幻に終わった鎌田大地の同僚が放ったスーパーFK…笛が早すぎでVAR介入できず、本人は「ミスを犯したと言われた」と主審からの謝罪明かす

2024.08.19 10:37 Mon
圧巻のFKを叩きこむも幻となったエゼ
Getty Images
圧巻のFKを叩きこむも幻となったエゼ
日本代表MF鎌田大地がプレミアリーグデビューを果たした試合で、とんでもない主審のミスが発生した。
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18日、プレミアリーグ開幕節でクリスタル・パレスブレントフォードとアウェイで対戦した。今夏ラツィオから加入した鎌田はプレミアリーグデビュー。精力的な動きを見せて前線でチャンスを作り出すなどプレーした。
そんな中、この試合では物議を醸すシーンが誕生。0-0で迎えた26分、ボックス手前右のやや離れた位置でクリスタル・パレスがFKを獲得。これをエベレチ・エゼが右足で狙うと、強烈なシュートが右ポストを叩いてネットを揺らすスーパーゴールとなった。

しかし、サム・バロット主審が笛を吹く。エゼは直接ゴールを狙ったが、ボックス内の競り合いでウィル・ヒューズネイサン・コリンズと衝突。これがファウルだとしてゴールが取り消された。
VARが介入する場面だと誰もが思っていた中、今季からプレミアリーグが取り組んでいるリアルタイムでのジャッジの説明では、衝撃の事実が。「審判はヒューズのコリンズに対するファウルによりブレントフォードにFKを与えた。ボールがゴールに入る前に笛が吹かれたため、VARは介入できず、審判の判定が有効となる」と説明。ゴールに入ってからであれば取り消しを無効とすることも可能だったが、その前のジャッジだったために、主審の判定のみが尊重されることとなった。

衝撃的なゴールがまさかの取り消しに。大きな話題となった中、エゼはイギリス『BBC』で試合後にコメント。バロット主審から謝罪されたことを明かした。

「審判から、笛を吹くのが早すぎてミスを犯したと言われたよ」

「試合の流れが変わったかもしれないけど、僕たちはそれに対処しなければならないんだ」

主審も自身の笛が早すぎたことを謝罪したというが、イギリス『スカイ・スポーツ』では解説を務めたハリー・レドナップ氏が「悪夢だ」と語り、「これは重大なミスだ。彼はじっくり考えるべきだ。ファウルかは分からないが、後で笛を吹くことができたはずだ」と主審のミスを指摘。また、元イングランド代表DFのマイカー・リチャーズ氏も「ひどかった」と語り、「コリンズが彼を掴んでいた。ファウルではない。彼はミスを犯した」とこちらは、そもそもファウルではないとした。

競り合いの中では確かにコリンズがヒューズを掴んでいるようにも見え、両成敗ということを考えればゴールが認められても良い場面だった。

プレミアリーグは今シーズンからVARの運用を変更。ジャッジに明らかな疑いがある場面以外ではあまり介入しないという方向性で進めており、主審のジャッジがこれまでより尊重されることになるが、VARがあることを考えれば笛があと数秒遅くても良かったはず。勇み足となってしまった。




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C・パレスの元アーセナルDFに不穏な動き…SNSのクラブに関する投稿を全削除

クリスタル・パレスとイングランド人DFロブ・ホールディング(28)の関係に緊張が走っている。イギリス『Sport Bible』が伝えている。 昨夏、アーセナルから完全移籍でパレスに加入したホールディング。しかし、慢性的なケガの影響もあり、ロイ・ホジソン、オリバー・グラスナーの2人の指揮官の下で与えられた出場機会はEFLカップ1試合にとどまった。 そんななか、今夏の移籍市場でチームはデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセンが移籍した一方、ニューカッスル行きが決定的とみられたイングランド代表DFマーク・グエイの残留に加え、モロッコ代表DFチャディ・リアド、フランス人DFマクサンス・ラクロワ、イングランド人DFトレヴォ・チャロバーの3選手が加入。センターバックのポジションでの序列がさらに低下している。 そのため、放出の可能性も取り沙汰されたが、リアドのケガやグエイの去就を含め新加入選手の獲得が市場閉幕ギリギリとなった影響もあって最終的に残留。現在はフィジカルコンディションに問題はないものの、グラスナー監督は先日のチェルシー戦後に同選手がチームとは別でトレーニングを行っていることを明かした。 その際にオーストリア人指揮官は「ロブは現在、個別にトレーニング中だ。我々は一緒に話し合う。彼は理由を知っているが、それはロブと私の間だけのことで、公にすることはない」と、何らかの問題があることを示唆していた。 その指揮官との関係に関してここまでリアクションを見せていなかったホールディングだが、SNS上での変化が確認された。 元々、インスタグラムにあまり投稿を行っていなかったホールディングだが、パレス加入後には加入時の写真やトレーニングセッションの様子を投稿していた。しかし、現在はパレスに関するすべての投稿を削除し、クラブ公式アカウントのフォローも解除。グラスナー監督を含めたクラブの対応に不満があることを示しているようだ。 両者の契約は2026年まで残っており、獲得時には400万ポンド(約7億5000万円)の移籍金も支払っており、契約解除に踏み切る選択肢は困難だが、ヨーロッパの主要リーグはほぼ市場が閉まっており、ここからの移籍も同様に困難と思われる。 2024.09.09 09:20 Mon
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クリスタル・パレスがアーセナルDFホールディングを完全移籍で獲得! 3年契約を締結、ロンドン内の移籍へ

クリスタル・パレスは1日、アーセナルのイングランド人DFロブ・ホールディング(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2026年夏までの3年間。移籍金は非公開だが、イギリス『BBC』によれば400万ユーロ(約6億3000万円)とのことだ。 ボルトンから2016年7月にアーセナルへ完全移籍したホールディング。7シーズンを過ごした中、レギュラーポジションをなかなか奪えないキャリアになっているが、バックアッパーとして信頼は厚く、昨シーズンはクローザーとして主に起用されプレミアリーグで14試合に出場していた。 アーセナルでは公式戦162試合に出場。しかし、近年はディフェンスラインの補強が進み、今季はここまで出番がなかった。 ノースロンドンからサウスロンドンへの移籍となったホールディングは、クリスタル・パレスにとって今夏4人目の補強となっている。 ホールディングはクラブを通じてコメントしている。 「チームに加わることができて興奮している」 「何年もクリスタル・パレスと対戦し、ファンの姿を見て、セルハースト・パークがいかに威圧的で、どれほど騒々しいかを見て、今回はその正しい側に立つことを楽しみにしている!」 2023.09.02 07:40 Sat

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