元日本代表MF山瀬功治が現役引退…25年の現役生活に幕で妻へ感謝「“山瀬功治”というサッカー選手は、妻と2人で作り上げたと言っても過言ではありません」
2025.02.27 15:07 Thu
現役引退を決断した山瀬功治
レノファ山口FCは27日、元日本代表MF山瀬功治(43)の現役引退を発表した。山瀬は北海高校から1999年にコンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)に入団後、浦和レッズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.、アビスパ福岡、愛媛FCでプレー。2022年から山口に完全移籍で加入した。
43歳になった2024シーズンは河野孝汰とともにキャプテンに就任。そのなかで、Jリーグ記録に並ぶ24年連続ゴールをさらに伸ばせるか注目されたが、J2では2試合の出場に終わり、無得点だった。
J1通算288試合に出場し58得点、J2通算358試合37得点、天皇杯で32試合7得点、リーグカップで56試合15得点を記録した。
また、日本代表としても2006年にデビュー。13試合で5得点を記録していた。
ーーーーーー
私、山瀬功治は、この度現役を引退する決断を致しました。
まず初めに、これまで応援し支えてくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
プロサッカー選手として過ごした25年間は、本当にあっという間でした。
とはいえ、引退を決断し改めて現役生活を振り返ると、語り尽くせないほど多くの出来事があり、今は25年という月日の流れを噛み締めているところです。
30代後半を迎えてからは、常に引退を意識しながらプレーしてきたので、今回の決断にはある程度の覚悟を持っていたつもりでしたが、いざその時を迎えると、やはり寂しさを感じずにはいられませんでした。
ただ、事前に報告させていただいた関係者の方の多くが、引退を惜しむ以上に「本当によく頑張ったね」「やり切ったね」と口々におっしゃってくださり、自分のサッカー人生は、まさにその一言に尽きるのだと実感しています。
現役生活を過ごすにあたり、妻とは常々「お互い、明日死んだとしても後悔のない生き方をしよう」と話してきました。
だからこそ、日々のサッカーに対して120%全力でやり尽くしたと胸を張って言えますし、皆さんからの言葉が目指す生き方と重なっていたことに、嬉しさを感じています。
また、四半世紀も現役を続けられたのは、多くの方々の支えやサポートがあったおかげです。
選手である以上、常に向上心を持ち、最大限努力し続けるのは当然ですが、どれだけ頑張っても個人でやれることには限界があります。
スキルアップ、体のケア、チーム探しなど、数えきれないほどの人たちが力を貸してくださり、もしこの人がいなければもっと早くに現役を終えていたと断言できる人も少なくありません。
25年間の選手生活の中で、人は一人では生きられないことを学びました。
札幌、浦和、横浜、川崎、京都、福岡、愛媛、山口、全ての地域で素晴らしい出会いとご縁をいただけた自分は、本当に幸せ者ですし、この繋がりこそが、かけがえのない財産です。
なかでも妻の存在は極めて大きく、「山瀬功治」というサッカー選手は、妻と2人で作り上げたと言っても過言ではありません。
彼女がいなければ、今の自分は間違いなく存在しませんでした。
サッカーと私生活、アップダウンの激しい波瀾万丈の暮らしの中で、彼女は最も信頼できる理解者であり、サポーターであり、マネージャーであり、また、一人の人間としてどうあるべきかを教えてくれる人生の師匠でもありました。
幾多の困難が訪れ、ぶつかり合うことも多々ありましたが、20年以上にわたり、誰よりも寄り添い、誰よりも厳しく支え続けてくれた妻には、心の底から感謝しています。
そして、唯一無二のパートナーとして共に戦ってきた彼女にも、この場を借りて「現役お疲れ様でした」と伝えたいです。
今後については、具体的な形が決まり次第、改めて皆様にご報告させていただきます。
とはいえ、契約満了時にお伝えした通り、生涯サッカーに携わることに変わりないので、これからも自分らしく、向上心を持ってセカンドキャリアに取り組んでいきます。
最後になりますが、これまで応援してくださった皆様、支えてくださった皆様、山瀬功治に関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
自分をプロサッカー選手にまで育て上げてくれた父と母にも、心からの感謝を伝えたいと思います。
また皆様にお会いできる日を心より楽しみにしています。
ーーーーーー
43歳になった2024シーズンは河野孝汰とともにキャプテンに就任。そのなかで、Jリーグ記録に並ぶ24年連続ゴールをさらに伸ばせるか注目されたが、J2では2試合の出場に終わり、無得点だった。
また、日本代表としても2006年にデビュー。13試合で5得点を記録していた。
山瀬は山口を通じてコメント。感謝の言葉を綴るとともに、料理研究家でもある妻の山瀬理恵子さんへの感謝の言葉も綴った。
ーーーーーー
私、山瀬功治は、この度現役を引退する決断を致しました。
まず初めに、これまで応援し支えてくださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
プロサッカー選手として過ごした25年間は、本当にあっという間でした。
とはいえ、引退を決断し改めて現役生活を振り返ると、語り尽くせないほど多くの出来事があり、今は25年という月日の流れを噛み締めているところです。
30代後半を迎えてからは、常に引退を意識しながらプレーしてきたので、今回の決断にはある程度の覚悟を持っていたつもりでしたが、いざその時を迎えると、やはり寂しさを感じずにはいられませんでした。
ただ、事前に報告させていただいた関係者の方の多くが、引退を惜しむ以上に「本当によく頑張ったね」「やり切ったね」と口々におっしゃってくださり、自分のサッカー人生は、まさにその一言に尽きるのだと実感しています。
現役生活を過ごすにあたり、妻とは常々「お互い、明日死んだとしても後悔のない生き方をしよう」と話してきました。
だからこそ、日々のサッカーに対して120%全力でやり尽くしたと胸を張って言えますし、皆さんからの言葉が目指す生き方と重なっていたことに、嬉しさを感じています。
また、四半世紀も現役を続けられたのは、多くの方々の支えやサポートがあったおかげです。
選手である以上、常に向上心を持ち、最大限努力し続けるのは当然ですが、どれだけ頑張っても個人でやれることには限界があります。
スキルアップ、体のケア、チーム探しなど、数えきれないほどの人たちが力を貸してくださり、もしこの人がいなければもっと早くに現役を終えていたと断言できる人も少なくありません。
25年間の選手生活の中で、人は一人では生きられないことを学びました。
札幌、浦和、横浜、川崎、京都、福岡、愛媛、山口、全ての地域で素晴らしい出会いとご縁をいただけた自分は、本当に幸せ者ですし、この繋がりこそが、かけがえのない財産です。
なかでも妻の存在は極めて大きく、「山瀬功治」というサッカー選手は、妻と2人で作り上げたと言っても過言ではありません。
彼女がいなければ、今の自分は間違いなく存在しませんでした。
サッカーと私生活、アップダウンの激しい波瀾万丈の暮らしの中で、彼女は最も信頼できる理解者であり、サポーターであり、マネージャーであり、また、一人の人間としてどうあるべきかを教えてくれる人生の師匠でもありました。
幾多の困難が訪れ、ぶつかり合うことも多々ありましたが、20年以上にわたり、誰よりも寄り添い、誰よりも厳しく支え続けてくれた妻には、心の底から感謝しています。
そして、唯一無二のパートナーとして共に戦ってきた彼女にも、この場を借りて「現役お疲れ様でした」と伝えたいです。
今後については、具体的な形が決まり次第、改めて皆様にご報告させていただきます。
とはいえ、契約満了時にお伝えした通り、生涯サッカーに携わることに変わりないので、これからも自分らしく、向上心を持ってセカンドキャリアに取り組んでいきます。
最後になりますが、これまで応援してくださった皆様、支えてくださった皆様、山瀬功治に関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。
自分をプロサッカー選手にまで育て上げてくれた父と母にも、心からの感謝を伝えたいと思います。
また皆様にお会いできる日を心より楽しみにしています。
ーーーーーー
1
2
山瀬功治の関連記事
レノファ山口FCの関連記事

J2の関連記事
記事をさがす
|
山瀬功治の人気記事ランキング
1
元日本代表MF山瀬功治、新天地は山口に決定! 「40代に突入した身ではありますが…」
レノファ山口FCは7日、愛媛FCに所属した元日本代表MF山瀬功治(40)の完全移籍加入を発表した。 山瀬はコンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)、浦和レッズでのプレーを経て、2005年から横浜F・マリノスに移籍すると、日本代表に選出。その後、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.、アビスパ福岡を渡り歩き、2019年から愛媛に活躍の場を移した。 その愛媛でも初年度から明治安田生命J2リーグ38試合の出場で4得点と活躍。前年に32試合1得点の数字を残しての昨季も27試合1得点と奮闘したが、チームが20位フィニッシュでJ3リーグ降格となるなか、自身も契約満了でチームを離れることが決定した。 新シーズンから山口でプレーすることが決まり、Jリーグ8チーム目となる山瀬はクラブを通じて、意気込みを語っている。 「レノファ山口のファン、サポーターのみなさんはじめまして山瀬功治です。今シーズンからレノファ山口でプレーさせていただくことになりました。まずは、現役引退も覚悟していた自分にサッカー選手としてプレーする機会を与えてくださったチームに心から感謝いたします」 「40代に突入した身ではありますが、これまで培ってきた経験や技術など、チームの力になれる事がありますし、僕自身、まだまだこの山口で成長していきたいと思っています」 「また、個人的に好きな『吉田松陰』ゆかりの地でプレーできることも何かの縁を感じています。少しでもみなさんが喜ぶ結果を出せるよう、自分の持てる全ての力をチームの為に注ぎますのでぜひ共に戦ってください。今年1年応援よろしくお願いいたします」 2022.01.07 18:16 Fri2
PO進出目指す山口に大打撃…チーム得点王&主将の河野孝汰が全治8カ月程度の負傷離脱
レノファ山口FCは26日、FW河野孝汰の負傷を報告した。 河野は21日に行われた明治安田J2リーグ第32節のジェフユナイテッド千葉戦に先発したが、56分に交代。左ヒザの前十字じん帯断裂および、内側側副じん帯損傷、外側半月板断裂との診断を受けたという。 全治は8カ月程度の予定。21歳ストライカーは今季のここまでJ2リーグでチームトップの8ゴールをマークし、山瀬功治とともにキャプテンを務める存在でもあったが、ここで大ケガとなってしまった。 山口は残り6試合のJ2リーグでここまで9位につけ、プレーオフ圏の6位ジェフユナイテッド千葉と2ポイント差となっている。 2024.09.26 16:50 Thuレノファ山口FCの人気記事ランキング
1
【Jリーグ出場停止情報】札幌DF馬場晴也は2試合出場停止と罰金10万円…清水DF北爪健吾はDOGSOで一発退場
Jリーグは14日、最新の出場停止情報を発表した。 J1では東京ヴェルディのMF綱島悠斗、清水エスパルスのDF北爪健吾が出場停止に。J2では北海道コンサドーレ札幌のDF馬場晴也が2試合、RB大宮アルディージャのFW杉本健勇が1試合の出場停止となる。 北爪は12日に行われた明治安田J1リーグ第10節の川崎フロンターレ戦で一発退場。「ペナルティーエリア付近で、ド リブルをしていた相手競技者に対し、ボールにプレーできず反則で止めた行為は、「相手チームの決定的得点機会の阻止」に相当する」と判断。DOGSOにより1試合の出場停止処分となった。 また、馬場は、12日に行われた明治安田J2リーグ第9節の水戸ホーリーホック戦で一発退場。「相手競技者の右足に対し、足裏で過剰な力で タックルした行為は、「著しい反則行為」に該当する」と判断され、2試合の出場停止と罰金10万円が課されることとなった。 <h3>【明治安田J1リーグ】</h3> MF綱島悠斗(東京ヴェルディ) 第11節 vs川崎フロンターレ(4/20) 今回の停止:1試合停止 DF北爪健吾(清水エスパルス) 第12節 vs横浜F・マリノス(4/16) 今回の停止:1試合停止 <h3>【明治安田J2リーグ】</h3> DF馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌) 第10節 vs藤枝MYFC(4/20) 今回の停止:2試合停止(1/2) 第11節 vsRB大宮アルディージャ(4/25) 今回の停止:2試合停止(2/2) FW杉本健勇(RB大宮アルディージャ) 第10節 vsFC今治(4/20) 今回の停止:1試合停止 DFキム・ボムヨン(レノファ山口FC) 第10節 vsサガン鳥栖(4/19) 今回の停止:2試合停止(2/2) 2025.04.14 18:35 Mon2
暴行容疑で逮捕されたレノファ山口FCのフィジオセラピスト・福田智志氏が罰金刑、クラブは契約解除
レノファ山口FCは19日、チームスタッフの処分について発表した。 山口は今月5日、フィジオセラピストを務める福田智志氏(31)が暴行容疑で5日に逮捕されたことを発表していた。 事件は山口市湯田温泉で発生。福田氏は前日夜からの友人との飲食、およびその後の1人での飲酒後、路上を歩いていた際、2人に暴行を加え、うち1人に傷害を負わせていたという。 この容疑について略式命令による罰金刑が確定。クラブは、福田氏を契約解除処分とした。 福田氏は地元の山口県防府市出身で、2013年から山口でフィジオセラピストを務めていた。選手としては、山口県鴻城高等学校やFC宇部ヤーマンでプレーしていた。 山口の河村孝代表取締役社長は「まず、今回、被害にあわれた方に対して深くお詫び申し上げます。また、レノファ山口FCを応援していただいているファン・サポーターの皆様、パートナー・クラブサポーターの皆様、その他クラブを支えていただいている多くの皆様、そしてJリーグやJクラブの皆様に大変ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と陳謝。「今回の事件をクラブとして厳粛に受け止め、クラブ全体として再発防止、および法令順守に関する意識・指導に向けた取組みを実施し、信頼回復に努めて参ります」とした。 2021.01.19 17:47 Tue3
山口が高卒2年目の上本銀太と契約解除 双方合意で
レノファ山口FCは6日、DF上本銀太(20)の契約解除を発表した。 上本は東海大学付属福岡高校出身で、2022年に山口入り。昨季はJ2リーグ3試合に出場し、リーグデビューを果たした。 だが、選手およびクラブの双方合意で契約解除の運びとなったという。 2024.01.06 20:10 Sat4
山口が6月に大ケガのブラジル人FWシルビオ・ジュニオールと契約更新「みなさまの心強い応援が頼りです!」
レノファ山口FCは18日、ブラジル人FWシルビオ・ジュニオール(30)の契約更新を発表した。 シルビオ・ジュニオールは母国ブラジルでプロキャリアをスタート。その後はウクライナ、アルバニア、スロバキア、アゼルバイジャン、UAE、インドネシアでプレーした。 2023年7月にインドネシアのペルシカボ1973から山口へ完全移籍。開幕から臨んだ今シーズンだったが、6月に右ヒザに全治8カ月程度の重傷を負い、ブラジルへ一時帰国した。 負傷までに明治安田J2リーグで10試合に出場。YBCルヴァンカップと天皇杯ではそれぞれ1試合1得点を記録した。 山口残留が決まったシルビオ・ジュニオールは、クラブを通じてコメントしている。 「山口でプレーを続けられることがとても嬉しいです! 来シーズンも共に戦いましょう! みなさまの心強い応援が頼りです! 改めて皆様に会える日が待ち遠しいです!」 2024.12.18 16:51 Wed5