時点では、停職処分になったことは通知されていなかったベルナベ氏。しかし、そうなることは感じていると語り、禁じられていることを知っていれば、やらなかっただろうとした。 「ラツィオからの停職の通知はまだ受け取っていない。それを待っている状況だ。空中にあることだが、すでに非公式には知っているし、それは正しいと思う。自分がしたことには責任がある」 「それは衝撃だった。大成功の後、試合後の勝利の幸福感が影響している。この国でこの祝い方が禁じられていることは知らなかった。そうでなければ、私はこんなことはしていないだろう。ラツィオを困難に陥らせるつもりはなかった」 ラツィオ名物の鷲を扱って10年以上が経過していたベルナベ氏。クラブは新たな鷹匠を雇わなくてはいけなくなってしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】停職につながってしまったナチス式敬礼の動画</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Juan Bernabè, espanhol adestrador da águia da Lazio, filmado fazendo a saudação fascista a torcedores no Olímpico. Fato já gera reações no mundo político e na comunidade judaica da Itália.<br><br> <a href="https://t.co/0pWtKTXoOw">pic.twitter.com/0pWtKTXoOw</a></p>— Leonardo Bertozzi (@lbertozzi) <a href="https://twitter.com/lbertozzi/status/1450762688968204291?ref_src=twsrc%5Etfw">October 20, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.21 22:45 Thu4
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