PK戦の末にFAカップ敗退… アモリム監督「我々の日ではなかった」、ルーニーには「解説者になるのは簡単」と応戦

2025.03.03 08:30 Mon
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドルベン・アモリム監督が2日にホームで行われ、PK戦の末敗れたFAカップ5回戦フルアム戦を振り返った。
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前回王者のユナイテッドがプレミアリーグで9位に位置するフルアムをオールド・トラフォードに迎えた一戦。試合は前半終盤の追加タイムに課題のセットプレーから失点。追う展開となったユナイテッドは71分にMFブルーノ・フェルナンデスのゴールで追いつき、延長戦に持ち込んだ。しかし120分で決着が付かず迎えたPK戦でフルアムGKベルント・レノに2本シュートを止められて敗れ、5回戦敗退となった。
アモリム監督は内容には手応えを感じつつ敗退を受け入れた。

「我々は非常に良いスタートを切ったと思う。ボールをうまく保持し、試合をコントロールしていたが、それをずっと維持することはできなかった。守備時にはラインを下げ、攻守の切り替えをスムーズに行うことができていた。今日は多くのチャンスを作ったと思う。PK戦では負ける可能性があり、今日は我々の日ではなかった」
また、ユナイテッドのレジェンドでプリマスの指揮官を昨年末に解任された、現在BBCで解説者を務めるウェイン・ルーニー氏に、目標がプレミアリーグ優勝と言うのは甘いと指摘されたことについては反論した。

「今季優勝できる、あるいは来季は優勝候補の最有力候補になれると考えるのは確かに甘い考えだ。現時点の状況は誰もがわかっていることだし、私も理解している。解説者になるのは簡単だ。私も引退直後は解説者になった。本当に簡単なことだとわかっている」

「我々の目標はプレミアリーグ優勝だ。偉大な栄光を過去に成し遂げたようにクラブとしてプレミアリーグで優勝することが目標だ。我々はもっと良い成績を収めたいと思っているが、今は困難な時期だ。私は甘い人間ではない。だからこそ40歳にしてマンチェスター・ユナイテッドの監督を務められているのだと思う」

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アモリム監督は開始早々の失点も動揺せず「大丈夫だと感じていた」、一方でロッカールーム直行のガルナチョとは話し合いを持つことに

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が26日にホームで行われ、3-2で競り勝ったプレミアリーグ第27節イプスウィッチ戦を振り返った。 前節エバートンに辛くも引き分けたもののここ3戦勝ちのない15位ユナイテッドが、13ポイント差ある降格圏の18位イプスウィッチをオールド・トラフォードに迎えた一戦。 立ち上がりに課題のあるユナイテッドは開始4分にDFパトリック・ドルグとGKアンドレ・オナナの連係ミスから失点。それでもセットプレーから立て続けにゴールを奪って26分までに逆転に成功した。 その後、ドルグが40分に一発退場となるアクシデントに見舞われたユナイテッドは前半追加タイムに同点に追いつかれるも、後半早々にまたもセットプレーからDFハリー・マグワイアが勝ち越し弾を挙げて4戦ぶりの勝利とした。 アモリム監督は相変わらずの試合の入りのまずさも試合をコントロールできていたとして不満は漏らさなかった。 「今日はイライラしていない。我々が試合をコントロールできていたからだ。試合の状況で少しイライラするのは当然だ。我々はミスを一つ犯したが、それは起こり得ること。キックオフ直後から今日の選手たちは大丈夫だと感じていた。彼らはプレーしようとしていたし、実際2ゴールを決めることができた。その後、退場者が出て試合の流れが変わったが、選手たちが見せた闘志、ファンの助けもあって今日は3ポイントを獲得するのに十分値したと思う」 また、アモリム監督は失点に絡むミスを犯し、退場してしまったドルグをフォローした。 「彼はここ数試合で実力を発揮してくれていた。今日のようなミスはどんな選手でも起こり得る。退場になったシーンのようにボールを奪いに行くアプローチが少し厳しすぎるのかもしれない。まだプレミアリーグの経験が足りない。人々はすぐに判断するが、エバートン戦では良いパフォーマンスを見せていた。プレミアリーグでプレーする経験が足りていないとは思わない」 一方でドルグ退場の煽りを受けて交代となったFWアレハンドロ・ガルナチョがロッカールームに直行してしまった件については「話し合うつもりだ。必要なら次の会見でそのことについて話そう。1対1で勝負できる唯一の選手を交代させるリスクはわかっていたが、セットプレーのことを考えてガルナチョを選んだ」と話し合いを持つことを明かした。 2025.02.27 11:00 Thu
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容赦ないコストカット継続のユナイテッド、新たに最大200人の従業員解雇の意向明かす

マンチェスター・ユナイテッドが、新たに150~200人の従業員解雇を検討していることを明かした。 共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏。かつての名門クラブであるユナイテッドは過去3年間で3億ポンド(約574億円)近い損失を出しており、5年間では3億7000万ポンド(約708億円)の損失があり、「持続不可能」とも言われてしまう事態に。クラブは早急なコストカットに動いている。 ラトクリフ氏の共同オーナー就任後にすでに250人の人員削減を行っていたが、今回新たに最大200人の人員削減を検討していることを明かした。 CEO(最高経営責任者)を務めるオマル・ベラダ氏は24日、今回の企業構造変革に際して以下のような説明を行っている。 「我々には、マンチェスター・ユナイテッドを男子、女子、アカデミーのチーム全体で勝利を収めるための最強の立場に立たせる責任がある。クラブを変革し、刷新するための幅広い一連の措置を開始している。残念ながら、これはさらなる解雇の可能性を発表することを意味し、影響を受ける同僚への影響を深く残念に思う。しかし、これらの難しい選択は、クラブを安定した財政基盤に戻すために必要だ」 「過去5年間連続で赤字が続いているし、このままではいけない。クラブとしての2つの主な優先事項は、ファンのためにピッチで成功を届けることと、施設を改善することだ。継続的に赤字が続く限り、これらの目標に投資することはできない」 「このプロセスが終われば、よりスリムで機敏で、財政的に持続可能なフットボールクラブとなり、貴重な商業パートナーに世界クラスのサービスを提供し続けることができる。そうすれば、UEFAとプレミアリーグの規制に準拠しながら、フットボールの成功とファンのための施設の改善に投資できる、はるかに強力な立場に立つことができる」 なお、ユナイテッドはさらなる人員削減に加え、オールド・トラッフォードのオフィスにいるスタッフの一部をキャリントンのトレーニング場へ移す計画。メイフェアにあるロンドンのオフィスでも「人員削減」が行われる見込みだという。 さらに、直近のスタッフ会議ではオールド・トラッフォードでの無料ランチが終了することもスタッフに伝えられた。一連の措置によりクラブは年間100万ポンド以上の節約になると上層部は期待しているという。 バックルームを中心に徹底的なコストカットを続けるユナイテッドは、プレミアリーグの『収益性と持続可能性に関する規則(PSR)』、UEFAのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題に対処しつつ、キャリントンの練習場の改修とオールド・トラッフォードの大幅改修あるいは新スタジアム建設とインフラ整備を計画している。 2025.02.25 06:15 Tue

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