映像チェックもPKなし…試合後に怒り露わのユナイテッドDFショーが耳にした主審とキャプテンの会話は聞き間違い

2021.03.01 21:54 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFルーク・ショーが大きな間違いをしていたようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。2月28日に行われたプレミアリーグ第26節のチェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦。試合は0-0のゴールレスドローになったが、大きな話題を呼んだシーンがこの試合にはあった。

事件は14分、ユナイテッドがボックス手前でFKを獲得すると、マーカス・ラッシュフォードが直接シュート。このシュートはGKエドゥアール・メンディがパンチングする。
すると、そのこぼれ球を拾おうとMFメイソン・グリーンウッドとMFカラム・ハドソン=オドイが競り合うことに。最終的にチェルシーがボールを蹴り出しプレーが続行された。

その後、およそ1分間プレーが続行。ハキム・ツィエクがシュートを放ち、GKダビド・デ・ヘアがキャッチするところまで続いたが、突如として試合が止められることとなった。
インプレー中だったが、VARによりグリーンウッドとハドソン=オドイが競り合ったシーンのチェックが入り、主審のスチュアート・アトウェル氏がモニターでオンフィールド・レビューを実施する。

リプレー映像を見る限り、明らかにハドソン=オドイの手がボールに触れており、その後グリーンウッドの腕に触れているのが確認できたが、アトウェル氏は早々にチェックを切り上げPKなしの判定を下していた。

後々になってPKを取られると確信していたと思われるハドソン=オドイは、早くチェックを終えろという態度を取っていたが、まさかのPKなしに不思議な反応。一方のユナイテッドの選手たちも、わざわざインプレーを止めてのチェックだったにも関わらず、PKなしの判定となったため、両チームの選手たちは混乱。指揮官同士も言い合うなど、謎の判定が物議を醸していた。

ドロップボールから試合は再開することとなったが、その際にアトウェル主審とハリー・マグワイアが何やら会話。その会話を聞いたショーが、試合後に怒りを露わにしていた。

「僕はハンドを見た。それがメイソン(・グリーンウッド)なのかカラム(・ハドソン=オドイ)なのかわからなかった。僕らは続けただけだ。あとでチェックがあることも知らなかった」

「PKにならないのになぜ彼らがプレーを止めたのかわからない。レフェリーがハリー・マグワイアにも話していたのを聞いた。『もし私がそれをPKだと言ったら、後でたくさんの話題になってしまう』と言っていたのを聞いたから、もう何が起こったのかわからない」

「ハリーはそれがPKだと言われたと言っていた。彼はVARによるPKだと言われたので、何が起きたのかわからない」

「なぜ彼が試合を止めたのかもわからない。彼が止めるという事なら、PKを与えようとしていると思うだろう。僕たちがボールを持っていたし、僕たちは攻撃していたんだ」

「VARと混同しているのは、PKにならないのであれば試合の流れを止めずに続けた方が良いからだ。でも、僕もそうは思わないし、騒ぎ立てるつもりはない。チームは勝つために十分な事をしたんだ」

ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督も試合後にPKの判定が下されなかったことに激怒。一方で、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は「 どうなるとVARが介入するのか?」と苦言を呈していた。

観ている者だけでなく現場でも混乱を生んだ今回の判定。しかし、主審と話したマグワイアはショーが耳にしたという会話は完全に聞き間違いであるとし、ショーが怒りをぶちまけたこと自体が間違っていたとクラブに報告したとのこと。なんとも恥ずかしいショーだが、審判の対応が混乱を招いたことはいうまでもないだろう。

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ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに

EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu

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