耳を25針を縫うケガに繋がったGKの無謀なハイキックチャレンジ…FAは3試合以上の出場停止処分を検討か

2025.03.03 23:20 Mon
マテタは10分間ピッチ上で治療を受けることに
Getty Images
マテタは10分間ピッチ上で治療を受けることに
無謀なチャレンジが大きな話題を呼んでいるミルウォールのGKリアム・ロバーツだが、イングランドサッカー協会(FA)は重い処分を下す可能性があるようだ。問題が起きたのは1日に行われたFAカップ5回戦。ミルウォールとクリスタル・パレスが対戦した。

すると開始8分に大きなアクシデント。ウィル・ヒューズが背後にロングボールを送ると、FWジャン=フィリップ・マテタが背後に抜け出しビッグチャンスに。しかし、ボックスを飛び出したロバーツがクリアしようとジャンプすると、マテタの顔面にスパイクが入る形となり一発退場。マテタは耳を25針縫うケガを負っていた。
クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ氏は「これまで見た中で最も無謀なチャレンジ」と言及していたが、ロバーツは一発退場となり暴力行為として3試合の出場停止になる。

ただ、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、FAは今回の処分について3試合では少なすぎると考えているとのこと。更なる長期の出場停止処分を下す可能性があるという。
元プレミアリーグの主審であるダーモット・ギャラガー氏は、このファウルは故意ではないとしながらも、明らかに無謀なチャレンジではあったとした。

「誰もがこれは酷いと言うだろうが、ロバーツを擁護するなら、彼は一瞬たりともマテタを傷つけるつもりはなかったと思う」

「はっきり言っておく。彼は非常に無謀にペナルティエリアから飛び出した。パニックに陥った。ボールを奪いに行かなければならない」

「彼にとって不利だったもう1つのことは、ボールが地面になく空中にあるため、ハイキックで蹴らなければならなかったことだ。彼はそうする必要もなかった。なぜなら、彼がボックス内で待っていたら、ボールが彼のところに来る可能性は十分あったからだ」

「しかし、彼がその行動を取った時点で完全にタイミングを間違えており、間違いを犯している。レッドカードであることは間違いない」

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