森下仁志
Hitoshi MORISHITA
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| ポジション | 監督 |
| 国籍 |
日本
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| 生年月日 | 1972年09月21日(53歳) |
| 利き足 | |
| 身長 | |
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| ニュース | 人気記事 |
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新天地で早くも存在感示すMF福田湧矢…「間違いなくヴェルディのプラスになる」G大阪時代からの恩師も期待
東京ヴェルディに今シーズンから加入したMF福田湧矢が、新天地で順調なスタートを切っている。 生まれは福岡県北九州市ながら幼少期からガンバ大阪のファンだった福田は、東福岡高校で背番号10を背負った高体連屈指のアタッカーとして、2018年に憧れのクラブでプロキャリアをスタート。 同シーズンのリーグ開幕節でいきなりスタメンデビューとなる華々しいスタートを切ったが、以降は度重なるケガの影響でメインキャストを担うまでには至らず。2024シーズンはJ1第35節の名古屋グランパス戦で復活のゴールを記録したが、リーグ戦7試合1得点、天皇杯2試合の出場にとどまった。 そんななか、今冬の移籍市場では7年間を過ごしたG大阪を離れる大きな決断を下し、「ヴェルディのために自分のサッカー人生の全てをかけて戦います」という強い覚悟とともに自身初の移籍を果たした。 初の移籍とはなったものの、同い年でG大阪のチームメイトだったFW山見大登、短期間ながらガンバ大阪U-23でともにプレーしたMF食野壮磨の旧知の2人に加え、同世代や若手の多いチームへ馴染むのに時間はかからず。 沖縄キャンプでは日々のトレーニング、トレーニングマッチでも城福浩監督が志向するスタイルにすぐさま順応し、新加入選手のなかではアピールに成功している選手の筆頭だ。 左のウイングバックを主戦場に、1月28日に行われた名古屋グランパスとのトレーニングマッチでは2シャドーの一角でもプレー。最大の持ち味である推進力や切れ味鋭いドリブル突破でチャンスに絡みつつ、守備においても素早い切り替え、イーブンボールに対するアグレッシブなチャレンジと城福監督が志向するスタイルを体現した。 その名古屋戦について福田は「シャドーでのプレーはいつぶりかわからないぐらい久々で、感覚を思い出しながらのプレーでした」と個人として試行錯誤の一戦だったと振り返る。 「元々、ガンバのときにウイングバックもサイドバックをやっている時期もありましたし、その辺では困るようなことはないですね。逆に、シャドーの方がちょっと考えることが多い印象です」。 「昨日は芝の影響も多少ありましたが、まだ合わせるというところでは、もうちょっと時間がかかるかなとは思います」と、アタッキングサードでの連携面を課題として語った。 一方、ここまで新チームへの順応に関しては手応えを感じている。とりわけ、ガンバ大阪U-23でプロのイロハを叩きこまれ、東京V移籍に際しても決断の大きな要因のひとつにもなった森下仁志コーチ仕込みの守備面やハードワークへの自信を語る。 「守備のところはガンバ時代に仁志さん(森下コーチ)にかなりしごかれたので、めちゃめちゃできるようになって、逆にそれが強みになったという感じです。だからこそ、そこまでヴェルディに入ったから何かを変えることもなく、今までの自分のレベルを上げていったらすぐ馴染めるなと思っていました。ただ、それにプラスして意識は上がっているので、それがより速くなっている印象です」 その福田と東京Vで再会することになった森下コーチは、改めて教え子の人となりについて語ってくれた。 出会った当時はプロとして自身の特徴を出すことに苦労していたものの、高い向上心と物おじしないメンタリティによって、一人の指導者としても必ず伸びるタイプの選手だと感じていたという。 「僕が湧矢と出会ったときは、彼がプロに入って2年目。そのときに湧矢は1年目の開幕戦で高卒デビューして、その後はチームも彼もうまくいかずになかなか試合にも出られず。僕とは2年目の最初に出会って、そのときは自分の特徴というか、自分がどうやってこの世界で生きていくかで迷っている状況でした」 「その頃(のガンバ大阪U-23)はみんなが生きるか死ぬか。当時、僕が見させてもらっていた選手はそういう状況の選手たちだったので、やっぱりこの世界でいかに生きていけるか、生き抜いていくかというところで、それに何が必要かを常に練習から問いかけていました。彼は一番そういう部分(前述のハードワーク)が得意なところだった。すごく純粋で素直で、なんでも一生懸命にやる子なので、飲み込みというか、そういうのはすごく早かったです」 「ここ1、2年はケガが続いて心配して見ていた」と語るようにG大阪で不完全燃焼の日々が続いていたが、森下コーチは強い覚悟を持って東京Vへの移籍を決断した愛弟子の復活、さらなる躍進を確信している。 「(昨季終盤戦で)ケガから回復してだんだん状態も上がってきているなと。それでヴェルディから話があるということでした。彼もプロでの経験を積んできただけに、すごく覚悟を決めて、ここが勝負だと考えて来たと思います。昨日の試合(名古屋戦)を見ても、だいぶ僕が以前から知っている最高の湧矢に近づいている。やればやるほど良くなっていくと思います」 「元々とてもサッカーが上手な子ですし、ボールを持てるというか、ドリブルが得意な選手なので、ましてやメンタル的にもプレーを怖がらないですし、本当に体の状態だけ。間違いなくヴェルディのプラスになってくれると思いますし、だんだん習慣が上がっていけば、もう一回盛り返すというか、もう一度インパクトを残せる選手になると思います」 恩師の期待を受けながら捲土重来を期す新シーズンに向け福田は「一番はケガなく」とシーズンを通してのフル稼働を目標に掲げつつ、「一度去年のことは忘れて、また新しい1年と捉えて、去年以上の結果を出せるように、みんなで努力していきたい」と意気込む。 また、個人としては「ドリブルや局面を打開するところだったり、相手を剥がすところだったりで違う色を出していけたらなと思います」と、昨季J1リーグ6位に躍進したチームに新たな武器をもたらしたいとの決意を示した。 2025.02.02 16:00 Sun2
白井亮丞、山本丈偉…16年ぶりJ1に臨む東京Vの10代生え抜き若武者がプロ1年目へ決意
16年ぶりにJ1の舞台に臨む東京ヴェルディの10代の若武者2人が、プロ1年目の戦いへ決意を語った。 東京Vは昨シーズン、城福浩監督の下でJ2リーグを3位でフィニッシュし、J1昇格プレーオフを制して16年ぶりのJ1復帰を果たした。 今冬の移籍市場では昨季のチームをベースに育成路線を継続しつつ、若手偏重の補強を敢行。指揮官が求めるハイインテンシティのスタイルに合致したタレントを集めた結果、平均年齢24.1歳という今季J1で最も若いスカッドで久々のトップカテゴリーの戦いに挑む。 そのJ1最年少スカッドにおいて静岡学園から新加入のGK中村圭佑(18)と共に、10代でプロ1年目に臨むのが東京Vユースから昇格したFW白井亮丞(18)、MF山本丈偉(17)の生え抜き2選手。 ジュニアユースから東京Vの下部組織に在籍する白井は、2種登録選手として昨年6月に行われた天皇杯2回戦のザスパクサツ群馬戦でトップチームデビュー。さらに、翌月に行われた天皇杯3回戦のFC東京との東京ダービーでは初ゴールを挙げる活躍を見せた、185cmの本格派ストライカーだ。 ユース所属選手としてスポット参加した昨年とは異なり、プロとして1次、2次を合わせて沖縄で行われた約20日間の濃密なキャンプに参加した白井は、「去年に比べればだいぶ慣れた」と語りながらも体力面を含めてトップチーム適応への課題を口にする。 「去年と比べるとだいぶ余裕になってきましたが、体力面だったり、試合に一緒に入ると、このサッカーにまだついていけない部分もあるので、まだまだ成長していかないといけないです」 「(J1相手の練習試合では)感触的にもっと個の能力の差があって、もっと頭を使ってやらなければいけないと思っていましたが、思いのほか自分の長所だったりは通用する部分もあったので、そこは自信を持ってやっていき、足りない部分も明確になったので、そこを直していきたいです」 「ゴール前でのポジショニングだったり、そういうところで結構チャンスになる場面を作れたり、もう少しで得点できそうなところだったりは、多く作れたと思います。足りない部分は足元の技術だったり、シュートの技術や体力だったり、そういうところはまだ足りないです」 東京ダービーでの鮮烈なトップチーム初ゴールやユース年代での活躍、今回のキャンプにおいてもフィニッシュの局面でポテンシャルの高さを垣間見せた生え抜きのストライカーだが、自身の課題、現状の立ち位置を冷静に見極めるクレバーさも併せ持つ。 「試合に絡んでいきたいという気持ちは本当に強い」と1年目からの活躍を目指しながらも、そのための研鑽に励む。 「自分は得点力があって、攻撃の起点にもなれるという部分で存在感を出していきたい。やっぱり他の選手と一緒ではダメなので、自分のアグレッシブなところを出してやってかないといけないと思っています」 「まだ1年目なんで、どんどんチャレンジして、失敗を恐れずにその後に全力で取り返しに行ったりすればいい。そこは城福さんの目指すサッカーがそういうスタイルでもあるので、どんどんチャレンジしていきたいです」 「試合に絡んでいきたいという気持ちは本当に強いですが、自分の身体的な成長も、まだこのままでは通用しないと思っているので、それも同時にやっていきたい。体力もそうですが、相手と当たったときに勝てずに起点を作ることがまだできていなので、そこからしっかりと鍛えてやっていきたいです」 「やっぱり自分が試合に出て、強い相手ですけど、そういう相手との戦いを通じていろんな刺激を受けて成長に繋げつつ、点も取りたいと思っています」 一方、シント=トロイデンのU-23日本代表MF山本理仁を実兄に持つ、山本はトップチームデビューは果たしていないものの、U-17日本代表としてFIFA U-17ワールドカップ(W杯)に出場した185cmの大型ボランチ。 兄同様にジュニアからクラブに在籍し、1年飛び級での昇格を果たした大器は、「1年早いですけどチームの戦力として考えてもらっているので、そこは遠慮とか全くしないで自分の良さだったり、ストロングをどんどん出してチームの力になれたらと思っています」と、17歳での昇格にも遠慮や気負いを見せない。 プロとして初のキャンプではJ1のチームとの練習試合、トレーニングを通して課題に直面しているが、「本当に楽しい時間」と自身の今後の糧とすべくポジティブに向き合っている。 「本当に毎日すごい高いレベルでやれて、自分自身すごく成長できていますし、試合も何試合か出ましたが、対戦相手もすごくいい相手なので、すごく充実した時間を過ごせています」 「自分の特徴はやっぱり足元の技術ですけど、試合をやっていくなかではもっとそこにこだわってやっていかないといけないなと。あとは強度のところで自分はまだ身体が細いので、そういうところは早く対応していけるように頑張っていきたい」 「正直、(J1の選手相手に)通用するということは今のところあまり感じることはできていなくて、逆にそこはまだ足りないんだなと実感させられています」 「森下さん(森下仁志コーチ)からは止める、蹴るのところ。自分の技術を扱うところは本当に細かく言われますし、そこはもう本当、どんどん追求して自分でやっていくだけだと思います。これまで自分がどれだけこだわっていなかったということを思い知らされていますが、そういう意味でも本当に楽しい時間です」 1歳上の白井同様、現状ではチーム内のポジションの序列の一番下から一歩ずつJ1デビューへの道を歩むことになるが、「まずは本当に早く、1日でも早く1試合でも早くピッチに立って活躍したいですし、そのために毎日の練習が本当に大事だと思うので、一つひとつの練習にこだわってやっていきたい」と、チーム最年少MFはプロ1年目への決意を語った。 2024.02.09 20:15 Fri3
スペイン名門ベティスがパートナーシップ契約締結の東京Vのトレーニング視察「すごくポジティブな印象、名古屋戦の勝利を願っています」
東京ヴェルディとパートナーシップ契約を締結したレアル・ベティス・バロンピエ(スペイン1部)が、東京都稲城市にあるクラブハウスを訪問。トップチームのトレーニングを視察した。 1907年創設でアンダルシア州セビージャに本拠地を置くベティスは、プリメーラ・ディビシオン(ラ・リーガ)で1度の優勝、コパ・デル・レイで通算3度の優勝経験があるスペイン屈指の名門クラブ。2020-21シーズンにマヌエル・ペジェグリーニ監督が就任してからは常にUEFAコンペティション出場圏内の上位を維持。今シーズンもここまでラ・リーガで6位、カンファレンスリーグ(ECL)でもベスト16進出を果たしている。 そのアンダルシアの名門は昨年7月に東京Vと2025年6月30日までのパートナーシップ契約を締結。両クラブを通じたプレスリリースでは以下の5つの分野での協業を行うことが発表されていた。 ・日本及びスペインでのブランド拡大のための協業 ・スポンサーシップ、プロモーション、マーケティング、マーチャンダイジング領域における協業 ・社会環境アクションにおける協業(レアル・ベティスによる『Forever Green』と東京ヴェルディによる『TOKYO♡GREEN』間での連携を含む) ・サッカー及びその他スポーツイベントでの協業 ・サッカー領域における協業及び情報交換(『Verdy Sports Innovation Hub』での情報発信を含む) そんななか、ベティスはさまざまな市場での国際的な拡大戦略を目的に、3月11日~14日の期間に「ベティス・ウィーク」と題したイベントを2年連続日本で実施。いくつかのイベントが実施されるなか、11日には国際事業部門の責任者であるナチョ・ピニージャ・カスタニェダ氏が東京Vのクラブハウスを訪問し、トップチームの練習見学、クラブ関係者との会談を行った。 翌12日から、レアル・ベティス・アカデミーの国際コーディネーターであるハビエル・ロペス・アロンソ氏の下、東京Vのアカデミー所属選手を対象にトレーニングキャンプ。東京ヴェルディのユースチームのコーチ向けに指導者講習を控えるなか、ナチョ氏はクラブハウスにて行われた囲み取材の場で東京Vとの協力関係などいくつかのトピックについて語った。 まずパートナーシップ契約締結の経緯についてナチョ氏は、日本を重要な市場とみなしているなか、緑のチームカラーやフィロソフィーの部分で同じ価値観を持つ東京Vがベストなパートナーだと確信していたという。 「日本はベティスにとってすごく重要な国です。皆さんもご存知の通り、数年前には乾貴士選手が所属していましたし、日本にはファンクラブがあります。過去には福知山や千葉、茨城でサッカースクールを展開していました」 「ベティスの国際戦略のひとつとして、重要な日本にあるクラブとパートナーシップを締結することが目的としてありました。日本でパートナークラブを探していたとき、東京ヴェルディはベストなクラブだと考えました」 「同じようなチームカラー(ベティスは白と緑)であり、ディスカッションするなかでも同じような価値観を持っていることがわかり、この提携はベティス自体の価値を上げてくれるものだというふうに確信しています」 また、企業との共同によって地元の漁業者によって捨てられ、海底に沈んだ漁の網を回収・再利用し、本拠地エスタディオ・ベニート・ビジャマリンのスタンドのシートに転用する活動を一例として挙げ、サステナビリティの分野において世界でも屈指の評価を得ているクラブのひとつであるベティスは、「地球上で最も人気のあるスポーツの力を活用し、多くのファンと共に地球の気候変動に対するアクションを考えていく取り組み」である『Forever Green』の活動に力を入れている。 同じく東京Vも地球環境へ配慮したソーシャルアクションプログラムである『TOKYO♡GREEN』の活動に取り組んでおり、ナチョ氏は「この取り組みを日本でも様々なスポンサーなどを巻き込みながら推進していきたいと思いますし、ヴェルディがその助けになってくれることを望んでいます」と、提携の意義について語っている。 気になるスポーツ面での協力関係に関しては、トップチーム間での選手の行き来といった部分に関して「スポーツ部門の担当ではない」と言及を避けたナチョ氏。 ただ、ホアキン・サンチェスを始め、ダニ・セバージョス(レアル・マドリー)、ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン)らスペイン代表を輩出し、現在はMFヘスス・ロドリゲスら逸材が活躍するアンダルシアの雄は、日本屈指の育成クラブとしての評価を確立する東京Vとの共通点を感じつつ、若手育成の部分ではアカデミーの選手・指導者の部分で交流を図りたい考えだ。 「皆さんもご存知の通り、この前の(カタール・)ワールドカップでは、日本がスペインに勝利し、日本の若いタレントというのはすごくヨーロッパでも注目されています。レアル・ベティスに来ることによって、そういった若いタレントがスペインの地で価値を上げてくれるような取り組みというのを、ぜひやっていきたいです」 「実際に我々のアカデミーのU-16世代には日本人の選手(DFバンデラ吉田健太)がいて、彼は日本のアンダー世代の代表にも選ばれています」 「ベティスも若い選手だったり、彼らがプレーするような施設に対してすごくお金を投資していて、そういった面でも若手への育成という部分では、同じような価値観を持っているのではないかなと考えています」 この日はオフ明けとなったが、城福浩監督や森下仁志コーチから盛んに檄が飛ぶなど熱のこもったトレーニングが繰り広げられ、その姿を見守ったナチョ氏も「すごくポジティブな印象」とコメント。ホーム初勝利を目指す15日の明治安田J1リーグ第6節の名古屋グランパス戦での勝利を祈った。 「日本のサッカーがすごく成長していることは理解していましたし、特に日本人の選手たちのテクニカルな面。それから戦術の面においてもすごく成長しているということは、スペイン人として理解しています。実際にそういったところを今日のヴェルディのトレーニングでも感じられ、私はそういった意味ですごくポジティブな印象を抱きました。この週末、ぜひヴェルディが名古屋に勝利して喜び合えることを願っています」 2025.03.11 16:30 Tue4

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