「地域CL」1次ラウンドC組をざっくり展望 “3度目の正直”狙う福山シティ、役者揃う福井ユナイテッドら【Road to JFL】
2024.11.05 17:00 Tue
日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が8日に開幕。ここでは1次ラウンドCグループをざっくり紹介する。
福山シティFC(中国/広島)
福井ユナイテッドFC(北信越/福井)
北海道十勝スカイアース(北海道/北海道)
JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟)C組は中国リーグ3連覇の福山、北信越1部2連覇の福井、北海道リーグで3季ぶりに覇権を奪回した十勝、北信越1部3位で全社王者として地域CL出場のJSC、という4チーム。
福山は3年連続3回目の地域CL。初出場の22年は1次ラウンド2連勝発進も、戦術を微調整した第3節・ブリオベッカ浦安戦の0-1敗戦で敗退…昨季は決勝ラウンド初戦で栃木シティに勝利も、そこから2連敗で敗退…昨季に関しては、相手のフィジカル攻勢で苦労したと記憶する。
今季は夏にJ3宮崎からDF代健司(35)がレンタル加入し、そのまま最終ラインへ。先月の全社は東京都1部・SHIBUYA CITY FCに敗れ、3年連続の1回戦敗退となったが、過去2年を見る限り、これは通常運転か。昨季の決勝R組・福山を「JFL参入」の有力候補に推す声は多い。
(※)2020年は半期開催で7試合全勝
エースはアルティスタ浅間から今季加入し、北信越1部で3年連続得点王となったFW高貝樹幹(25)。攻撃のタクトをMF北川滉平(29)が振るい、J2リーグ通算67得点のFW押谷祐樹(35)もまだまだ健在である。今季こそはJFL参入なるか。福井に寄せられる期待は小さくない。
一方、現行の地域CLが1977年に「全国地域リーグ決勝大会」として産声をあげて以来、一度たりとも上位カテゴリー(現在はJFL)への昇格を掴めていないのが「北海道勢」。2012年にノルブリッツ北海道FCがJFL側との入替戦まで進むも、PK戦に散って涙を呑んでいる。
今季は、そのノルブリッツから北海道の覇権を奪った十勝が3年ぶりとなる地域CL出場。十勝も過去2年、BTOP北海道の台頭で覇権を失うも、死に物狂いで覇権奪回に力を注ぎ、首位攻防戦となった直接対決では5-2の勝利も。今回こそは、北海道勢の新たな歴史を刻めるか。
そして、今季の地域CLをかき乱す存在となりうるのが、天皇杯でJ1名古屋を撃破し、全社で関東1部王者、東北1部王者、四国王者を撃破したJAPANサッカーカレッジ(JSC)。どこまでも走れてしまいそうなヤングパワーが恐ろしい。
カギを握りそうなのは第2節、福井との北信越1部勢対決か。天皇杯での躍進、全社のタイトル獲得があったJSCだが、リーグ戦では福井に2戦2敗。また、前述した福井のエース高貝には、2試合で4得点を喰らっている。
ともあれ、どのチームも現JSCを過小評価することなど到底できないはずで、とりわけ初戦でJSCと激突する十勝は、ここを落とせばワイルドカード(各組2位の最高成績)での決勝ラウンド進出も厳しいと言わざるを得ないだろう。
たった1試合が運命を左右する…それが地域CLでなのある。
◆Cグループ日程
▽第1節
[11月8日(金) 10:45]
福山シティFC vs 福井ユナイテッドFC
[11月8日(金) 13:30]
北海道十勝スカイアース vs JAPANサッカーカレッジ
▽第2節
[11月9日(土) 10:45]
福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース
[11月9日(土) 13:30]
福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ
▽第3節
[11月10日(日) 10:45]
福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ
[11月10日(日) 13:30]
福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース
PR
◆Cグループ(島根会場)福山シティFC(中国/広島)
福井ユナイテッドFC(北信越/福井)
北海道十勝スカイアース(北海道/北海道)
JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟)C組は中国リーグ3連覇の福山、北信越1部2連覇の福井、北海道リーグで3季ぶりに覇権を奪回した十勝、北信越1部3位で全社王者として地域CL出場のJSC、という4チーム。
今季は夏にJ3宮崎からDF代健司(35)がレンタル加入し、そのまま最終ラインへ。先月の全社は東京都1部・SHIBUYA CITY FCに敗れ、3年連続の1回戦敗退となったが、過去2年を見る限り、これは通常運転か。昨季の決勝R組・福山を「JFL参入」の有力候補に推す声は多い。
福山が初戦で激突するは、北信越1部の盟主となって長い福井。前身のサウルコス福井時代を含めれば、2012年からの13年間で優勝「11回」。そんななかでも特に今季はクラブ史上初(※)となる「14試合全勝」での連覇である。
(※)2020年は半期開催で7試合全勝
エースはアルティスタ浅間から今季加入し、北信越1部で3年連続得点王となったFW高貝樹幹(25)。攻撃のタクトをMF北川滉平(29)が振るい、J2リーグ通算67得点のFW押谷祐樹(35)もまだまだ健在である。今季こそはJFL参入なるか。福井に寄せられる期待は小さくない。
一方、現行の地域CLが1977年に「全国地域リーグ決勝大会」として産声をあげて以来、一度たりとも上位カテゴリー(現在はJFL)への昇格を掴めていないのが「北海道勢」。2012年にノルブリッツ北海道FCがJFL側との入替戦まで進むも、PK戦に散って涙を呑んでいる。
今季は、そのノルブリッツから北海道の覇権を奪った十勝が3年ぶりとなる地域CL出場。十勝も過去2年、BTOP北海道の台頭で覇権を失うも、死に物狂いで覇権奪回に力を注ぎ、首位攻防戦となった直接対決では5-2の勝利も。今回こそは、北海道勢の新たな歴史を刻めるか。
そして、今季の地域CLをかき乱す存在となりうるのが、天皇杯でJ1名古屋を撃破し、全社で関東1部王者、東北1部王者、四国王者を撃破したJAPANサッカーカレッジ(JSC)。どこまでも走れてしまいそうなヤングパワーが恐ろしい。
カギを握りそうなのは第2節、福井との北信越1部勢対決か。天皇杯での躍進、全社のタイトル獲得があったJSCだが、リーグ戦では福井に2戦2敗。また、前述した福井のエース高貝には、2試合で4得点を喰らっている。
ともあれ、どのチームも現JSCを過小評価することなど到底できないはずで、とりわけ初戦でJSCと激突する十勝は、ここを落とせばワイルドカード(各組2位の最高成績)での決勝ラウンド進出も厳しいと言わざるを得ないだろう。
たった1試合が運命を左右する…それが地域CLでなのある。
◆Cグループ日程
▽第1節
[11月8日(金) 10:45]
福山シティFC vs 福井ユナイテッドFC
[11月8日(金) 13:30]
北海道十勝スカイアース vs JAPANサッカーカレッジ
▽第2節
[11月9日(土) 10:45]
福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース
[11月9日(土) 13:30]
福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ
▽第3節
[11月10日(日) 10:45]
福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ
[11月10日(日) 13:30]
福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース
PR
押谷祐樹の関連記事
福山シティFCの関連記事
全国地域サッカーチャンピオンズリーグの関連記事
記事をさがす
|
押谷祐樹の人気記事ランキング
1
「地域CL」1次ラウンドC組をざっくり展望 “3度目の正直”狙う福山シティ、役者揃う福井ユナイテッドら【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が8日に開幕。ここでは1次ラウンドCグループをざっくり紹介する。 ◆Cグループ(島根会場) 福山シティFC(中国/広島) 福井ユナイテッドFC(北信越/福井) 北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) C組は中国リーグ3連覇の福山、北信越1部2連覇の福井、北海道リーグで3季ぶりに覇権を奪回した十勝、北信越1部3位で全社王者として地域CL出場のJSC、という4チーム。 福山は3年連続3回目の地域CL。初出場の22年は1次ラウンド2連勝発進も、戦術を微調整した第3節・ブリオベッカ浦安戦の0-1敗戦で敗退…昨季は決勝ラウンド初戦で栃木シティに勝利も、そこから2連敗で敗退…昨季に関しては、相手のフィジカル攻勢で苦労したと記憶する。 今季は夏にJ3宮崎からDF代健司(35)がレンタル加入し、そのまま最終ラインへ。先月の全社は東京都1部・SHIBUYA CITY FCに敗れ、3年連続の1回戦敗退となったが、過去2年を見る限り、これは通常運転か。昨季の決勝R組・福山を「JFL参入」の有力候補に推す声は多い。 福山が初戦で激突するは、北信越1部の盟主となって長い福井。前身のサウルコス福井時代を含めれば、2012年からの13年間で優勝「11回」。そんななかでも特に今季はクラブ史上初(※)となる「14試合全勝」での連覇である。 (※)2020年は半期開催で7試合全勝 エースはアルティスタ浅間から今季加入し、北信越1部で3年連続得点王となったFW高貝樹幹(25)。攻撃のタクトをMF北川滉平(29)が振るい、J2リーグ通算67得点のFW押谷祐樹(35)もまだまだ健在である。今季こそはJFL参入なるか。福井に寄せられる期待は小さくない。 一方、現行の地域CLが1977年に「全国地域リーグ決勝大会」として産声をあげて以来、一度たりとも上位カテゴリー(現在はJFL)への昇格を掴めていないのが「北海道勢」。2012年にノルブリッツ北海道FCがJFL側との入替戦まで進むも、PK戦に散って涙を呑んでいる。 今季は、そのノルブリッツから北海道の覇権を奪った十勝が3年ぶりとなる地域CL出場。十勝も過去2年、BTOP北海道の台頭で覇権を失うも、死に物狂いで覇権奪回に力を注ぎ、首位攻防戦となった直接対決では5-2の勝利も。今回こそは、北海道勢の新たな歴史を刻めるか。 そして、今季の地域CLをかき乱す存在となりうるのが、天皇杯でJ1名古屋を撃破し、全社で関東1部王者、東北1部王者、四国王者を撃破したJAPANサッカーカレッジ(JSC)。どこまでも走れてしまいそうなヤングパワーが恐ろしい。 カギを握りそうなのは第2節、福井との北信越1部勢対決か。天皇杯での躍進、全社のタイトル獲得があったJSCだが、リーグ戦では福井に2戦2敗。また、前述した福井のエース高貝には、2試合で4得点を喰らっている。 ともあれ、どのチームも現JSCを過小評価することなど到底できないはずで、とりわけ初戦でJSCと激突する十勝は、ここを落とせばワイルドカード(各組2位の最高成績)での決勝ラウンド進出も厳しいと言わざるを得ないだろう。 たった1試合が運命を左右する…それが地域CLでなのある。 ◆Cグループ日程 ▽第1節 [11月8日(金) 10:45] 福山シティFC vs 福井ユナイテッドFC [11月8日(金) 13:30] 北海道十勝スカイアース vs JAPANサッカーカレッジ ▽第2節 [11月9日(土) 10:45] 福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース [11月9日(土) 13:30] 福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ ▽第3節 [11月10日(日) 10:45] 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ [11月10日(日) 13:30] 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース 2024.11.05 17:00 Tue2
藤枝退団のFW押谷祐樹が北信越1部の福井ユナイテッドFCへ完全移籍「引退も考えていました」
藤枝MYFCは11日、昨季で契約満了となっていたFW押谷祐樹(33)が北信越1部リーグの福井ユナイテッドFCへ完全移籍することを発表した。 押谷はジュビロ磐田の下部組織からトップチームに昇格。その後、FC岐阜、ファジアーノ岡山、名古屋グランパス、徳島ヴォルティスでプレー。2021年から藤枝でプレーしていた。 2021シーズンは明治安田生命J3リーグで28試合6得点、2022シーズンは16試合で3得点を記録していた。 押谷はクラブを通じてコメントしている。 「福井の皆さん、初めまして。なかなかチームが決まらず引退も考えていましたが、契約して頂き感謝しています」 「この恩をJFL昇格という形で返せるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」 2023.01.11 12:45 Wed福山シティFCの人気記事ランキング
1
地域CL1次ラウンドの組合せ決定 A組は九州勢対決、B組はV市原vs刈谷、C組は福山と全社優勝JSCが同居【Road to JFL】
26日、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)の組み合わせ抽選会が行われた。 今季の地域CL1次ラウンドは、茨城県(関東)、静岡県(東海)、島根県(中国)の3会場。したがって、当該地域リーグの優勝枠であるVONDS市原、FC.ISE-SHIMA、福山シティFCが1次ラウンドで同居することはない。 各グループとも、1次ラウンド第1節は11月8日(金)、第2節は11月9日(土)、第3節は11月10日(日)。「各組1位3チーム + 各組2位の中で成績最上位1チーム(ワイルドカード)」の計「4」チームが決勝ラウンドへの切符を掴み取る。 ◆Aグループ 〈A1〉FC徳島(四国/徳島) 〈A2〉ヴェロスクロノス都農(九州/宮崎) 〈A3〉ジェイリースFC(全社枠2/大分) 〈A4〉FC.ISE-SHIMA(東海1部/三重) ◆Bグループ 〈B1〉VONDS市原(関東1部/千葉) 〈B2〉FC刈谷(全社枠3/愛知) 〈B3〉飛鳥FC(関西1部/奈良) 〈B4〉ブランデュー弘前FC(東北1部/青森) ◆Cグループ 〈C1〉福山シティFC(中国/広島) 〈C2〉福井ユナイテッドFC(北信越1部/福井) 〈C3〉北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) 〈C4〉JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) 2024.10.26 15:11 Sat2
「地域CL」1次ラウンドC組をざっくり展望 “3度目の正直”狙う福山シティ、役者揃う福井ユナイテッドら【Road to JFL】
日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)が8日に開幕。ここでは1次ラウンドCグループをざっくり紹介する。 ◆Cグループ(島根会場) 福山シティFC(中国/広島) 福井ユナイテッドFC(北信越/福井) 北海道十勝スカイアース(北海道/北海道) JAPANサッカーカレッジ(全社枠1/新潟) C組は中国リーグ3連覇の福山、北信越1部2連覇の福井、北海道リーグで3季ぶりに覇権を奪回した十勝、北信越1部3位で全社王者として地域CL出場のJSC、という4チーム。 福山は3年連続3回目の地域CL。初出場の22年は1次ラウンド2連勝発進も、戦術を微調整した第3節・ブリオベッカ浦安戦の0-1敗戦で敗退…昨季は決勝ラウンド初戦で栃木シティに勝利も、そこから2連敗で敗退…昨季に関しては、相手のフィジカル攻勢で苦労したと記憶する。 今季は夏にJ3宮崎からDF代健司(35)がレンタル加入し、そのまま最終ラインへ。先月の全社は東京都1部・SHIBUYA CITY FCに敗れ、3年連続の1回戦敗退となったが、過去2年を見る限り、これは通常運転か。昨季の決勝R組・福山を「JFL参入」の有力候補に推す声は多い。 福山が初戦で激突するは、北信越1部の盟主となって長い福井。前身のサウルコス福井時代を含めれば、2012年からの13年間で優勝「11回」。そんななかでも特に今季はクラブ史上初(※)となる「14試合全勝」での連覇である。 (※)2020年は半期開催で7試合全勝 エースはアルティスタ浅間から今季加入し、北信越1部で3年連続得点王となったFW高貝樹幹(25)。攻撃のタクトをMF北川滉平(29)が振るい、J2リーグ通算67得点のFW押谷祐樹(35)もまだまだ健在である。今季こそはJFL参入なるか。福井に寄せられる期待は小さくない。 一方、現行の地域CLが1977年に「全国地域リーグ決勝大会」として産声をあげて以来、一度たりとも上位カテゴリー(現在はJFL)への昇格を掴めていないのが「北海道勢」。2012年にノルブリッツ北海道FCがJFL側との入替戦まで進むも、PK戦に散って涙を呑んでいる。 今季は、そのノルブリッツから北海道の覇権を奪った十勝が3年ぶりとなる地域CL出場。十勝も過去2年、BTOP北海道の台頭で覇権を失うも、死に物狂いで覇権奪回に力を注ぎ、首位攻防戦となった直接対決では5-2の勝利も。今回こそは、北海道勢の新たな歴史を刻めるか。 そして、今季の地域CLをかき乱す存在となりうるのが、天皇杯でJ1名古屋を撃破し、全社で関東1部王者、東北1部王者、四国王者を撃破したJAPANサッカーカレッジ(JSC)。どこまでも走れてしまいそうなヤングパワーが恐ろしい。 カギを握りそうなのは第2節、福井との北信越1部勢対決か。天皇杯での躍進、全社のタイトル獲得があったJSCだが、リーグ戦では福井に2戦2敗。また、前述した福井のエース高貝には、2試合で4得点を喰らっている。 ともあれ、どのチームも現JSCを過小評価することなど到底できないはずで、とりわけ初戦でJSCと激突する十勝は、ここを落とせばワイルドカード(各組2位の最高成績)での決勝ラウンド進出も厳しいと言わざるを得ないだろう。 たった1試合が運命を左右する…それが地域CLでなのある。 ◆Cグループ日程 ▽第1節 [11月8日(金) 10:45] 福山シティFC vs 福井ユナイテッドFC [11月8日(金) 13:30] 北海道十勝スカイアース vs JAPANサッカーカレッジ ▽第2節 [11月9日(土) 10:45] 福山シティFC vs 北海道十勝スカイアース [11月9日(土) 13:30] 福井ユナイテッドFC vs JAPANサッカーカレッジ ▽第3節 [11月10日(日) 10:45] 福山シティFC vs JAPANサッカーカレッジ [11月10日(日) 13:30] 福井ユナイテッドFC vs 北海道十勝スカイアース 2024.11.05 17:00 Tue3
「地域CL」12チーム出揃う 初出場は美濃部直彦監督率いる飛鳥FC、松本怜ら所属のジェイリースFC【Road to JFL】
第60回全国社会人サッカー選手権大会(全社)からの“全社枠”も確定し、日本フットボールリーグ(JFL)参入をかけた舞台、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)へ出場する「12」チームが完全確定する流れとなった。 今季は各地域のリーグ王者「9」チームに加え、最大「3」チームの“全社枠”が全て埋まり、百年構想枠もしくは輪番枠で地域CLに出場するチームはなし。 “全社枠”はJAPANサッカーカレッジ、ジェイリースFC、FC刈谷が確保。 ジェイリースは大分県の実業団で、松本怜や八反田康平、 小手川宏基、木島悠、薗田卓馬など、九州Jクラブにゆかりのある選手が多く、今回が地域CL初出場となる。 また、美濃部直彦監督率いる飛鳥FCも、クラブ史上初の地域CLに。飛鳥はアルテリーヴォ和歌山、Cento Cuore HARIMAとのデッドヒートを制して関西1部初優勝。今回、関西1部勢唯一の地域CL出場となる。 地域CL1次ラウンド(A~C組)の組み合わせ抽選会は、26日に開催される。 ☆各地域リーグ王者 〈北海道〉北海道十勝スカイアース(北海道) 〈東北1部〉ブランデュー弘前FC(青森) 〈関東1部〉VONDS市原(千葉) 〈北信越1部〉福井ユナイテッドFC(福井) 〈東海1部〉FC.ISE-SHIMA(三重) 〈関西1部〉飛鳥FC(奈良) 〈中国〉福山シティFC(広島) 〈四国〉FC徳島(徳島) 〈九州〉ヴェロスクロノス都農(宮崎) 〈全社枠1〉JAPANサッカーカレッジ(新潟) 〈全社枠2〉ジェイリースFC(大分) 〈全社枠3〉FC刈谷(愛知) 2024.10.23 17:00 Wed4
地域CL進出 & JFL昇格を目指すクラブの現在地は? 地域リーグ2024の前半戦まとめ【Road to JFL】
2024年も7月到来で下半期へ。 ここでは地域リーグ(1部)の前半戦をざっくりまとめる。優勝で全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024(地域CL)へ進出するのは… ◆北海道サッカーリーグ ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第5節消化) 1位 BTOP北海道 | 勝ち点15 | +42 ---地域CL進出ライン--- 2位 北海道十勝スカイアース | 勝ち点15 | +27 3位 ノルブリッツ北海道FC | 勝ち点9 | +3 北海道は、2連覇中のBTOPが順当に開幕5連勝で首位。BTOP台頭前に覇権を握った十勝が同勝ち点で並走する。実力が抜きん出た2クラブのどちらかが、今季も地域CLへ参戦することになるだろう。BTOPと十勝、互いに下位との対戦で取りこぼしをしないこと、そして直接対決での勝ち点3、この2つが重要になりそうだ。 ◆東北社会人サッカーリーグ1部 ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第8節消化) 1位 ブランデュー弘前FC | 勝ち点22 | +40 ---地域CL進出ライン--- 2位 コバルトーレ女川 | 勝ち点21 | +28 3位 一目千本桜FC feat.S.C.F.T.(仙台大学) | 勝ち点18 | +22 東北1部は今季も、青森弘前とJFL経験を持つ宮城女川の2強体制。弘前は地域CL2023でも十分に通用した攻撃力が健在で、ここまで8試合42得点。ただ、直近のみちのく仙台FC戦は0-0ドローで今季初めて勝ち点を落とす形に。次節は2位女川とホームで勝ち点「1」差の直接対決…勝ったほうが前半戦首位ターンだ。 ◆関東サッカーリーグ1部 ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第8節消化) 1位 東京23FC | 勝ち点21 | +24 ---地域CL進出ライン--- 2位 VONDS市原FC | 勝ち点20 | +11 3位 ジョイフル本田つくばFC | 勝ち点16 | +1 4位 南葛SC | 勝ち点13 | +3 5位 東京ユナイテッドFC | 勝ち点11 | ±0 最も優勝争いが読めない関東1部。ブリオベッカ浦安、栃木シティ、クリアソン新宿が“卒業”したなかで現在の首位は、昨季ギリギリ1部残留、8年ぶり優勝を目指す東京23FCだ。 昨季優勝もJFL側との入替戦に敗れて昇格を果たせなかったV市原は勝ち点「1」差の2位。V市原とともに地域CL2023ファイナリストのつくばが3位で追う。風間八宏監督の南葛は4位も、戦いぶりを見るに今季は少し厳しいか。 まだまだどう転ぶかわからない関東1部。ただ、伝統的な堅守で今季8試合3失点のV市原、地域リーグ屈指のアツいファンに後押しされて8試合30得点の東京23FC…どちらかが地域CLへストレートインすると筆者は予想する。 ◆北信越フットボールリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 福井ユナイテッドFC | 勝ち点21 | +20 ---地域CL進出ライン--- 2位 JAPANサッカーカレッジ | 勝ち点18 | +25 3位 富山新庄クラブ | 勝ち点15 | +16 4位 アルティスタ浅間 | 勝ち点12 | +7 首位は、2012年以降同地域での覇権を確固たるものとする福井。天皇杯でJ1名古屋を撃破した専門学校チームJSCが2位につける状況だ。2022年の北信越1部覇者・4位浅間は、残り7試合で首位福井と勝ち点「9」差。リーグの特性を考慮すると、やや厳しいか。北信越1部は後半戦も福井を軸に進んでいく。 ◆東海社会人サッカーリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣 1位 FC.ISE-SHIMA | 勝ち点22 | +12 (8試合) ---地域CL進出ライン--- 2位 FC刈谷 | 勝ち点15 | +10 (6試合) 3位 中京大学FC | 勝ち点15 | +1 (9試合) 4位 wyvern | 勝ち点13 | +4 (8試合) 東海1部も、関東1部と同じく競争力が高め。昨季昇格1年目で即初優勝し、リーグでも地域CLでも名門・FC刈谷を蹴落としたwvvern(ワイヴァン/愛知県)が4位にとどまっている。 試合の消化数にばらつきがあるなか、首位は小倉隆史理事長束ねるISE-SHIMA。2021年に“輪番枠”から地域CLファイナリストとなった伊勢志摩の雄は、このまま最後まで首位キープなら、悲願の東海1部初優勝となる。 ◆関西サッカーリーグ1部 ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 アルテリーヴォ和歌山 | 勝ち点14 | +4 ---地域CL進出ライン--- 2位 Cento Cuore HARIMA | 勝ち点13 | +6 3位 飛鳥FC | 勝ち点13 | +2 4位 レイジェンド滋賀FC | 勝ち点10 | +2 関西1部が大混戦。昨季優勝&地域CL出場の和歌山が首位に立つが、4勝2分け1敗の得点9、失点5となっており、上位4チームが勝ち点「4」の中でひしめき合っている。 6年ぶり優勝を目指すHARIMA(旧・バンディオンセ加古川)が2位で和歌山を追い、前半戦の直接対決は1-1ドロー。また、昨季2位に躍進したL滋賀が前半戦で和歌山を撃破した。 地域CL2023一次ラウンドで3戦未勝利に終わった和歌山は、混戦模様の関西1部で競争力を身につけられるか。 ◆中国サッカーリーグ ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第9節消化) 1位 福山シティFC | 勝ち点25 | +24 ---地域CL進出ライン--- 2位 SRC広島 | 勝ち点23 | +8 3位 ベルガロッソいわみ | 勝ち点17 | +12 こちらは絶対王者・福山の本命で間違いないが、中国地方におけるアマチュアの名門・SRC広島も9戦無敗で福山を追走。広島県勢2強によるデッドヒートとなるか、終盤戦にかけて見ものとなりそうだ。実際、前半戦の直接対決は2-2ドロー…福山が勝ち点を落としたのはこの1試合だけとなっている。 ◆四国サッカーリーグ ▷全8チーム/全14節 ▽上位陣(第7節消化) 1位 FC徳島 | 勝ち点21 | +40 ---地域CL進出ライン--- 2位 多度津FC | 勝ち点15 | +14 3位 レベニロッソNC | 勝ち点15 | +2 四国リーグは高知ユナイテッドSCの“卒業”以降、FC徳島による独壇場。FC徳島は新型コロナ流行によるリーグ中止の2021年をのぞき3連覇中だ。今季も前半戦7試合を全勝し、地域CL進出は堅いと見るべきだろう。 ◆九州サッカーリーグ ▷全10チーム/全18節 ▽上位陣(第12節消化) 1位 ヴェロスクロノス都農 | 勝ち点34 | +47 ---地域CL進出ライン--- 2位 ジェイリースFC | 勝ち点29 | +23 3位 FC延岡AGATA | 勝ち点25 | +31 4位 Brew KASHIMA | 勝ち点22 | +5 九州は宮崎都農が2連覇へ視界良好。実業団として近年急速に力をつけた大分ジェイリース、同じく宮崎の延岡が追走も、残り6試合で2位と勝ち点「5」差は順調な足取りの証と言える。 ただ、油断は禁物。2位ジェイリースは今季ここまで唯一、都農から2-2ドローで勝ち点を拾ったチームであり、後半戦の直接対決も残す状況。3位延岡とのダービーも残し、どちらも下位と異なり、大量得点を奪える相手ではない。 都農がこのまま連覇か、ジェイリースまたは延岡が初優勝で地域CLへストレートインか。まだまだ目が離せそうにない。 2024.07.01 23:00 Mon5