来季J1が大阪ダービーで開幕! 3連覇狙う神戸は浦和戦、町田vs広島の今季優勝を争った同士の一戦も…J2&J3も決定

2024.12.13 17:24 Fri
J1、J2、J3の来季開幕カードが決定
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J1、J2、J3の来季開幕カードが決定
Jリーグは13日、来季における明治安田Jリーグ各カテゴリーの年間対戦カードを発表した。

J1リーグは来年2月14日に8年連続となるフライデーナイトで開幕し、そのオープニングマッチに選ばれたのはガンバ大阪セレッソ大阪の“大阪ダービー"。連覇のヴィッセル神戸浦和レッズを相手にホームで3連覇を目指す戦いをスタートさせる。

また、今季の優勝争いを彩った3位のFC町田ゼルビアと2位のサンフレッチェ広島は開幕節からいきなりの激突。今季を5位で締め、鬼木達新監督が率いる鹿島アントラーズ湘南ベルマーレとのアウェイ戦から幕を開ける。
昇格組ではJ2リーグ王者として3年ぶりJ1リーグ復帰の清水エスパルスが昇格1年目から堂々6位フィニッシュの東京ヴェルディとのアウェイ戦。J1リーグ初挑戦のファジアーノ岡山は京都サンガ F.C.をホームに迎え撃つ。

◆開幕節
▽2月14日(金)
ガンバ大阪 vs セレッソ大阪
▽2月15日(土)or16日(日)
東京ヴェルディ vs 清水エスパルス
FC町田ゼルビア vs サンフレッチェ広島
川崎フロンターレ vs 名古屋グランパス
横浜F・マリノス vs アルビレックス新潟
横浜FC vs FC東京
湘南ベルマーレ vs 鹿島アントラーズ
ヴィッセル神戸 vs 浦和レッズ
ファジアーノ岡山 vs 京都サンガF.C.
アビスパ福岡 vs 柏レイソル

J2リーグは2月15日から開幕し、降格組の北海道コンサドーレ札幌、サガン鳥栖、ジュビロ磐田はそれぞれ大分トリニータ、ベガルタ仙台、水戸ホーリーホックと対戦。レッドブルグループ入りし、J2返り咲きのRB大宮アルディージャはモンテディオ山形をホームに迎え撃つ。

J2リーグ初昇格のFC今治はブラウブリッツ秋田とのホーム戦からスタート。今季3位フィニッシュながらプレーオフで涙のV・ファーレン長崎はロアッソ熊本とのホーム戦から戦いが始まる。

◆J2開幕節
▽2月15日(土)or16日(日)
いわきFC vs ジェフユナイテッド千葉
RB大宮アルディージャ vs モンテディオ山形
ヴァンフォーレ甲府 vs レノファ山口FC
ジュビロ磐田 vs 水戸ホーリーホック
藤枝MYFC vs 徳島ヴォルティス
愛媛FC vs カターレ富山
FC今治 vs ブラウブリッツ秋田
サガン鳥栖 vs ベガルタ仙台
V・ファーレン長崎 vs ロアッソ熊本
大分トリニータ vs 北海道コンサドーレ札幌

J3リーグもJ2リーグと同様、2月15日から開幕だが、全クラブのスタジアム確保状況等で変則日程に。Y.S.C.C.横浜との入れ替え戦を制してJリーグ参入の高知ユナイテッドSCは降格組の栃木SCとのアウェイ戦が記念すべき“参入1試合目”となる。

そのほかの降格組ではザスパ群馬がFC琉球、鹿児島ユナイテッドFCがカマタマーレ讃岐と対戦。ヴァンラーレ八戸vsツエーゲン金沢、ギラヴァンツ北九州vs松本山雅FCの開幕節は4月26日or27日で行われる。

◆J3開幕節
▽2月15日(土)or16日(日)
栃木SC vs 高知ユナイテッドSC
栃木シティ vs SC相模原
ザスパ群馬 vs FC琉球
アスルクラロ沼津 vs ガイナーレ鳥取
FC大阪 vs FC岐阜
奈良クラブ vs 福島ユナイテッドFC
テゲバジャーロ宮崎 vs AC長野パルセイロ
鹿児島ユナイテッドFC vs カマタマーレ讃岐

▽4月26日(土)or27日(日)
ヴァンラーレ八戸 vs ツエーゲン金沢
ギラヴァンツ北九州 vs 松本山雅FC

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「エリキに恩返しできてホッとしました」名誉挽回の決勝点に安堵の神戸MF汰木康也、「ここからゴールやアシストでチームを助けたい」

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「次のステップに行くため」ブレイクスルー期す東京VのFW木村勇大、神戸戦へ「ここでひとつ自分が変わるためにも頑張りたい」

東京ヴェルディの背番号10が古巣対戦でのブレイクスルーを期す。 東京Vは前節、3連戦の最終戦となった明治安田J1リーグ第9節の横浜F・マリノス戦を0-0のドローで終えた。 この3連戦では2試合でクリーンシートと開幕からの課題だった守備に関して改善が見受けられ、いずれの試合でも勝ち点3を得てもおかしくない内容ではあった。だがしかし、3試合2得点と攻撃面ではアタッキングサードでの精度・判断の質に課題を残した。 そんななか、1勝4分けで5戦無敗の13位のチームは4試合ぶりの白星を目指し、12日に味の素スタジアムで行われるJ1第10節では1試合未消化ながら16位に低迷するヴィッセル神戸と激突する。 京都サンガF.C.から期限付き移籍で加入した昨季はJ1初ゴールを含めキャリアハイの10得点を記録し、東京Vの6位フィニッシュに貢献したFW木村勇大。 今季はチームとともに序盤戦で悔しい思いをしたが、第5節のアルビレックス新潟戦で待望の初ゴールを記録すると、以降はゴールこそ奪えていないものの、攻守両面で徐々に昨季の躍動感を見せ始めている。 ゴールレスドローに終わった横浜FM戦でも最終的に際どいオフサイドで“幻”にはなったが、会心のヘディングシュートでゴールネットを揺らす見せ場も作っていた。 「次はゴールになってほしい」と語った木村だが、「ちょうどライン間で自分が浮いていたので、そういう状況をいかに作れるか。次の試合も相手に捕まらないように浮きながら狙い続ける。クロスへの入り方というのも意識し続けて狙っていきたい」と、プレシーズンから取り組む形のフィニッシュに少なからず手応えを感じている。 3連戦ではほぼフル稼働ながら、関西学院大学の同期で長期離脱中のFW山田剛綺の想いも背負って、より意識を高めるハードワーク、守備面の貢献は試合ごとに高まっている。 「きつい部分もありますけど、自分はあまり休み過ぎると体が重くなるので、連戦の方がいいですね。最後にかけてコンディションも上がっていった」と今後の連戦に向けても頼もしいコメントを残した185cmのストライカーは、「もちろん好きではないですけど…」と偽らざる本音を口にしながらも最前線で攻守にチームを牽引する覚悟も芽生えている印象だ。 「一回スタメンを外れて、(山田)剛綺が頑張る姿を見て、自分は点を決めることに力を注ぎたいという考えがやっぱりありましたけど、このチームでサッカーをやる限り、まず守備でというところ。チームのためにやるしかないので、そこの意識はすごく上がっています」 「走行距離とかを見てもすごく(数値が)上がっていて、チームのために戦い続けるなかでチャンスが来ると思うので、それを信じてハードワークしたい。戦う姿勢を見せるというのは、後ろに勇気を与えることにもなると思いますし、そういう姿勢がどこかでボールをゴール前で呼び込むと思うので、それを信じてやり続けます」 良い守備から良い攻撃というチームコンセプトをより深く理解し、ひとつ殻を破った感のある緑の背番号10は、指揮官がチームとして課題に挙げる得点力不足解消に向けてもブレイクスルーを期す。 昨季のブレイクによって開幕から相手の徹底マークを受けており、相手を背負っての鋭いターンからの推進力あるプレーはここまで鳴りを潜める。加えて、今季のレフェリング基準の変更の影響もあってか、不可解なオフェンスファウルや明らかなファウルを見逃されるケースも散見され、木村自身も「結構フラストレーションは溜まっています」と思うところはあるという。 それでも、「次のステップに行くため」と改善を示す守備同様に、攻撃に関しても意識の部分でポジティブな切り替えが意識できている。 「もちろん対策されていますし、相手もそれをさせないような距離感で守ってきたりとか、入れ替われる瞬間にファウルで止められたりとかという部分が多い。対策されるのは去年の自分の活躍が認められているということだと思うので、そこを上回れるように、ファウルでも止められないぐらいの馬力を身につけたい。そういう対策を上回れるというのが、次のステップに行くためだと思っています」 「去年だったら浮いていたポジションでも、今年は絶対にDFが1人ずっと付いてきていたりとか、自分に入ったときのカバーとプレスバックとかもすごく速いですし、明らかにそういう部分は感じますけど、そこを超えてこそ。そこに対する打開策も考えつつ、自分の良さを失わないようにしつつ、すごく難しいですけど、ここでひとつ自分が変わるためにも頑張りたいです」 得点を奪う上では個人としての改善だけでなく、チームとしての共通認識、連携の精度を高めていくことも重要。 「絶大な信頼を持っています」と今季初ゴールに横浜FM戦の決定機を演出したFW染野唯月とのホットラインに加え、ここに来てボランチで存在感を示すMF平川怜、中学時代に関西のトレセンで共演経験もある新加入のFW川﨑修平とのより良い関係性の構築も図っている。 「(平川は)ボールを持てる選手なので、彼がフリーで前を向いたときには必ず動き出せるようにしたいですし、それが彼に選択肢を与えることにもなる」 「彼(川﨑)もパスを出せる選手で、感覚的にも近い部分がある。一緒に出た際には彼の良さを引き出せるように、自分も引き出してもらえるように、そこはやっていきたいなと思います」 決意新たに今季2点目、チーム4戦ぶりの白星を目指す神戸とのホームゲーム。 ヴィッセル神戸U-12、U-15とアカデミー時代を過ごした古巣対戦に向けて木村は「もちろんクオリティがあるチームなので、チャンスは余計に減ると思いますけど、どうにかして決められるチャンスを、自分としてもチームとしても作っていければと思います。守備のところは引き続きしっかりハードワークして失点をなくせるようにしていければ。ワンチャンスが来たらモノにできるように準備したいです」と、恩返しの一発を狙う。 2025.04.11 17:05 Fri

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