エルストンドの退場処分を肯定するイマノル監督「レッドカードは正当なもの」
2025.03.03 10:15 Mon
レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、完敗したバルセロナ戦を振り返った。
ラ・リーガ第26節でベティスと対戦し0-4で敗戦した。MF久保建英が累積警告で出場停止により不在となったソシエダは、17分にディフェンスライン裏に抜け出したMFダニ・オルモを倒したDFアリツ・エルストンドがDOGSOと判断され、一発退場となり序盤で数的不利に。
すると25分、ダニ・オルモの右クロスからDFジェラール・マルティンにトップチーム初ゴールとなる先制弾を許すと、その4分後にはMFマルク・カサドに追加点を奪われ前半を2点ビハンドで終える。
迎えた後半もバルセロナに主導権を握られると、56分にDFロナルド・アラウホ、61分にFWロベルト・レヴァンドフスキに追加点を許し、そのまま0-4で敗戦した。
試合後会見に臨んだイマノル監督は、試合序盤でエルストンドがDOGSO判定により退場したことについて主審の判定に肯定的な姿勢を示した。
ラ・リーガ第26節でベティスと対戦し0-4で敗戦した。MF久保建英が累積警告で出場停止により不在となったソシエダは、17分にディフェンスライン裏に抜け出したMFダニ・オルモを倒したDFアリツ・エルストンドがDOGSOと判断され、一発退場となり序盤で数的不利に。
すると25分、ダニ・オルモの右クロスからDFジェラール・マルティンにトップチーム初ゴールとなる先制弾を許すと、その4分後にはMFマルク・カサドに追加点を奪われ前半を2点ビハンドで終える。
試合後会見に臨んだイマノル監督は、試合序盤でエルストンドがDOGSO判定により退場したことについて主審の判定に肯定的な姿勢を示した。
「ベティス戦で審判たちは誤った判定を下したが、今回のレッドカードは正当なものだった。そして、それは我々に多大な影響を与えた。ハーフタイムでは希望を失わないように努めたが、結果はこうなってしまった。我々はリスクを最小限に抑え、次の試合のために最善を尽くそうと努めていた」
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恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.24“ソシエダ旋風”リーガ最強の2トップ/レアル・ソシエダ[2002-2003]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.24</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2002-2003シーズン/レアル・ソシエダ 〜リーガ最強の2トップ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2002-03realsociedad.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:レイモンド・ドゥヌエ(43) 主なタイトル実績:リーガエスパニョーラ2位 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソシエダ旋風</div> 2002-03シーズン、バスクの古豪がリーガエスパニョーラで旋風を巻き起こした。1980年代前半にリーガ2連覇を達成するなど黄金期を迎えたソシエダだったが、1990年代は低迷。1999-2000シーズン以降は3年連続13位でシーズンを終えるなど、2000年代に入っても光は差さなかった。しかし、迎えた2002-03シーズン、無名の指揮官・ドゥヌエの招へいが転機となり、チームは一変する。 開幕戦から第8節までで6勝2分けという好スタートを切ったソシエダは、リーガのリーディングを快走。第10節ではロナウドやラウール、ロベルト・カルロス、フィーゴらを擁するレアル・マドリーを相手にサンチャゴ・ベルナベウで1-1のドローを演じた。さらに、第12節ではバルセロナを2-1で撃破。第18節まで無敗とし、シーズンを折り返した。その後、シーズン後半戦にかけて失速したチームは一時、3位まで後退したものの、第32節から第35節まで4連勝を記録し、再び首位に浮上。最後は一押しが利かず、レアル・マドリーの後塵を拝すことになったが、サポーターに21年ぶりのリーグ制覇を夢見させた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">補完性抜群の2トップ</div> 元々、チームにはシャビ・アロンソやカルピン、デ・ペドロなど、中盤に素晴らしいタレントを擁していた。そして、デシャンやデサイー、マケレレらをデビューさせたナントでリーグ制覇を達成してソシエダに迎えられたドゥヌエが、彼らの能力を最大限に発揮させることに成功した。 このチームの特長は、2トップの破壊力を活かす攻撃だ。190cm近い身長のコバチェビッチの武器は何といっても、強烈かつ高精度のヘディング。彼から制空権を奪えるディフェンダーは皆無で、時にはボックス外からヘディングシュートを決めることもあった。一方、相棒のニハトは高さこそないものの、抜群のスピードと決定力、豊富な運動量を活かして相手を翻弄。“タワー”のコバチェビッチ、“衛星”のニハトは素晴らしい補完性を発揮した。このシーズンは、最終的に2人でシーズン43ゴールをたたき出し(コバチェビッチ20ゴール、ニハト23ゴール)、リーガ最強2トップの称号をほしいままにした。 もちろん、強力な2トップを活かした中盤のアシスト役の存在も忘れてはならない。シャビ・アロンソの展開力と、サイドからのクロスがあってこその2トップ。右サイドの職人であるカルピンは当時33歳だったが、素晴らしい推進力を誇った。そして、逆サイドのデ・ペドロは、正確無比な左足でコバチェビッチへのピンポイントクロスを次々に供給した。 守備陣はセンターバックのハウレギとGKのヴェスターフェルトが中心だった。特に、有数のPKストッパーだったヴェスターフェルトは至近距離からのシュートに強く、その素晴らしいレスポンスを活かしたセービングで、幾度もチームの窮地を救った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFシャビ・アロンソ (21)</span> 弱冠21歳ながらリーダーとしてチームをけん引したバスク出身のピボーテ。“新たなグアルディオラ”と称されていた通り、当時から素晴らしい展開力を発揮していた。ドゥヌエ体制によりチームの中核となったことで、その才能が一気に開花。順調にキャリアアップし、2004年から2009年までリバプールで活躍した後は、レアル・マドリーに復帰した。キャリアの晩年は、グアルディオラのバイエルンで過ごし、2017年に現役を引退した。 2019.04.15 17:00 Mon4
ブスケッツの後継者探すチャビ、スビメンディに惚れ込む 「ずば抜けた守備的MF」
バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(24)を褒めちぎった。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。 バルセロナでは元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの今季退団が正式決定。いよいよ後任の擁立が急務となり、改めてスビメンディの存在が注目されている。 そんなスビメンディはつい先日にスペイン『Radio MARCA』の番組でバルセロナ移籍の噂にネガティブな反応をしたが、チャビ監督が惚れ込む存在なのは確かなようだ。 「レアル・ソシエダの選手は全員好きだ。我々のプレースタイルに少しばかり似ているところがあるからね」としつつ、スビメンディもバルセロナにフィットできると語った。 「スビメンディはずば抜けた守備的MFで、バルサ好みのモデルをわかっている。ボールがあろうが、なかろうが、支配的だ」 ちなみに、43歳のスペイン人指揮官は夏に補強を優先するポジションにも触れ、「ブスケッツが退団した後、優先的に獲得するのは守備的MFだ」と話しているという。 20日のラ・リーガ第35節ではそのスビメンディを擁するソシエダをホームに迎え撃つバルセロナ。チャビ監督の目はスビメンディのプレーぶりにも向いているかもしれない。 2023.05.20 13:05 Sat5