今季東京V加入の平川怜&鈴木海音、ルヴァンカップ長野戦をポジション奪取足掛かりに「ギラギラした気持ちはずっと持ち続けている」

2025.03.19 18:00 Wed
ルヴァンカップ初戦へ意気込む平川怜(左)、鈴木海音(右)
©超ワールドサッカー
ルヴァンカップ初戦へ意気込む平川怜(左)、鈴木海音(右)
東京ヴェルディは20日、長野Uスタジアムで行われるJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド第1回戦でAC長野パルセイロと対戦する。ルヴァンカップ初戦をポジション奪取への足掛かりとしたい今季新加入のMF平川怜、DF鈴木海音が意気込む。

東京Vは先週末に行われた明治安田J1リーグ第6節の名古屋グランパス戦を2-1で逆転勝利。待望のホーム初白星とともに今季リーグ2勝目を手にし、インターナショナルマッチウィークの中断期間に入った。

その中断明けには、ここまで4位と好調を維持する柏レイソルとのアウェイゲームを控えるなか、J3の長野と対戦する。
超野心的な目標を掲げる城福浩監督は、昨季はいずれも2戦目で敗退したカップ戦の戦いを重要視。タイトルを目指すなかで序盤戦においても若手や控えメンバーに“チャンスを与える”は考えはなく、その門戸を広げながらも“チャンスを掴む”ことを求めている。

とはいえ、「次のリーグ戦、連戦に向けてトライしたい」と今後に向けた選手層の底上げや新たなオプションも考慮しており、いくつかのポジションで選手の入れ替えも見込まれる。
そんななか、加入後初スタメンが有力視されるのが、ジュビロ磐田から新加入の平川だ。
開幕から3試合連続で途中出場の背番号16は、以降2試合で出番なしに終わったものの名古屋戦ではMF森田晃樹の負傷を受けて前半半ばに途中出場。ボランチの一角で安定したパフォーマンスを披露し、チームの逆転勝利に貢献。少なくとも今回の一戦に関して森田の出場は難しく、ボランチの一角で初スタメンを飾る可能性は高そうだ。

「移籍してきた立場なのでチャンスを活かさないといけないですし、そこ(名古屋戦)はターニングポイントであることは間違いないです」

名古屋戦で手応えを得た平川だが、「ただ、そこで(最低限の役割を)こなしているだけでは、立ち位置を掴めないと思うので、自分の良さを出して勝利に繋げるというのが、常に求められています」。「ボールにしっかり関わり続けることはやっていかないといけないですし、それは守備も攻撃もですけど。そこから自分たちが常に主導権を握れるようなプレーをしていきたい」と、より一層の存在感を示すことを自身に課す。

対長野という部分ではロアッソ熊本時代に指導を受けた藤本主税監督の存在も大きなモチベーションに。

「技術のところはもちろんですけど、気持ちが熱い指導者だと思いますし、メンタル的なところも大事にしていたと思います」と対戦相手の指揮官について触れた元ロアッソMFは、「かなりお世話になった指導者ですし、藤本さんが監督になってどういうサッカーをしてくるかというのはとても楽しみです」と語った。

ジャイアントキリングを目指してアグレッシブに臨むであろうJ3のチームに対して、受けに回る入りとなった場合、名古屋戦同様に厳しい戦いになることは間違いない。

そのため、平川は「自分たちが試合の入りから圧倒してというような戦いができたら、また次のリーグ戦にも繋がると思いますし、ここで温い入りをしていたらそのままというか、変わっていないと思うので、ここが大事なゲーム。相手も特徴のあるチームですけど、自分たちがどれだけできるかということが一番大事」と、試合の入りから相手を90分間圧倒する戦いを見せたいと意気込んだ。

その平川と同じ磐田から新加入となった鈴木は、より今回の一戦で自身の価値を証明しなければならない選手の一人だ。

昨年のパリ・オリンピックに出場した実力者だが、ハイレベルのポジション争いを覚悟して加入した新天地では第5節のアルビレックス新潟戦の後半終盤の出場でデビューを果たしたが、ベンチ外も3試合と想定以上の苦戦を強いられている印象だ。

それでも、日本一のトレーニングを掲げる指揮官、昨季も多くの選手を成長させてきた森下仁志コーチが主導する全体練習後の“エクストラ”と呼ばれるグループ・個別トレーニングを通じて心身ともに成長を実感する鈴木。

「自分がなかなかピッチに立てない。去年もずっとフルで試合に出ていたわけではないので、今年環境が変わってチームも変わって、やっぱりスタートからもちろん出る気持ちでいましたけど、なかなかそういう機会というのが回ってこない中でも、周りの選手もベンチに座っている選手とかも、自分がいつ出てもいいというような準備をしていますし、全体練習が終わった後のそういったメンバーの練習も、すごくみんなが熱量を持ってやっていますし、そこはすごくいい環境だなと思っています」

そして、「ワンプレーのこだわり」、「練習中も考える時間が増えた」と新たな気づきもあったなか、自身の課題を克服しながら手応えを得始めている段階にある。

「スライドの部分だったり、もっと周りを動かして自分がディフェンスラインを統率するところだったり、ヘディングも元々は短所の部分だと感じていましたが、ここで出られない期間で、去年よりも明らかに練習する時間が増えていると思いますし、サッカーを見る時間も増えて今すごくサッカーに集中できています」

「間違いなく最初に来たときよりも自分の良さというものは出せていると思いますし、チームのやることもだんだん理解できてきて、それにプラスアルファで自分の良さを最近はすごく出せていると思いますし、コンディションもいい状態です」

ただ、「若いと思っていない」、「今日の練習だったり、次の試合が自分にとってサッカー人生最後だったらと考えたら、もっとこだわらなければいけない」と悲壮感も漂わせる22歳は、「サッカー選手としてピッチで結果を残すことが一番。もちろん成長にこだわるのもすごく大事ですけど、結果にもこだわってやっていきたいので、自分がいつ出てもいいように、そういうギラギラした気持ちはずっと持ち続けてやれているので、それをピッチに立ったときに出すしかないと思います」と、改めて公式戦出場への強い思いを示した。

「長い期間一緒にやっていた選手なのですごく楽しみ」と語る磐田時代の元同僚であるMF藤川虎太朗とのマッチアップもモチベーションに臨む長野戦に向けて鈴木は、チームの勝利とともに今後に向けてプラスアルファをもたらしたいと語った。

「どういうメンバーになっても、まず勝つことがすごく重要になってくると思いますし、相手が下のカテゴリーだからとか全く関係なく、自分たちが今まで積み上げてきたものを出すだけです。プラスアルファで、普段リーグ戦に絡めていない選手だったりが、突き上げというか、そういったものを見せなければいけないと思うので、そこを意識していきたいなと思います」

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今季初の東京ダービーは痛み分け…東京Vが2度のリードもFC東京が後半終盤のゴールで追いつく【明治安田J1第8節】

2日、明治安田J1リーグ第8節、東京ヴェルディvsFC東京が味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。 12位の東京Vは代表戦明けとなった前節、柏レイソルとのアウェイゲームを0-0のドローで終えた。その一戦から中3日で臨んだ今季初の東京ダービーでは前節と全く同じスタメンを採用。青赤の下部組織育ちの平川怜がスタメンでダービーのピッチに立った。 一方、15位のFC東京は前節、川崎フロンターレとの多摩川クラシコに0-3の惨敗。リーグ4試合連続無得点の未勝利と苦境に陥る。5戦ぶりの白星を期して臨んだ宿敵との一戦では先発3人を変更。岡哲平、土肥幹太に代えて木本恭生、エンリケ・トレヴィザンをディフェンスラインで起用。仲川輝人に代わってエヴェルトン・ガウディーノが起用された。 ともに浮上のきっかけを掴みたい両雄による首都決戦の第1ラウンド。立ち上がりはアウェイチームが後方からボールを動かし、前線に良い形でクサビが入った際にはサイドを起点に深い位置まで侵入する場面も創出する。 互いに相手の出方を窺った後は中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥る。流れのなかではフィニッシュまで持ち込めない場面が目立つホームチームだったが、続けてセットプレーを得てチャンスに繋げていく。 19分にはバイタルエリア中央で得たFKの流れから齋藤功佑の左クロスをゴール前の染野唯月がドンピシャのヘッドで合わすが、これはGK野澤大志ブランドンのビッグセーブに阻まれる。だが、このプレーで得た左CKの場面で山見大登の右足インスウィングの正確なクロスをニアに飛び込んだ林尚輝が頭で合わせてゴールネットを揺らした。 4試合無得点の状況で先手を奪われたFC東京。すぐさま反撃に転じると、23分にはビッグチャンスが舞い込む。相手陣内右サイドでガウディーノ、佐藤恵允と繋いでボックス右に走り込む俵積田晃太に完璧なラストパスが通る。だが、右足で左隅を狙ったシュートはGKマテウスが右足でわずかに触ってコースを変えると、ボールは左ポストを叩いて同点ゴールとはならず。 それでも、ファーストシュートを記録したことで攻撃のスイッチが入ったアウェイチームは、3バックの脇の選手も高い位置を取るなど、徐々に攻撃に厚みを出していく。 一方、東京Vもよりカウンターが効きやすい状況で左サイドの山見のスピードで引っくり返す場面も作り出す。ただ、柏戦同様に最後のところで質と判断の部分で精度を欠いてじぇっ定機まで持ち込めない。41分には高い位置でのボール奪取からボックス左に持ち込んだ齋藤の浮き球クロスをファーの木村勇大が頭で合わせるが、これは枠に飛ばせない。 相手の拙攻もあって2失点目を回避したFC東京は前半終了間際に追いつく。43分、ハーフウェイライン付近でのパス交換から高宇洋の浮き球パスに反応した佐藤がDF谷口栄斗との駆け引きで完璧に入れ替わってボックス内に抜け出すと、GKマテウスに寄せられる前に左足シュートを流し込み、チームとしてリーグ5戦ぶりのゴールを挙げた。 1-1のイーブンで折り返した後半。追いついた勢いのあるFC東京が最初の決定機を創出。47分、佐藤の浮き球パスに反応した俵積田がボックス左から斜めのラストパス。これに抜け出したガウディーノがGKと一対一になるが、GKマテウスの好守に遭う。さらに、こぼれに詰めた佐藤のシュートもわずかにクロスバーの上を越えた。 このピンチを凌いだ東京Vはターンオーバーの応酬から意外な形でゴールをこじ開ける。52分、綱島悠斗の中盤でのボール奪取から木村にスルーパスが通るが、ここはDFトレヴィザンの決死のスライディングタックルに阻まれる。だが、こぼれ球をボックス内で収めたGK野澤に猛然とプレスを仕掛けた染野が右への持ち出しをうまく右足で突いてゴールネットに流し込んだ。 青赤の守護神の痛恨の失策によって緑が勝ち越したダービーは、ここからよりオープンな展開に。 カウンターから畳みかける攻めを見せた東京Vだったが、染野が足を痛めてプレー続行不可能となって松橋優安のスクランブル投入を余儀なくされる。対してFC東京はガウディーノを下げて負傷明けのマルセロ・ヒアンをピッチに送り出す。 63分には東京Vにビッグチャンス。バイタルエリアでボールを運んだ齋藤のラストパスをボックス右で受けた松橋が渾身の右足シュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 一進一退の攻防が続くなか、FC東京は71分に3枚替えを敢行。佐藤、俵積田、橋本拳人を下げてダービーデビューの15歳MF北原槙、仲川、東慶悟をピッチに送り出す。すると、この交代直後には左サイド深くで仲川が入れたクロスにニアに東が合わせる決定機も、このシュートはわずかに枠の左へ外れた。さらに、82分には東が右のポケットに侵入しマイナスパスを入れると、北原がシュートを放つが、これはDFのブロックに遭う。 後半終盤に入ってなかなか押し返せなくなった東京Vは山見、木村、齋藤の主力を下げて福田湧矢、白井亮丞、稲見哲行を同じポジションで投入した。 その後は守るホームチーム、リスクを冒して前に出るアウェイチームという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられると、FC東京が土壇場で追いつく。89分、相手陣内右サイドで得たFKの二次攻撃から安斎颯馬の右クロスにボックス左で競り勝ったトレヴィザンのヘディングシュートがゴール右隅に決まった。 2-2のイーブンに戻ったなか、5分が加えられたアディショナルタイムでは互いに勝ち点3を目指して攻め合う。91分にはショートカウンターの形からペナルティアーク付近までドリブルで切り込んだ平川が古巣のゴールへ左足シュートを狙うが、東のブロックに遭ったシュートはわずかに枠を捉え切れず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、今季初の東京ダービーは痛み分けの結果に終わった。 東京ヴェルディ 2-2 FC東京 【東京V】 林尚輝(前20) 染野唯月(後7) 【FC東京】 佐藤恵允(前43) エンリケ・トレヴィザン(後44) 2025.04.02 21:03 Wed
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広島が後半終盤の連続ゴールで劇的逆転で4連勝! ジェルマンJ初弾に川辺駿が古巣帰還後初のリーグ戦ゴールで城福・東京Vを撃破【明治安田J1第17節】

17日、明治安田J1リーグ第17節のサンフレッチェ広島vs東京ヴェルディがエディオンピースウイング広島で行われ、ホームの広島が2-1で逆転勝利した。 5位の広島は前節、ガンバ大阪とのアウェイゲームを1-0で勝利。2試合連続のウノゼロ勝利によって4連敗から今季初の3連勝で上位に返り咲いた。4連勝を目指すホームゲームでは前節から先発1人を変更。負傷でベンチ外の中村草太に代えて前田直輝を起用した。 一方、14位の東京Vは前節、湘南ベルマーレに0-2で敗れて2戦ぶりの敗戦。昨季公式戦3試合全敗の相手にリベンジを期したアウェイゲームでは先発1人を変更。食野壮磨に代えてサスペンション明けの平川怜が復帰した。 立ち上がりから球際でバチバチとやり合う展開に。開始6分には左サイドで押し込んだ広島が加藤陸次樹のミドルシュートでファーストシュートを記録。だが、これはGKマテウスが正面でキャッチした。 以降は人基準のミラーゲームの形となり、個でのプレス回避やインターセプト、ルーズボールの回収からスペースをアタックする攻撃から際どいシーンを作り合うが、ラストパスの質、最後の仕掛けがうまく行かずに決定機には至らない。 時間の経過とともに齋藤功佑、森田晃樹を起点にボランチ脇で効果的にボールを引き出すアウェイチームがボール回しでリズムを掴むが、最後の局面で精度と工夫が足りず。対して攻撃回数は多くないものの、よりスムーズにフィニッシュまで持ち込む広島。21分には新井直人の右CKをゴール前の荒木隼人が頭で合わすが、これはわずかにクロスバーの上を越えた。 前半半ばを過ぎると、ホームチームが完全に主導権を握る。シンプルなクサビやサイドでの煽す交換で局面を打開。35分には左サイド深くで新井直人が強引に入れたクロスをこぼれをボックス中央で収めた加藤が右足シュート。だが、後ろ重心で抑えが利かない。続く38分にも波状攻撃からボックス内で混戦を作ると、相手の短くなったクリアを胸トラップした中野就斗に決定機も、左足シュートは新井悠太の決死のシュートブロックに遭う。 ハーフタイムにかけても広島が押し込む状況が続いたが、専守防衛の構えで割り切った東京Vの身体を張った守備を崩し切れず。ゴールレスで試合を折り返す形となった。 迎えた後半、劣勢の東京Vはハーフタイムで2枚替えを敢行。染野唯月と新井悠太を下げて木村勇大、松橋優安の2選手を同じポジションに入れた。さらに、55分には齋藤を下げて山見大登を早いタイミングでピッチに送り込んだ。 後半は拮抗した展開が続くと、57分には東京Vが相手陣内での福田湧矢のボール奪取からショートカウンター。ボックス左でカットインを仕掛けた山見がニア下を狙ったシュートを放つが、これは枠を外れる。 一方、後半は攻め切れない状況が続いていた広島も60分に決定機。新井直人の左サイドからのクロスを、ファーに飛び込んだ中野が頭で合わせるが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 この直後には東京Vにアクシデントが発生。筋肉系のトラブルか、綱島悠斗がプレー続行不可能となり、鈴木海音のスクランブル投入を余儀なくされた。 後半半ばを迎えて攻勢を強めた広島は前田、ジャーメイン良の背後への抜け出しから続けて決定機を創出。さらに、69分には前田を下げて約1カ月ぶりの戦列復帰となったヴァレール・ジェルマンを投入した。 今季初めて飲水タイムが採用され、暑さの影響で消耗を強いられた東京Vは松橋、森田の状態を確認しながら残り1枚の交代枠の使いどころを見極めたなか、平川怜が足の痙攣でプレー続行不可能となり、73分に稲見哲行の投入を余儀なくされる。 だがしかし、直後の74分には左サイド深くで山見が左足で折り返したクロスがファーに流れると、これを回収した翁長聖がDF新井直人に倒されてPKを獲得。これをキッカーの木村が冷静にゴール右隅へ蹴り込み、苦しいのなかで最初の枠内シュートを77分の先制点に結びつけた。 軽率な対応から与えたPKによる失点でビハインドを背負ったホームチームは新井直人、東俊希を下げて菅大輝、越道草太を続けて投入。交代機会を使い切って勝負に出る。すると87分、左CKの場面で菅の左足アウトスウィングのクロスをファーの荒木が頭で折り返すと、ボックス左のジェルマンが抑えの利いた右足ダイレクトシュートをゴール左下隅に突き刺し、負傷明けの復帰戦でJリーグ初ゴールを奪取。 これで完全に勢いづいたホームチームは直後の89分、今度は相手陣内右サイドで得たFKの場面で菅が左足インスウィングで入れたクロスのこぼれ球に反応した川辺駿がペナルティアーク付近から右足ダイレクトシュート。ゴール前の密集を抜けた鋭いシュートがGKマテウスの手をはじいてゴール左隅に突き刺さった。 そして、ジェルマンのJリーグ初ゴール、川辺の古巣帰還後初のリーグ戦ゴールで土壇場で試合を引っくり返した広島は、試合終盤に翁長に与えた決定機もGK大迫敬介の好守で凌ぎ、ホームで劇的な逆転勝利を収めてリーグ4連勝を達成した。 敗れた東京Vは昨季同様に広島に屈し、開幕以来のリーグ連敗となった。 サンフレッチェ広島 2-1 東京ヴェルディ 【広島】 ヴァレール・ジェルマン(後42) 川辺駿(後44) 【東京V】 木村勇大(後32) 2025.05.17 16:03 Sat

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J1昇格の明暗を分けたシーン、主審のジャッジは妥当と審判委員会が見解…あくまでもVARの介入は「明白な間違い」と「見逃された重大な事象」

日本サッカー協会(JFA)は8日、第10回レフェリーブリーフィングを開催した。 2023シーズンも、Jリーグは全ての日程が終了。残すは、9日に行われる天皇杯の決勝のみとなった中、2023シーズンのレフェリングの総括を行った。 ブリーフィングには、扇谷健司 JFA審判委員会 委員長、東城穣 JFA審判マネジャー Jリーグ担当統括、佐藤隆治 JFA審判マネジャー VAR担当の3名が出席。様々なデータや事象を共有した。 その中で、事象についての質問が飛び、注目された1つは2023J1昇格プレーオフ決勝の東京ヴェルディvs清水エスパルスの最後のシーン。清水の高橋祐治が東京Vの染野唯月にスライディングタックルをして東京VにPKが与えられ、これが決まり1-1の同点に。東京Vが16年ぶりのJ1昇格を掴んでいた。 このシーンは多くの議論を生み、SNS上ではPKが妥当という見方と、ファウルではないという見方が混在。ただ、通常VARが導入されていないJ2の試合で、この試合はVARも導入されていた中でのジャッジとなった。 特に話題となったのは、このシーンにVARが介入しなかったという点。ただ、あくまでもVARが介入するのは、「得点」、「PKの有無」、「退場」、「警告の人間違い」に限られている。 このシーンはPKの有無ではあるが、そもそもVARは上記のシーンにおいて「はっきりとした、明白な間違い」、「見逃された重大な事象」とされており、すぐにPKのジャッジを下した池内明彦主審のジャッジは「明白な間違い」でも、「見逃された重大な事象」でもないと判断されたということだ。 佐藤氏は「染野選手が体を入れているという意見があるが、スローで見ればそう見える」と語り、「不自然な動きかと言われるとどちらとも言えない」と見解。また「攻撃側のボールでありアドバンテージがあった」と、あのボールは染野が持ち出したボールであり、イーブンなボールやルーズボールではなかったとして、「接触があったことも事実」と高橋のスライディングがボールに行っているとは言え、足にも接触していることは明白。「PKではないないというジャッジだったとしても、VARは介入はしなかったと思う」と、どちらとも取れるシーンだったため、池内主審のジャッジを尊重する結果となったと説明した。 なお、VARは介入せずとも、全てのゴールやPKのシーンのチェックは行っていることは忘れてはいけない。ジャッジが間違っていると見受けられた場合にのみ介入するが、VARが見逃したというわけではなく、主審のジャッジを妥当だと考えたに過ぎないということだ。 染野が攻撃側のボールをキープしに行くことは自然であり、高橋にぶつかりに行ってファウルをもらいに行っているとは言い切れないシーン。池内主審がしっかりと素早くジャッジできたということになる。 <span class="paragraph-title">【動画】後半ATに痛恨のPKとなった高橋祐治のプレー、主審のジャッジは正当</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sNd2tmUnkXk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.08 22:45 Fri
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ルヴァン杯・秋田戦で今季初出場目指す東京VのDF深澤大輝「チームが勝つために何ができるか」、開幕から苦戦するチームへの想いも

東京ヴェルディは16日、YBCルヴァンカップ2回戦でJ2のブラウブリッツ秋田戦に臨む。リーグ6戦ぶりの敗戦、過密日程の3連戦2戦目のカップ戦ということもあり、メンバー入れ替えも想定されるなか、DF深澤大輝が今季の公式戦初出場への意気込みを語った。 東京ヴェルディジュニアからユースまでアカデミーで育ち、中央大学を経て2021年シーズンから東京Vのトップチームでプレーする深澤。J2時代の2022シーズン、2023シーズンは左右のサイドバックで定位置を確保し、16年ぶりのJ1昇格に貢献した。 ただ、プロ4年目で初の挑戦となった昨季のJ1ではシーズン序盤戦で左サイドバックのレギュラーとして9試合連続スタメンでプレーしたが、チームの3バック変更やケガの影響もあって以降はベンチやベンチ外と6位躍進のチーム成績とは裏腹に厳しいJ1での1年目を過ごした。 捲土重来を期して臨む今季もここまで公式戦での出番はない。プレシーズンに負った太腿の負傷によって出遅れるも、明治安田J1リーグ第5節のアルビレックス新潟戦では今季初のベンチ入り。その翌日に行われた清水エスパルスとのトレーニングマッチでは先制点に加え、急造3バックの中央で持ち味であるコーチング、ラインコントロールに加え、対人や配球の部分でも冴えわたるプレーを披露。 良いアピールをみせ、その後の試合でのベンチ入りや初出場の可能性も期待されたが、同試合の後半に前述の箇所を再び痛めて痛恨の再離脱となっていた。 再々発を避けるべく慎重にリハビリを進めてきたなか、現在は問題なく強度の高いトレーニングに復帰し、日常から城福浩監督ら首脳陣へのアピールを続ける26歳DFは、今季ここまでの自身の歩みについてこう語っている。 「腿前のところでアクシデントがあって復帰して、すぐ新潟戦でメンバーに入って、監督もコンディションが良かったから入れてくれたというのも聞いていて、その流れでの清水戦でした。試合に出るのは楽しいなと改めて思えたのがあの練習試合で、特に味スタでしたし、相手の清水とはプレーオフもそうですし、開幕戦といろんなところで戦っているなかで、すごく楽しみにしていた一戦でもありました」 「清水戦で再発して、再々発だけは絶対にしないようにというところで、少し長くかかってしまいました。サッカーができることが楽しいなというふうに思いますし、それが味スタであろうが、ここ(練習場)であろうが関係ないですし、それは仁志さん(森下仁志コーチ)も意識次第というのも言っていますし、そこでコンディションというのは最近やっと上がってきたなと思っていますし、連戦がここからまた始まるので、そこでチームの力になれるようにというのを意識しています」 現在は左右のウイングバックに加え、3バックの一角で厳しいポジション争いに挑んでいる。174cmと3バックではややサイズに乏しく、チームが得点力不足にあえぐ状況でウイングバックもより攻撃的なチョイスが増えており、J2時代には得点力を発揮したものの個での打開力という特長は持ち合わせていない深澤としては、攻守のベースアップに取り組みつつ、現状ではクローザー役として守備面の仕事を意識。そのなかで自身のやり方で「ギアを上げる」ことを追求している。 「もちろんスタートから出たい気持ちもありますけど、途中から出ることになったときには、守備のところで穴を作らないというところは大事。バトンを渡していくというふうに言われていますし、途中から出た選手がもう少しギアを上げるというか、上げられるのかなと感じています」 「それはドリブルで全員抜くとか、そういうことではなくて、思い切りプレッシャーに行くであったり、ヘディングで勝つといったところでもギアを上げられると思います。特徴的に僕はそういうタイプでもあるので、そういうところは意識していきたいなというふうに思います」 クラブ生え抜きで在籍5年目、J1最年少スカッドにおいて今年8月で27歳となる背番号2は、東京Vにおいてベテランと言っても差し支えない。 アカデミー、トップチームの選手として長らくJ2での戦いが続いた冬の時代も知り、ベンチ外でも自身の我を抑えて、懸命にチームのために戦ってきた先達の薫陶を受けてきただけに、昨季の躍進からここまで16位と苦戦が続くチームに対しても忌憚なく自身の考えを語っている。 「もっと自分たちの土俵に持っていくというか、去年試合に出ていたときも外から見ていたときも思ったのはアグレッシブだなとか、絶対諦めないなとか、球際行くなとか、守備に行くなというところ。スタジアムに来ている人たちが、心を打たれるというか、去年はアディショナルタイムに追いついたりというのも多かったですし、そういうふうにも言われていましたけど、今年はそういったところが少し足りてない」 「去年はああやって6位という結果を残して、誰も満足はしてないですけど、そこで現状維持は衰退と言いますし、もっともっとやれるというか、ピッチに立っている人はやらなくてはいけない。ピッチに立てない選手はその悔しさをこうやって今日のような練習のピッチで表現しないといけないですし、そこで監督が誰を選ぶかというところ。ピッチに立っていない選手もやらなければいけないと思いますし、ピッチに立っている選手をもっとやらなければいけないのかなというのは少し思います」 以前から課題とされる“声”の量や質、リーダーシップの部分に関しても「監督やコーチがいくら外から言ってもやるのは自分たちですし、ピッチの中でやっている選手が一番わかっている。そこでキャプテンがいたり、声を出せる選手というのもいますけど、ピッチに立っている以上は全員が本当に勝つために何をしなければいけないかという部分で、動くだけではダメだからこそしゃべるというところもそうですし、ジェスチャーもそうですし、いろんな手段を使って勝つというところはこのチームに足りない」と指摘。 その上で「そこをリードしていければと自分的には思っていますし、それをいざ試合からやろうと思っても無理なので、そこは練習からやっていかないといけないと思っています」と、チームとともに自身に対して矢印を向ける。 さらに、指揮官重要視する選手層の底上げという部分では、全体練習の後に控えメンバーや若手選手を中心に行われる“エクストラ”と呼ばれるトレーニングにおいて、コーチや先輩からの言葉にインスピレーションを受けながら、「だからこそ自分がこのクラブにいる」と、強い覚悟を持って取り組んでいるという。 「メンバーを外れている選手を見たら、1年目や2年目の選手の若い選手がいるなかで、去年仁志さんから言われてすごく覚えているのが、メンバー外の練習で若い選手たちに『やっぱり大輝さん、すごいなと思わせろ』みたいなことを言われました」 「年齢は関係ないですし、ピッチに立ったらキャリアとかも全く関係ないですけど、そこはプレーや背中、言葉で見せていかなければいけないところのひとつでもありますし、だからこそ自分がこのクラブにいると思っています」 「僕はピッチに立てない時期も去年ありましたし、今年もまだ立てていないですけど、毎日やれることというのはそういうところですし、ヒジくん(翁長聖)も『続ければ失敗はない』と言ってくれていましたし、そういうところは若手というか、みんなに見せていかなければいけないし、ヒジくんも(千田)海人くんもそういう先輩なので、そこら辺は自分も見せていきたいなと思っています」 自身の現状を真摯に受け止めつつ、チームに対する熱い想いを語った深澤。現状ではメンバー入りか否かのギリギリのラインにいると言わざるを得ないが、「全員が相手の特徴を知っているからこそ負けてはいけない」と語る秋田戦に向けては「ピッチでアピールし続けて、試合では本当にチームが勝つために何ができるかというところを見せるだけかなと思います」と、今季公式戦初出場へ意気込んだ。 2025.04.15 16:30 Tue
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2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名

Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円

Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue
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ジダンが東京ヴェルディ相手に“マルセイユルーレット”で度肝を抜く【インクレディブル・ゴールズ】

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏がレアル・マドリー時代に日本で決めたゴールだ。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJxUmZYOXphNyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 現在はマドリーで指揮官を務め、フランス代表としても活躍したジダン氏。現役時代には史上最もエレガントなプレーで選手として過去50年間の欧州最高プレーヤーに選出されただけでなく、個人賞を含め、あらゆる主要タイトルを取り尽くした。 そんなジダン氏は2004に銀河系軍団の一員として来日し、親善試合で東京ヴェルディと対戦した。 試合開始早々の前半8分、左サイドをドリブルで持ち上がったFWロナウドが、ボックスに差し掛かると中央に走り込んだジダンに横パス。するとジダン氏は、詰めてきたDF戸川健太とDFウベダの2人を十八番のマルセイユルーレットで鮮やかに抜き去る。 あっという間にGK高木義成との1対1に持ち込んだジダンは、またぎフェイントでタイミングをずらし、ゴールネットを揺らした。 ジダン氏の優雅なプレーに感嘆した日本のサッカーファンも多いのではないだろうか。 2020.06.12 12:20 Fri

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