「ベストのチームではなかった」 イスラエルに敗戦のベルギー指揮官、批判続く状況には「まだこのポストにふさわしい人間だと確信」

2024.11.18 14:38 Mon
苦戦が続くテデスコ監督
Getty Images
苦戦が続くテデスコ監督
ベルギー代表ドメニコ・テデスコ監督が敗戦を振り返った。ベルギー『RTBF』が伝えた。UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ2でここまで1勝のみと苦戦が続いているベルギーは、17日の最終節でイスラエル代表と対戦。3位死守を狙った。

FWロメル・ルカクの離脱などもあったベルギーは、ポスト直撃のシュートを浴びるなど守勢のなか、MFレアンドロ・トロサールが負傷交代。後半もゴールを割れずにいると、終盤には自陣ボックス付近でDFティモシー・カスターニュの横パスをカットされ、痛恨の失点を喫した。
0-1で敗れ、イスラエルに勝ち点で並ばれたものの、得失点差で3位はキープしたテデスコ監督。試合後には内容を分析した。

「イスラエルはインテンシティの高いプレーをしていた。この試合、彼らは少しも気を抜かなかった。我々は個人ミスから失点してしまった。非常に気持ちの入ったプレーをしていたが、我々のプレーは良くなかった。あのアグレッシブな守備に対抗できなかった」
「見てわかるように、レアンドロ・トロサールとゼノ・デバストの負傷を受けて、選手交代を余儀なくされた。つまり、ベストのチームではなかった。チームを悪く言うことはできない。彼らはトライした」

「多くの選手がイタリア戦でプレーしたが、今夜も同様にプレーしなければならなかった。ロイス・オペンダのように。彼らはまだ回復しきっていない」

「我々は全体的によく組織されている。今夜は危険なボールロストから3回カウンターを許した。ある瞬間ではチームのカウンタープレスを認識できなかった。一部の選手はインテンシティが十分ではなかった」

また、低調ぶりから批判が続いている指揮官だが、今後に向け強い意思。収穫もあったと振り返り、3月に行われるリーグBとの入れ替えプレーオフに意気込んだ。

「私はまだこのポストにふさわしい人間だと確信している。グループからも信頼されている。このチームとスタッフのためにすべてを捧げている。難しい遠征だったし、この試合は信じられないものだった。イスラエルに対して苦難を忍んだ」

「今は選手やインテンシティ、戦術についてたくさんの情報がある。ネガティブな面もあるが、ポジティブな面もある。その一例がレアンドロ・トロサールで、彼は試合前から違和感があった。だがプレーすることにこだわった。疑いの余地はなく、3月の試合に臨む」

さらに、ベルギーサッカー協会(KBVB)からの信頼が3月まで続いているかという質問には「わからない。それに答えるのは私ではない」と回答。胸の内を明かしている。

「ユーロの後、いくらかテストする必要があると感じた。欲しかった情報は手に入れた。このグループでもっと勝ち点を獲りたかったのは明らかだ」

「今夜は負けに値したとは思わない。状況は難しかった。このグループには時間が必要だ。ネガティブな空気がずっと続いている。ベルギーではこういうことがあると理解している。最近の結果を見れば、批判も受け入れなければならないだろう」

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前監督と確執のGKクルトワが復帰! ルディ・ガルシア新体制のベルギー代表が発表、3名が初招集【UNL】

ベルギーサッカー協会(KBVB)は14日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むベルギー代表メンバー26名を発表した。 ドメニコ・テデスコ監督が解任され、ルディ・ガルシア監督が新たに就任したベルギー。ウクライナ代表とのUNL昇格・降格プレーオフを20日にアウェイで、23日にホームで戦う。 新体制で初の活動となるベルギー代表。テデスコ前監督との確執があったレアル・マドリーのGKティボー・クルトワが復帰。一方で、クルトワの復帰問題について不満を示したGKコーエン・カスティールス(アル・カーディシーヤ)は代表引退を表明して招集されなかった。 また、ガルシア監督はMFジョルシー・モキオ(アヤックス)、MFニコラス・ラスキン(レンジャーズ)、MFブライアン・ヘイネン(ヘンク)の3名を初招集。その他、MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、FWロメル・ルカク(ナポリ)、FWレアンドロ・トロサール(アーセナル)など主軸も招集されている。今回発表されたベルギー代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆ベルギー代表メンバー26名</h3> GK ディボー・クルトワ(レアル・マドリー/スペイン) セネ・ラメンズ(ロイヤル・アントワープ) マッツ・セルス(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) マールテン・ファンデフォールト(RBライプツィヒ/ドイツ) DF ティモシー・カスターニュ(フルアム/イングランド) ゼノ・デバスト(スポルティングCP/ポルトガル) マキシム・デ・カイパー(クラブ・ブルージュ) コニ・デ・ウィンター(ジェノア/イタリア) バウト・ファエス(レスター・シティ/イングランド) ブランドン・メシェレ(クラブ・ブルージュ) トーマス・ムニエ(リール/フランス) アルトゥール・テアテ(フランクフルト/ドイツ) MF ケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド) ブライアン・ヘイネン(ヘンク) ジョルシー・モキオ(アヤックス/オランダ) ニコラス・ラスキン(レンジャーズ/スコットランド) ユーリ・ティーレマンス(アストン・ビラ/イングランド) ハンス・ヴァナケン(クラブ・ブルージュ) FW チャールズ・デ・ケテラエル(アタランタ/イタリア) ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ/イングランド) マリク・フォファナ(リヨン/フランス) ロメル・ルカク(ナポリ/イタリア) ドディ・ルケバキオ(セビージャ/スペイン) ロイス・オペンダ(RBライプツィヒ/ドイツ) アレクシス・サーレマーケルス(ローマ/イタリア) レアンドロ・トロサール(アーセナル/イングランド) 2025.03.14 23:47 Fri
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代表からの離反は「賢明な行動ではなかった」、久々の代表復帰となったGKクルトワが事情説明「監督との関係が崩れれば難しい」

ベルギー代表に復帰したレアル・マドリーのGKティボー・クルトワが、代表離反の理由などについて説明した。イギリス『BBC』が伝えている。 マドリーの守護神として、世界的な評価を得ているクルトワ。当然、ベルギー代表にも招集され続けており、これまで通算102試合に出場している。 しかし、2024年に行われた代表戦では、まったくプレーせず。もちろん、2023年夏に負った前十字じん帯損傷の影響もあったが、それ以上にドメニコ・テデスコ前監督との確執が表面化したことが大きく、大ケガから復帰した後も代表招集を拒否する状況が続いていた。 そのテデスコ監督は、成績不振によって今年1月に退任となり、新たにルディ・ガルシア監督が就任。すると、3月に行われるインターナショナルマッチウィークでは、クルトワも招集に応じメンバーに名を連ねている。 久々の代表復帰となったクルトワだが、この決定については物議を醸しており、GKコーエン・カスティールスはこの件を理由に代表引退を表明。ファンの間でも、賛否両論の代表復帰となっている。 これについて、クルトワは事情を説明しつつ、チームメイトともしっかり話し合ったとコメント。また、2023年6月に負傷した主将ケビン・デ・ブライネに代わりキャプテンを任されなかったことが、代表離反の原因ではないとも強調している。 「誤解や真実の半分しか伝わっていないことが多かったから、何が起こったのかチームに説明できたと思う。チームメイトは、僕に対して色々と疑問をぶつけてもくれたよ」 「全てを話し合えて、ほっとしている。全てがクリアになり、今は前を向いているところだ。自分がミスを犯したことはわかっている。当時は精神的に100%プレーする準備ができていなかったんだ」 「長いシーズンを終えた後では、衝動的な反応をしてしまうことがある。でも、あれは賢明な行動ではなかった。チームとサポーターにとっての最善ではなかったと思う」 「ベルギーサッカー協会はその後にもっとうまく対処できたはずだと今でも思う。ただ、僕も酷いヒザのケガを負ってしまったからね。いずれにせよ、ユーロに出場する準備はできていなかった。それに、監督との関係が崩れれば難しい」 「僕がキャプテンの腕章をもらえなかったからチームを去ったという書き込みも多く見たが、それは事実ではない。最大の誤報だ。当時、ファンが辛い思いをしたことは理解している。だから、また僕を受け入れてくれることを願うよ」 「簡単ではないと理解しているが、チームを応援してもらえると嬉しい」 2025.03.19 14:35 Wed
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ルカクの2ゴールなどで3発完勝のベルギーがリーグAに逆転残留!トルコはハンガリーに連勝でリーグAに昇格【UNL昇降格プレーオフ】

UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ2ndレグの4試合が23日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 3日前に行われた敵地での1stレグでウクライナ代表に先勝を許したベルギー代表は、その試合からスタメンを7人変更。FWデ・ケテラエルやMFティーレマンス、DFデ・カイパー、GKクルトワらに代えてFWドクやMFヴァナケン、DFカスターニュ、GKセルスらをスタメンで起用した。 立ち上がりから攻勢に出るベルギーは8分、デ・ブライネのパスからゴール前に抜け出したムニエが決定機を迎えたが、シュートはGKルニンの好セーブに防がれた。 その後も75%と高いボール支配率を記録するベルギーは23分、ボックス左横でボールを受けたデ・ブライネがボックス左手前に切り込み右足を振り抜いたが、このシュートはわずかにゴール右上に外れる。 さらに30分には、左サイドをドリブルで持ち上がったドクの折り返しを中央のヴァナケンが右足で合わせたが、これはゴール前のルカクに当たり、ゴール右に外れた。 ゴールレスで迎えた後半も前半同様にベルギーが主導権を握る。すると63分、デ・ブライネの左CKをニアでヴァナトがクリアを試みるも、これがフリックする形となるとゴール前に抜け出したルカクに決定機が訪れたが、ヘディングシュートはミートせず、ゴール右に外れた。 1点が遠いベルギーだったが、70分にスコアを動かす。右クロスのこぼれ球をデ・カイパーが頭で繋ぐと、ボックス左のドクのラストパスをボックス中央で再び受けたデ・カイパーがゴール右隅にシュートを流し込んだ。 待望の先制点を奪ったベルギーは76分にも、デ・ブライネの左クロスをボックス中央のルカクが体を倒しながら左足ボレーで合わせると、これがゴール左に突き刺さった。 2戦合計スコアをタイに戻したベルギーは、直後の77分にピンチ。マイカリチェンコの左クロスをドフビクが頭で合わせると、ゴール前でバウンドしたボールはGKセルスにうまくはじき出された。 ピンチを凌いだベルギーは86分、中盤でのボール奪取からカウンターを狙うと、ヴァナケンのロングスルーパスに反応したルカクがボックス右からダイレクトシュートをゴール左隅に流し込んだ。 結局、これが決勝点となり、3-0でベルギーが勝利。2戦合計スコア4-3で勝利したベルギーが、リーグA残留を決めている。 また、ホームでの1stレグで3-1と先勝したトルコ代表は、アウェイでハンガリー代表と対戦し3-0で完勝。2戦合計スコア6-1でリーグA昇格を決めた。 試合が動いたのは37分、トルコはアクトゥルコールのパスをに反応したユクセクがボックス内でDF5に倒されPKを獲得。これをチャルハノールがゴール右下に沈めた。 先制したトルコは直後の39分にも、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ボックス右でボールを受けたアイドゥンの折り返しをギュレルが左足でゴール左隅に流し込んだ。 2戦合計スコアを5-1とし、ほぼ試合を決定づけたトルコは、試合終了間際の90分にもセットプレーからバルダクチがゴールネットを揺らし、3-0で完勝。2連勝でリーグA昇格を決めた。 その他、アウェイででの1stレグを1-0で先勝したスコットランド代表は、ホームでギリシャ代表と対戦し0-3で敗戦。この結果、2戦合計スコア3-1で逆転したギリシャがリーグA昇格を果たした。 また、オーストリア代表との1stレグを1-1で終えたセルビア代表は、ホームで行われた2ndレグを2-0で勝利。2戦合計スコア3-1でリーグA残留を決めている。 ◆UNL2024-25 リーグA/B昇降格プレーオフ2ndレグ ▽3/23(日) ベルギー 3-0(AGG:4-3) ウクライナ 【ベルギー】 マキシム・デ・カイパー(後25) ロメル・ルカク(後30) ロメル・ルカク(後41) ハンガリー 0-3(AGG:1-6) トルコ 【トルコ】 ハカン・チャルハノール(前37[PK]) アルダ・ギュレル(前39) アブドゥルケリム・バルダクチ(後45) セルビア 2-0(AGG:3-1) オーストリア 【セルビア】 ネマニャ・マクシモビッチ(後11) ドゥシャン・ヴラホビッチ(後45) スコットランド 0-3(AGG:1-3) ギリシャ 【ギリシャ】 ヨアニス・コンスタンテリアス(前20) コンスタンティノス・カレツァス(前42) フリストス・ツォリス(後1) 2025.03.24 07:00 Mon

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