スパーズが好調ウルブス相手にホームでドロー…一時逆転も土壇場被弾で3戦未勝利での年越しに【プレミアリーグ】
2024.12.30 02:19 Mon
プレミアリーグ第19節、トッテナムvsウォルバーハンプトンが29日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。リーグ連敗で12位のトッテナムは、新体制で連勝スタートとなった17位のウルブスとホームで3試合ぶりの勝利を目指した。ポステコグルー監督は0-1のスコア以上の完敗となったノッティンガム・フォレスト戦から中2日のホームゲームで先発2人を変更。出場停止のスペンスに代えてペドロ・ポロ、サールに代えてビスマを起用。なお、前節後半終盤に負傷交代したドラグシンはなんとかスタメンに入った。
立ち上がりからアウェイチームがアグレッシブな入りを見せると、その勢いのまま早い時間帯にスコアを動かす。7分、ハイプレスを仕掛けた流れで奪ったボックス手前右のFKの場面でサインプレーを選択。ボールサイドのアイ=ヌーリがペナルティアーク付近でフリーのファン・ヒチャンに丁寧な横パスを送ると、韓国代表FWが右足一閃。右のポストの内側を叩いたボールがゴールネットに突き刺さり、2試合連続ゴールとした。
ホームで痛恨の入りとなったトッテナムだったが、すぐさま追いつく。12分、右CKの場面でキッカーのポロが右足アウトスウィングの速いクロスを入れると、ニアにフリーで飛び込んだベンタンクールがストロングヘッドで合わせた。
ともにセットプレーから早い時間帯にゴールが生まれた一戦はここから一進一退の展開に。互いに前から相手のビルドアップにけん制をかけてのショートカウンター、個でのプレス回避やミドルレンジのパスを使った回避で局面を打開してゴールへ迫る。
そんななか、前半終了間際にはトッテナムに逆転のチャンス。ボックス右でブレナン・ジョンソンがアンドレのファウルを誘ってPKを獲得する。だが、キッカーのソン・フンミンが左を狙って蹴ったボールはGKジョゼ・サに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
エースの決定機逸でメンタル的なダメージを負ったかに思われたが、スパーズがここで見事なリバウンドメンタリティを示す。前半アディショナルタイム、ハーフウェイライン付近での縦への仕掛けによって局面を変えたベンタンクールを起点に、右サイドでクルゼフスキとパス交換したジョンソンがボックス中央で受け直したマイナスパスを右足でゴールネットに突き刺した。
逆転を許して後半に入ったウルブスはハーフタイムに2枚替えを敢行。足を痛めたクーニャに代えてラーセン、ベレガルドに代えてゲデスとより攻撃的なカードを切った。一方、トッテナムは後半立ち上がりにハムストリングを痛めたウドジェがプレー続行不可能となり、今季リーグ戦初出場のレギロンのスクランブル投入を余儀なくされた。
後半は少しプレーが止まる場面も目立って膠着状態が続く。過密日程でパワーダウンのトッテナムは64分、ソン・フンミンとジョンソンの両ウイングにビスマを下げてサール、マディソン、ヴェルナーを一気に投入した。
後半半ばから終盤にかけてはウルブスがボールを握って攻め手を窺うなか、トッテナムはソランケの体を張ったポストワークを起点にカウンターから幾度か決定機を作り出す。だが、ヴェルナーやクルゼフスキが決定機で仕留め切れず、ウルブスにチャンスを与えてしまう。
すると、後半終盤にギアを上げたウルブスは左サイドからの崩しで惜しい場面を作ると、87分にはアイ=ヌーリのスルーパスで左のポケットに侵入したラーセンが角度のないところから強烈な左足シュートでGKフォースターの肩口を射抜くシュートで同点に追いついた。
その後、ウルブスの選手の治療の影響で10分近くが加えられたアディショナルタイムに両者は勝ち越しゴールを目指して白熱の攻防を繰り広げたが、互いに3点目を奪うことは叶わず。この結果、スパーズは連敗、ウルブスは連勝がストップ。
ただ、ホームで格下相手のドローに終わったスパーズファンからは不甲斐ないチームに対するブーイングが飛ぶなど、厳しい状況での年越しとなった。
トッテナム 2-2 ウォルバーハンプトン
【トッテナム】
ロドリゴ・ベンタンクール(前12)
ブレナン・ジョンソン(前48)
【ウォルバーハンプトン】
ファン・ヒチャン(前7)
ヨルゲン・ストランド・ラーセン(後42)
立ち上がりからアウェイチームがアグレッシブな入りを見せると、その勢いのまま早い時間帯にスコアを動かす。7分、ハイプレスを仕掛けた流れで奪ったボックス手前右のFKの場面でサインプレーを選択。ボールサイドのアイ=ヌーリがペナルティアーク付近でフリーのファン・ヒチャンに丁寧な横パスを送ると、韓国代表FWが右足一閃。右のポストの内側を叩いたボールがゴールネットに突き刺さり、2試合連続ゴールとした。
ともにセットプレーから早い時間帯にゴールが生まれた一戦はここから一進一退の展開に。互いに前から相手のビルドアップにけん制をかけてのショートカウンター、個でのプレス回避やミドルレンジのパスを使った回避で局面を打開してゴールへ迫る。
流れの中で優勢なウルブスはアイ=ヌーリの深い位置からのクロス、クーニャのミドルシュートで良いシーンを作り出す。これに対してトッテナムは右を起点に攻め手を窺いつつ、セットプレーからドラグシンが際どいヘディングシュートも放った。
そんななか、前半終了間際にはトッテナムに逆転のチャンス。ボックス右でブレナン・ジョンソンがアンドレのファウルを誘ってPKを獲得する。だが、キッカーのソン・フンミンが左を狙って蹴ったボールはGKジョゼ・サに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
エースの決定機逸でメンタル的なダメージを負ったかに思われたが、スパーズがここで見事なリバウンドメンタリティを示す。前半アディショナルタイム、ハーフウェイライン付近での縦への仕掛けによって局面を変えたベンタンクールを起点に、右サイドでクルゼフスキとパス交換したジョンソンがボックス中央で受け直したマイナスパスを右足でゴールネットに突き刺した。
逆転を許して後半に入ったウルブスはハーフタイムに2枚替えを敢行。足を痛めたクーニャに代えてラーセン、ベレガルドに代えてゲデスとより攻撃的なカードを切った。一方、トッテナムは後半立ち上がりにハムストリングを痛めたウドジェがプレー続行不可能となり、今季リーグ戦初出場のレギロンのスクランブル投入を余儀なくされた。
後半は少しプレーが止まる場面も目立って膠着状態が続く。過密日程でパワーダウンのトッテナムは64分、ソン・フンミンとジョンソンの両ウイングにビスマを下げてサール、マディソン、ヴェルナーを一気に投入した。
後半半ばから終盤にかけてはウルブスがボールを握って攻め手を窺うなか、トッテナムはソランケの体を張ったポストワークを起点にカウンターから幾度か決定機を作り出す。だが、ヴェルナーやクルゼフスキが決定機で仕留め切れず、ウルブスにチャンスを与えてしまう。
すると、後半終盤にギアを上げたウルブスは左サイドからの崩しで惜しい場面を作ると、87分にはアイ=ヌーリのスルーパスで左のポケットに侵入したラーセンが角度のないところから強烈な左足シュートでGKフォースターの肩口を射抜くシュートで同点に追いついた。
その後、ウルブスの選手の治療の影響で10分近くが加えられたアディショナルタイムに両者は勝ち越しゴールを目指して白熱の攻防を繰り広げたが、互いに3点目を奪うことは叶わず。この結果、スパーズは連敗、ウルブスは連勝がストップ。
ただ、ホームで格下相手のドローに終わったスパーズファンからは不甲斐ないチームに対するブーイングが飛ぶなど、厳しい状況での年越しとなった。
トッテナム 2-2 ウォルバーハンプトン
【トッテナム】
ロドリゴ・ベンタンクール(前12)
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【ウォルバーハンプトン】
ファン・ヒチャン(前7)
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